自民党に人材無し<本澤二郎の「日本の風景」(4199)

自民党に人材無し<本澤二郎の「日本の風景」(4199)

<河野太郎は脱原発を貫徹できるか?原子力ムラとの攻防戦に敗北!>

ドイツのように脱原発・54基の全てを廃炉にしないと、日本列島に人間は健康的に生きていくことは不可能である。誰でも知っている。たとえ老人は覚悟できても、子供や孫も、となると、今を生きる大人たちは、脱原発・反原発・原発ゼロに政治の舵を切る重大な責任を負っている。

注目の人物が河野太郎だった、と知った。2002年に反原発派の3人の市民運動家が河野と会見、反原発運動を自民党内で始めてほしいと直訴した。これに本人は「分かった。分かりやすい資料を作成して届けてほしい」と即答した。3人は急いで資料を作成して、河野に届けたが?その後はなしのつぶて!まんまと騙されたことを知った。

案の定、河野は昨日(9月8日)の会見で変節したことを自ら明かして、福島県民のみならず、全国民の脱原発派を失望させた。

電力会社の電力料金を上乗せした、闇の莫大なカネと経産官僚らの原子力ムラの圧力に屈したのだ。父親の洋平や、彼が師事した宇都宮徳馬のような信念の政治家では全くなかったことを、息子は自ら暴露してみせた。

<経産省・電力会社らの原子力ムラに蹴落とされた哀れ洋平の倅>

9月5日に投開票された茨城県知事選挙で再選した原子力ムラの候補者の得票は、およそ8割。しかし、投票率は35%足らず。大半の有権者が棄権した。東海村の核施設では原発再稼働が争点のはずだったが、攻め手もNHK企画取材も、東海村問題をはぐらかして有権者を狂わせていた。

地元紙も新聞テレビも、東海村原発廃炉問題を取り上げなかった。原子力ムラの威力が、言論界で圧倒してることが分かる。有権者を目くらませることで、原子力ムラの候補は、再選したものの、全有権者の3割程度でしかなかった。原子力ムラの政治力の低下もまた、否めなかった。

惜しむらくは、野党が候補者を一本化することに失敗した点である。有権者を狂わせている元凶の一つが、野党の無様すぎる選挙戦術といえる。東海村の核施設の選挙でさえも、この体たらくにはやはり衝撃を受ける。

河野太郎もまた、原子力ムラに服従した、信念を貫けない、カネに翻弄される自民党の政治屋を象徴している。

紹介した「311の衝撃」で、菅直人側近・松田光世の生々しい証言でも理解させられたが、菅直人を辞任させた勢力は経産省だった。まさに原子力ムラが首相の座を牛耳っているのである。つまるところ、財閥の金ということになるのだが、原資は大衆から収奪した電力料金や血税のカネである。

改めて21世紀になっても、産業革命時代の労使関係が生きていることに驚きを隠せない。官民格差も、民民格差から来ている。持てる者と貧者の大衆との、不公正きわまりない格差社会のもとで、原子力ムラが猛威を振るっていることが、よくよく理解できるだろう。

<岸田文雄は「安倍晋三犯罪隠し」に屈した平凡な総裁候補に堕落>

話を岸田文雄に触れると、こちらも信念を放り投げてしまった哀れな政治屋であることを、天下にさらしてしまった。

岸田は、被爆地ヒロシマの出身である。護憲リベラルの宏池会の伝統を継承してきたはずの政治家だと考えてきたが、判断が間違っていた。池田勇人・大平正芳・宮澤喜一らの政治信念を、そっくり放棄してしまっていた。

原発再稼働の自公政府にNOを突き付けるという機会を、岸田は生かそうとしなかった。安倍・原発推進外交を唯々諾々と容認する外務大臣に徹して、ヒロシマの期待に応えようとしなかった。

宏池会を評価したその理由は「民意を重視する政治」にあったのだが、岸田はそれを理解せず、安倍外交に服従した平凡すぎた政治屋に甘んじてしまった。今回は「安倍犯罪隠しに徹する」と国民に公約して、自滅へと突っ走った。たとえ政権を担っても、いい政治を期待できない。

<高市早苗は「安倍の背乗りで出馬します」と記者会見>

報道によると、高市早苗の出馬会見は記者団の怒りと怒号のうちに終始したという。記者連は、皆知っていることである。安倍との特別な関係について。「安倍に忖度したのか」という記者の一撃が、そのことを象徴しているだろう。

女性議員は品行方正でなければならない。むろん、男性議員も、である。ヤクザと結婚した野田聖子は、到底政権担当の資格はない。誰でもなれる地位ではない。幹事長の二階も、それぐらいのことはよく知っている。

有権者を馬鹿にしたような安倍の、己の犯罪隠しの候補者擁立には、秋風と共に哀れを誘う。清和会で支持する者などいない。安倍に屈する清和会議員はいないに等しい。御用評論家が吹聴しても無駄なことである。

<自公よりましな脱原発の受け皿・野党連合に好機到来>

目下一部市民の目が輝いている。4野党連合が、遂に実現したためだ。

野合の野党が、一本化した点を高く評価したい。市民連合が全国各地で動き出している。その力が4野党を結束させたものである。

自公政権を終わらせるために市民が各地で決起して、候補者一本化に首を突っ込んだのだ。ことほど安倍と菅と自公の神道政治に辟易した市民が、大声を上げ始めたのである。

彼らに弁護士や学者らが加わって、大きなうねりを列島に醸し出している。「安倍を豚箱に入れろ」の合唱が、霞が関にこだましている。林検察を揺さぶり続けている。

市民の怒りを、もはや誰も止められない。怒髪天を突く勢いなのだ。「自公を叩き潰せ」の合唱は悲壮でさえある。コロナ禍で、命がけの戦いをしているのだ。それはネット戦争で熾烈化しているらしい。年寄りの手の届かない世界での空中戦でもあるが、ただしそれは地についたものだ。

怒りは、暴利をむさぼる地球変動の元凶・原子力ムラに向かっている。不都合な人間は、押しつぶす、時には殺害する悪魔の軍団であるが、大衆が気付けば悪魔など蹴散らせる力がある。大衆は愚にして賢である。

安倍の神道政治の長い長いトンネルをくぐって、東方沖の日差しを目にした大衆は、原子力ムラ・財閥・電力会社・電力連合・原発・安倍犯罪を、もはや容認することはないだろう。

放射能・地球変動から、人々を救済する市民・庶民のための政治に、一大変革する2021年となろう。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、と4野党にプレゼントしようと思う。

2021年9月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(道新)河野氏は1996年の初当選当時から脱原発を主張。ブログで日本の原発政策を「トイレのない家」と批判し、東京電力福島第1原発事故の直後には議員連盟を立ち上げた。

(時事)自民党総裁選に立候補する意向の河野太郎規制改革担当相は8日の記者会見で、原発政策に関し、「いずれなくなっていくだろうと思うが、あした、来年やめろというつもりではない」と述べた。当面の再稼働についても「カーボンニュートラルを目指す上で、ある程度必要なものはある」と容認する考えを示した。

(共同)森友問題を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)は8日、大阪市内で取材に応じ、自民党総裁選に関し「誰が総裁になろうと(改ざん問題の)再調査をしてほしい」と訴えた。立候補を表明している岸田文雄政調会長が再調査をしない考えを示したことに「期待を裏切られた」と憤った。

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(寺田隆夫氏より)

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