平井美津子さんの教育実践を守りバッシングに抗する行動に賛同・協力していただいた皆様へ
(添付ファイル追加再送)
平井美津子さんの教育実践を守り
バッシングに抗する行動に賛同・協力していただいた皆様へ
諸般の事情によりご報告が遅れたことをお許しください。
去る2019年3月27日、吹田市教員の平井美津子さんは訓告処分を受けました。理由は施設管理上の不備によるものです。
「取材記者から記事掲載に至るまで、幾度となく機会があったにもかかわらず、校長に、一切の報告、連絡、相談を行わず、また、記者から提示された記事の確認を十分に行わなかったため、当該記事を読んだ保護者、府民から、あなたが、同校において、生徒の発達段階に則さない授業をしていたかのような誤解を与えかねない状況を呈した」
というのが、その理由です。
処分理由として納得しがたい点はあります。特に後段の「生徒の発達段階に則さない授業をしていたかのような誤解を与えかねない状況を呈した」というのは、共同通信社の新聞記事が誤解を与えかねない記述となっているということを前提としており、許しがたいと考えています。またこの処分理由が「訓告」という処分にあたるのかという大前提にも当然疑問を持っています。大阪府議会の圧力に応えるために、府教委がひねり出した処分理由と言っても過言ではありません。
しかし平井さんを攻撃した、維新、自民の大阪府議会議員の目的は、「日本軍『慰安婦』問題の授業をさせないこと」であり、教育委員会が日本軍「慰安婦」問題を理由に処分を出せなかったことは、私たちの取り組みの一定の成果であったと考えています。
私たち市民有志は、これまでみなさまから賛同いただいた要請書を大阪府教育委員会に提出し、その力を背景に質問書を申し入れ、2度にわたり府教委交渉を行いました。日本軍「慰安婦」問題を教材として用いることそのものは「一面的な指導にはあたらない」「生徒の発達段階に則さない授業にはあたらない」となんども確認しており、取り組みの成果が確実に反映されていると考えます。
府教委交渉の過程で明らかになったことは、大阪府教委の歴史認識の浅さ、「政治」に対する脆弱さもさることながら、より明らかになったのは、維新・自民の府議会議員に代表される「政治」の歴史認識の劣悪ぶりでした。その状況は先の大阪府議会議員選挙でも深刻化したばかりでなく、府議会で平井さんを攻撃した西田薫(維新・守口市)、上島一彦 (維新、箕面市・豊能町・能勢町)、原田亮(自民、箕面市・豊能町・能勢町)、笹川理(維新・東淀川区)は対立候補さえない無投票当選を果たしており、市民運動の弱さを思い知る結果となりました。
今回の平井さんバッシング事件は、歴史認識、教育、政治、公権力とマスコミとの関係など、様々な課題を残したままです。それは私たち一人ひとりが今後各人の足場で取り組んでいかなければならないと考えています。
平井さんバッシングを巡る問題点については、日本軍「慰安婦」問題を理由とする処分を阻止できたことから、私たち市民有志としての取り組みもいったん終了いたします。
ただし先にも申し上げましたように、私たち一人ひとりには積み残した課題があることは明らかです。今後も私たちは一市民として、残された課題には取り組んでいく所存ですし、みなさまにおかれましてもその気持ちは共有していただいているものと思います。
今後、同じような問題が再燃した時には、みなさまにもまたご協力をお願いすることもあるかもしれません。その時には共に声を挙げてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
追伸;皆様に向けて平井さんからお手紙をいただいています。添付いたしますので、ぜひ目をお通しください。
2019年7月
平井さんへのバッシングを許さない市民有志
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お か だ だ い
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