ICANアップデイト(2019年5月)

ICANアップデイト(2019年5月)

皆さま
ICANがパートナー団体の皆さん宛に「Campaigners Update」を国際事務局か
らメールでお送りしています。この英語のUpdateの最新版(5月)の日本語まと
め訳をお送りします。もとのアップデイトは5月22日付でしたので1カ月以上
経ってしまい、少し古くなっている情報もあります。
川崎哲

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ICAN Campaigners Newsletter -May 2019

Hello ICANers!

ICAN Campaigners Newsletterをお送りします。
Newsletterでは、世界中のICANに関わる最近のニュースや出来事、今後のイベントをまとめています。ここに載っているアップデートのほとんどは、ICANキャンペーナーズリスト(グーグルグループ)、ソーシャルメディア、またはICANウェブサイトで共有されています。もし次回のNewletterに掲載してほしい出来事・活動等あれば、短い説明を添えてメールを送ってください。

5月初め、2週間にわたってニューヨークで行われたNPT準備会議でICANキャンペーナーが活躍しました。声明を出した国々の過半数である50以上の国々が、核兵器禁止条約への支持を表明しました。来年のNPT再検討会議までに、何カ国がNPTの目指す核のない世界に向けて本気で取り組むことができるかを問いかけ、核兵器禁止条約を支持することが、それを達成する最も有効な手段であることを訴えました。

Don’t Bank on the Bomb (「核兵器にお金を貸すな」=核兵器への融資をやめさせる取り組み)チームは、今年最初の報告書を発表し、核兵器競争推進に関与している企業を明らかにしました。この報告は、米国のインターネットメディア The Intercept など、複数のメディアに取り上げられました。

ベアトリス・フィン事務局長とキャンペーナーの代表団が、エチオピアの首都アディスアベバで開かれたアフリカ連合(AU)平和安全保障理事会に招かれました。ICANは、核兵器使用のリスク、ならびにアフリカ諸国が核兵器禁止条約への署名と批准によって果たすことのできる重要な役割について発言しました。

YouGovによる世論調査で、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダの4カ国において、核兵器禁止条約への国民の高い支持と、自国での核兵器配備に対する不満が明らかになりました。米国とロシアがINF条約を撤廃したことにより、ヨーロッパが核戦争の第一線になるかもしれないという不安が高まっていることが浮き彫りになりました。

ドキュメンタリー映画『The Beginning of the End of Nuclear Weapons (核兵器の終わりの始まり)』の公開にあたり、ICANパートナーであるPressenza(インターネットメディア)のトニー・ロビンソン氏を祝福します。このドキュメンタリーでは、どのようにして核兵器禁止条約ができたのか、そして条約が核廃絶の未来にどのような意味を持つのかが見事に描写されています。予告編は以下のリンクから。(訳注:このドキュメンタリーの日本語版が現在制作中で、今秋完成をめざしています。)
https://www.youtube.com/watch?v=l3_bKtdtqRM&feature=youtu.be&utm_source=ICAN+Campaigners&utm_campaign=7a43ffbaba-EMAIL_CAMPAIGN_2018_09_12_12_22_COPY_01&utm_medium=email&utm_term=0_cd5f0de77f-7a43ffbaba-53652585&mc_cid=7a43ffbaba&mc_eid=6cda9e656e

ICANシティー・アピールも順調に進んでいます!この数ヶ月の間に賛同を示した都市は以下の通りです。
ベルリン、ブレーメン、ドルトムント、ハノーバー、ニュルンベルク、ポツダム(ドイツ)、ワシントンDC、ソルトレイクシティ(米国)、ベルン、ジュネーブ(スイス)、トロンハイム、トロムセー(ノルウェー)、サラゴサ(スペイン)、パリ(フランス)
ICANウェブサイトでシティー・アピールに賛同しているすべての都市を見ることができます!

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条約発効ステータス
署名:70カ国
批准:23カ国
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パートナー団体
541団体・103カ国
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■新しく加わったパートナー団体
Caribbean Coalition for Development and the Reduction of Armed Violence (トリニダード・トバゴ)
Conservation Council SA Inc (オーストラリア)
CRAS Ensemble (デンマーク)
Disarmament and Arms Control (南アフリカ)
Friedenskraft (スイス)
Gr?nna Rotary Club (スウェーデン)
Kakuwaka Hiroshima (日本)

■最近の動き
・ICANオーストラリアは、選挙の候補者に対し、オーストラリアが核兵器禁止条約に署名し批准するための「事前誓約書」にサインするよう奨励しています。これまでに29人の労働党候補者を含む41人が誓約しています。

・Back from the Brinkチーム(米国)は、2人の米国下院議員とともに、核兵器禁止条約受け入れの呼びかけを含む、Back from the Brink の運動を支持する下院決議案302の成立に貢献しました。

・NuclearBan.USチームは、エレノア・ホルムズ・ノートン米国下院議員とともに、核兵器廃絶と経済・エネルギー変換法の成立に向けて取り組み、核兵器禁止条約への署名・批准、すべての国における核兵器の廃絶、そして気候変動やその他の差し迫った社会問題に対処するために資金と資源を使うよう求めました。

・ICAN国際スタッフチームに新メンバーが加わりました。ご存知のように、Timは6月末まで育休中です。その間、Celine Nahory(celine@icanw.org)とSeth Shelden(seth@icanw.org)が条約発効に向けた作業を引き継いでいます。また、管理およびイベント担当として、元インターンのHawa Abdulrahman(hawa@icanw.org)を迎えました。

・核政策法律家委員会(LCNP)はNPT準備委員会期間中、法律および人権の専門家であるDaniel Rieteker、Bonnie DochertyおよびAndrew Lichtermanを迎え、人権、民主主義、核兵器に関するサイドイベントを開催しました。

・日本の被爆者でバラ育種家でもある田頭数蔵さんが新作のバラを「ICAN(アイキャン)」と名付けました。

・英国下院は、NPTと核兵器禁止条約に関する報告書を発表しました。 ICAN国際スタッフチームと英国内の多くのICANパートナーは書面で条約の根拠を示し、口頭で証拠を示すよう求められたメンバー(Beatrice Fihn, Alexander Kmentt, Rebecca Johnsonら)も条約について肯定的な根拠を述べました。

・4月には、核戦争防止国際医師会議ギリシャ支部のMariaがNN Nikos Nikoforidis- Non Nuclear Peace賞を受賞しました。彼女は、「この賞は、ギリシャ、キプロス、そしてヨーロッパの政府が条約に今すぐ署名し、支援していくという強いメッセージです」と話しました。

・Project Ploughshares(カナダの平和研究機関)とSEHLAC(ラテンアメリカ人間の安全保障ネットワーク)はNPT準備委員会で声明を発表しました。RCW (Reaching Critical Will)のウェブサイトで見ることができます(http://reachingcriticalwill.org/disarmament-fora/npt/2019)。

・ハーバード人権クリニックは、核兵器禁止条約のもとでの被害者支援と環境修復に関する報告書を発表し、アイスランド議会とスウェーデン議会に提出しました。

・1年以上にも及ぶ計画を経て、ベテランズ・フォー・ピースのプロジェクトの一つ、Golden Ruleが、「Peace in the Pacific」航海の最初の海上横断を始めました。ハワイ、マーシャル諸島、グアム、沖縄、韓国、そして日本への航海を通して、核兵器禁止条約への支援をさらに広げ、すべての核活動と軍国主義による地球環境と人類への危険性の意識を高めていく狙いです。

・2016年に始まった「ヒバクシャ国際署名」は、現在940万を超える署名を集めています。これは、すべての国々に核兵器禁止条約に参加し、すべての核兵器を排除するよう求める国際的な支援を生み出すためのキャンペーンです。 集まった署名は被爆者によって準備委員会議長に提出されました。

■国際運営会議より(2019年2月~4月)
○条約発効に向けた動き
カリブ共同体(CARICOM)が6月に地域会議を開催するほか、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)もこの夏にワークショップとアフリカ地域会議を開く予定です。

○戦略・イベント
・国際運営会議で禁止条約をめぐる政策のより深い議論の必要性について話し合いました(軍事協力や援助に関する解釈、第一回禁止条約締約国会議の準備等について)。
・NATOが70周年を迎えるに際し、どのようにICANとしてイベントやメディアに関わっていくべきかを話し合いました。また、1000 days キャンペーンの中間点である500日目が迫っており、どのように祝ったら良いかについても議論しました。核兵器を配備している国々に対して公的に世論調査を実施するのはどうかという提案がありました。
・NPT準備委員会における政治的な障害や懸念や、NPTと核兵器禁止条約をどのように絡めていけるかを議論しました。

○研究
・核兵器をサイバーセキュリティや人工知能の問題に結び付けた研究により力を入れていくことを確認しました。それらの分野での主要関係者との協力と可能なパートナーシップについて話し合いました。 
・Norwegian People’s Aid(ノルウェー)は、核兵器禁止モニターをまた近く発刊すると発表しました。

○メディア・コミュニケーション
・ハノイでの米朝首脳会談におけるICANの働き(非核化の枠組みを示したロードマップ等)について話し合いました。
・ICANウェブサイトの新装や再ブランディングに向けた準備が進んでおり、数カ月後に完成する予定です。

○運営
・ジュネーブオフィスの場所が変わります。また、リスク評価ポリシーと財政ポリシーを改善する予定です。
・新しい管理方法や運営の役割についてのスタッフからの提案が人事委員会と国際運営グループによって承認されました。
・レビューと評価のために数回にわたって会議を実施し、国際運営グループ、国際スタッフチーム、およびパートナー組織間の情報共有と透明性の向上に努めています。

(まとめ訳:田中美穂)


川崎哲
Akira Kawasaki
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-13-1 B1
ピースボート
Tel: 03-3363-7561
     090-8310-5370
Fax: 03-3363-7562
kawasaki@peaceboat.gr.jp
ピースボート
http://www.peaceboat.org
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
http://www.icanw.org
議員ウォッチ
https://giinwatch.jp

MLホームページ: https://www.freeml.com/abolition-japan

 

ーーーーー

川崎さん、
ありがとうございます。
皆さん、
「アップデート」にある
「Back from the Brinkチーム(米国)は、2人の米国下院議員とともに、核兵器禁止条約受け入れの呼びかけを含む、Back from the Brink の運動を支持する下院決議案302の成立に貢献しました。」
という件は、
先日紹介させていただいた核情報の記事で触れているものです。
 
核兵器禁止条約受け入れと核戦争回避措置を!米国の州・自治体議会、政府に要請
「4月10日には連邦議会下院で同様の決議案が提出されています」
決議案
「核兵器禁止条約受け入れの呼びかけを含む、Back from the Brink の運動」
は、諸団体・市民に対し、つぎのような呼びかけを広め、各地で州・自治体決議が上がるよう働きかけることを要請しています。
==
私たちは、米国に対し、以下の措置を講じることによって、核戦争防止のための世界的取り組みの先頭に立つよう求める。
1.核兵器を先に使うオプションの放棄を宣言する
2.核攻撃を開始する上での米大統領の独占的かつチェック体制のない権限を停止する
3.米国の核兵器を一触即発の警戒態勢から外す
4.米国の核兵器すべてを機能強化型に変える計画をキャンセルする
5.核兵器全廃のための核兵器保有国間の検証可能な協定を積極的に追及する
(*項目5の追加説明。「…米国は、NPTの下での義務を果たし、他の核保有国と、時間を限った検証可能で実施可能な核兵器解体の協定のための交渉を開始すべきである─核兵器禁止条 約に参加できるようにするため」。)
==
ご参考まで。
田窪

 

 

 

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