東日本大震災10年、シリア戦争10年、 音楽・エンタメは不要不急ではない:          文化・音楽で難民を支えられる、難民見捨てたら日本の民主主義も破綻

Radio Dialog(2021/4/14)更新 安田菜津紀、佐藤慧&SUGIZO 東日本大震災10年、シリア戦争10年を語る、音楽、エンタテインメントは不要不急のものではない、文化、音楽で難民を支えられる、難民を見捨てたら日本の民主主義も破綻することを語る

 永岡です、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんのRadio Dialog、昨夜放送分のゲストはSUGIZOさん、安田さんと佐藤慧さんがホストでした(https://www.youtube.com/watch?v=MGv0ZAIDUYQ )。テーマは東日本大震災10年、シリア戦争10年です。 佐藤さん、ユーチューブのチャットでリスナーとやり取りできるのがメリットと説かれています。SUGIZOさんは入管難民問題も取り組まれています。

 昨日の気になるニュース、先週に続いて入管難民制度、名古屋入管でスリランカの方が亡くなり、事件から1カ月、死因は明確化されず、代理人の指宿弁護士、責任逃れ、しかし名古屋入管の責任で、責任がある証拠のないとんでもない報告書、なぜ点滴、治療をしなかったか、仮放免のない理由に第三者調査がなく、調査は入管の身内で、調査したものは名前を公表しておらずとんでもないもの、昨日は安田さん、チキさんのセッションにも出られて、リスナーから、国の管理下で人命のなくなるのは大変なことだと指摘があり、入管法改悪、政府は入管の味方であり、指宿さんは入管が長期収容をやめたらいいのにしない、長期収容問題がポイント、政府は難民を本国に追い返すものと怒られて、野党のヒアリングもあったが役人は口頭のみ=公文書として残さず、第三者の調査は必須、第三者委員会は国民の監視のものであるべきで、事件を起こした入管の内輪の調査ではダメである。この問題はこのラジオで追求するものです。

 さらに、福島原発事件の汚染水を2年後に海洋放出、安田さん不誠実、政府は2015年に、漁連に関係者の理解なしにやらないと言っていて、自民党の中からも反対意見のほど意思疎通がなく、毎日新聞が4/7に、自民党の中でこの決定は選挙後にしてほしかったというのを見られて安田さん、東北切り捨て、トリチウムのゆるキャラなど国民をバカにして、オリンピックは安倍総理のアンダーコントロール嘘で招致した責任を問うべき。佐藤さん、最終処分の問題があり、最終処分場、フィンランドのオンカロでは終了は100年後+その後に10万年!我々は10万年後にツケを残すのかと説かれました。福島原発事件は来週特集されます。

 ルナシーエックスジャパンのスキゾーさん(https://sugizo.com/ )、リモート出演、スギゾーさんは佐藤さんも参加するバンドのメンバー、かわいいおっちゃんたちの意味、ババガヌージュ(https://d4p.world/news/2309/ )、難民キャンプ限定バンド、イラク、ヨルダンなどでライヴ、レバノンに行きたいがコロナで大変、先月さいたまスーパーアリーナでルナシーのライヴも行われて、この時期のライヴは制限も多く、観客は声を出せず、踊れず、しかし30分経ち熱も感じて、方法論が制限されて絆が深まったと説かれて、ファンもこの日を心待ちにして、コロナ禍で、音楽、エンタテインメントは大変、スギゾーさんは音楽を作り、しかしコロナで差別など社会のネガティブなものが明らかになり、ブラック・ライヴズ・マターもそうだが社会の暗部が露呈した。日本はリーダーシップがなく政策は当てずっぽう。政治は社会と向き合わない。佐藤さん、1年前はマスク争奪戦、感染者差別、他国に支援なしで、コロナ禍て大変、その中でやらなければならないものがあると説かれて、スキゾーさんは選挙に行こう、被災地ボランティアなど様々なことをされて、社会問題に関わるエネルギーはどこかと問われて、スギゾーさん、自分の信じるものを次世代に伝えたく、自分主体ではない、自分が楽をしたいではなく、自分がコロナ禍に機能して、次の世代をサポートしたい、自己顕示欲かも知れないが、世の中をいい方向にしたい、進化することが生き物として生まれた理由。

 佐藤さん、日本だとアーティストが政治を語るとバッシングされると説かれて、スギゾーさん、音楽、映画、文学、絵画など文化は社会と密接であるべき、権力に都合の悪いものを発信するアーティストは追いやられて、安全な活動をするものはヒットチャート、コマーシャリズムに乗る傾向が強い日本に疑問。スギゾーさんは海外のアーティストとも交流して、ミャンマーのデザイナーさんとコンタクトして、国の政治、政権と文化は無縁ではなく、ミャンマーは大変、スギゾーさんのライヴされたスロベニア、自由のために闘ってきた兵士たち、自由を勝ち取るための闘いがあり、日本は戦後GHQで自らの意志で政治に参加する傾向がなくなり、民主主義の根幹を理解していないままという実感があり、アーティスト、映画、音楽などエンタテインメントは社会性を奪われている。分けられないものが細分化されてしまい、市民の動きが必要で、今年は東日本大震災10年、区切りではないが、この10年の検証は必要と佐藤さん説かれて、スギゾーさんは宮城県石巻市と長く関わられて、この10年、かけがえのないつながりが石巻とあり、石巻はそれ以前から接点があり、ライヴハウスで活動、福島もライヴ、福島でCO2削減を訴えて、被災地と10年、今の生き方を決めたものである。

 佐藤さん、一方的に支えるのではなく、共有だと説かれて、スギゾーさんは食レポされたのを評価されて、スギゾーさん、被災地のおいしいものを紹介して、昨年熊本に行きたかったがコロナで行けず、ボランティアは他県から行けず、昨年の水害、復興は思うように行かず、東日本大震災以降の災害ボランティアにとって気になり、事あるごとにボランティア活動をしていたのにできずフラストレーションがあった。

 しかし、スギゾーさんの活動に触発されて東北のボランティアをされた方もあり、YouTubeのチャット欄に声があり、コロナが落ち着いたら東北に行きたい。スギゾーさんは東北に行きたかったが東京は緊急事態宣言、そして宮城で緊急事態宣言で被災地に行くのがしんどい。そして海外に行くのが困難、2011年3月は東日本大震災だけでなく、シリア内戦が始まり、多くの難民の出ているシリア内戦があり、スギゾーさん、どんな些細なことでも貢献したい、日本で内戦10年は想像できるか、負傷した難民も多数いて、日本で生きているものにとって、どんなことでもいいから支援したい、その思いが強く、現地に行き、難民のことは他人事ではなく仲間、仲間が故郷を追われて何もしないことは考えられない。

 そして、現地にスギゾーさん行かれて、佐藤さんも同行、シリア難民だと祖国を見たことのない子供たちもいて、難民キャンプで第4世代も生まれて、10年の難民生活はしんどく、むごい、一刻も早くシリアの方が安心して生活できるようになるべき、過酷な状況の子供たち、それでも目がキラキラして、大人たちは絶望と隣り合わせだが、子供たちは生きている、その純粋なエネルギーに感動、子供たちの犠牲を許してはならない。

 難民は一人一人顔があり、難民キャンプがあるが衣食住だけで人間は生きられず、スギゾーさんの音楽を聴いた子供たちと女性が感動したもので、スギゾーさんは衣食住だけでは人間は生きられず、音楽、映画、読書は人間として必要ではあり、コロナ禍で音楽、エンタテインメントは制約されて、不要不急のものとされたが疑問、今こそ、音楽、エンタテインメント、芸術は人間を救う、難民キャンプでもそう、当時難民に音楽はどうかと思ったが喜ばれて、音楽の存在理由、デビューして25年、実感して難民キャンプを何度も訪れて、音楽はいかなる時でも人間には必要。

 ババガヌージュは難民限定、つまり必要なくなることが目的だが、国会では入管難民法の改悪がゴリ押しされて、スギゾーさんは改悪に反対、どの国だと基本的人権は尊重されるべき、国境をこえて人間の尊厳は守られるべきとスギゾーさん説かれて、しかし日本政府にとって対岸の火事、入管法改悪を許してはいけない、母国だと命の危ない人たちもいる、難民を無限に受け入れろではない、生命の危機にある人を救うのは大切な倫理、他人の生命を敬うのが日本のかつての美徳、思いやりの心を忘れてはいけないが、コロナ禍、日本は自然災害ラッシュで他国のことを考えていられないのではダメ、生まれたところで生命の尊厳の脅かされるのはダメ。

 ここで40分に達してしまい、また、スギゾーさんに参加してほしい。スギゾーさんは4月20日に配信ライヴがあり(https://sugizo.com/news/detail/167 )、昨年1回目をされて、ストリーミングはコロナ禍で大事、ストリーミングをうまく活用してやりたい、1度目成功して、配信ライヴならではのものを発信したい、今のコロナ禍、東日本大震災10年、中東では自由が奪われる中で表現すべき意志は大切にしたいと説かれて、佐藤さんもオンラインの意味があり、リスナーから無関心がいけないのと指摘があり、一つの発信が新たな発信になると説かれて、佐藤さん、スギゾーさんとガンダムも話したかった、ザッパのことも話したかった、いずれザッパナイトもしたいとして時間になりました、以上、スギゾーさんのお話でした。

 安田さん、時間のたつのは早く、リスナーのコメントも多数あり、スギゾーさんの呼びかけで東北に移住した方がいたとあり、ジャム・ザ・ワールドからのリスナーもシリアのために寄付したとの声があり、しかし東日本大震災、シリアも時間が経つほど忘れられて、それだけに継続的な寄付は大事だと説かれました。佐藤さんはコメントを見て感銘、安田さん、頭が3ついる、ラジオに話す、コメントを見る、などのものだと締めくくられました。

 安田さん、4月15日~26日にオリンパスギャラリーで写真展があり、東日本大震災被災地、日本各地のもので生きた証を示したもの、見て命を見てほしいと説かれて、来週は福島原発事件を振り返るラジオをします、現地の住民の声ももっと伝えたいと説かれて、安田さん、リスナーの支援に感謝されました、こういうジャーナリストの方によるラジオ、素晴らしいものです(テレビはどこを見てもコロナ一色)。私も映画館、コンサートは定期的に行き、文化芸術は不要不急のものではないと痛感しています。どこぞの自治体のように文化芸術を破壊するところでコロナ最悪なのは、文化こそ社会のセーフティーネットの一つだというのを示していると思います。以上、ラジオダイアログでした。

Categories Uncategorized

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close