地方組織ガタガタ 参院選「安倍1強」慢心で12選挙区に内紛

地方組織ガタガタ 参院選「安倍1強」慢心で12選挙区に内紛

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東京選挙区は、ぶっちぎりの丸川珠代候補のうらで武見敬三候補が最下位争い(C)日刊ゲンダイ
東京選挙区は、ぶっちぎりの丸川珠代候補のうらで武見敬三候補が最下位争い(C)日刊ゲンダイ
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 安倍1強による慢心の成れの果てか――。自民党は都道府県の組織がガタガタし、参院選の結果に影響を及ぼしかねない事態となっている。野党にとっては、猛攻撃をかける狙い目選挙区だ。

  ◇  ◇  ◇

■票の奪い合い=東京、千葉、広島

 候補者が2人いる選挙区では、片方が票を取りすぎるともう1人が危なくなる。その代表例が東京(改選数6)。元五輪相の丸川珠代氏(48)がぶっちぎりで、武見敬三氏(67)が最下位争い中だ。

「6年前に106万票だった丸川氏は、今回はそれ以上の得票を目指しシャカリキ。自分のことしか頭になく、ブルドーザーのように各所を荒らしまくっている」(東京の自民秘書)

 千葉(同3)ではトップ当選したい石井準一氏(61)が必死すぎて、現状3位の豊田俊郎氏(66)が共産候補の猛追を受けている。

 広島(同2)では6期目を目指すベテラン溝手顕正氏(76)が安泰で、新人の河井案里氏(45)が苦しい戦いとされていたが、序盤の情勢調査で河井氏が優勢と報じられた。

「若い河井氏に行動力があるのと、官邸の手厚い応援が効いている。大番狂わせがあるのか」(地元メディア関係者)

地方議員がソッポを向く森雅子候補(C)日刊ゲンダイ
地方議員がソッポを向く森雅子候補(C)日刊ゲンダイ
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■候補者に問題=福島、宮城、山形、新潟、大阪

 候補者が県連(府連)内で不人気すぎて苦戦中の選挙区(大阪以外は1人区)。

 福島は元少子化担当相の森雅子氏(54)の評判が酷すぎて、地方議員の動きが悪い。大阪の太田房江氏(68)も同様。改選数4に自民候補は1人だけで楽勝のはずが、府連は別の候補擁立を党本部に要請したほど、太田氏に嫌気がさしている。

 山形は女のバトル。現職の大沼瑞穂氏(40)が同じ山形選出の衆院議員・加藤鮎子氏と犬猿の仲。それが選挙にも影を差している。

「大沼氏はあちこちで加藤氏の悪口を言い回っている。仲介役が入って3人で食事した際も、その人の目の前で言い合いになったそうです」(自民党関係者)

 宮城の愛知治郎氏(50)は祖父が元外相、父が元防衛庁長官という世襲で「上から目線で鼻持ちならない」(地元市議)。新潟の塚田一郎氏(55)は「忖度」発言で評判を落とし言わずもがな。

■県連分裂=長崎、福岡

 愛媛で、らくさぶろう氏(54)が落選濃厚なのは、相手の野党統一候補が強すぎるだけでなく、「愛媛県連が中村知事派と塩崎派(恭久衆院議員)に割れていることも関係している」(地元メディア関係者)。

 長崎も県議会の自民党会派が真っ二つ。福岡と島根は4月の県議選で分裂選挙となったしこりが今も残る。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。

「1強が長く続くと有権者が見えなくなり、党内力学で動くようになる。県連でモメるのは自民党のお家芸とはいえ、緊張感がなくなっています」

 自民党の自滅もあり得るのだ。

 

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