J-WAVE JAM・THE・WORLD(2019/11/19) 青木理&川崎拓也 取り調べ時の弁護士立ち合いのことを語る、先進国では常識のことをやらないと日本は冤罪大国のままである&堀潤 香港は水で人が殺される状況のことを報告!
永岡です、J-WAVEのJAM・THE・WORLD、グローバーさんのナビゲート、火曜日のニューススーパーバイザーはジャーナリストの青木理さんでした。
まず、堀潤さん、香港について報告でした。お電話での報告、香港からのお電話、5時間前に香港に入り、区議会選挙が24日にあるものの、親中派と民主派、民主派が暴力を振るわれて、親中派は不利で、デモ隊の動きと別の取材で堀さん香港。香港は、今いる九龍地区、報道だと全ての地区が火炎瓶と見られるが、日常生活もあり、しかしデモと日常生活は交錯、黒こげのものをカフェで見るもの。
大学は心配、中に子供がいると母親が発信して、子供たちの安全を守ってほしい、完全な民主主義ではないが、香港で声を上げたら、香港の人たちだけでなく、ジャーナリストも弾圧されるのは大変。堀さん、7月から香港の現場を取材して、警察の武装化はムチャチクャ、道路は水色になり、デモ隊に放水車、しかし水は化学薬品が入り、浴びたら皮膚がただれる!(永岡注:症状を見たらおそらクレゾールがたくさん入っていると思われる、クレゾールは相当薄めないと猛毒です)学生が放水で骨折「水で人が殺せる状態」であり、大学では警察の踏み込む前に出られるか、しかし出たら逮捕、記者はIDを持っていてもニセ記者として逮捕される。
グローバーさん、デモ隊、学生のスローガンを問われて、堀さん「SOS」、一致団結して、中国本土に声を上げてくれ、しかし大学は高度な自治が許されて、キャンパスは自分たちの家であり、権力と対峙する拠点であり、理工大学には他の大学生、高校生も集まり、きょうキャリー・ラム氏の会見、未成年は見逃すが成人は逮捕、しかし、香港は中国メインランドにない自由がアイデンティティであり、経済成長のために自由を捨てろと親たちの世代は諦めであり、香港で起きたことは、日本も台湾も、中国と関係ある国は無縁ではない。
グローバーさん、覆面禁止法は違憲と出たことを説かれて、堀さん、民主派の方に取材、看護師の方、政府は責任を果たしていない、民主主義は意見の違いを話し合いで解決するもので、それを武力で一方を押し通すのはおかしい、しかし区議会選挙が実施されるかは行政の判断であり、香港は制限された選挙だが、区議会選挙は市民の制約が最も少なく、もし中止ならエライことになる。
そして、親中派は経済を語り、しかし親中派の取材はできておらず、支持者は取材でも実名はダメ、経済のために中国と一体化して、自由は制限されて仕方ないであり、堀さんがポイントとするのはアメリカの動き、アメリカの下院で中国糾弾、しかし上院とトランプ氏はどうするか、さらに日本も問題、習近平氏を国賓で迎えていいか自民党も迷い、沢尻エリカ逮捕より、香港のことをもっと報じろ「日本のテレビのワイドショーは情けない」「香港の区議会選挙を日本の国政選挙並みに考えろ」、堀さん、この番組で定期的に報告するし、香港は今も観光OKで来てほしいと締めくくられました。
ちなみに、ウルトラ兄弟の恥さらし、つるの剛士(あえて呼び捨てにする)が桜を見る会で安倍政権を擁護する発言をして、批判されていますが、リテラに記事もあり、https://lite-ra.com/2019/11/post-5099.html つるの剛士は何と2014年に桜を見る会に出て、問題なのはつるのはおバカタレントとして、さらに元ウルトラマンダイナとして知名度は高く(ウルトラシリーズでは、平成1作目のティガの方が人気は上ですが、主役がジャニーズの長野博さんで露出に制限があり、そのため平成2作目ダイナの主役のつるのは元ウルトラヒーロータレントで断トツの露出)、これを見たら、本当に金城哲夫さん、佐々木守さん、市川森一さんが化けて出るし、をい、つるの、ダイナ45話の脚本は沖縄の宝、上原正三さんに書いてもらったことを忘れたか!53年来のウルトラシリーズのファンとして抗議する!
今日のメッセージテーマはモラハラ、パワハラ、青木さん、90年に就職した際にはマスコミ業界でモラハラ、セクハラは横行して、しかし法規制の場合はどこで線を引くか、法規制は難しい、織田さんのこと、日大タックル、テコンドーなどの旧態依然ではなく、見解の相違もあり、モラハラというのは難しいと説かれました。
青木さんの気になったニュースは、アメリカ、トランプ氏は選挙に向けて保守派にむけてムチャクチャやり、しかし桜を見る会のこと、ツッコミどころ満載、一部でこんなことをやらず政策を議論しろというが、安倍政権は憲政史上最長、しかし功績はゼロ、これに安倍政権の問題が凝縮、後援会を税金で接待、税金の公的な行事に後援会、支援者にえこひいき、モリカケ事件と同じ、総理の地位を悪用して支援者に配慮して、追及されたら廃棄した、森友学園では総理が関わっていたらやめるといい、公文書改竄、ホテルニューオータニの前夜祭、5000円は安すぎる、総理が差額を補填したら公職選挙法違反、ニューオータニが総理なら格安にしたら総理への利益供与になり、安倍氏は事務所には入金はないと言うものの、政治資金収支報告書への記載がいるのにない、今国会は12/9まで、しかしモリカケ問題と同じで安倍氏はごまかして、支持率も回復、史上最長政権が続くのは問題。
さらに、安倍総理は自民党保守系と、女性天皇について語り、安倍氏とコアな支持層は女系天皇を認めない、世論は7割認めているが、安倍氏と日本会議は男系天皇でないとダメ、天皇制は続いても、伝統は変えないと潰れる+究極の男女差別、女系天皇を決めないと皇族破綻、天皇制を守るという安倍氏らは、ちゃんとしないと皇室が潰れると説かれました。
UP CLOSE、取り調べ時の弁護士立ち合いについて、大阪弁護士会の川崎拓也さんのお話がありました。概略、追跡します。刑事司法で取り調べに弁護士立ち合いは「先進国」では当たり前、川崎さん、わざわざ大阪から来られました。青木さんは刑事司法の問題点、警察、検察、裁判のことを取り上げて、よくするために、取り調べに弁護士立ち合いを主張する川崎さん、明日東京で裁判であり、青木さんは一度も逮捕されたことはなく、リスナーでも逮捕された方は少ないが、取り調べは密室、ゴーン氏でも問題になり、川崎さん、取り調べに弁護士立ち合いはG7では日本以外はやり、日本は島国、立ち合いでは遅れて、青木さん、逮捕されたら20数日逮捕、青木さんも批判して、暴行は減ったものの、弁護士なしの取り調べは先進国でどうか、川崎さん、23時間取り調べ、否認したら100時間、5日ほど取り調べであり、長すぎて。弁護士なしは先進国でなくても異常。
青木さん、村木さん事件や足利事件があり、録音、録画、しかし司法取引もあるが、録音では不十分かと問われて、川崎さん、録音録画は武器になり、取り調べは大きく変わり、殴るける、利益誘導はできず、捜査の監視には意味はあり、しかし黙秘を貫くのは大変、自分の言い分を形にするのは、被疑者には、リアルタイムで援助が必要で、可視化は事後検証。青木さん、裁判員裁判=重大事件のみ、また部分的に録音録画の弊害を問われて、川崎さん、逮捕された以降、逮捕状を取り、認めてから録音録画もあり、犯罪者としてもおかしい。これを広げて、取り調べに弁護士、冤罪の原因は虚偽自白。
青木さん、逮捕は一般人ではないが、四国で女子大生の冤罪もあり、川崎さん、誰にも起こる。
主題の、取り調べに弁護士立ち合い、先進国で常識がなぜ日本でされないか、川崎では1936年に重大な判決、その後日本でも70~80年代論議されて、95年のオウム事件があり、長時間弁護士は立ち会えるか、取り調べは密室でやるから罪を認める精神論が日本の警察にあった。青木さん、弁護士立ち合いは法律上OKで、逮捕されて、弁護士呼ばないと取り調べに応じないといえるか、川崎さん、弁護士を呼べるが、取調室には入れない。
青木さん、逮捕時に弁護士をつけるのは被疑者の権利、川崎さんを呼べるが、川崎さん、取り調べ立ち合いは、法律でダメとも書いておらず、いいとも書いていない。しかし立ち合いの認められた例はあり、公式にはないが、最近では立ち合いは認められていない。
取り調べで誘導尋問、証拠があるというものの、警察、検察にしたら、弁護士がいたら自白を取れない、川崎さん、取調室にコントロールできない弁護士のいるのは不愉快、正しいことをしていたら弁護士がいて問題ない、信頼関係はあったか、逮捕されるものと信頼関係はあるか、青木さん、黙秘について、後ろめたいから、卑怯と言うものの、検察、警察と被疑者は力関係があまりに違う、川崎さん、黙秘権は被疑者の持つ唯一の武器、本人も知らない証拠をガサ入れなどで集めて、唯一自分を守るのは黙秘権、否定するために、嘘ついたと言われて、被疑者に武器はない、言うべきとことは裁判で、は被疑者のため、しかし黙秘したら叩くのは、黙秘権の否定。
青木さん、刑事司法は膨大な組織があり、立証責任は警察、検察にある、川崎さん、立証責任は警察、検察にあり、国家権力行使にフリーハンドが許される。青木さん、こういう話を知る人は少なく、逮捕されて、村木さんの冤罪事件、いきなり素人がボクシングのリングに挙げられて、レフェリーのないリングでプロボクサー相手にさせられて、反則しても止められず、その通り、素人、逮捕されたらみんなそうで、法律の専門家の援助は必須、正当な捜査権限行使と対。
青木さん、冤罪事件を取材して、死刑になるもので、プロボクサーにボコボコにされて、やっていないことをやったという、川崎さん、アメリカでも自白で冤罪、否認するデメリット、死刑になると、言ってくれたら死刑回避というものがあり、認めたらメリットありと被疑者は思う、被疑者のことは警察が決めてしまう。青木さん、弁護士立ち合いは必須、しかし弁護士会に対処できるか、弁護士は増えているが、今の日本で23日取り調べに弁護士は立ち会えるか、被疑者はお金なし、報酬なしでやれるかと問われて、川崎さん、まっすぐな答えではないが、23日も取り調べはおかしい、イギリスでは弁護士の立ち会える範囲で取り調べ、それが困難でも折衷案はあり、弁護士が立ち会えたら、黙秘権をうまく行使して、まず弁護士は、取調べを変えるべき、弁護士立ち合いのみOKとすべき。
青木さん、川崎さんを呼んだのは、四国で冤罪のシンポジウムもあり、日弁連が立ち合いのシンポジウムは初であり、弁護士の姿勢を青木さん問われて、川崎さん、刑事弁護している人では圧倒的に取り調べに弁護士を立ち会わせるべきとの意見、日弁連、大阪弁護士会でもそうであり、社会に広げるべき。青木さん、警察、検察は立ち合いを嫌がる、ハードルは高いと問われて、川崎さん、ゴーン氏のこともあり、外国人の逮捕で問題、日本は大変に遅れている、本気で冤罪をなくすには必須。青木さん、冤罪をここで取り上げて、弘中弁護士も呼び、海外の有名な経営者の逮捕は国際的な批判を浴びた、青木さん、勉強になったと締めくくられました、グローバーさん、法務大臣に意見書であり、青木さん、変えるのは難しいが、あらゆる分野でグローバル化なのに、司法のみドメスティックはダメ、警察、検察が抵抗しても、メディアと弁護士の尽力が必要と青木さん追加されました、以上、青木さん、川崎さんのお話でした。