020年になっても国民は忘れない! 2019年に安倍総理が成し遂げた10のこと

020年になっても国民は忘れない! 2019年に安倍総理が成し遂げた10のこと

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田中信一郎
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 2019年は、安倍晋三首相の活躍が目立った年でした。なかでも、日本政治にとって重要と考えられる2019年の十大ニュースをピックアップしました。つい最近のように思えることも、遠い過去のように思えることもあるでしょう。年末年始、一緒に2019年の安倍首相の活躍を振り返ってみましょう。トランプ大統領夫妻をおもてなしする安倍首相夫妻

トランプ大統領への「おもてなし」

10位 安倍首相によるトランプ大統領への心づくしのおもてなし  わが日本国の代表たる安倍首相が、アメリカのトランプ大統領の来日に際して、盛大な「お・も・て・な・し」をしたことは、5月下旬の大きな話題でした。国技館で、炉端焼き店で、安倍首相の太鼓持ち精神が、存分に発揮された数々の名シーンが思い出されます。日本国民にとって真の主人が誰であるか、分かりやすく示された一件でもありました。 ◆9位 安倍首相が範を示した大臣辞任での任命責任の取り方  安倍首相が、自らの任命した大臣や副大臣等の不祥事に対し、どのように責任を果たすのか、明確に示された年でもありました。桜田義孝オリンピック大臣、塚田一郎国土交通副大臣、上野宏史厚生労働大臣政務官、菅原一秀経済産業大臣、河井克行法務大臣と、次々に辞任したにもかかわらず、安倍首相は得意の口先だけで乗り切りました。秋元司元内閣府副大臣の逮捕では、どうなるでしょうか。 ◆8位 ついに明らかになった安倍首相の国民への親愛の情  総理大臣は国民からすれば雲の上の存在ですが、安倍首相が多くの国民を総理主催の「桜を見る会」に招待して、多くの国民との友誼を厚くされていました。安倍首相と昭恵夫人は、自らの選挙区の有権者をたくさん招き、国民の税金で接待しただけでなく、色眼鏡で見られそうな会社の社長や反社会的な勢力の関係者まで招待していました。身内にやさしいご夫妻の性格がうかがわれた出来事です。

沖縄県民の民意など無視。強気な安倍首相

7位 江戸の敵を長崎で討ってでも日本のメンツを死守した安倍首相  安倍首相は、戦時中に日本企業で働かされた韓国の人々への賠償をめぐり、従来の国会答弁で示した方針を変更してでも、文在寅政権に打撃を与えようと頑張りました。安全保障上の問題が持ち上がっても、貿易上の摩擦が生じても、観光客の減少で地域経済が冷え込んでも、安倍首相の強硬姿勢の演出は変わりませんでした。おかげで、日本のメンツが守られたと錯覚している国民もいます。 ◆6位 沖縄の民意に屈しない姿勢を貫いた安倍首相  名護市辺野古での米軍新基地の建設について、2月24日に実施された沖縄県民投票では、7割超の県民が反対の民意を示しました。しかし、安倍首相は、新基地の建設をさらに強行することで、県民の民意を無視する姿勢を貫きました。自らを支持する国民には、税金を湯水のごとく使って接待する一方、異論のある国民には徹底した無視を貫く安倍首相。ふつうの政治家には真似できません。

5位 安倍首相の側近の夢と利益が破れる  安倍首相側近の下村博文元文部科学大臣が、強いリーダーシップで路線を引いた大学入学共通テストへの民間企業の導入について、同じく側近の萩生田光一文科大臣が批判に屈したため、延期になってしまいました。予定どおりに導入されていれば、下村元大臣の発言力と資金力が強まり、安倍首相にとっても心強かったことでしょう。下村元大臣と萩生田大臣の関係がこじれてないか、心配です。 ◆4位 安倍首相の側近の自由と欲望も敗れる  安倍首相側近の山口敬之氏(元TBS記者)が、ジャーナリストの伊藤詩織氏を性的暴行したと裁判で認定されたことも、側近たちが性的暴行で欲望を満たす自由を阻害することになってしまいました。逮捕状が請求されながら、天の力によって難を逃れた山口氏でしたが、民事訴訟から逃れられませんでした。そろそろ安倍首相が前面に出て介入し、山口氏に手を差し伸べる時期かもしれません。 ◆3位 軽減税率の導入でさらなる力を手に入れた安倍首相  消費税の軽減税率は、軽減対象を決定できる安倍首相と与党(自民党・公明党)に、さらに大きな力を与えることになりました。献金や集票をしてくれる業界の物品は軽減し、逆らう業界の物品は軽減対象から外すと言えば、多くの業界が味方になってくれるでしょう。これからの政治は、軽減対象をどうするかで、大きく動くでしょう。軽減税率をちらつかせれば、憲法改正も夢じゃありません。

やばい質問には「逃げの一手」戦略を貫徹

2位 巧みな与党操縦で国会から逃げ切った安倍首相  野党は、安倍首相に一方的な好意を募らせ、予算委員会での面談を執拗に要求してきました。そんな野党に対し、自らの心の安寧を大切にする安倍首相は、総理と総裁の立場を使い分け、巧みに委員会開催を潰し続けました。総理としては「国会に求められたらいつでも出席する」と答える一方、自民党総裁として与党を巧みに操縦し、委員会開催を食い止めてきました。安倍首相、アタマいい! ◆1位 スーパー台風にもグレタさんにも動じない安倍首相と小泉環境大臣  今年の9月、スーパー台風が首都圏を直撃し、多くの人命・財産が失われました。また、気候危機を訴えたグレタ・トゥンベリさんの国連スピーチは、多くの人々の心と行動を動かしました。しかし、沖縄の民意にも揺るがない安倍首相と、抜擢された小泉進次郎環境大臣は、その程度で石炭火力重視の方針を変えるほど、軟弱ではありません。安倍首相は、2020年も経済産業省や電気事業連合会の仲間たちとともに、ブレずに石炭火力発電と原子力発電を推進していくことでしょう。  以上、安倍首相の視点で、2019年の政治ニュースを振り返ってみました。野党共闘が深化する一年でもありましたが、豪胆な安倍首相はまったく気にもしていないことでしょう。年末年始も、友人とゴルフでリフレッシュする安倍首相。2020年、虎ノ門ニュース文化人Hanada文化人、とりわけ山口敬之さんや加計孝太郎さん、菅原一秀さん、河井克行さん、秋元司さんなど、親しいご友人やお仲間とお天道様の下で堂々と、会食やゴルフ、桜を見る会が楽しめるといいですね! <文/田中信一郎>

田中信一郎
たなかしんいちろう●千葉商科大学准教授、博士(政治学)。著書に著書に『政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない―私たちが人口減少、経済成熟、気候変動に対応するために』(現代書館)、『国会質問制度の研究~質問主意書1890-2007』(日本出版ネットワーク)。また、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(扶桑社)では法政大の上西充子教授とともに解説を寄せている。国会・行政に関する解説をわかりやすい言葉でツイートしている。Twitter ID/@TanakaShinsyu
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