武漢発じゃない? 昨年12月以前に「コロナ存在」の信憑性

武漢発じゃない? 昨年12月以前に「コロナ存在」の信憑性

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武漢の海鮮市場発じゃない?(C)共同通信社
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 新型コロナウイルスの「武漢起源説」を揺るがす報告が入ってきた。米CDC(疾病対策センター)の研究チームが先月30日、ある論文を発表した。昨年12月13日から今年1月17日に米赤十字が集めた献血サンプルから、新型コロナウイルスの抗体を示す反応があったという。

■米国、イタリア、スペインで確認

 米国では今年1月19日に、国内初となる新型コロナ感染者が確認されている。しかしCDCは、それ以前から国内にウイルスが存在していた可能性があると結論付けている。

 武漢での発生よりも前に新型コロナが存在していたという報告は、アメリカだけではない。イタリア国立がん研究所は、昨年9月に肺がん検査を受けた人の血液から、新型コロナの抗体を確認。スペインのバルセロナ大は、昨年3月に採取した市内の下水サンプルから、低レベルではあるが新型コロナの陽性反応が出たと、それぞれ今年に入ってから発表している。

 新型コロナウイルスの拡散が始まってから、まもなく1年が経とうとしている。米、伊、スペインから、次々に“証拠”が見つかっているということは、新型コロナは“武漢”以前から世界に広まっていたのか。「武漢起源説」は覆されるのか?

 ナビタスクリニック川崎の医師、谷本哲也氏はこう分析する。

「各国の報告が本当であれば、科学的には大きな発見ですね。しかし、まだ何とも言えません。他のコロナウイルスと誤認していないか、遺伝子のどの部分を読んでいるのかといった点を精査しなければなりません。CDC自身も、交差反応による偽陽性の可能性を論じていますしね。ただ、起源の特定は大きな業績となるので、世界中の科学者らによる“先陣争い”が起きているのでしょう」

 新型コロナの起源を特定すれば、今後のパンデミック対策や科学研究に役立つ。誰が“偉業”を成し遂げるか楽しみだ。

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