【特集】日本初 “変異株”を無力化する「中和抗体」の人工作製に成功!“夢の治療薬”開発となるか?

【特集】日本初 “変異株”を無力化する「中和抗体」の人工作製に成功!“夢の治療薬”開発となるか?
6/10(木) 17:07読売テレビ
感染を阻止する「中和抗体」とは?
広島大学大学院 保田朋波流(やすだともはる)教授 「数名のドナー血液があれば、新型コロナウイルスの中和抗体を、だいたい10日くらいで作製することが可能になりました」(広島大学大学院 保田朋波流教授)
【特集】「コロナ治療薬」開発最前線 ウイルスの働き抑える「抗体医薬」や注目集める「リウマチの薬」…新薬生み出す現場は今 先日発表された、驚きの研究結果。
広島大学などの研究チームが、日本初となる、新型コロナの“変異株”を無力化する「中和抗体」を、人工的に、しかも非常に短期間で作製することに成功したというのです。これは治療薬になるのか?また、実用化されるものなのでしょうか?
研究チームのトップは、広島大学大学院、保田朋波流(やすだともはる)教授。免疫学の専門家として、普段はアレルギーの原因になる物質や病原体などの異物に対して、抗体が作られる仕組みを明らかにする研究を行っています。その経験を活かし、新型コロナ感染者から血液をとるなどして中和抗体を人工的に作ることが出来ると考え、去年4月に今回の研究を始めました。
新型コロナの感染から回復すると「中和抗体」を獲得する
「中和抗体」とは、ウイルスに感染した人が回復した後に体内で作られる、同じウイルスの働きを抑えるたんぱく質のこと。
体内に中和抗体があれば、ウイルスを無力化し、細胞への感染を防ぐことができるのです。
感染から1年後の「中和抗体」保有率 横浜市立大学、山中竹春教授の研究発表(5月20日)によると、“新型コロナ”の感染者は、感染後1年が経っても、中和抗体を保有していることが明らかになりました。無症状・軽症の場合は、1年後は96%の保有率、中等症・重症の方は1年後も100%の保有率だったのです。
日本初 「中和抗体」を10日間で作製することに成功!
日本最速の中和抗体の作製技術 研究チームは、この中和抗体を人工的にわずか10日間で作製することに成功したといいます。どのようにして、この世界初の作製が可能となったのでしょうか?
研究チームは従来株の感染者の23歳~93歳の18人の血液を分析。その結果、「重症者」の8割が“強い中和抗体”を保有していること、さらに、「感染から8週間経過してから回復した人」は“特に強い中和抗体”を保有している、ということをつきとめました。
これまでは、数百人の感染者の、数千~数億個の細胞から、性能の良い抗体を見つける作業に時間がかかっていたのですが、この研究結果により、この2つの条件を満たす1~2人の血液抗体から20~40の細胞を採取することで、中和抗体の候補となる細胞を探し出すことが可能に。さらに、企業秘密の独自技術などを活用した結果、従来は数週間かかっていた工程を、わずか1日に短縮することができたのです。
次に、見つけた細胞から中和抗体の元となる遺伝子を取り出し設計図を作成。最後にその設計図を別の細胞に入れて、人工中和抗体を作製します。他の変異型ウイルスへの効果を試すテストも含めて、これまで数週間~数か月かかっていた全工程がわずか10日で、しかも研究員1人だけで、出来るようになったというのです。
“変異株”も無力化! 「中和抗体」のメリットとは 「中和抗体」人工作製のメリット
この人工中和抗体は、変異株にも有効だということが判ってきました。イギリス株には97%有効、南アフリカ株には63%有効という、高い数値が出ています。従来株に感染し回復した人の血液から、変異株に対応できる中和抗体の作製が可能だということは、大きなメリットです。
「様々な種類の人工中和抗体を今から用意しておくことで、ワクチンが効かない、新たな変異株の出現時も迅速に対応できます」(保田教授)
さらに、人工中和抗体は重症化や死亡率を抑えることができる、というデータが報告されています。そのため治療薬への期待も高まっているのです。
中和抗体とワクチンの違い
では、中和抗体とワクチンはどう違うのでしょうか?今、全国で接種が行われているワクチンは、病原性のないコロナウイルスの一部を体内に注入し、抗体をあらかじめつくっておくことで病気になりにくくするという、予防効果を期待するものだということに対し、中和抗体はウイルスに感染した人の体内で作られるたんぱく質で、ウイルスの働きを抑える「治療薬」になると期待されています。
さらに、副反応が無いという特徴も。中和抗体は、元々人の身体の中にある「タンパク質」を元にしているため、安全性が高いというのです。
今回の研究に対し、専門家や医師は―
「とても良い研究結果。予防効果も大事だが、かかった方の治療開発も両輪で重要。」(横浜市立大学 山中竹春教授)
「治療薬となり得る明るい話題。開発研究 臨床現場への応用を加速度的に行うことで、日本の大きな武器になる。」(インターパーク倉持呼吸内科 倉持仁医師)
新型コロナは死ぬ病気ではなくなる?“夢の治療薬”は実現するのか? アメリカでは治療薬として使用されている
期待の高まる中和抗体の人工作製ですが、気になる費用はどれくらいなのでしょうか?
「研究室では数名分しか作ることができないが、アメリカのリジェネロン社が大規模製造する抗体がアメリカで緊急使用承認されたもので、1ショット大体20万円~100万円弱くらいになるのではと言われています。抗体を医薬品として製造するには費用が億単位でかかるので、どうしても薬価が高額になりますが、今、過剰量を投与されているものの量を絞っていけば、今後安くなる可能性はあると思います。」(保田教授)
安全性と効果が見込まれれば、保険適用などの可能性もあるそうですが、それでは、日本での実現化はいつ頃になるのでしょうか?
「アメリカで作られているものは、すでに人に投与されていて安全性は確認されているので、日本でも特例承認されて輸入が始まれば、使えるようになるのではないかと思います。僕らが持っている抗体は、まだ大量に作れる状態になっていないので、時間がかかります。今すぐにというわけにはいかないです。」(保田教授)
新型コロナウイルス治療の希望となる人工中和抗体の研究。治療薬として早く普及できるよう進んでいくことを期待します。 (情報ライブ ミヤネ屋  6月2日放送)
寺田隆夫
隆夫さんがメッセージを送信: 今日 21:50
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