作られた台湾有事<本澤二郎の「日本の風景」(4295)

作られた台湾有事<本澤二郎の「日本の風景」(4295)

<台湾独立派と日本台湾派の合作、北京を動かしワシントンも?>

昔のことだが、駆け出し記者は平和軍縮派の第一人者で、断固としたA級戦犯容疑者として巣鴨入りした岸信介批判に徹した宇都宮徳馬さんに「緊張がなければ改憲軍拡の流れは止まることになりますね」と尋ねてみた。彼は「死の商人は、緊張を作り出すことに長けているんだよ」と回答、大いに納得したものだ。今の首相番記者はどうだろうか。

台湾有事は、意図的に作られた「言葉の遊び」表現で、緊張を生み出そうという野心が見えるだろう。台湾独立派の輩と、日本の台湾派の安倍晋三・岸信夫の兄弟によって、台湾有事が独り歩きして、言葉の遊び以上のものとなりかねない。要注意である。一番頭を痛めているのは、万一の戦場に狩り出されるかもしれない自衛隊員とその家族であろう。

筆者も、蔡英文とその仲間たちと安倍兄弟らとの、合作の成果とにらんでいる。なぜかならば、台湾有事は起きないし、起こらない。ウクライナも似たような事例である。日本では、比例して自公+維・民=憲法改悪強行を目的にしている動きが急である。

「安倍と安倍の女は岸田を焚きつけて、改憲強行へと突き進もうとしている」との事情通の指摘は図星であろう。背後の財閥・原子力ムラの野望も見え隠れしている。

<武力行使はあり得ない、言葉の遊びに扇動されるな!>

覚醒した正義の清和会OBは、昨日も電話をしてきて「中国軍による武力行使はあり得ない。日本にエコノミストも国際政治学者もいない」と断言したものだ。正論であろう。

自国民を銃撃する愚かな政治指導者は、ミャンマーはともかくとしていない。得る者は何もないし、害の大きさは計り知れない。分かりきっていることである。

「台湾有事は日本有事、日米有事」と叫んでいる極右・日本会議の安倍晋三にワシントンは迷惑している。「中国は一つ」という原則を堅持している。中米戦争はありえない。誰が考えても、漫画の世界の話である。

双方とも立ち上がれないほど傷つく。誰も分かっている。安倍がいくらわめいても無駄なことである。台湾有事などありえない、為にする架空話である。

戦争を知らない現役記者は、注意すべきであろう。

「安倍の言葉遊びに振り回されるな」である。

<独立派李登輝の言葉を元台湾派が紹介>

過去に二度、台湾を訪問したことがある。中曽根派で金丸信側近の鍵田忠三郎さんに「北京と台湾の平和交流に汗をかいてもらいたい」との説得を受けた。彼は日中平和友好条約締結(福田内閣)のさい、自民党大平正芳幹事長の密使として北京を訪問した。「福田の背後には岸がいる。無理だ」と抵抗する周恩来側近を密使は「大平を信用できないのか」と開き直って、北京政府を抑え込んだ人物で知られる。

鍵田さんの要請に応じた筆者は、台湾派の岩動道行さん(大蔵OB・吉田茂秘書官)に台湾国民党の要人向けの紹介状を用意してもらい、それを台北に持参して、北京との平和交流の必要性を訴えた。日本人として最初の橋渡し役となった。

このことは拙著「大陸と台湾 第三次国共合作の底流」(非売品)としてまとめた。事実、蒋介石の国民党と北京の共産党の平和交流は、大いに進展したものである。台湾経済を支える大陸という関係は、今も継続している。

他方で、李登輝の台湾独立派と安倍の親子のような関係が生まれ、それが現在の安倍・岸と蔡英文の関係へと進展、一連の台湾軍拡によって大陸を刺激したことが、今回の緊張関係を生み出した。仕掛けたのは蔡英文だ。

これ幸いとばかりに、安倍兄弟がわめき始めたものだ。

元台湾派の清和会OBは、過去に李登輝と面会した。その時、李登輝は「我々の先輩は、国共内戦で台湾に逃げてきたが、会社でいうと社長クラス、大陸は部長クラス。表向きわめいても、裏ではつながっている。そのことを忘れないでほしい」と中台双方の裏面について解説を受けた。

双方の言葉尻を捕らえるだけでは、事態の推移を見誤るだろう。

<72年の国交正常化の原点に立ち返ろう>

現時点で、筆者は林芳正外相に対して甘い採点をしている。父親の義郎も穏健派の代表格として、自民党総裁選に出たこともある。超党派の日中友好議員連盟の会長も歴任している。極右の安倍とは水と油である。

芳正とは一度名刺交換した。場所は日本記者クラブ宴会場。そこで宏池会事務局長を長く務めた木村貢さんが「品格のある政治」(徳間書店)を出版、そのための小さな出版会をした。そこに林芳正が姿を見せていた。

彼は恵まれた環境で知性と文化兼備の教養人という。初のG7外相会議では、ビートルズの曲をピアノで弾いた。周囲の美人英国外交官らが喝さいする写真がネットでも送信された。無教養の安倍兄弟とは、天地の開きがあろう。

右翼の抵抗に恐れることはない。堂々と訪中して、懸念される問題を厳しく指摘しながら、米中の橋渡しをすることである。北京の真意を理解する必要もある。1972年の大平・田中の国交正常化の原点に立ち返るべきである。そのことを王毅外相と確認したらいい。習近平とも会えるだろう。

<手あかのついていない林外交(中国・北朝鮮)に期待>

林芳正は、手あかのついていない外相である。日中友好の実を手にしてもらいたい。右翼の反発を恐れては、外交は出来ない。

北京では、北朝鮮大使とも話し合いをして、課題解決の糸口を見つけてもらいたい。安倍も菅も、拉致問題を解決しようとはしなかった。林外交の課題は少なくない。極右化した外務省を本来の姿に引き戻すことも大事であろう。

林外交に期待が集まっている。

2021年12月15日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

林外相訪中が筋<本澤二郎の「日本の風景」(4289)
:
jlj0011
blog
(livedoor.blog)

石原伸晃氏は4日分の参与給与辞退も資産莫大
超セレブなのにセコい“ドケチ”エピソードの数々

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298654

(朝日)外国人も住民投票条例案、最後は委員長が 武蔵野市議会の白熱議論(2021/12/14)

外国籍住民にも門戸を開いた東京都武蔵野市の住民投票条例案について、市議会総務委員会は13日、賛成多数で可決した。委員6人の賛否は真っ二つにわかれ、賛成3、反対3の同数となり、委員長の裁決で決した。

« さぼるな林検察<本澤二郎の「日本の風景」(4294) | トップページ | 公明スキャンダル<本澤二郎の「日本の風景」(4296) »

恐ろしい国」カテゴリの記事

Categories Uncategorized

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close