敵基地攻撃!? 軍事費倍増!? ~ 緊急抗議声明が出されました緊急声明(賛同募集中!)

敵基地攻撃!? 軍事費倍増!? ~ 緊急抗議声明が出されました緊急声明(賛同募集中!)

 
 
皆さま

ピースボートの川崎哲です。

本日、自民党が「国家安全保障戦略」等の改定に向けて、実質的な敵基地攻撃能
力の保有や防衛費の対GDP比2パーセントをめざした拡大を政府に求める提言をと
りまとめました。これは、憲法の原則を逸脱し戦争への危険を高める提言である
ことから、全国の大学教員や平和団体関係者ら20名が連名で、この提言に抗議す
る緊急声明を発表しました。
その全文および20名の連名者リストは以下の通りです。私も名を連ねています。
自民党は月内に岸田首相にこの提言を提出すると報道されています。
そこで、皆さま、是非この緊急声明に賛同してください。賛同者を広く募り、自
民党及び政府に向けて提出していく予定です。
賛同してくださる方は、以下のフォームより登録してください。
第1次締切4月26日(火)18:00
 https://forms.gle/g7QVUqmTQLfD9y5b6

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緊急声明
憲法の原則を逸脱し戦争への危険を高める自民党「安保提言」に抗議する

 今年末までに予定されている「国家安全保障戦略」など安全保障関連の3文書
の改定に向け、自民党が本日提言をとりまとめた。その内容は、日本の平和憲法
の原則を逸脱した、戦争への危険を高める軍拡政策の提言といわざるをえない。
 第一に、実質的な敵基地攻撃能力の保有を提言している。このたび弾道ミサイ
ル攻撃等に対する「反撃能力」という名称が付けられたが、党内議論の経緯から
して、これが敵基地攻撃能力のことを意味するのは明らかである。提言はさらに、
攻撃の対象を「ミサイル基地に限定されるものではなく、相手国の指揮統制機能
等も含む」としている。こうした攻撃能力を持つことは、日本が憲法の下で防衛
の基本政策としてきた専守防衛を事実上反故にするものである。提言は、これが
「専守防衛の考え方の下」にあると強弁しているが、実際には、日本による先制
攻撃に限りなく近づくきわめて危険な政策といわざるをえない。攻撃力をもつこ
とで、ミサイルの脅威がなくなるわけでもなければ、敵ミサイルの飛来を完全に
阻止できるわけでもない。日本がこのような攻撃態勢をとれば、相手国も当然同
様に反応をするだろう。いたずらに地域の軍事的緊張を高め、日本が攻撃される
可能性をむしろ高めるものである。
 第二に、防衛費を「対GDP比2パーセント以上」という目標を念頭に5年以内に
拡大すると提言している。すなわち、防衛費を倍増させようという宣言である。
日本がこのような軍拡姿勢をとることは、アジアにおける軍備競争を加速させる
ものである。そもそも、防衛費の増額を政治目標として掲げるという姿勢じたい、
効果的な防衛・安保政策を追求することとは相容れない。これまで、政府と防衛
産業の契約や米国からの兵器導入において、さまざまな浪費や不透明性が指摘さ
れてきた。これらを正すことが先決である。
 第三に、防衛装備移転三原則を見直し、侵略を受けている国に対しては「幅広
い分野の装備の移転を可能とする」との言い方で、殺傷能力を持つ兵器の提供も
検討するよう求めている。これは、日本が憲法の下で維持してきた武器輸出管理
政策の根幹といえる「紛争を助長しない」という原則を放棄するものである。恣
意的な解釈で歯止めが利かなくなる可能性がきわめて高い。日本が輸出する武器
によって人々が殺傷されるような事態が起きることは、受け入れがたいものであ
る。
 こうした軍拡政策を、ロシアによるウクライナへの侵略戦争で人々が不安を抱
いているのに乗じて提案することは、きわめて扇動的で挑発的な行為である。抑
止力の強化という名目でとられるこうした政策は、実際には、日本の平和主義に
対する不信を生み、周辺国を軍事的に刺激し、結果として戦争の危険性をむしろ
高めるものである。
 2年以上続くコロナ禍により、世界各国と同様、日本の社会・経済は疲弊して
いる。医療や福祉の拡充や、格差や貧困への対策こそが急務である。ウクライナ
における戦争の長期化は、さらなる社会的・経済的悪影響をもたらしかねない。
今、お金は武器にではなく、人々にこそ回さなければならないはずだ。
 与党自民党がこのような提言を出したことは、政府による安保政策改定に大き
な影響をもつだろう。しかし今、日本に求められているのは軍備競争を煽ること
ではなく、周辺諸国との相互的な軍縮や緊張緩和のための外交であり、国連を中
心とした国際法秩序の回復のための努力である。今回の自民党提言を所与のもの
とせず、平和憲法に基づく外交・安全保障の基本に立ち返って、与野党による幅
広い視点から冷静な議論を求めるものである。

2022年4月21日

秋林こずえ(同志社大学教授)
阿部浩己(明治学院大学教授)
雨宮処凛(作家・活動家)
池内了(名古屋大学名誉教授)
伊藤和子(弁護士・ヒューマンライツナウ副理事長)
内海愛子(早稲田大学平和学研究所招聘研究員)
岡野八代(同志社大学教授)
奥本京子(大阪女学院大学教授)
川崎哲(ピースボート共同代表)
清末愛砂(室蘭工業大学教授)
栗田禎子(千葉大学教授)
志田陽子(武蔵野美術大学教授)
杉原浩司(武器取引反対ネットワーク(NAJAT)代表)
田中煕巳(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)
中野晃一(上智大学教授)
西川純子(獨協大学名誉教授)
菱山南帆子(許すな!憲法改悪市民連絡会事務局長)
松井芳郎(名古屋大学名誉教授)
水島朝穂(早稲田大学教授)
元山仁士郎(「辺野古」県民投票の会元代表・一橋大学大学院博士課程)
(50音順)

連絡先
 平和構想研究会 shudantekijieiken@gmail.com
 https://www.facebook.com/heiwakosoken

この声明はこちらでも読むことができます▼
 https://www.facebook.com/heiwakosoken/posts/5758592777489926
 https://peaceboat.org/41845.html

この緊急声明への賛同者を広く募っています。賛同してくださる方は、以下のフォームより登録してください。第1次締切4月26日(火)18:00
 https://forms.gle/g7QVUqmTQLfD9y5b6

以上。
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