河野防衛相のお膝元 神奈川・大磯町が安倍首相に猛省勧告

公開日: 更新日:
圧倒的多数で可決(大磯町のHPから)
圧倒的多数で可決(大磯町のHPから)
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 安倍1強のおごりに「喝!」だ。河野太郎防衛相のお膝元で安倍首相に猛省を促す決議案が圧倒的多数で可決された。

現役の首相を名指しで批判する決議は異例である。

神奈川・大磯町議会は3日、「内閣総理大臣 安倍晋三衆議院議員に猛省を求める決議」を可決。議決権を持たない議長を除き、全議員13人のうち自民系や公明党の議員を含む12人が賛成し、反対はたったの1人だった。決議案を提出した柴崎茂議員がこう言う。

「提出の理由は2つあります。まず、財務省の公文書改ざん事件を巡り、大阪地検が捜査を終結したからです。国家が国民を欺くことは、戦時下の大本営発表に通ずる。だから、『見逃さないぞ』という声を上げたかったのです。もうひとつは、台風15号で停電や断水などの被害が続出している状況で、内閣改造を断行したからです。『何とかなるだろう』というおごった姿勢を反省していただきたい」

 決議文では、公文書改ざんについて<いかなる事情があっても許されない言語道断の行為>などと批判。捜査終了についても、<検察の様々な冤罪事件と比べれば、安倍総理への忖度に感じられるのは私たちだけではないと考える><安倍晋三衆議院議員は国会議員の1人として政府を監視し、不正や疑惑を解明する任務を負っているはずである>――と断じた。

大磯町は中選挙区時代から河野防衛相の父・洋平元衆院議長の地盤。麻生財務相の祖父・吉田茂元首相の邸宅があったことでも知られる。

自民党関係者から「どうなっているんだ」

 自民党重鎮にゆかりのある地域から、首相を名指しで批判する決議が出されるとは穏やかではない。自民系の高橋英俊議長は「詳しいことは言えないが、自民党関係者から決議について『どうなっているんだ』との連絡が来た」と明かす一方、「議員の言論や表現の自由を守る立場なので、粛々と進めた」と言葉少なだった。

同じく自民系の清田文雄議員は、賛成した理由を日刊ゲンダイにこう明かした。

「私は自民党員ですが、国民が感じている不自然な点を感じないわけではありません。国民の声に耳を傾けながら政権運営に努めて欲しいという期待をこめて賛成しました」

今回の“猛省勧告”は「根回しせずに実現した機関決定」(柴崎茂議員)だという。地方の乱は“野火”となって全国に広がるかもしれない。

 

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