口先だけの「しているふり」で人々を騙し続ける日本の首相

高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

公開日:
拉致問題でも「してるふり」をするばかり(C)日刊ゲンダイ
拉致問題でも「してるふり」をするばかり(C)日刊ゲンダイ
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「会社勤めを長くしていると『仕事をしているふりがうまい人』がいるのに気付くものだ。読者の皆さん、今、うなずいたでしょ。安倍首相もこれと同じで『外交で実績を上げてるふり』がうまいだけではないのか、というのが、失礼ながら私の仮説である」

「『仕事をしているふり』がうまい人には、いくつかの特徴がある。『得意先の誰々と会った』など途中経過をやたら報告する。小さな成果をアピールする(大きな成果は上がらない)。誰かが大きな仕事をすると『実は自分も関わっていた』と便乗するなど」

 以上、長い引用になって恐縮だが、最近教えられて読んで共感した西日本新聞7月22付のコラム「『しているふり』にご注意」の一節である。これを読むように勧めてくれたのは、『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』(講談社、15年刊)の著者、蓮池透元家族会事務局長である。

 安倍晋三首相は、そもそも「拉致の安倍」を売り物に総理の座に駆け上ったのではあるけれども、実は彼はこの問題で「しているふり」をするばかりで、よくよく落ちついて振り返れば2002年の平壌宣言から今日までの16年間、拉致問題は何ひとつ進展していない。それを家族会や支援団体から責められるので、安倍は苦し紛れに、米朝首脳会談が開かれるという流れに乗りかかって、「ワシントンに行ってトランプに拉致を取り上げてくれるよう頼んできた」(途中経過をやたら報告)、「トランプが自分で拉致被害者を連れ帰るかのようなことを言っていた」(小成果の過大もしくは虚偽アピール)などと騒ぎ立て、さらには朝鮮和平に「実は自分も関わっていた」かのように言い立てるのである(便乗自己宣伝)。

 しかし「しているふり」もここまでで、さあ次はどうするのかと問われれば、まさか「もう一度トランプにお願いに行く」とは言えない。そこで「最終的には日朝首脳会談を開いて、私が……」と言わざるを得なくなったが、「最終的にって、いつのことだ」と蓮池は笑う。何の準備も予備交渉もしていないから当分は開かれないが、いつの日か開かれるという意味だろうか。このように安倍は、口先だけの「しているふり」で人々を欺き続けている。

 

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コメント:「地球を俯瞰する外交」とは「地球を漫遊する外光」「地球を負担する碍洪」「地球を負債する害公」「地球に嘲弄される慨行」「地球の蚊帳の外の骸侯」か???!!!

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