外務省「ミッテ区少女像に関して自治体に出したメール等文書」廃棄⁉ 他
皆様
こんにちは。増田です。これはBCC送信しています。重複、超長文、ご容赦を!!
件名、増田的(笑)最新ニュースです。「ベルリン・ミッテ区少女像に日本の日本政府&3姉妹都市&名古屋市長が干渉書簡送付」問題は、日本の民主主義と地方自治の根幹にかかわる問題だと思いますので、今、できる限り経過をまとめておこうと、いろいろ開示請求したりしています。
今年1月5日付で外務省に受理された情報公開請求「ベルリン・ミッテ区少女像に関して貴省が各自治体宛てに出した全ての文書(メール・FAX等も含む)」 に対して、3月8日付で「不開示(不存在)」と回答が来ました。
理由は「作成した文書は保存期間満了のため廃棄済みであるため」!? だそうです。
未だ3ヵ月だって経ってないよなぁ…と思って、担当の中東欧課に電話を回してもらいましたが「『意思決定に関わらない』…つまり、たいして重要じゃない、ってことですよね…ものの保存期間は『1年未満』と決まってますので、1年未満だといつ廃棄しても構わないのです」…って!?
「でも、それじゃあ、政策決定の過程を検証しようがないじゃないですか?」
「『意思決定に関わらない』ような文書だということなんです。たとえば、内部の事務連絡のメールとか…」
「ミッテ区少女像問題は大きな外交問題で、内部の事務連絡とは違うでしょ?」
「ただ、担当課としては、そのように判断した、ということです」
「それじゃあ、いつ廃棄したのかぐらいは理由に書いてほしいんですけど…」
「『保存期間1年以上』と決まっているものについては『いついつ廃棄しました』と理由に書くのですけど、1年未満のものは、特に規則にないものですから」
「それ、何の規則に書いてあるんですか?」
「公文書管理法です」
証拠隠滅としか思えないのですけどねぇ…
さて、ドイツ在住が長かった音楽家の藤田史郎さんからメールで教えていただいた、ミッテ区緑の党イングリット・ベルテマン女性区議の言葉を紹介します。
「この件は戦時下における性暴力という世界的な問題というだけではないのです。日本はここで歴史修正行為を行おうとしているのです。それ受け入れてはいけないのです」(昨年12月4日付ベルリン・ターゲスシュピエゲル紙の記事から)
日本政府&津和野町・新宿区・東大阪市・名古屋市(=極右日本会議連中)の「少女像撤去」要求は「歴史修正行為を行おうとしている」のだ、と見抜かれているんですね…
ただ、あれだけナチスの蛮行を恥じ常に反省を表明するドイツ政府の方は、ナチスドイツに見劣りしない残酷な日本軍慰安婦制度を運用した日本帝国政府の野蛮な行為を無かったことにしたい現在の極右日本会議政府の「歴史修正」犯罪的行為を見抜けない⁉ なぜ?
最後にミッテ区少女像前で行われた3月6日の集会の様子を報じたドイツ公共放送と藤田さんによるその発言内容の要約をご紹介します(最初の25秒くらい、その後は反原発集会)
「rbbというのはRundfunk Berlin-Brandenburgの頭文字でベルリン・ブランデンブルグ放送局の略です。
要は、3月6日、ベルリン・モアビート地区の『慰安婦像』の前で、3月8日の国際女性デーを控え、ベルリンの女性連盟『クラージュ』と韓国協会のモアビート慰安婦問題研究会の共同主催のもと、モアビート地区の『平和の像』の前で、『すべての場所での女性の地位の平等(特に仕事場)や女性の性的暴力からの身体的、精神的保護、それに女性が世界中のどこでも自由に活躍でき自己決定ができる社会を目指そう』というMahnwache(マーンヴァッヘ・監視所)というアクションを行なったという内容でした。」