〈本会議で虚偽答弁は前代未聞〉 謝罪会見が必要なのはこの男 安倍“逃げ切り”を許すな

〈本会議で虚偽答弁は前代未聞〉 謝罪会見が必要なのはこの男 安倍“逃げ切り”を許すな

2020-12-10 05:00

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「謝るべきはワタベよりアベ!」。そんな声も出てきた安倍前首相の「桜を見る会」問題。早くも「秘書だけ」で幕引きを図ろうとしているが、果たして国民の理解を得られるのか。さらに安倍政権時代の閣僚が五百万円の裏金を授受した疑惑まで発覚。そして菅首相は――。
「桜を見る会」前夜祭の舞台となったホテルニューオータニ。その十六階にある高級中華「大観苑」に十二月二日夜、姿を見せたのは、安倍晋三前首相と盟友・麻生太郎副総理だった。清和会と麻生派の当選三回生議員約三十人が集まり、安倍氏の慰労会を開催したのだ。
 数人ごとに分けられたテーブルを回りながら、上機嫌な安倍氏。次期総選挙へ向け、こう発破をかけた。
「(当選から)八年間頑張っているけど、次の選挙も頑張って下さい」
 麻生氏も呼応する。
「逆風が吹いても、勝てるよう準備しておくように」
 清和会と麻生派。計百六十人超の一大勢力だが、人事面で不遇をかこつなど、菅義偉首相との間に溝も生まれている。だが、安倍氏らは「逆風」からの反転攻勢を誓い合ったのだった。
 翌三日には、読売新聞夕刊一面に〈安倍前首相聴取を打診 東京地検「桜」前夜祭巡り〉との見出しが躍ったものの、安倍氏には自らに累が及ぶという危機感は希薄だ。国会内での囲み取材では苛立った様子も見せたが、別の場面で事情聴取について問われると、
「俺、まだ全然聞いてないよ。検察からってどうやって連絡くるのかな。固定かなー、携帯かなー」
 と呑気に語っていたという。果たして、安倍氏自身は法的責任を一切問われることなく、このまま“逃げ切り”を図るのか――。

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国会招致を求める声が高まっている

 昨年まで「安倍晋三後援会」が主催してきた前夜祭。会費五千円とホテル側に支払う実費との差額分を、安倍事務所が補填していた問題が明らかになっている。
「特捜部は、後援会の代表を務める安倍氏の公設第一秘書の配川博之氏を政治資金規正法違反(不記載)容疑で略式起訴する方針を固めています。補填分の約九百万円に加え、昨年までの五年間の会費収入とホテル側への支出、さらに補填分の原資なども収入として全て後援会の報告書に記載すべきと判断しました。不記載額は計約四千万円に上ります。過去の事例では政治資金規正法での立件のハードルは三千万円台。秘書を立件するために、四千万円にまで積み上げたと見られます」(社会部デスク)

(削除)
前夜祭の案内と「告発状」

 しかし、疑問が残る。なぜ「秘書だけ」が、単なる「略式起訴」での立件に留まるのか、ということだ。
小渕観劇会の二の舞は避けたい
 改めて経緯を振り返ろう。前夜祭が始まったのは、安倍氏が首相に返り咲いた翌年の一三年。ただ、この年だけは補填分を、安倍氏の資金管理団体「晋和会」の報告書に記載していた。「本会 会合費」として五月十日付で約八十三万円を、会場のANAインターコンチネンタルホテル東京を運営する「パノラマ・ホテルズ・ワン」に支出している。
「一四年まで晋和会の会計責任者は、長年経理を担当していた女性秘書のA子さんが務めていました。ただ、彼女は七十代と高齢だったため、一五年から会計責任者は西山猛氏(当時は政策秘書)に代わった。この西山氏は『安倍周辺』として、大手紙などに『安倍氏は何も知らない』というストーリーを“裏レク”した人物です。西山氏によれば、自身と配川氏らが協議し、一四年分から補填分を報告書に記載しないことを決めたといいます」(同前)
 当の安倍氏は周囲に今、こう“言い訳”している。
「Aさんが高齢で認知機能が落ちてしまい、それでミスも増えた。担当者を代えたんだけど、引き継ぎがうまくいかなかった」
 だが、それは本当か。
 実は補填分の記載を止めた「一四年」は大きな意味を持つ。小渕優子経産相(当時)が後援者を観劇会に格安で招いたことが報じられ、就任一カ月半で閣僚辞任に追い込まれた年なのだ。桜前夜祭は小渕観劇会と同じ構図と言える。
「額こそ違うとはいえ、首相の不記載が表に出れば、国会炎上は免れ得ない。実際に配川氏らは『不適切なイベントと指摘されると考え、記載しないことにした』などと供述していますが、特捜部も不記載の動機を『小渕観劇会の二の舞を避けるためだった』と見ています」(検察担当記者)
 問題が明るみに出たのは昨年十一月。かたや、安倍氏側はオータニ幹部を事務所に呼ぶなど“口裏合わせ”に踏み切る。年明けには刑事告発もされたが、「桜捜査」は進まなかった。
 しかし“官邸の守護神”黒川弘務前東京高検検事長の辞任とともに、事態は大きく動き出す。「『桜を見る会』を追及する法律家の会」が提出した「告発状」が受理され、桜捜査も進んでいくのだ。同会世話人の泉澤章弁護士が指摘する。
「政治資金規正法違反だけでなく、公職選挙法違反(寄附行為)でも刑事告発しています。補填分の九百万円がどこから出てきたのか、誰がスキームを考えたのか。そうした点こそ解明しなければなりません」

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「桜を見る会」で「斎藤さんだぞ」のポーズ

 ところが――。
 桜捜査を巡っては「安倍氏に聴取要請へ」「秘書を略式起訴へ」などの報道が相次ぐ一方で、特捜部は早くも幕引きを図る構えだ。
 安倍氏側近が明かす。
「安倍氏としては公選法違反はもちろん、政治資金規正法違反であっても、公判請求され、法廷の場に舞台が移ることだけは是が非でも避けたい。領収書破棄や口裏合わせなど、全てが白日の下に晒される可能性が高いからです。安倍氏には元高検検事長のヤメ検弁護士がついていますが、安倍氏側と特捜部の“談合”の結果、秘書の略式起訴が落としどころとなったのでしょう。だからこそ、安倍氏は宴会に参加したり、週末にゴルフをしたりと余裕も垣間見せているのです」
 それでも、安倍氏には重大な問題がある。“虚偽答弁”だ。国会対策の陣頭指揮を執る菅首相の最側近、森山裕国対委員長が嘆く。
「安倍さんの政治的ダメージは大きいと思います。結果として、総理が答弁されたことが間違っていたとすれば、どうするのかというのは非常に難しい。捜査の結果、第一秘書の方も(罪を)認められて、記載すべきものを記載していなかったという話になると、本会議あるいは予算委員会で答弁されたことと違うわけですから。そこはどう整えていくのか、残念ながら、本会議の方は前例がないんです。これは、国対として調べないといけません」
 実際、事前に用意された原稿を読み上げるだけの本会議答弁では、事後の修正はほとんど行われない。
 だが、これまで本会議で「後援会としての収入、支出は一切ない」などと事実と反する答弁を重ねてきた安倍氏。その数は、衆参の本会議で計十三回にも及ぶ。
(後続略:乞参照「週刊文春」)
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