原発事件処置と原子力マフィアの責任! 3・11、原発事故訴訟、甲状腺問題etc

J-WAVE JAM THE WORLD(2021/3/11) 堀潤&細野豪志、馬奈木厳太郎 原発事件処置と原子力マフィアの責任を3・11に問う、原発事故訴訟、甲状腺問題etcを議論する

 永岡です、J-WAVEのJAMTHE WORLD、グローバーさんのナビゲート、木曜日のニューススーパーバイザーはジャーナリストの堀潤さんでした。今日は東日本大震災10年特番、オープニングの音楽も今日のためのものです。7時台は被災地のメッセージがあり、J-WAVEは今日1日震災特集、素晴らしいラジオです。また明日はボックス、伊藤宏さんお休みです(大竹まことゴールデンラジオは安田浩一さん出られます)

 毎週木曜日お馴染みのネタ、ジャーナリスト元木昌彦さんのJ-CASTニュースでの週刊誌紹介、https://www.j-cast.com/tv/2021/03/11406907.html?p=all 文春は菅政権の先を読んでチェックメイトであり、その取材に感服するとともに、スキャンダルの底なし沼に成り下がった自民党のデタラメに唖然です(さらに、明日出るフライデーに総務省からNTTへの天下りスクープがあるとのこと)。また文春と新潮は原発事件も詳報、ただしテレビが原発事故を取り上げるのはおそらく今日のみ、コロナ変異株が大変なことになり、神戸だと先月は全体の15%であったのが今月38%、もし神戸のみ特別に危険ならサンテレビで特番があるはず=つまり全国的に大変なことになる(特に、コアラ1匹のエサ代も出せない某自治体が心配!)、しかし明日以降またぞろテレビはコロナ一色(あるいは総務省汚職?)になると危惧されます(ただ、変異株はオリンピックにとどめかも知れませんが…)。

 ちなみに、文芸評論家?の小川栄太郎氏が朝日新聞だけでなく木村真市議他を誹謗中傷したクズ本、小川氏と飛鳥新社に賠償命令です、https://www.asahi.com/articles/ASP3B75PKP3BUTIL00S.html?fbclid=IwAR11OAwLO_zSVGMszMaBm7VWloNqOyQ09FlLmUoSFKbcQggp_J3i9pUxnvQ 木村さんのFB発信だと小川氏は木村さんに取材していないというもの、つまり安倍晋三氏を守るためには何でもあり、小川氏に取って安倍氏は昭和天皇みたいなものでしょう!(笑)このクズ本は発売してしばらくして神戸三宮のブックオフに数冊並び誰も買わない代物です!小川氏は百田尚樹氏、ケント・ギルバート氏、杉田水脈氏らとともにブックオフの定番です。この本がいつ100円コーナーに行くか楽しみです(笑)。

 堀さんの気になったニュース、東日本大震災、原発事件10年、堀さんは沖縄に避難された女性に取材されて、原発事件を伝えたい、沖縄も伝えたいと写真展をされて、被災10年、生活を取り戻そうとする人がいて、被災者は歯を食いしばり、時には絶望、堀さんはタクシー運転手さんと防災についてみんなでやらないといけないと言われて、声を掛け合い進もうと問われて、フリーライターの吉田千亜さん、核事故避難者を取材される方、避難者の数え方は指示区域だけでなく、県内避難者7800人いて、公式に38000人避難、しかし実際は7万人以上、避難者の定義が福島県と被災者で異なり、災害救助法の仮設住宅から出たら避難者数から外れる。堀さんは自主避難というものの、全員に支援すべきで、地域で支援策の異なるのはおかしいと説かれて、吉田さん、自主=自分勝手ではない、2017年3月末には区域外避難者の支援がなくなり路頭に迷う、家がなくなると生活破綻。

 堀さんは節目だけでない、今日から11年目が始まると説かれて、吉田さんは震災後に知り合った方と話してここ数日落ち着かず、安心するために国と東電は責任を取るべき、原子力マフィアの事件の責任を問わないと国家破綻、吉田さんは、被災者の隣にずっといたい、神様になれたらと思ったくらい、被災者に寄り添える人であって欲しいと説かれました。

 UPCLOSE、原子力発電所の是非を3・11から10年の日に問うものです。民主党政権の際の核事故収束担当の衆院議員・細野豪志氏と、生業訴訟の原告側代理人、馬奈木厳太郎さんが出られました。

細野氏、原発事件の際に菅総理の元で活動して、10年前のこの時間を振り返り、当時官邸にいて、津波被害に続いて、福島原発のブラックアウトで日本はどうなるか不安、原発事件はあそこからここまできて、Jビレッジはサッカー場、しかし課題は無数あり、デブリ処理のこと、汚染水処理(細野氏は処理水というものの、ここでは馬奈木さんの通り汚染水で統一します)があり、それに取り組む10年が始まる。

 馬奈木さん、この裁判はこのラジオで何度も取り上げて、2013年に提訴、全国で原告4000人、高裁で勝訴であり、メディアは区切り、節目と言うが、当事者にしたら節目など関係なく、明日以降大変、メディアが明日以降少なくなり今後大変。堀さん、裁判の傍聴をして、高齢の原告が闘うものと説かれて、馬奈木さん、最高裁判所で争い、国と東電は責任を認めず、一日も早く救済が必要、政府は決断すべき。

 細野氏、2/19の生業訴訟について、法的な部分の責任は司法に判断が要るが、政策的、道義的責任は国と東電にあり、賠償はしている。10年で一区切りでないのは重い。堀さん、原告は高齢、亡くなった人もいると説かれて、廃炉、東電は30~50年後というものの、デブリ処理は処置なし、石棺の案もあると説かれて、廃炉は可能かについて、馬奈木さん、膨大な時間がかかる。2051年をめどという工程表だが、デブリ、燃料棒取り出しのめどなし、この問題は全国民の考えるべきもので福島に押し付けて済むのではない、論点について、地元の住民の理解なしに押し付けられず、論議、情報公開が要るのに信頼がない。

 細野氏はロードマップも担当したもので、今も現場の作業員とやり取りして、彼らに肩入れするが、よくここまで来た、4号機の使用済み核燃料プール、よく処理できた、あれがアウトなら東日本壊滅、現場の頑張りは理解して欲しい。そしてデブリ取り出しは最難関、その前に汚染水処理がいり、大熊町のタンクは満杯、双葉町もタンクにしたらデブリを置く場所はなく、汚染水は世界で海洋放出していて、中でロボットも活躍して見えるようになり、次は取り出し、あらゆる技術の総動員が要る。地元の理解「地元」は大きな主語だと堀さん説かれて、これについて細野氏、地元は大熊町と双葉町、復興拠点で多くの人が住み、双葉町も帰還になり、汚染水の決断が要り、福島県とすると関係者は多く、信頼のために情報公開がいる。

 馬奈木さんは、汚染水もあり、前提として国に法的責任があるとして事故処理すべき、事故の処理について、なぜ事故が起きて誰に責任があるか、国の法的責任の有無でロードマップは異なり、政府のロードマップは国に法的責任なしで行っているが、一審二審は国の責任を認めて、汚染水海洋放出は許されない。細野氏、海に汚染水を捨てないと現場は疲弊、専門家も結論を出して、誰に責任でも汚染水は海に捨てるしかなく、細野氏は汚染水の担当ではないが、移染は国のバックアップでやり、甲状腺検査も国が金を出しても曲がり角、過剰診断のリスクがあり、政策的、国が責任をもってやっていると回答。

 堀さん、徹底した情報公開というものの、国、東電は本当にそうかについて馬奈木さんは、裁判をして初めて出た資料があり、国会、政府事故調査委員会の資料も出て、甲状腺についてどういう情報提供を日本政府がしたか不透明=情報公開は不十分。細野氏は、原発事故の前と後で全く異なり、事故後長いと数時間記者会見して、分からないことは後日回答、情報隠蔽は政府のリスクになるというのが当時の経験で今の政府もそうしている、10年前のスタッフもいて、当時の一線のものが勇退、あと5年で事故当時の人間はゼロ、東電もそうである。

 馬奈木さん、懸命になっているのは当然、しかし司法判断はそれはそれではない、三権分立、国に法的責任=国に救済の義務があり、しかし国の法的責任の元で核事故処理はしていない、国は法的責任を認めず事故処理をしていると説かれて、それをあいまいにするのは10年の今とんでもない。

 そして、甲状腺検査、細野氏は過剰診断に言及、国連も直接関係なしというものの、これについて馬奈木さんは住民と接して、国の義務として健康被害の有無を調べるべき、事故を起こした国の責任、馬奈木さんは医師ではないが、臨床の現場の声を聞き、国連の評価の基準が不透明、原発事故、放射線被害に閾値がなくゼロでないとリスクはあり、専門家も長期に検査すべきといい、そういう現場の声を聞くべき。

 細野氏、福島医大とやり取りして、コンセンサスは両論併記ではなく、被ばくによる健康被害はないと言うべき、予算つけて検査して、福島の人に寄り添うべき。甲状腺検査は浜通りと会津で同じ、甲状腺がんはどこでも起きて、手術の必要ない人がいて、それは無視できない、細野氏は連れ合いが甲状腺がんで大変、生命保険入れず、希望者のみ検査すべき、子供全員の検査は必要かというもの、無料で寄り添うのは希望者のみ。

 馬奈木さん、原告に子育ての世代もいて、細野氏の発言について、10年で結論をはっきり出すのは、公害訴訟、薬害でも10年で決着のついた例はなく、水俣病は公式発表の前から存在して、放射線の影響は晩発性、そしてしなくていい手術というが、検査と混同するのはどうか、しなくていい手術をそれほどしているのかと説かれました。

 核の是非、原発を今後も続けるのか、菅政権は原発推進、自民でも新設、細野氏、甲状腺検査はやめろとはいわないが、若者の健康の曲がり角、エネルギー政策、核に未来永劫依存できず、どれくらいのところで廃止か考えるべき。立憲民主党枝野氏は脱原発に100年かかるといい、これが現実、脱原発をどれだけ前倒しか。

 馬奈木さんはもちろん訴訟の目的は脱原発、他人に同様の被害を出さない、被害の根絶=核は廃絶すべき、。廃炉、収束、事故原因されず再稼働は、福島の被災者にとっては政府が被災者切り捨てに見えて、倫理的に見ても核の推進はとんでもない。

 細野氏、事故調査の本を出し、生業訴訟の歴史もホームページにあり、馬奈木さん、細野氏に最高裁の判決を一緒に聞きたいと説かれました。私には細野氏、原子力マフィアの完全な一員であり、少なくとも原発事故の法的責任を認めないのは位置として問題(ただ、この件は太平洋戦争で昭和天皇の戦争責任を問わなかったことに起因する日本の戦後史の暗部)と見えました。以上、堀さん他のお話でした。 

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