京大開学以来のスキャンダル事件

京大開学以来のスキャンダル事件

清野 謙次(きよの けんじ、1885年8月14日 – 1955年12月27日)
は、日本の医学者、人類学者、考古学者、考古学・民俗学資料の収集家。生体染色法の
応用で組織球性細胞系を発見したことで知られる、、、

1926年、藤浪鑑の後継者として京大病理学教室の専任教授となり、2年前に放火により
焼失した病理学教室の研究資料の再収集に当たる。その際、予算申請書の金額の末尾に
全項目0を一つ書き加えて申請し、文部省がそのまま予算を執行したため、余るほどの
金額を獲得した。
1938年、生体染色の研究総括をドイツ語論文として刊行し、世界の研究所と研究者約10
00名に対し頒布。京大文学部考古学の授業を担当。書生らの面倒見もよく、教室の研究
生を博士にすることでは京大一だった。
同年、後述する窃盗事件(清野事件)を起こし、有罪判決を受け、京大教授を免ぜられ
る。

免職後 
上京して目黒不動尊近くの邸宅で暮らし、太平洋協会の嘱託となり、大東亜共
栄圏建設に人類学者として参加。大東亜共栄圏建設における国民のイデオロギー的統一
を積極的に企てた。また、京都大学での愛弟子にあたる石井四郎が部隊長だった満州73
1部隊に対しては病理解剖の最高顧問を務め、人材確保・指導などに「異常なまでにて
こ入れした」とされる、、、

戦後 
戦後、アメリカとの密約に基づき戦犯追及を逃れ、
依然として医学と考古学の分野で影響力を残し、厚生科学研究所長や東京医科大学教授
を歴任、、、

清野事件 
清野は、幼少の頃から考古学を趣味にしており、仕事の傍ら古人骨・古文書
・民俗学資料などの収集に情熱を傾けていた。収集するだけでなく古典の筆写も趣味と
し、万葉、風土記など日本のものから、孝経、孟子、敦煌写本など中国の古典に至るま
で相当数を書写し、それらをみな裝本し、交遊のあった名家に揮毫を求めて鑑賞を楽し
んでいた。 

清野は「誠に奇妙なる精神状態」のもと収集癖が高じ、京都の古寺から教
典や古文書を盗んだ事件が発覚する。清野はその地位もあって京都の寺院に自由に出入
りして経典を閲覧していたが、1938年(昭和13年)6月30日、疑いを持った神護寺側の
通報から、帰宅途上刑事に尋問され、カバンの中から経典数十点が見つかり窃盗が発覚
。教室と自宅からも京都市内の22寺社の経典630巻、さらに教授室から1360点の無断帯
出が発見された。なかにはすでに表具され、所蔵寺不明となったものもあった。 

清野は逮捕され、控訴審で懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受ける。このため清野は京
大を免職になったばかりか、濱田耕作京大総長も辞意を表明した。大学は逮捕後直ちに
清野を休職処分とし、7月10日から半年間京都刑務所に収監されている間に、人類学で
の友人でもあった総長濱田の辞職表明、総長選挙途中での文部省の選挙の中止命令、総
長選挙取りやめ、その1週間後の7月25日の心労による濱田の急死に至り、京大開学以来
のスキャンダル事件に発展、清野は翌1939年(昭和14年)8月1日付をもって辞職となっ
た。

https://ja.wikipedia.org/wiki/清野謙次

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京大に奄美人の遺骨返還求める運動へ 

南海日日新聞 2018年3月4日

旧帝国大学の人類学者らが北海道や琉球列島の風葬墓から遺骨を持ち出した問題で奄美
大島、喜界島、徳之島からも多数の遺骨が運び出されたとして、奄美市の研究者らが3
日、同市名瀬で記者会見し、遺骨を所蔵する京都大学への返還運動を始める考えを示し
た。3月中に運動推進の連絡協議会を設立するとともに、風葬の習慣があった地域で説
明会を開いて住民への遺骨持ち出しの実態周知と情報収集を図る。

返還運動の発起人は、奄美市名瀬のフリーライター原井一郎氏(68)と、民俗研究な
どに取り組む大津幸夫氏(84)。原井氏らの調査によると、1933~35年、京都
帝国大学の研究者らが島から遺骨を持ち去った。喜界島93例、徳之島92例、奄美大
島80例の計265例とされ、現在も京都大学の自然人類学研究室に所蔵されていると
いう。

遺骨の持ち出しは民族のルーツ調査などが目的だが、原井、大津両氏は「盗掘に近い手
法での収集は、純粋に研究目的だったとしても看過できない多くの問題を含んでいる」
と指摘。「祖先の魂の象徴ともいえる遺骨については、全てを返還すべき」として、京
都大学に返還を求めるとともに、奄美から多数の遺骨を収集した背景などについても説
明を求めていく方針だ。

現地説明会は奄美市笠利町、喜界町、伊仙町で開く予定。島別での推進団体設立も呼び
掛ける。

原井氏と大津氏は「まずは、遺骨持ち出しの事実があったことを地元住民に知ってもら
い、地域全体での返還運動につなげたい。沖縄や北海道とも連携できれば」と話し、持
ち出された地域が分からない遺骨の対応などについては、島別での共同埋葬も含めて今
後の検討課題とした。

http://www.nankainn.com/local/京大に奄美人の遺骨返還求

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遺骨保管箱のふたか 京大ごみ集積所でみつかる 

「喜界村」などと記載 琉球新報 2018年11月17日 

人類学者が沖縄や鹿児島県の奄美地方から持ち出した遺骨が返還されていない問題で、
京都大学で遺骨を保管していた箱の一部とみられる板が16日までに見つかった。板には
「清野蒐集(しゅうしゅう)人骨」「大隅國(おおすみのくに)大島郡喜界村赤連ダン
ムチノ下」などと書かれており、4体分の標本番号が記されている。2014年11月に京都
市の同大学のごみ集積所にあったのを学生が見つけ、現在は沖縄の「アイヌ民族と連帯
するウルマの会」が保管している。

京都大学はこれまで、奄美から収集された遺骨を保管しているかどうか明らかにしてい
ない。京都帝国大学(現在の京都大)教授だった人類学者の清野謙次氏(1885~1955年
)や門下生が、奄美を含む各地から収集した遺骨を京都大に寄贈したことが文献などで
確認されている。

板に記されている標本番号は1123号から1126号の4体分。「大隅國」は奄美群島と現在
の鹿児島県東部。「ダンムチノ下」は喜界島の風葬地帯とみられる。

奄美地方の研究者らが3月、遺骨返還を求める要望書を政府や京都大学に送ったが回答
はない。「京都大収蔵の遺骨返還を求める奄美三島連絡協議会」の大津幸夫代表は「ご
み箱に捨てるなど、人権じゅうりんも甚だしい。中にあったはずの遺骨はどうなったの
か。京都大はきちんと回答してもらいたい」と話した。同会は京都大に抗議文を送る。

琉球新報は京都大学にこれらの遺骨を保管しているか質問したが、16日午後5時までに
回答はない。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-835590.html

=== 

遺骨問題と京大の侵略戦争責任 ピリカ全国実・関西

私達ピリカ全国実・関西は2013年以来、アイヌ民族、琉球民族とともに京都大学に
対して、略奪した多数の遺骨と副葬品を返還するようチャランケ(話し合い)を求めて
います。

なぜ京大に多数のアイヌ民族や琉球民族の遺骨があるのでしょうか。それは戦前、清野
謙次や金関丈夫ら医学部の教官たちが民族に何の断りもなく、勝手に墓を暴き盗み取っ
たからです。その遺骨が今も総合博物館に閉じ込められたままです。

医学部病理学教室の清野謙次は、1924年夏、日本の植民地支配下にあった樺太(サ
ハリン)に出かけ、栄浜・魯礼(ロレイ)のアイヌ民族墓地から50数体の遺骨を発掘
しました。

清野謙次はその発掘の生々しい様子を「樺太アイヌに関する人類学的紀行」に書いてい
ます。それによれば発掘の目的は、アイヌ民族は「絶滅しつつあるから至急骨格を蒐集
(しゅうしゅう)する必要がある」、「現代樺太アイヌのできるだけ純粋な骨格を集め
る」ということでした。当時魯礼にアイヌ民族は住んでいませんでした。樺太庁がアイ
ヌ民族を「土人部落」に囲い込むために、2年前(1922年)に白浜に強制移住させ
たからです。それをよいことに清野は遺骨を略奪し、そして「今日の人骨は割合に新鮮
で木棺が腐朽していないものが多かった」とか、なかには亡くなって間がない遺体もあ
り「非常に臭くて嘔吐しそうになった」、「人骨が多く馬車一杯になった」などと平然
と言っています。その発掘の跡は、四肢骨や腰骨は折られたまま散乱し、棺の蓋は開か
れたまま横倒しになり、副葬品は散らばっていて、まるで戦場のような有様でした。こ
れほどひどいアイヌ民族にたいする侮辱、人権侵害があるでしょうか。これが研究者や
大学が「研究」と称しておこなってきたことの実態です。

アイヌ民族の墓地は、民族の長い歴史を刻んだ生活の拠点・コタン(集落)と一体であ
り、したがって墓地を勝手に掘り返すことは、アイヌ民族の精神的なよりどころとその
共有地を破壊することであり、民族とその歴史を抹殺する侵略行為です。

清野謙次ら人類学者と人類学は、アイヌ民族を「劣った民族」、「滅びゆく民族」だと
見なし、それを「証明」するために頭の大きさや形を測り、「日本人は優秀」だと宣伝
し思い込ませようとしました。そこには優勝劣敗の社会進化論、「劣った民族」を撲滅
し「優秀な民族」を育むという優生思想が貫いています。

天皇制国家のアイヌ民族絶滅・同化政策を推し進めるために、このような考え方にもと
づく「アイヌ研究」、人類学研究が1930年代を前後して盛んにおこなわれました。
人類学と人類学者は、天皇制国家の政策がつくりだしたアイヌ民族の疲弊と窮状を、民
族の「素質が悪い」からだとすりかえ、その国家政策に批判が向かわないよう隠蔽する
役割を果たしてきたのです。

このようなアイヌ民族の遺骨略奪は、京大のみならず北大、東大、阪大、札幌医大など
旧帝国大学を中心に全国的におこなわれ、2013年の文部科学省調査でも遺骨の数は
1600体を超えています。人類学は帝国主義の民族絶滅・同化政策に歩調を合わせて
発展してきた植民地主義の理論・学問です。したがってアイヌ民族の遺骨略奪は単に清
野謙次個人の仕業ではなく、日本天皇制国家とその国策研究に奉仕してきた京都大学と
医学部総体の犯罪です。

「先住民族の権利に関する国連宣言」にも明らかなように、遺骨返還はアイヌ民族、琉
球民族など先住民族の民族自決権の重要な内容をなすものです。京大は遺骨返還を拒否
することによって、民族自決権を蹂躙し続けているのです。

さらに京大、同医学部と清野謙次、中山英司に直接かかわって、もう一つの重大な戦争
犯罪があります。731部隊(関東軍防疫給水本部)に多数の弟子を送り込み、生物兵
器研究開発、人体実験、細菌戦に深く関与したことです。731部隊は、天皇制国家と
日本軍の最高秘密戦略として遂行され、京都帝大、東京帝大を頂点に、北海道帝大、大
阪帝大などすべての帝国大学、研究機関を巻き込んでいました。

清野謙次の弟子、石井四郎は陸軍軍医学校防疫研究室の主幹となって、ハルビンからシ
ンガポールまでの生物兵器開発、研究のネットワーク・「石井機関」を動かし、「石井
機関」は、「防疫研究室」の嘱託研究員制度を使って全国の大学から多数の研究者を動
員しました。

清野は、木村廉、戸田正三、正路倫之助らとともに嘱託研究員となって、石川太刀雄丸
、岡本耕造、林一郎、田部井和、湊正男、吉村寿人、斎藤幸一郎、田中英雄等を731
部隊に送り込み、これを育成しました。清野の弟子、中山英司も731部隊への加担が
明らかになっています。遺骨の略奪者が731部隊に深く関わったということはきわめ
て深刻な問題です。しかもこれらの731部隊に関わった人々はその戦争犯罪に口を拭
って、戦後医学界で高い地位を占めてきました。こうした京大と医学部の組織的犯罪に
ついては、もっと多くの人に知ってもらい追及していきたいと考えています。

731部隊は1980年代以降、次々と新しい資料が発見され、労働者、学生、市民の
告発の取り組みが進んできましたが、なおその全貌は明らかではありません。この重大
な戦争犯罪の核心は、日本国家、大学と医学部、研究者ら総ぐるみの隠蔽によって深い
闇に包まれています。2014年2月に完成した京大医学部資料館に展示された、73
1部隊に関するたった2枚のパネルはすぐさま撤去されました。この一事をもってして
も大学当局がいかに隠蔽に必死になっているかは明白です。

このような京大の侵略戦争責任の隠蔽、棚上げがまかり通っているかぎり、遺骨の返還
は望むべくもありません。なぜなら遺骨返還のためには、731部隊に現れた侵略的、
植民地主義的学問とそれを推し進めた大学の真の反省が不可欠だからです。

その反省はいまだに果たされていません。戦後京大に本当に民主主義はあったのでしょ
うか。大学の自治とは何だったのか、問い返さなければなりません。その深い反省のな
かから吉田寮と大学の真の自治を奪い返すことと遺骨返還を勝ち取ることは、ひとつの
ことだと考えます。ともに闘いましょう。

http://www.kyoto-up.org/archives/2758#m

京都大学新聞
「踊らされるな、自分で踊れ―大学の今とこれからを語る集い―」
吉田寮自治会主催で学内集会(2019.01.16)

===

MLホームページ: https://www.freeml.com/uniting-peace

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