本日は元東芝原発技術者の小倉志郎さんが担当です。

昨日から沖縄の名護市では辺野古新基地建設を巡って賛成派と反対派の一騎打ち市長選挙が始まりました。第二次世界大戦中、沖縄は日本本土の防波堤にされましたが今や日本全体がアメリカの防波堤にされています。

―以下小倉さんの投稿引用―

 日本には「アメリカが守ってくれているのだから、米軍基地の存在や日本の法律に従わない米軍の行動も我慢するしかない」という、言わば「メリットがあるからデメリットを受け入れる」という一見「合理的」なことを言う人びとがいる。しかし、これはウソだ。

このウソは次のように5重のウソだ。

1)米軍には日本を守る能力がない。大量の放射能を溜め込んで弱点だらけの原発がある限り、軍事力は防衛に何の役にもたたないのだから。

(本ブロッガー註:世界中の米軍事基地、テロの要因・平和への障害・平和への配当拒否)

2)守るどころか、米軍は日本の国民にいたるところで迷惑をかけている。

(編者註:今回のオミクロン株の感染源は米軍基地)

(本ブロッガー註:主権侵害、不平等条約、基地からの汚染、環境破壊、棲息動植物破壊・絶滅、原爆誤発射紛失、米兵による婦女暴行・放火・住居侵入・窃盗・轢き逃げ等)

3)日本を米国の勢力圏維持のための「防波堤」として利用している。

4)米軍の存在は日本とその近隣諸国との友好関係のじゃまをしている。

(本ブロッガー註:自公政権が原爆先制不使用宣言を邪魔・核禁条約不参加など憲法違反・壊憲・軍拡・軍費増大・国際紛争増加など逆行)

5)近隣諸国の脅威を宣伝し、米国製の兵器を買わせ日本国民の税金を無駄遣いさせている。

(本ブロッガー註:軍事優先で外交不在は日米戦争屋に利用され、国際関係悪化・平和構築の最大の敵となっている。)

その上、米軍の駐留費用として膨大な「思いやり予算」をつける我が国は「超お人好し」と言わざるを得ない。上記のようなことが強いられる根拠の日米安保条約の破棄こそ、日本が近隣諸国との友好な関係をつくり、平和で豊かな暮らしのできる国になる近道だ。

2022年1月17日記 小倉志郎

「アメリカが守ってくれている」の5重のウソ