「一人一人は無力でない 核兵器はいらないと声上げよう」 長崎・平和宣言全文

「一人一人は無力でない 核兵器はいらないと声上げよう」 長崎・平和宣言全文

平和宣言を読み上げる田上富久・長崎市長=長崎市の平和公園で2019年8月9日午前11時5分、徳野仁子撮影

 米国による長崎への原爆投下から74年となる「原爆の日」の9日、長崎市の平和公園であった平和祈念式典で、田上(たうえ)富久市長が読み上げた「平和宣言」は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

 ケロイドだけを残してやっと戦争が終わった

 だけど……

 父も母も もういない

 兄も妹ももどってはこない

 これは原爆で家族を失い、大けがを負った女性の詩です。世界の誰にも二度とこの経験をさせてはならないという強い思いがそこにはあります。

 核兵器を巡る世界情勢は危険な状況です。中距離核戦力(INF)全廃条約は否定され、新戦略兵器削減条約(新START)の継続も危機にひんしています。核兵器が使われる危険性が高まっています。

 市民社会の力は、世界を動かしてきました。反核運動は核実験の禁止条約を生み出し、核兵器禁止条約の成立にも市民社会の力が大きな役割を果たしました。私たち一人一人の力は無力ではないのです。核兵器はいらないと声を上げましょう。

 核拡散防止条約(NPT)は来年、成立から50年を迎えます。米国とロシアには核兵器を大幅に削減する具体的道筋を世界に示すことを、日本政府には核禁止条約に署名、批准し、日本国憲法の平和の理念の堅持と、それを世界に広げるリーダーシップを求めます。

 長崎は原発事故の放射能汚染の影響で苦しむ福島の皆さんを変わらず応援していきます。核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に力を尽くし続けることを宣言します。

 2019年(令和元年)8月9日

長崎市長 田上富久

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