文化放送ラジオ くにまるジャパン極(2021/5/31) 大谷昭宏 コロナワクチン体制の政府の不備、自治体により激変するのはダメ、五輪は商業主義と分かれて、開催されていないアフリカでやって意味を立て直すべき、地方紙ジャーナリズムが日本の言論の自由を守ることを説く
永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、月曜日のコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。野村邦丸さんの司会、西川文野さんがパートナーでした。大谷さん、今週も大阪からリモート出演でした。
ニュースなラヂオ動画班、名古屋入管でスリランカ人女性が実質殺害された件、葬儀に参列された矢野さんの報告がありました(https://www.youtube.com/watch?v=xCqIGpjG-5E )。矢野さんの報告はジャム・ザ・ワールドやポリタスTVなどで安田菜津紀さん、津田大介さんたちが報告されたものと同様ですが、これは日本の外国人(と言うかヤマトンチュが欧米人以外の日本より下と勝手に政権が思っている階層)人権侵害の権化、この改悪も五輪のため、共謀罪も五輪のため、要するに五輪は日本を戦前に戻す最終兵器的なもの、こんなものを許したら我々「日本人」も殺されます!
深読みジャパン、コロナ大規模ワクチン接種センター開始1週間、緊急事態宣言再延長になり、自衛隊の運営する接種センター、東京1万、大阪5000人接種、京都、兵庫も予約開始、首都圏と関西圏の予約が可能になり、来月の接種のもの、これについて大谷さん、大阪におられて、豊中では機能していない、大阪も大規模接種して、大谷さん明後日接種、4週間後に2度目になるものの、少なくとも自衛隊の大規模接種は進んでも、政府は自治体に丸投げ、大阪の自治体のワクチン接種は機能せず、自衛隊のような組織でしかダメ、PCR目詰まりと同じ、日本の行政システム破綻を実感。大阪はクリニックに高齢者が雨の中100人並ぶ、今は高齢者だが、ポリオで子供たちがなくなった時は母親が悲鳴、あの惨劇の再来。
比較的小さい自治体だとうまく行き、しかし大都市だと大変、邦丸さんも東日本大震災、自治体で復旧の状況が激変、目詰まりと説かれて、大谷さん、阪神淡路大震災、東日本大震災、自治体により早いと仮設住宅建設、他方仮設住宅に外れてインフルエンザで亡くなった方も多い、コロナは災害、自治体の力で住民は右往左往。邦丸さん、読売の記事、菅氏は打てるなら早く打て、多少の齟齬は見逃す力任せと説かれて、大谷さん、朝日の検証記事もあり、PCR検査も進まず、検査、重症病棟確保できず大阪で17人自宅に亡くなり、亡くなって後で遺体とやっと遺族対面、どうしてPCRダメか、ワクチンは遅れたのか、菅氏はワクチンがゲームチェンジャーと言って何もできていない。国、自治体の検証、目を覆いたくなるもので、コロナは災害、次の危機にどう対処したらいいか、第5波の危惧もあり、別の感染症もあり、大谷さんは高齢者で3600万人の中に入り、国民が高齢者からというが、しかしインド変異型は若者から感染しやすく、ファイザーのワクチンは若者にどう早く届けるか、強い変異株が襲い掛かったらおしまい、接種年齢引き下げ、20代の若者が危険で早くすべき。
邦丸さん、中学、高校で接種できるのに、河野大臣のデタラメ、菅氏のデタラメを説かれて、大谷さん、ある程度の矛盾はあり、公平さがあれば、町長が先に打つより、救急隊員など自治体で国民が納得できる優先順位をつけるべき、ともかく早くすべき。
そして、オリンピック、スポーツ報知、パウンド氏(79歳)はアルマゲドンでもないと開催というとんでもないもの、コーツ氏、バッハ氏も、IOC委員は何様かと邦丸さん説かれて、大谷さんは日本政府は抗議すべき、若者も大事、しかしIOCは日本に来て感染だと自己責任=日本に来ない、日本政府はちゃんとIOCに抗議すべき。五輪は、今回中止なら戦争以外の中止は初、過去第2次大戦で3回中止になり、1940年の東京五輪はアジア初なのに中止、しかし1937年に河野一郎氏、五輪はやめろと国会で発言、河野太郎氏の祖父、状況は違うが事態は同じ、孫がワクチンの総元締め。祖父は毅然と五輪中止、菅政権はIOCにあそこまでボロクソ言われて五輪はできないと抗議すべき、何にせよ主催者の事情をIOCは知るべき。国民はシラケ怒っている、日本人は国連、五輪、ノーベル賞が大好きだが、経年劣化で色あせている!
邦丸さん、IOCの五輪貴族は粗食で扱えと説かれて、大谷さん、平和の祭典ではなく、日本国内の利権とIOCの利権、オーストラリアまで決まっているというが、五輪は考え直すべき。まだやっていないアフリカで先進国がお金を出して現地を盛り立てるべき。あの地域は遅れているから支援して応援するのが21世紀の五輪、東京はやめる、ロス、パリは決まっているが、未来の五輪を提案すべき。
愛媛新聞が社説、共同通信の配信したもののパクリ疑惑、熊本地震と介護保険、複数個所似ていて、愛媛新聞は疑念を抱かれるとコメント、そしてお詫び。邦丸さん、論説委員は共同のものを読んだと言うが、大谷さん、社説は、共同だと参考のものを配信しているが、愛媛はそれを受けておらず、他の共同の引用はギリギリアウト。大谷さんガッカリしたのは、日本の全国紙は大きな部数を持っていると言っても、地方紙は合計2000万部だが、地方紙はここ数年しんどく、しかし地方紙が地元ジャーナリズムを支えて、沖縄では沖縄タイムスと琉球新報が強く、アメリカは地方紙の国だが、それが弱くなり、その結果地方の汚職事件激増、地方ジャーナリズムの衰退でこのようなこと(電子版普及で紙の新聞衰退)、地方紙は襟を正してジャーナリズムを守るべきと説かれて、邦丸さん、プチ加島さんの発言、五輪中止の社説を解説、大谷さん、西日本新聞と信濃毎日が社説で五輪中止を書いて、スポンサーの朝日も書いて、毎日も運動部長名で批判、中止も考えるべき、五輪のスポンサーだからと黙らずオピニオンリーダーになって欲しい。電子版も便利で地方のこともわかるが、地方紙はジャーナリズムで議会、コロナのことをしっかり発信してほしいと説かれて、邦丸さん、沖縄タイムス、琉球新報はお金出して電子版見ている人も多いと締めくくられました、以上、大谷さんのお話でした。