西谷文和 路上のラジオ(2020/11/27更新) 小出先生 女川原発再稼働の問題点を語る、核と言う麻薬漬けに日本をした自民党と原子力マフィアを倒さないとこの国は潰れる&西谷さんのアフガニスタン取材報告、中村哲さんの軌跡と、アメリカの戦争の犠牲になった声なき人たちの実状を告発する!戦争も原発も一番弱いものたちが犠牲になるのは許せない!
永岡です、西谷文和路上のラジオ、Radio on the Street第40回(https://www.radiostreet.net/radio/665/ )公開されました。
すでにネットでは話題になっていますが、27日発売の週刊ポストに菅総理にも安倍前総理の桜スキャンダル同様の疑惑(https://news.yahoo.co.jp/articles/f552b6fa4e05222d8679eb94b1a71521fdda58a4?fbclid=IwAR29PNcC6nwKtYGnTp18IuBLFFXSSYCFG7kLhubj1K2SMRvYhgiTK-dJZFU )、週刊現代の編集長であった元木昌彦さんがJ-CASTニュースの週刊誌紹介で書かれています(https://www.j-cast.com/tv/2020/11/27399853.html?p=all )、ツイッターではスガもプリズン(東京裁判の戦犯の収容された巣鴨プリズンにひっかけて)と発信されています。
テーマは西谷さんのアフガニスタン取材報告と小出先生による女川原発のことです。今回もリスナーの声、原発のことを勉強してこのラジオにたどり着いたもの、政治は悪代官が悪事をしていることを知り、西谷さんもゲストの方も正義感を評価、種苗法反対の指摘があり、西谷さんも農業は大切、コロナで食べ物がなくなると大変なのに、その農業の大切さを実践された中村哲さん、医師として限界があり、2003年から砂漠に用水路を引かれて、昨年殺されて1年。アフガニスタンで中村さんのことを西谷さん取材されました。
3・11を忘れない、久しぶりに小出先生登場、女川原発、本当に再稼働させていいの、11/11に女川再稼働、宮城県知事、地元が合意なものの、小出先生は女川反対に関わられて、当時何を考えていたか、半世紀以上前、小出先生は高校を出る際に自分の人生を原子力に、と1968年に東北大学原子核工学科に入り、しかし当時は大学闘争の最中だが、そんな中で小出先生は当時右翼的?(笑)で大学闘争は無縁、しかし東京大学安田講堂の闘争を、テレビを見ない小出先生、たまたま大学生協のテレビで見てショック、そして女川原発のことを知り、当時は小出先生原発に好意的だったが、どうして仙台に建てないか?仙台には火力発電所、どうして過疎地の女川か、女川町の方も反対運動して、小出先生は大学闘争に接して、何が問題か、自分のやっている学問の社会的な意味を考えて、原発がなぜ仙台でなく女川町か、大学では原発の専門家を育成する、原発は素晴らしいと教えられて、そしてなぜ仙台でないか大学では答えは出ず、ところが米国で原発の問題点が発信されて、憂慮する科学者同盟のことを知り、原子核工学の先生と論争しても、女川に建てる意味は分からないが、もちろん原発は危険なので過疎地に押し付けると知り、核は論外→原発反対に180度転向、女川反対は小出先生のルーツ。
東日本大震災、女川は福島第一原発より震源地に近く、しかし福島第一原発は爆発したが、女川は助かり、福島は外部電源の送電線全滅だが、女川は一本だけ外部電源が取れて、そして福島ではディーゼル発電機も地下、原発の危機管理はデタラメ、女川原発もディーゼル発電機のタンクは津波で流されて、しかし送電線が生きていて辛うじて助かった。
日本の原発は米国のもののコピー、アメリカの原発は川のそば+東海岸=津波は来ないところ、そんなものを日本に持ってきたのは間違い。原発は出す熱の1/3しか電気にならず、海、川の水で冷やさないとならず、米国は冷却塔で冷やして、日本は海で冷やした方が安上がりであり、それで福島原発事故。
女川原発はリアス式海岸=断層がたくさんある地震の巣、どうしてそんなところに建てたのは、何とかなる、世界に430の原発、100は米国=東海岸、ヨーロッパの150はカンブリア大地の地震のないところ、しかし日本は世界の地震の1割、原発などやったらアカンのに、日本は敗戦国として二等国であり、一等国になるため経済と核、イケイケドンドン。
核を推進したのはこのまえ国葬の中曽根氏、そして関西電力の再稼働は加圧水型軽水炉、女川は沸騰水型軽水炉、どちらが危険かは判断は困難だが、沸騰水型軽水炉はタービンを回す水が放射能を帯び、関電の加圧水型は蒸気発生器、熱交換して放射能のない水でタービンを回すが構造は複雑、熱交換器は複雑で年がら年中壊れる、沸騰水型と加圧水型はどちらも危険。
美浜原発は二次系の配管が20年手入れも点検もせず破断して作業員数名が死亡する事故が2004年にあり、美浜事故の際に、核は大丈夫、五重の壁と関電も東電も嘘をいい、しかし加圧水型も沸騰水型も事故は起きる、1979年のスリーマイル島事故の原発は加圧水型、その際に東電は沸騰水型だから安全といい、関電はスリーマイルと違う会社のものだと言い訳、そしてチェルノブイリ原発事故はソ連でお粗末と日本は言ったが、日本の核技術者はソ連が世界初の原子炉を作り、日本の核技術者はソ連をチェルノブイリ前はほめたたえていた、あまりにいい加減!
女川の地元の同意は、経済で締め付けられて、人口流出のためお金が欲しいとして同意、麻薬付け、交付金から逃れられないものにした原子力マフィアの仕業、日本の17か所に原発だが喜んで受け入れた町は一つもなく、過疎で受け入れて、そしてハコモノを作り、その維持に交付金が要り、固定資産税もかかり、地元から増設してくれ、と薬物中毒と同じ、福島は7,8号機を増設してくれ、であった。
女川は半島の中で住民は逃げられず、リアス式海岸=海沿いに複雑で、地震、津波で避難は無理、東京新聞の記事だと、石巻市だと9割の避難に最低5日かかるとあり、事故だと、地震、津波で道路は破壊されて避難は無理、福島原発はリアス式海岸でなく何とか逃げられたが、ずさんな避難計画なのに、小出先生は日本の原子力マフィアは汚い、避難がちゃんとできるか国が責任を持つべきなのに、避難計画は自治体の責任として安全審査は自治体に押し付けて、犠牲者は地元。
また地震、津波で女川が事故なら東北は破綻、しかし日本政府は福島原発事故なのに復興オリンピック、事故が起きても地元は破綻、自民党政府、原子力マフィアを解体しないと核の麻薬付けはなくならず、福島原発事故で小出先生の友人はこれで原子力マフィアパーと考えたが、しかし原子力マフィアは無傷で生き残り、2011年3月11日の原子力緊急事態のままなのに、そのことをテレビもマスメディアも報じず、福島を風化させろと、オリンピックだ、万博だという自民党、原子力マフィアの支配する政府を変えないとこの国は破綻すると締めくくられました。
後半は西谷さんのアフガニスタン報告、10/22~11/3、西谷さんコロナ禍の中でアフガニスタンを取材されて、アフガニスタンに行かれた理由は中村哲さんの殺害から1年、ショック、大事な人を失い、しかし1年経ち風化させてはならない、中村さんの用水路の取材のために、UAEカブール→ドバイ経由でジャララバードにアフガニスタンの民族衣装で行かれて、洋服の人はいない、地元にISなどいて、四輪駆動だと狙われて、オンボロタクシーで現地に入り、北からのクナール川をさかのぼり、ガンベリー砂漠、マルワリード(真珠の意味)の用水路を25km引いて砂漠が緑、公園が中村公園、東京ドーム3500個分、福岡市の面積!を緑にして、用水路の中村公園、展望台があり、中村さんの似顔絵が描かれて、ここが10数年前砂漠とは信じられず、山肌は砂漠、それを緑にしたのは奇跡、用水路の周囲は緑、中村さん、2003年から用水路を作られて、アメリカのイラク戦争の前日、西谷さんも2010年に現地で取材、中村さんと会い、ため池を作り、上の水が飲める、洪水対策もできる、その際に中村さん、ここで日本人、伊藤さんが2008年に殺されて、日本のジャーナリズムは引き揚げてしまい、しかしアフガニスタンの人たちはどうか、日本は自分の命が助かったらいいのかと説かれて、13人いた日本人は引き揚げてしまい、中村さんの用水路事業はその後も進んで、中村さんは一本筋が通り、今、トランプ氏ら新自由主義、自分さえよければいい、アメリカファースト、東京ファーストの対局。
西谷さん、新しい用水路の建設現場に行かれて、3週間で完成するもの、何もない砂漠が、両サイド森になり、子供たちも中村さんがいなかったら生まれていなかったもので、現地の方も中村さんに感謝。
用水路は当初手で掘って、木が育ち、森になり、何もない砂漠が森になり、現地にいた子供たち、難民が農業をできて、森→町、学校、モスクができて、中村公園は治安が良い、食べられる「食糧があったら争わない」、食糧なしでタリバン、ISに入ると食べられるが、中村さんは9条の精神を体現されて、中村さん、学校やモスクを作られて、建設は何も知らず、日曜大工が得意でそのの延長線上でやり、貧しい人たちの子供も通えるようにして、神社も寄付で日本は成り立ち、アフガニスタンも同じ、アフガニスタンだと教育は重視されるのに、お金がなくなかなか通わせられない。中村さんは教育を大切にされて、孤児たちを受け入れて、寄宿舎も作り、中村さん、ポーカーフェイスの人が子供の話だと笑顔になり、日本にとってもアフガニスタンにとっても中村さんはなくてはならない人、この事業を止めてはならず、ペシャワール会もやっているが、中村さんの後継者は用水路と答えられて、その用水路、現地の人が今も中村さんに教えられた方法で建設を続けている。
他方、ジャララバードからカブールに戻り、4000人の避難民キャンプ、昨日今日逃げてきた人たちが、激戦州から逃げてきて、家財道具は何もない、やかんと釜、家に屋根がなく、雨が降ると大変で、大慌てでビニールシートを敷こうとしても買うお金なし、そして冬は大変、子供たちは生きられるか?泥で天井は作れず、カブールは標高1800m、冬はマイナス20度の厳寒の地、しかし子供たちはそこでズボンもない、服もペラペラ、靴下などない、西谷さん、難民キャンプの責任者と相談して、しかしビニールシートより食糧であり、30家族分のお米などを配り、翌日にカブールの子供病院に行き、栄養失調、やけど、戦争で傷ついたもの、火傷は、日本のような机はない、ガスもなく薪・釜などでやり、そこに赤ちゃんが落ちる、熱湯をかぶる、日本のようなポットなし、それで家で火傷。
許せないのは、戦闘行為に巻き込まれていること、ロケット弾の被害を受けた10歳の女の子がいて、前日に手術、タリバンとの戦闘で、両親は死亡、この子のみ生き残り、昨日最終手術で生き延びたが、素人目でも危ない。峠を越えたが、ロケット弾の破片が脳に入り、障害の残る危険性があり、アフガニスタン軍とタリバンの戦闘、そしてISも加わり、戦争を止めないと大変なことになる。
西谷さん許せないのは劣化ウラン弾、米軍は2001年から劣化ウラン弾を無数使い、その放射線被害により、1日5回手術、腫瘍を切り取り、イラク、アフガニスタンではこういうものが増えて、因果関係を調べるべきだが、アフガニスタンはアメリカに支配されてできない。医者は、戦争前はこんな子供はおらず、おそらく劣化ウラン弾、親もアメリカを批判できず、アフガニスタン政府は日本政府と同じくアメリカの言いなりで抗議できない。西谷さん、その日帰国しないとならず、帰国、関西国際空港でPCR検査で陰性、自宅で2週間過ごして、活動再開、西谷さんは12/26にエル大阪の南館で中村さん追悼と、アフガニスタン報告をされる予定です。
今回は小出先生のお話と、西谷さんのアフガニスタン報告、原発と戦争は一番弱いい立場のものが犠牲者になる、原発は過疎地、戦争は力のないものが犠牲になり、路上のラジオは瓦礫の中からの声を伝え続けたいと締めくくられました、以上、路上のラジオ第40回でした。