文化放送ラジオ くにまるジャパン極(2021/6/28) 大谷昭宏 天皇の懸念を無視してインケツ五輪ゴリ押しの菅政権を批判。五輪の水際対策はザルで破綻、世界に変異株を東京からばらまく危惧、森友・河井事件は第2ラウンド、安倍晋三氏の「氏」がなくなるまで解決しないことを語る
永岡です、文化放送ラジオの、くにまるジャパン極、月曜日のコメンテイターはジャーナリストの大谷昭宏さんでした。司会は野村邦丸さん、パートナーは西川文野さんでした。大谷さん、今週は大阪からリモート出演でした。東京に来られたのは先週のみでした。
深読みジャパン、宮内庁長官の天皇の発言に関するものがテーマ(ちなみにこの件、ツイッターではネトウヨが天皇は反日と発信しています(笑))、五輪について、天皇がコロナ感染拡大を心配して国民が不安、開催に懸念と西村氏発言(拝察)、西村氏は天皇から直接聞かず、しかし毎日接してそう判断したというものの、菅氏、加藤氏は西村氏が勝手に言っているとして、これについて大谷さん、この発言を菅氏、加藤氏、麻生氏は西村氏の捏造で天皇の発言でないというのは西村氏、天皇に失礼、西村氏が天皇の発言を捏造したら大変なことであり、この件はフジテレビが一番たくさん報道して、女性記者も西村氏の発言を報じて、フジでは西村氏に重大な意味だからと報道、朝日も一言一句報道とすると、西村氏は全部報じろというのは、西村氏、天皇は並々ならぬ気持ち、拝察として、西村氏は天皇の言葉を伝えて、それについて政権中枢の反応は天皇に失礼、自分たちの思惑と違うことを天皇が言っているのが気に入らず、そして天皇の政治的な発言を立憲、共産党も問題視しているが、天皇はコロナ禍の五輪を心配しているのを考えるべき。
邦丸さん、菅氏、加藤氏は官僚の作文丸読み、しかし西村氏は自分で捏造に近いと批判、志位氏は憲法の制約で天皇が発言なら問題というものの、大谷さんのいうように天皇が国民とのあり方を考えて、天皇が五輪を憂慮、しかし宮内庁長官が代弁と説かれて、大谷さん、昭和天皇は前半神様、後半象徴天皇、上皇は象徴天皇のあり方を模索して、沖縄、被災地を訪問し、大谷さんは今の天皇は上皇からこれを言えとされたと推察されて、野党のいうように発言は許されないというのは大谷さん問題と説かれて、天皇は新年と東日本大震災10年のメッセージを発して、仕事をなくす、家族が偏見に言及は、これは政治的発言か微妙、東日本大震災10年の、原発事故に言及して、被災者に配慮、原発も天皇は言及、象徴天皇でも五輪、原発、コロナに言及するのはOK、国民を配慮しての発言、それを西村氏の捏造というものや、野党の批判には大谷さん疑問。
邦丸さん、天皇は五輪の名誉総裁、64年は昭和天皇が開会宣言、2021年はロイヤルボックスから宣言であり、その際の天皇の気持ちを西村氏、拝察、開会式に天皇の発言は重くなると説かれて、先々考えないとならないと説かれて、大谷さん、天皇は開会のメッセージのみか、しかし世界に発信なコロナに言及せざるを得ず、64年の五輪、閉会式に昭和天皇とみんな仲良くであったと説かれて、昭和天皇と、現天皇の位置を汲み取らない政権は大問題。
そして、田村大臣、緊急事態宣言の発令もあり得るといい、さらにデルタ株のさらに変異したデルタプラスが国内で37例確認されて、デルタは大変、デルタプラスの確固たる証拠はないが、アルファも、コロナは変異してワクチン接種はどこまで有効か、大谷さん、ウガンダの選手もデルタ感染であり、昨日の東京の感染者数は380人、第4波の大阪のコロナ地獄に酷似=第5波は目の前、そして2回ワクチン接種は1割に満たず、ウガンダ選手団は水際対策に政府は失敗、売れ入れ先の自治体に政権は丸投げは冗談ではない。邦丸さん、同じ飛行機に乗っていて濃厚接触者だと説かれて、大谷さん、昨日のNHKの日曜討論で水際対策を政府も言及したが、選手のみ1万4千、そんなものを空港で水際対策など取れず、泉佐野から成田に迎えに行った職員は自宅待機、当初政府の言うように、招聘した自治体の責任なら自治体はとんでもないことになり、市町村が成田に来るたびに対応は無理、こんな荒い網の目で五輪をできるわけはない+デルタ株蔓延、日本が発信源になる変異株ができて世界も大変なことになると説かれて、邦丸さん、成田、関空の水際対策のザルに唖然とされました。
森友事件、赤木ファイル開示で、野党は菅政権に攻勢、2017/2/26に佐川氏、官邸を訪ねて、森友事件対策、菅氏の関与が問題、邦丸さん、赤木ファイル、佐川氏の明示がないのはおかしいと説かれて、本省から近畿財務局に言ったのに、この期に及んで、と説かれて、大谷さん、518ページ、やっと出して、佐川氏は裁判の当事者だが、明確に改竄に関与、安倍明恵氏の名前削除、佐川氏は菅氏に会っていて、安倍氏が自分や妻が関与なら辞任発言から玉突き衝突、菅氏→佐川氏に命じて赤木さん追い詰められて自殺は明確だと説かれて、邦丸さん、森友事件、佐川氏が菅氏に報告して、野党はその面会記録を出せと要求、しかしそれは廃棄と政府はいうのはおかしい、大谷さん、赤木ファイルに麻生氏は明言しない、あるともないともわからないものが裁判に影響することはない=麻生氏の発言は破綻、五輪でかき消されず、森友事件、安倍前総理の関与確実、そして河井克行氏、刑が確定、1億5千万は買収資金だと確定したら原資は何か、公職選挙法、買収のために資金提供も犯罪になり、しかしに歌詞は否定、甘利氏が関与と罪のなすり合い、残ったのは安倍氏、安倍氏は二階氏、甘利氏の藪から蛇、河井氏の1.5億、市民団体が刑事告発は必須、不起訴でも検察審査会は見逃さず、森友、河井事件は第2ラウンドになり、五輪ではかき消されないと締めくくられました、以上、大谷さんのお話でした。
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コメント:日本国憲法は帝国憲法を改正したものであって、その根本は主権が天皇から国民に移したもの。しかし憲法に天皇の上諭によって前文に続き、天皇の言により新憲法に移行するものであり、革命による断絶ではない(天皇と国民は敵対・拒否ではなく継続・承認関係がある)。天皇は国民の象徴としてあり、様々な行事を行い認可を与える。したがって天皇は国民を顕現するものであり、隠然として最終的認可をしている。五輪についての発言は主権者国民の世論を反映して述べられたものであり、国民の代表(国会により選任・委任された内閣)への忠言と受け止められるー主権者の意