知人友人の皆さんへ
杉浦公昭
民間測定の川越市放射能径時変化図(2011年9月~2018年10月) | |||||||||||||||||||
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報告者:杉浦公昭 | |||||||||||||||||||
さようなら原発川越の会の2011年9月から2018年10年までの放射能径時変化図を掲示します。 | |||||||||||||||||||
2011年9月20日杉浦氏が単独で川越市内の全ての保育・幼稚園、小・中・高・大学の校門で放射能
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を測定したのが始まりです。わが放射能測定チームは、2012年4月20日、さようなら原発川越 | |||||||||||||||||||
の会の発足時に出来て、同年5月から川越市内で期間はとびとびに定点測定を開始しました。 | |||||||||||||||||||
その後、2014年11月からは毎月、川越市11ヶ所・所沢市5ヶ所・入間市5ヶ所で、定点測定 | |||||||||||||||||||
をしてきました。 | |||||||||||||||||||
2015年の9月の測定時点で、月々の測定値の変化が0.01μSv/h以下なので、2016年1月以降 | |||||||||||||||||||
は、1・4・7・10月の年4回測定してきました。 | |||||||||||||||||||
上図は、2011年9月から2018年10月までの川越市内の各月の測定平均値を時系列で表したものです。 | |||||||||||||||||||
2017年1月のデータは、その前月のデータに比較して異常に高く出ました。 | |||||||||||||||||||
この事態を2017年1月の考察から見てみることにします。 | |||||||||||||||||||
(以下、2017年1月測定時の考察より)。 | |||||||||||||||||||
この日は、冷たい風が一日吹いていて、風が吹く度に数値が0.01μSv/h上がっていました。 | |||||||||||||||||||
これは風の中に放射性物質が含まれていることを推定させました。 | |||||||||||||||||||
今回はどの測定値も比較的高く出ましたが、過去の川越市の測定平均値と比べて見る事に | |||||||||||||||||||
します。今回の平均値は、2011年9月20日以来、24回測定した中で6番目に高い値を示しました。 | |||||||||||||||||||
即ち、測定開始以後2012年5月24日に最高値,0.108μSv/hを示し、その後多少の増減はあったもの | |||||||||||||||||||
の、2016年10月24日に最低値0.063μSv/hを示すまで減衰してきました。しかし今回、突然急激に | |||||||||||||||||||
0.087μSv/hまで増加したということです。 | |||||||||||||||||||
言い換えれば、前回測定日から今回測定日までの間に、発生源の福島第一原発で多量の放射性物質を | |||||||||||||||||||
大気 中に拡散したことが推定されるということです。 | |||||||||||||||||||
これは重大な増加で有り、可能な限りの追及が求められます。その際、埼玉県のデータが同様に急激 | |||||||||||||||||||
な増加をしたかどうか、風向はどうだったのか等調べる必要があります。 | |||||||||||||||||||
(以上、2017年1月測定時の考察)。 | |||||||||||||||||||
(以下、2017年10月測定時の考察より)。 | |||||||||||||||||||
2018年4月の測定で、風が吹くと数値が0.01μSv/h上がったり、自動車の通りが多い所では、 | |||||||||||||||||||
0.13μSv/hという値になるのを目の当たりにすると、恐ろしい気がしました。 | |||||||||||||||||||
2018年1月には、地上1mで0.1μSv/h以上が11ヶ所中2ヶ所あったのに、同年4月には、地上1mで | |||||||||||||||||||
0.1μSv/h以上が11ヶ所中4ヶ所、同年7月には6ヶ所に増加ししました。それが同年年10月には、11 | |||||||||||||||||||
11ヶ所中1ヶ所、まで減少しました。 | |||||||||||||||||||
この事実は、この地域の放射能が、事故発生以来、減衰してきたにも拘らず2016年10月以後は増加 | |||||||||||||||||||
に転じ、注目と警戒が必要と考えます。 | |||||||||||||||||||
放射能汚染による病気や奇形児等の人口動態統計が捏造されている現在、汚染調査を続け、事実を告 | |||||||||||||||||||
発していきたいと考えます。 | |||||||||||||||||||
(以上が2017年10月時の考察)。 | |||||||||||||||||||
入間市など西部一帯は、国の環境基準0.11μSv/h(10万人の内5.5人が癌で死亡するレベル)以下では | |||||||||||||||||||
あるものの、国の環境基準に近ずいており、非常に危険であることを警告しなければなりません。 | |||||||||||||||||||
福島第一原発事故から7年後の今、事故の風化が心配されます。何ら収束していません。 | |||||||||||||||||||
放射能測定を続け、汚染を実証しながら「国の原発再稼働を許すな」と、会員と共に訴え続けます。 | |||||||||||||||||||
以下は2011年9月から2018年10月までの川越市内11ヶ所の定点測定の平均値を表にしたものです。 | |||||||||||||||||||
測定年月日 | 2011.9.20 | 2012.5.14 | 2012.6.21 | 2012.7.19 | 2013.6.21 | 2013.7.29 | |||||||||||||
地上1m値 | (μSv/h) | 0.091 | 0.108 | 0.1 | 0.09 | 0.095 | 0.082 | ||||||||||||
2014.11.4 | 2014.12.16 | 2014.9.30 | 2015.1.06 | 2015.2.17 | 2015.3.17 | 2015.4.14 | 2015.5.26 | ||||||||||||
0.074 | 0.091 | 0.07 | 0.078 | 0.076 | 0.075 | 0.084 | 0.065 | ||||||||||||
2015.6.16 | 2015.7.21 | 2015.8.25 | 2015.9.29 | 2016.1.19 | 2016.10.24 | 2016.4.11 | 2016.7.25 | ||||||||||||
0.068 | 0.073 | 0.068 | 0.071 | 0.071 | 0.063 | 0.073 | 0.066 | ||||||||||||
2017.1.23 | 2017.10..5 | 2017.4.13 | 2017.7.27 | 2018.1.11 | 2018.10.19 | 2018.4.20 | 2018.7.13 | ||||||||||||
0.087 | 0.073 | 0.082 | 0.072 | 0.081 | 0.076 | 0.088 | 0.09 | ||||||||||||
2018.10.19 | |||||||||||||||||||
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