「政権取りのためには何でもする」 れいわ新選組・山本太郎代表の一問一答

特集ワイド

「政権取りのためには何でもする」 れいわ新選組・山本太郎代表の一問一答

生出演を終え、テレビ朝日から出てきた山本太郎・れいわ新選組代表=東京都港区で2019年7月25日午前10時14分、奥村隆撮影

 れいわ新選組の山本太郎代表(44)は「次の衆院選で政権を取りにいく」と明言している。参院選の結果を踏まえ、どのように動きだそうとしているのか。テレビの生出演を終えた山本氏を直撃した。【構成・奥村隆】

 ――1993年の衆院選で、結党1年の日本新党の細川護熙氏が、非自民勢力と組んで連立政権を樹立しました。今回の参院選のれいわの戦いぶりを見て、同じイメージを抱いた有権者もいるようです。

 山本氏 過去にそういうことがあったなら当然、今の時代にも起こり得るだろうと思います。れいわ新選組を旗揚げした理由は「政権取り」です。そのためには何でもするという気持ちです。

 ――政権奪取を目指す理由は?

街頭演説の途中、支持者の声援に感極まる山本太郎・れいわ新選組代表=東京都港区で2019年7月19日午後7時24分、奥村隆撮影

 山本氏 20年以上のデフレを生み出してきた責任の大部分は、この間ほぼ政権を担っていた自民党にあります。ここまで新自由主義に偏ってしまった。今回の参院選の結果を見て「自民党のほうが安定しているんじゃないか」とか「有権者は現状維持を求めた」とか言う人がいますが、自民党なら現状維持できるなんてとんでもない。人々の暮らしはどんどん貧しくなっているんですよ。それを考えると、自民党政治にピリオドを打たなきゃしょうがない。

 ――参院選では、各分野の当事者10人で選挙を戦いました。この先、政権を取りにいくとするなら、候補者の発掘も課題になります。

 山本氏 衆院選で100人を出そうとすると……。うーん、そうですね。しかし、誰しもが何かしらの当事者であることは間違いない。これがキーポイントです。そういう意味合いでの候補者選定になっていくでしょう。

 ――他党では、いわゆるタレント候補を擁立したことに賛否の声がありました。

 山本氏 タレント候補だから一概に駄目というわけではなくて、その人がどういう人物か、ですよね。何をやってきて、今何を考えて、何をやりたいかということだと思います。私たちも候補者を100人立てるとなれば、その中で1人くらいはタレント候補を擁立するかもしれません。

 ――次の衆院選では、野党同士の票の奪い合いを危惧する声も出ています。

 山本氏 ただでさえ少ない野党のシェアをわざわざ奪いにいくつもりは毛頭ありません。そんな小さな世界で戦っててもしょうがない。もっと大きな無党派層や浮動票をつかみ、与党側の票を削るのがメインです。

街頭演説会の後、1時間以上かけて希望者と記念撮影する山本太郎・れいわ新選組代表ら=東京都港区で2019年7月19日午後8時37分、奥村隆撮影

 ――東京選挙区に創価学会員の候補を擁立したことで、公明党支持層の一部に食い込んだ実感はありますか。

 山本氏 細かいデータは分析していないのですが、創価学会の学会員の方が、今の執行部の方針はおかしいと考えて私たちの演説を聴きに来てくれたり、選挙前から「あなたが言っていることは、昔の公明党が言っていたことなのよ」と打ち明けられたりすることがあったんです。

 (選挙中に与党が)言葉だけ躍らせて、結局やらないということがこれまで何回も繰り返されてきたと、皆さん、感じているわけですよね。しかし、私たちは、人々のための政治や経済政策を本気で、捨て身でやっていく覚悟があります。そういう意味では、私たちが政権交代の受け皿になり得ると思います。

 ――しかし、れいわ単独での政権獲得は難しいと見られます。

 山本氏 私たちだけでやっていくのでは政権獲得まで時間がかかる。野党間の協議を拒むものではありません。既に政党として活動されている先輩方に、これまで野党側が一番弱かった経済政策の部分で考え方を柔軟にしていただいて。

 これまで野党が選挙の度に負け続けた理由は何かというと、私は間違いなく経済政策だと思っています。人々の生活を底上げする経済政策を掲げて、共に政権交代を目指すなら全力を尽くしたい。

参院選に初挑戦した「れいわ新選組」の候補者10人。後列中央が山本太郎代表=東京都千代田区で2019年7月3日、奥村隆撮影

 ――れいわは「消費税廃止」を公約に掲げています。次の衆院選では消費税の「減税」が野党共闘の条件になるのですか。

 山本氏 「凍結」は「増税」と同じグループです。この国の未来デザインを考えた時に「凍結」は時機を見て上げるということですから。税金については、圧倒的に不平等な取り方をして、圧倒的に弱い人たちから取るやり方では国が弱くなる。弱者の負担が大きい消費税をこの国のメインの財源の一つとして考えるのでなく、まずは共闘の第一歩として「消費税は5%に」を掲げて一緒に戦っていきたい。そこがかなわなかった場合には「消費税廃止」で、れいわ単独でやるしかありません。

 ――れいわが政権交代の受け皿になれるかどうか、その実現可能性に疑問を持つ有権者もいるでしょう。

 山本氏 私たちはまだ数が少ない分、「実現可能性を持たせてくださるのは有権者の一人一人です」と考えています。そういう根本に立ち返っていただければ。政党を自分たちが育てていくんだ、永田町の中でイニシアチブを取らせるんだと考えてほしいのです。

 ――今回の参院選では、社民党が政党要件を失う危機に直面していました。れいわと社民党は、政策的には近い部分があります。一緒になるのでは、という観測がありますが、どう考えていますか。

 山本氏 他の野党と比べると、財政出動していくべきだという社民党の政策と、私たちの政策は近いかもしれません。でも今回、社民党も政党要件を満たしました。私たちも政党要件を得ることができました。

 先々、社民党に限ったことではありませんが、本当に反緊縮、本当に人々の生活を引き上げることを実現したいという信念を持った人々がいれば、集合体ができていく可能性があると思っています。

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