J-WAVE JAM・THE・WORLD(2019/11/27) 安田菜津紀&嶋崎量 教員の変形労働制を語る、先生のしんどい社会はいずれ行き詰ることを説く、桜を見る会のスキャンダルを放置したらこの国の民主主義が破綻する、たんぽぽ舎山崎久隆 女川再稼働の問題点を説く!
永岡です、J-WAVEのJAM・THE・WORLD、今週はフォトジャーナリストの安田菜津紀さんの司会でした。ちなみに、明日出る週刊文春に安倍総理の桜を見る会、何と後援会の旅費も山口県の自民党が出していたという記事が載ると言うのです(https://bunshun.jp/articles/-/15834 )。久しぶりに文春買おうかなと思います。また、赤旗日曜版最新号は桜を見る会のスクープ第5弾!赤旗日曜版を20年読んでこんなことは初、安倍さ~ん、早く辞めてね、「お国」のために(笑)。さらに、週刊新潮にも桜を見る会のスキャンダルが載るそうです(https://www.dailyshincho.jp/article/2019/11271700/?all=1 )。
TODAY’s HEADLINE、女川原発再稼働について、たんぽぽ舎の山崎久隆さんのお話がありました。言うまでもなく、3・11で被災した原発の再稼働は初、再稼働推進委員会((c)今中先生)がOK、安田さん、東北の原発の合格に驚かれて、山崎さん、推進委員会は東北電力の言い分をコピペ、重大な事故を起こさない保証なし=30km圏の避難訓練がいり、原子力規制法では重大事故を想定せず、しかし女川原発は3・11で2000か所以上破損+火災、茨城県の東海第2同様やってはいけない、女川は14mの津波に襲われて、しかし高さ18mで助かり、地震の想定を2倍、津波23mでも不十分、日本では想定の4倍の津波もあり、3・11では30mの津波もあった。
山崎さんの懸念は、運転時のトラブル、ミス、ヒューマンエラーは考慮されず、それで全電源喪失、火災の時にはお手上げ、それの対策施設を作っても、飛行機墜落など防げない。安田さん、今後はパブコメを募集して正式に審査合格というものの、パブコメのことについて、山崎さん「過去にパブコメが反映されたことはないが、意見は言うべき」、3・11被災者の声を聞くべき。地元の同意は今ない&30km圏内では再稼働に町長反対、女川、石巻では反対7割、安田さん、再稼働ありきでは認められないと締めくくられました。
安田さん、都内の中学校で講演して、将来フォトジャーナリストになる人は少なく、フォトジャーナリストの仕事はなかなか伝わらず、依頼による取材は安田さんなく、自らどこに行くか持ち出しで取材、10月にNPO法人になり様々な方に支えられて、リスナーの写真展参加にも感謝されました。
安田さんの気になったニュース、イランのニュース、死者450人、イラクでも同様の死者、デモ参加者の敵は無関心であり、国内の問題、桜を見る会、昨日シュレッダーで追求、シュレッダーを相手にするなという声もあるが、参加者名簿など、エビデンスを示したらすぐにわかるのに、なぜエビデンスを破棄、隠すのか、反社会的勢力の参加を認めて、今まで個人情報、セキュリティで公表できないと言ってこれで、なぜセキュリティの問題か、どうして反社会的勢力が入ったかもたどれないと検証できず、これは桜を見る会だけの問題ではない、公金で自分の支持者を優遇するのは民主主義無視、高齢者を呼んだからいいではない、自分の支援者を優遇したら、違法でなくてもしてはいけない、公金で支援者に有利にするのは違法とすべき。桜を見る会、民主党政権もやっていたとネトウヨは揶揄するが、安倍政権で膨れ上がり、民主党政権でもあったから、ではない、今の政権でしか軌道修正できず、公文書はちゃんとすべき、冷笑ではなく冷静に追及すべき、桜を見る会はまたか、ではなくこれを解明せずに日本の民主主義の確立はないと説かれました。
UP CLOSE、教員の働き方改悪、変形労働制について、弁護士の嶋崎量(ちから)さんのお話がありました。現役の教員と野党はから反対の声、概略追跡します。教職員給与特措法、労働問題に詳しい島崎さん、中身は教員ではなく一般労働者には適用、多忙な時のものを残業と認めず、1週間40時間以内の労働を崩し、年単位で、忙しい時は残業を認めないもの、なぜこんなものが出たか、背景は政府、教員も、先生は忙しすぎる、過労死、志望者も減る、せめて夏休みをまとめて取れるように、しかし年単位で残業ゼロでも、成り手不足、統計でも出て、教員志願者は減り、ドラマにもなるが、教育実習をして、学校の先生は忙しすぎる、自分には無理と、大学生も遠慮、長時間労働、保護者から辛辣な言葉、小学校教師の3割、中学校では6割が過労死ラインのもので、先生の仕事が激増して、先生は増えず、非正規の先生のみ増えて長続きせず、授業より保護者対応が増えて大変。長時間労働だと、一般企業だと残業代が出るが、労働基準法、教員も適用なのに労働時間について排除、部活指導は入らず、仕事が増えても、一般企業のように残業代が出ず大変。部活指導は平日だけでなく、土日祝もやる、しかし、残業代なし=自発的と見なされる、これはメスを入れられず。
変形労働時間制、夏休みは休めるというものの、残業時間について、多くの先生は夏休みも休めず、夏休みで先生が楽なのは昔、繁忙期に取れない休みを取るのは無理、仕事を減らさないと休めない、むしろ繁忙期がもっとしんどくなる。部活指導、介護、子育てを理由に拒否できない。
現役先生の声、チェンジオルグに悲鳴、衆院では嶋崎さん参考人で出て懸念を語り、これになったら先生を辞める、親族を過労死で亡くした人もあり、これを認めたら先生の長時間労働追認。
改革の根拠は、統計はあるのか、政府の中教審で出ても不正確、先生の労働時間管理はいい加減、8月にも残業があるのにそれは踏まえられていない、8月も忙しいのに繁忙期は大変、これで労働時間は短くならず、私立だと統計はなく、大学の先生にも適用されるが、正確な統計はない。
先生の労働時間、電子化されるところはあっても、どう管理されているか?タイムカード、自己申告、しかし今でもちゃんと管理されず、届出もちゃんとせず、労働時間の把握は課題だが、問題点は解消されない。
変形労働制なしでまとまった休暇は取れないか?学校を閉める時間を取る手もあり、今の制度の元でも改善できて、条例を変えて地方自治体が先生の労働をちゃんとすべき、そうしたら害悪なし、しかし評判の悪い変形労働制、民間での導入、民間企業で導入されて、長時間労働は改善された統計はなく、残業代不払いを隠すため、時短に繋がる統計は民間でもない、公立学校では残業代は払われず大変。
変形労働制は働くものより、労働者を使うものに都合がいいものであり、労働規制を緩和、書面で協定をしないとダメ、恒常的に長時間労働はダメ、変形労働で大変になる労働者を救うため、しかし歯止めなし、労使協定が必須とされず、せめて書面を交わすべき、条例で決められる、歯止めは必須。働き方の枠が変わると大変、労働者を守る協定は必須、休みをまとめて、ではなく、繁忙期にもっと、文科省は現場の声は無視しないと言うが、それは信用できない。長時間労働自体厳しく、過労死、精神疾患があり、その対策はどうか?先生に限らないが、教員は労働時間の把握なし、家に帰りテストの採点をしたら、労働時間にならず、これを見直すのがスタート、残業代を払うと大変な文科省の悪意。
安田さん、先生より私たち、安田さん教育課程を出て、先生の友人が多く、保護者から電話などあり板挟み、先生の長時間労働を市民はどうとらえるべきか、嶋崎さん、先生の労働は教育を受ける子供、社会、日本に暮らす市民全体の問題、先生がしんどく、まともな社会にならず、先生を楽にすることが社会を良くする、先生のサービス残業は社会の汚点、そう考えられるか。安田さん、子供のために、先生が犠牲になってはいけない、審議中であり、黙認は許されないのです、以上、安田さん、嶋崎さんのお話でした。