「米軍による日本再占領」が検討されていた

「米軍による日本再占領」が検討されていた

・・・フクシマは二重の意味において、日本人に戦後日本の虚構性を突き付けた。
一つは、日本にはメルトダウンした格納容器を収束させる能力はないという現実であり
、あの愁嘆場の中で「米軍による日本再占領」が検討されていたという事実である。
国も電力会社もそんな原発を稼働させていたということである。

二つは、そうした構造に依拠しているためともいえるが、フクシマ1号機をフルターン
キーで建設した米GE社の製造者責任には一切踏み込まなかったことである。
国会事故調査委員会など様々な調査報告が出されたが、「津波による電源喪失」
を想定しなかったGEには事実関係の確認調査さえなされなかった。

もし、日本が本気で「脱・原発」を目指すのであれば、昨年自動延長した
日米原子力協定を見直し、日米安保条約の総体を再検討する覚悟が必要となる。
「脱・原発に踏み切りたいが、米国の抑止力には守られたい」
と考えること自体があまりに日米関係の本質を知らない非現実的議論なのである。
・・・

「脳力のレッスン」特別篇、寺島実郎 「世界」2019年6月号掲載

MLホームページ: https://www.freeml.com/uniting-peace

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