2020年都知事選:宇都宮・山本は、16年の鳥越選挙と比較して、都心3区で最も伸張し、西多摩・島嶼部で後退

2020年都知事選:宇都宮・山本は、16年の鳥越選挙と比較して、都心3区で最も伸張し、西多摩・島嶼部で後退

[転送・転載歓迎。]

2020年都知事選の分析の続きです。

【要点】

(1)20年選挙の宇都宮・山本は、16年の鳥越選挙と比較して、都心3区で最も伸張し、西多摩・島嶼部で後退しました。
(2)都心3区での伸長は、立憲民主党が宇都宮候補を応援した効果と、もしかしたらコロナ禍の中、それを増幅させた新自由主義政策に対する抵抗感がそれなりに高まり、宇都宮・山本がその受け皿になったことが要因かもしれません。
(3)西多摩・島嶼部での後退は、保守層の宇都宮・山本に対する選好度がまさに鳥越に対するそれを下回ったことによるものでしょう。

表1「都心3区で小野に負けた宇都宮と山本」

小野たいすけ候補の得票率トップ3は都心3区(千代田区、中央区、港区)でした。小野候補の新自由主義政策に都心3区の土地柄が親和的であるためでしょう。

宇都宮けんじ候補、山本太郎候補は合計得票率で小野候補にどの開票区でも勝っていますが、いずれも単独では都心3区で小野候補に負けています。

山本候補は都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、文京区)を含む14開票区で小野候補に負けています。

表2「16年の鳥越と比較して20年の宇都宮・山本は都心3区で最も伸張」

ただ、20年の宇都宮・山本の合計得票率を16年の鳥越俊太郎候補の得票率で割った比のトップ3も、島嶼部を除いて都心3区なのです。14年の宇都宮候補と比べても似たような傾向にあります。

これは、20年の宇都宮・山本以外の得票率を16年の鳥越以外の得票率と比べると都心3区での得票率が下位に移行していることと裏腹の関係にあります。

コロナ禍の中、それを増幅させた新自由主義政策に対する抵抗感がそれなりに高まり、宇都宮・山本がその受け皿になった可能性があります。

表3「16年の鳥越と比較して20年の宇都宮・山本は西多摩・島嶼部で後退」                                   

宇都宮候補、山本候補とも西多摩と島嶼部では新自由主義の小野候補に2倍前後とかなりの差で勝っています。島嶼部の有権者にとって水道民営化されてはたまらんでしょう。この結果は当然です。

ところが問題は西多摩と島嶼部において16年の鳥越選挙より後退している点です。20年の宇都宮・山本の合計得票率は16年の鳥越俊太郎候補の得票率を下回っています。

16年鳥越/14年宇都宮の得票率比において西多摩・島嶼部が上位を占めていることからしても、もともと宇都宮候補が西多摩・島嶼部で弱いことは明らかです。

票田でないとはいえ、西多摩・島嶼部は保守が強くて当たり前、ではいけない。

太田光征

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