【書評】「日本が売られる」堤未果 著

 

水に森、教育や医療、、、。
今、ありとあらゆる領域が大企業や富裕層の投資の対象になっている。
社会に責任を持つ市民として日本の資源や未来を守るため、
強欲な資本主義を疑う重要性を本書は強く訴えかける。

1980年代以降に新自由主義が大きな潮流となり、
世界各国で水道民営化が拡大。
だが、貧困地区で水道管が整備されない事態もおき、
再公営化を求める声が強まっている。
それと逆行するように、日本では近年、
運営権を海外企業に売却する自治体が出てきた。

水だけではない。
教育を支える公立学校、高齢化社会に必須の介護事業。
短期的利益を追求する企業に委ねれば、不安定さは増していく。

本書は度々語りかける。
「だが、本当にそうだろうか」と。
政府の甘言に惑わされ、知らないうちに社会がやせ細る。
それを止められるか否かの岐路に、私たちは立たされている。

(新刊、幻冬舎新書、929円)

信濃毎日新聞 2018年10月28日

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MLホームページ: https://www.freeml.com/uniting-peace

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