性暴力と刑法改正:明治時代に作られた性犯罪要綱の改正、幅広い被害者救済が必要、冤罪防止は取り調べ可視化で対応せよ

J-WAVE SPIENAR from JAM THE WORLD(2021/4/30更新) 安田菜津紀&寺田東子 性暴力と刑法改正を語る、明治時代に作られた性犯罪要綱の改正、幅広い被害者救済が必要、冤罪防止は取り調べの可視化で対応すべきことを考える

 永岡です、J-WAVEの音声配信サービススピナーでJAMTHE WORLDのUPCLOSEを配信する企画、今回の担当はフォトジャーナリストの安田菜津紀さんでした(https://spinear.com/shows/up-close-jam-the-world/episodes/up-close-jam-the-world-natsuki-yasuda-53/ )。

ゲストは寺町東子(とうこ)さん、性暴力と刑法について論議されました(ハフポストの記事、https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60417911c5b613cec15c6b13 )。

性犯罪と刑法、4月に報告書が出たものの論議は分かれて、弁護士の寺町さん、検討会では立ち上げ、2017年に強姦罪が110年ぶりに改正、適用範囲を広げて、まだ不足、3年後=2020年に見直し、被害者支援団体も立ち上がり、検討会もできて、報告書は出来たが、暴行脅迫、性交同意年齢など問題があり、検討会は多岐にわたり論議して、何が罪になるか、強制性交の範囲が問題になり、現行法だと男性器挿入のみを、手やものをてれる=被害者から見て強制性交になるものを、LGBTの方の意見も入れて論議した。

これまで、犯罪とされるものは範囲が狭かったものを、暴力としてみなす、改正前は加害者側から見て、改正は被害者の視点から、夫婦間の性暴力はかつて家の中で対象外であり、配偶者の間で性暴力は成立すると専門家は見ていて、すると性交渉にいつも応じろと、夫婦、パートナーでも相手の同意は絶対と議論は一致した。同意なし=暴力、焦点は暴行脅迫要件であり、現在の刑法だと、相手の意志に反する性行為は即処罰ではなく、暴行か脅迫、心神喪失などが求められて、あまりに狭いもの。2017年の性犯罪の刑法改正でも暴行脅迫は残されて、刑法学者たちも被害者の同意なしに性行為はダメとは認識しているが、加害者がどうやって認識するか、暴力だと行為者もわかるという点で、暴行脅迫は必要とされて、2017年では、通常の性交でも暴行とみなした例があり、暴行は必須と刑法学者は考えて、しかし2019年3月に性暴力無罪判決がいくつも相次いで、そしてフラワーデモが開始されて、暴行脅迫がないので無罪になったことがあり、2017年の改正は隙間だらけということが明確になった。

2019年春に理不尽な判決が相次ぎ、父親が娘をレイプ、福岡だと泥酔させられて、加害者が同意とみる=加害者が鈍いと性犯罪は成立しないのは問題、被害者の抵抗が要件は、抗拒不能というのは問題で、これらをゆるやかに解釈するものとそうでないもので差が出来て、警察で被害届を受理されない、無罪判決などたくさんの問題点があり、それで文言を明確化するもとのになる。

安田さん、抗拒不能の意味を説かれて、ハードルは日本だと高すぎて、海外の事例は不同意性交も犯罪かと問われて、寺町さん、海外でも女性への暴力、性をベースにした暴力を防ぐ条約もできて、同意は被害者視点から見る方向になっている。そして、安田さんの気になるのは性交同意年齢であり、寺町さん、被害者側が同意しても性行為が罪になる絶対的なもの、日本だと13歳=13歳以上で性被害に会った場合に、えげつない暴力、抵抗できないと証明が求められて、13歳になったら立証が求められて、被害者保護がされない、13歳は中学1年、隣国の韓国はこれを16歳に引き上げて、しかし13歳のハードルで罪に問われない事件もあり、13歳の女性が父親から暴行された、高校生で性被害に会い、これがネックで無罪になった例もあり、14歳は刑事処罰の対象になり、中学生同士のものを処罰するなという意味で13歳になっているが、これはもちろん問題。

安田さん、年齢差があっても立証のハードルの高さを説かれて、寺町さん、中学生保護のために16歳にする、成人にする、教師と生徒、コーチと選手、親族の関係を広げるなど手法はあるが、高校生~20代前半の人たちを守る必要がある。

さらに、公訴時効のこと、性犯罪は被害にあったと気づくまで10年かかる例もあり、時効については、現行法だと強制わいせつは7年、強制性交は10年、しかし性被害→PTSD、回避になり、被害ゆえに訴えられない例があり、被害の特徴から時効10年は短すぎて、さらに子供が被害に会い、10代になり犯罪と気づいた場合に時効になったこともあり、子供は成人まで時効の起算点を遅らせるべき。大人の場合はどうするか、起算点を25~30歳まで、自分で被害と認識するまで止める、ドイツは25歳までストップして、国により時効20年の類例もある。

性被害は被害と認識できるまで時間がかかり、地位関係性を悪用した性犯罪は韓国だと有罪の例が出て、これと混同していけないのは、看護者の地位関係性での犯罪、抗拒不能、優越的地位の悪用のこともあり、被害者が子供、障害者なら考慮すべき、ただ具体的な決定はまだない。

不同意性交を犯罪とすると、冤罪の可能性もあり、冤罪は様々な例があるものの、冤罪は決して許されず、それは取り調べの可視化、弁護士が取り調べに立ちあう、逮捕拘留期間を短くする、海外でされているものを日本もやり、そして客観的証拠、防犯カメラ、体液などと保持するようにすべき。何が被害かコンセンサス、ワンストップセンターを整備するのも冤罪を防ぐ。

被害者が警察でセカンドレイプの事例もあり、被害の申告をしやすくするべき。そして被害者を出さないために刑法はどうあるべき科、同意のない性交は犯罪との意識、それをカジュアルに語れる環境が必要で、同意は何か社会が環境を揃えるべき。安田さんは加害者を作らない、性教育、性犯罪の加害者の矯正を問われて、寺町さん、加害者は子供時代に虐待を受けていた例もあり、人間が大切にされる環境が必要で、加害者に認知を取り除く教育は必須、性犯罪は累犯が多く、これは考えるべき。

刑法見直しは社会の意見によるもので、市民は何をすべきかについて寺町さんはフラワーデモの意味もあり、被害者をケアする、地元選出の国会議員に性犯罪の被害者を救えと意見すべき。安田さんはこれを聞いている人に被害者もいて、そういう人たちをケアして声を上げ続けたいと締めくくられました。このようなテーマはテレビではありません、次回は青木理さんと作家の平野啓一郎さんが出られます、以上、安田さん、寺町さんのお話でした。

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