J-WAVE JAM・THE・WORLD(2019/5/1) 安田菜津紀&原武史 改元、皇室を語る、時代に取り残された人たちを配慮せずに日本の未来はない!ご都合主義の安倍政権の天皇の扱いを批判する!
永岡です、J-WAVEのJAM・THE・WORLD、水曜日のニューススーパーバイザーはフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、グローバーさんの司会でした…皆さんには言うまでもありませんが、今日のテレビは改元フィーバーで常軌を逸して、どのテレビをつけても皇室、天皇とは私も59年生きていて前例がないです…SNSでは光紀2600年=1940年のバカ騒ぎと関連付ける書き込みを見ました。
安田さん、改元、リスナーにも夜通しの人もいたが「祝賀ムードに取り残された人もいる」、10連休でも、日雇い仕事の方は連休で仕事なし、生活困窮の方は役所の窓口が空いていない、さらに子供食堂をされる方には、日々の食事は学校給食が頼み=連休で子供たちが食べられない、貧困問題に取り組むNPOは連休中も窓口をしてくれと活動しても、周知は公的にされておらず、この時期に改元は国民生活に影響のないように。のはずか、社会でしわ寄せを浴びる人がしんどくなり、NPO法人もやい(https://www.npomoyai.or.jp/ )が連休中も対応しているが、明日寝るところがない、明日の仕事、そして今食べるものがない、一斉に休むのではない、いつでも好きな時期にまとまった休みを取れるようにすべき、連休でどこに行っても満員、さらに連休は連休明けになると子供たちの自殺が増える、学校に行くのがしんどい、いじめられる、で追いつめられて、自殺が増えるのが分かっているなら対処すべき、よりそいチャット(https://yorisoi-chat.jp/ )もあり、それを周知すべきで、時代を変えるなら、流れに取り残された人たちのことを配慮すべきと説かれました。
また、安田さん、平成は平和であったというものの、イラク戦争に日本は参加して、それを見ぬふりをしてきた、さらにセクハラ問題はようやくスタートラインに立てて、解決策をこれからちゃんと作らないといけないと説かれました。
UP CLOSE、改元、皇室、女性天皇の在り方について、放送大学の原武史さんが出られました。新しい天皇の元、日本の行方、原さん、昨日は電話出演されて、安田さん、4月1日に元号発表→メディアでお祭り騒ぎ、発表について問われて、原さん、外国人から見たら分からん、なぜこんなバカ騒ぎするのか?憲法を見たら、天皇は権力を持たず、しかし天皇の在位で元号は明治以降決まるが、新元号発表で大騒ぎ=天皇が大きな力を持つからと見られて、違憲であると外国人は見る。原さんは外国メディアの取材を受けて、外国人は元号を理解できず、明治以降は天皇の在位期間と一致するというのは外国人には理解できず、憲法との矛盾を安田さん問いたい、万葉集が出典というものの、令和は安倍総理の意向があり、中国の古典ではなく、日本の古典から取りたい、万葉集は和歌集だが、当て字で無意味、序文=漢文から取る=中国古典なのにそれは言わず、日本の古典と詐称するもので、安田さん、純粋な日本文化と誤解するが、有識者会議は不透明と説かれて、原さん、それを言うと、2016年8月の生前退位を天皇が語り、政府に有識者会議ができて、しかしメンバーは有識者なのか?皇室のスペシャリストではなく、それを有識者と詐称するのは問題である。
元号の決められたプロセスも問題、退位も一代限りの特別法で、次の天皇が生前退位になったらと安田さん問われて、原さん、なぜ皇室典範を変えなかったかは、安倍政権への配慮、安倍政権は皇室典範を変えたくない、これは明治に出来たもの、戦後の憲法は変えたい安倍政権も、皇室典範は女系天皇を否定して、明治の根幹は変えられず、これを安倍゛政権は大事にしている、「伝統」を死守する。
安田さん、昭和→平成と皇室は変わり、前の天皇は上皇になったが、海外にも行ったと問われて、原さん、前天皇は60年、日本全国津々浦々を二人行って、一県に最低3回、多いと10回行き、安田さん、東日本大震災の被災地に行き膝をついたと説かれて、原さん、天皇は1959年に結婚して、その際に地方で跪いていたというもので、60年代後半以降、二人でしゃがむ姿勢が定着、しかし安田さん、これは保守層に批判されたと問われて、原さん、保守層は天皇の権威を求めて、跪いくのは保守層の意向の真逆。
安田さん、強い天皇、男系天皇に保守層の批判を問われて、原さん、天皇の存在感が小さくなる、それだけ皇后の存在感が高くなり、安田さん、皇室の変化があり、成仁さんが天皇になり、原さん、今日即位した成仁さんは違う面があり、元々オックスフォードに留学して、関心は水問題、環境問題=グローバル、山の登るのが好きで、自然と一体になるもので、水、自然、環境問題であり、平成の天皇は人と会い対話するのと徳仁さんはちがう。
安田さん、姿勢は言葉にも表れて、即位後の言葉を問われて、原さん、重要で、上皇への配慮、平成スタイル維持、同時に歴代天皇、明治、大正の天皇のことも心に止める。
安田さん、2016年の退位について、祈りを受け継がないのかと問われて、原さん、国の幸せ、国民の幸せと発展を希求するとして、昨日退位があり、世界の人々の安寧と幸せを祈る、2016年8月のお言葉と同じ、祈る→希望する=ストレートな言い方、神に対してではなく人に向けてである。
安田さん、女性天皇の可能性を問われて、リスナーより賛成との声を紹介されて、原さん、天皇制を存続させるのか、何が何でも天皇制を存続させるなら、女性の天皇を認めないとならず、一部の右派が男系男子でなくなったら最早それは天皇制ではないとおもい、天皇制は絶滅危惧種であり、男系を通すか、血の連続性を言うなら女性でもOKのはずであり、そう考える人もいる。
安田さん、海外メディアにとって、天皇のことと、盛り上がり、日本会議の存在があり、皇室と国民の関係はどうなるかと問われて、原さん、「変化しないといけないのは何より国民」、天皇→上皇になったら、国民は騒ぐ必要もなく必要もない、しかしそんなことはできないとしたら大問題、権威の二重化三重化、誰が天皇か分からない。
安田さん、時代の推移をこの番組でも追跡したいと締めくくられました、また、安田さん、祝賀ムードだから批判するのはダメという空気にくぎを刺されました、以上、安田さん、原さんのお話でした。
(こういう話は他の番組、特にテレビではなく、貴重です、ジャム・ザ・ワールド作り手の皆さんに敬意を表します。また、今日私は新聞うずみ火の茶話会に行き、大阪梅田と神戸三宮を見ましたが、改元フィーバーとは無縁、外国人観光客の皆さんは関西のグルメなどを改元と無縁に楽しまれていました。道頓堀に飛び込んだバカがいたそうですが、天国の黒田清さん、筑紫哲也さんはどうお思いでしょうか…)