2016年6月に農水省の事務次官に就任した奥原正明氏は「農業が産業化し、農水省が要
らなくなることが理想だ」と公言している人物である。こうした人物が次官に就任した
背景にも官邸の意向がある。もともと次官ポストは、2012年9月から事務次官を務めて
いた皆川芳嗣氏が本川一善氏を後継指名したため、同期入省の奥原氏の次官の芽は消え
たといわれていた。だが、2015年8月に就任後わずか10カ月で本川次官は退陣を余儀な
くされる。農協の共同販売・共同購入を破壊し、農産物を買いたたき、資材販売価格を
つりあげて企業の利益とするため、指定団体解体に反対する本川一善次官は更迭され、
「酪農団体の廃止は無理だ」と抵抗した担当局長、担当課長も更迭された。奥原次官は
、林業と水産業も民間に開放しようとしている。TPPや農政改革の旗手となった奥原正
明氏が次官に抜擢されたように、政権の言うことを聞けば、事務次官になれるようにな
ったのである。
らなくなることが理想だ」と公言している人物である。こうした人物が次官に就任した
背景にも官邸の意向がある。もともと次官ポストは、2012年9月から事務次官を務めて
いた皆川芳嗣氏が本川一善氏を後継指名したため、同期入省の奥原氏の次官の芽は消え
たといわれていた。だが、2015年8月に就任後わずか10カ月で本川次官は退陣を余儀な
くされる。農協の共同販売・共同購入を破壊し、農産物を買いたたき、資材販売価格を
つりあげて企業の利益とするため、指定団体解体に反対する本川一善次官は更迭され、
「酪農団体の廃止は無理だ」と抵抗した担当局長、担当課長も更迭された。奥原次官は
、林業と水産業も民間に開放しようとしている。TPPや農政改革の旗手となった奥原正
明氏が次官に抜擢されたように、政権の言うことを聞けば、事務次官になれるようにな
ったのである。
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