確かに、留学生の支援活動をしていると、たくさんの人たちから訊かれます。
何故そのような活動をするのか、お金もエネルギーも半端なく使うだろうし、
支援したからといってその子どもたちが皆オリンピックに出られるわけじゃないだろう
、と言う人は多い。
でも、そうじゃないんです。
支援したからといってその子どもたちが皆オリンピックに出られるわけじゃないだろう
、と言う人は多い。
でも、そうじゃないんです。
僕の心の中には、常に昔小学校の時に出会ったチェ・ゲバラの思想的な部分が、土台と
して入っています。
それは政治的な意味ではなく、生き方としての思想です。
彼はアルゼンチン出身の医者で、母国でない国でも医者としても活動を続けました。
彼らによって出来上がったその国には、医者になりたい若者を助ける制度があります。
世界のいろいろな国々の、経済的に恵まれず、医療環境も良い状況にない、自国では学
ぶことが難しい、
でも医者になりたい、と言う学生たちに無償で6年間の教育を与えるのです。
そこで学んだ医者の数は、世界でものすごい数になります。
そして彼らは、自国をはじめ世界に散らばっていくのです。
代償を求めているわけではないのです。
彼らがそこで学んだことが世界に広がるということは、素晴らしいことではないでしょ
うか?
それに対する批判をする人もいるでしょう、しかし、私もここ30年来独自に支援を
続けてきたこの活動を、FGC(公益財団法人世界こども財団)と言う組織として
継続して広げていくことにしました。
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【宮澤保夫会長「理事長就任あいさつ」8月6日 SEISA星槎グループニュース104】