文化放送ラジオ 大竹まことゴールデンラジオ(2018/10/26) 青木理 メディアのあり方から安倍政権を批判する&金子勝 社会的責任を取らない安倍政権と取り巻きは自己責任と言うな! 

 永岡です、文化放送ラジオの、大竹まことゴールデンラジオ、今週の大竹紳士(大竹さんお休みで青木理さんが司会)交友録は経済学者の金子勝さん(立教大学特任教授、慶応義塾大学名誉教授)でした。パートナーは室井佑月さん、アシスタンスは太田英明さんでした。

 メインディッシュは青木理さん、移民に関して、安倍政権のコアな支持層、日本会議は移民へのアレルギーがあり、政府の方針は移民でない、労働力としてのみ、5年経ったら帰れはおかしいと説かれて、働いては欲しいが定住はいやというのはおかしく、大都市のコンビニは外国人がたくさんいて、平成30年で外国人労働者は13倍になり、ハード面では移民はいないと言うものの、日本は実質移民社会、多民族社会、技能実習生など、裏口から過酷な労働、労基法は適用されず、働かせて果実のみ捕るのはおかしいと説かれて、室井さん、日本は先進国では最低賃金も安く、労働者が入ると、高齢者も働け、日本の労働者の賃金も下げられると説かれて、青木さん、外国人で日本に来るのはアジアが多く、しかしアジアの方にとって日本は魅力的ではない、室井さん、安倍政権になり低所得者が増えて、そのための沈め石として差別の対象になると危惧されて、青木さん、なぜ外国人労働者を入れるか、安倍政権は外国人労働者は入れたくないが、経済界はほしい、コンビニ、介護など、入れるが、移民ではないので家族はダメ、労働状態は厳しく、日本人にとって差別の対象になり、しかし本来家族も受け入れて、隣人として来てもらわないと、日本はいずれ嫌われると説かれて、外国人労働者に来てもらい、条件は悪い、家族を連れてこれない、差別されるとしたら最悪であり、介護職は安すぎる、保母さんの給料もそう、どう富を配分するか、大企業は内部留保を溜め込んで、労働力不足を外国人労働者で安易にやるのはおかしいと説かれました。

 リスナーより、軽減税率、キャッシュレスについて質問があり、室井さん、法人税減税の穴埋めと説かれて、青木さん、どんなグランドデザインを描くか、少ない人員で福祉が必要、どこから税金を取るか、少子高齢化対策で消費税増税はおかしいと説かれて、太田さんも、所得の再分配があれば消費税増税は不要かと説かれました。

 リスナーより、民主党政権時に借金時計とかあったのに、安倍政権になりそんなことはなくなり、民主党政権誕生まではメディアは自民党に厳しく、しかし民主党政権になると叩き、ところが第2次安倍政権になりメディアは叩かなくなったと質問があり、青木さん、メディアが民主党政権に厳しかったのは、リベラル系、安倍政権は極右、民主党政権時には保守メディアは叩き、リベラル系のメディアも民主党批判をするが、安倍政権はリベラル系のみ批判して、保守系メディアは安倍政権の仲間であり、室井さん、鳩山政権時には報道の自由ランキングが高いと説かれて、国境なき記者団について室井さん問われて、青木さん、国境なき記者団は理念として正しいが、メディアは国家を超えるべき、イギリスのBBCは戦争の際にわが軍と書かずイギリス軍と報じた、見方をしてはならず、安田純平さん解放について、政府は安田さんに聞きたいとして、安田さんの判断ではあるが、安田さんは人質になってもジャーナリスト、自分の報告を政府にすることは、職業倫理上問題と説かれて、室井さん、安田さんが飛行機に乗り、それ以外の映像なしは問題と問われて、青木さん、安田さん救出に日本政府はどれだけ関与したか、安田さんが日本政府に知り得たことを報告していいのか、青木さんが室井さんを取材して、それを書くのではなく政府に報告するのはスパイと説かれて、室井さん、安田さんが発表するのと、国を通しての発表は異なる、国の都合の悪いことがカットされる、青木さん、政府が情報をオーソライズしたら問題。

 室井さん、テレビの討論番組で論者がやり合うが、本気かと問われて、青木さん、それは室井さんの方が詳しい?朝生では喧々諤々の後でビールを飲んでいるというもので、しかし青木さんは討論番組があまり居心地は良くないというもので、また、面と向かっては穏やかでも、活字では厳しい人もある、佐高信さんがそれで、青木さんも批判されるのを覚悟しないとならず、室井佑月さんに見習わないとならないと説かれて、太田さん、メディアのあり方を共通認識であり、室井さん、メディアは力を自覚すべきと説かれました。

 また、玉城氏は最高得票で、これで沖縄にて県民投票して、民意を無視するのは民主主義に反する、基地をなくすなら日米安保体制を考え直すべき、問われているのはヤマトンチュであり、米軍基地は沖縄に集中しすぎて、また過去の政権は沖縄の痛みを理解していたのに、安倍政権はそれがない、室井さん、米軍基地を山口県に持っていけと説かれて、翁長さんは情がないと言われていたことを強調されました。

 

 金子さんのお話、青木さんも同席、今日は毛色を変えて、安田さん自己責任論があるのはとんでもない、人道面、自己責任はインチキ、社会的責任がちゃんと問われず、イラク戦争の際に高遠さんたちが拘束されて、後藤健二さんは殺されて、即座に人道論を言うと、死んだ方がいい、日本でヤクザの多いところに住んで捕まり身代金を要求されて、自己責任と言われることはない、帰ってきたら良かったという、自己責任というのは自分の言うことがおかしいと分からない。

 自己責任では、国の介入から自分の自由を確保することが裏表であり、青木さん、パスポートを取り上げられた記者がいて、それをおかしいと言うべき、金子さん、貧困や格差は社会の作ったもので救済すべき、しかし、自己責任というのはお上に楯突くなという意味で、室井さん、弱い立場の人がバッシングされて、権力者は自己責任を問われないと説かれて、金子さん、お上はモリカケ問題や原発事故で責任を取らないのに自己責任はおかしいと説かれて、国民主権なのに、お上に楯突くな、お上に迷惑かけるなというが、お上はモリカケ問題で文書改竄、役所では自殺者を出して誰も責任取らず「社会的責任を問わずに自己責任と言うな」、ジャーナリストに自己責任というような先進国はない、パウエル氏も高遠さんたちを称賛している。

 青木さん、安倍政権と支持者は国家主義として、戦争準備法案も外国のお母さんを助けるというのに、拘束されたジャーナリストを助けていないと説かれて、金子さん、戦場ジャーナリスト、沢田恭一さん、ベトナム戦争で取材されて、写真1枚で世界を動かして、安田さんに自己責任と言うなら、ジャーナリストとしての社会的な使命はなにか、判断ミスはなかったかも含めて、自己責任で死んでもいいはおかしい、社会的責任を問わない権力者に言われるのはおかしい。

 青木さん、シリアは日本から遠いが、ベトナム戦争はアメリカの負けた戦争で、ベトナムの側について取材したジャーナリストは多く、自己責任と言うなら敵に付くのはおかしいとされると危惧されて、金子さん、沢田さんは北ベトナムについたのではない、爆弾の落とされる側、恐怖におびえる側を報道して世界に見せないと市民は分からず、青木さん、デモ隊と機動隊の衝突の際に、どちらからとるかで変わると説かれて、金子さん、韓国の光州事件でも、弾圧される側から取材したジャーナリストがいて、それを韓国は映画にして、金子さん韓国でインタビューして、学生運動で投獄された人であり、密かに撮った映像で、自分の国で起きていることを知らないのは恥ずかしいと説くもので、金子さんは生の情報を取材するものではないが、そういう立場のジャーナリストがいて、権力者の規制を突破して報じるのには意味があり、安田さんも、後藤さんも戦争の危機にさらされている庶民を取材している、青木さん、機動隊とデモ隊の取材で、権力を持たないものを助けないと民主主義は成り立たないと説かれて、金子さん、民主主義の破綻と、意思決定の誤りが怖く、自己責任というのは無責任と締めくくられました、以上、金子さん、青木さんのお話でした。

 

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