参院選風雲急! 岸田動揺ほか各党の動き

参院選風雲急! 岸田動揺 安倍激怒

2022-06-23 05:00

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ついに始まった参院選。苛烈な物価高と“パパ活議員騒動”で支持率ダウンに喘ぐ首相に、元首相の言動がさらなる悩みの種となっている。一方で野党各党も火種を抱え、物珍しい主張を展開する新たな政党も誕生して――。
●岸田支持率ダウン、遊説で「財務省の犬」のヤジ  
●安倍次官人事で“開戦”「官邸が安倍派をパージ」 
●吉川赳を岸田派に押し込んだ元県議父の不倫動画
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安倍元首相
 自民党最大派閥のドンが怒り心頭に発していた。
「あり得ないね。明日、面談するよ」
 参院選公示日を一週間後に控えた六月十五日。自派閥の参院選出陣式を終えた直後の安倍晋三元首相は、実弟の岸信夫防衛相にこう告げた。
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岸防衛相
“面談”相手は岸田文雄首相。安倍氏の口調からは、かつては後継者として目をかけた男が、権力を掌握したと見るや自分の影響力を排除しようとしていることへの憤怒が滲んでいた――。
 ついに火蓋が切られた参院選。七月十日の投開票日に向け、岸田首相の頭は選挙でいっぱいのようだ。
「会合の席でも『あの選挙区は、この選挙区は……』などと話しています」(官邸担当記者)
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岸田首相
 野党が低調なこともあり、党内では早くも“楽観ムード”が漂う。自民党の改選議席は五十五だが、茂木敏充幹事長は今回の選挙について、しきりに「六十議席は行くな」と語っているという。
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茂木幹事長
 ところが、六月十九日に公表された毎日新聞の世論調査では内閣支持率が四八%と、前月から五ポイント下落。その翌日に公表された日経新聞・テレ東の調査でも、六ポイント下落。共同通信(四・六ポイント下落)、産経・FNN(五・二ポイント下落)など、支持率が軒並み下がり始めたのだ。
「これまで高い支持率を維持してきた岸田首相ですが、ここへ来て物価高が影響し始めた。実際、共同の世論調査では、物価高に対する岸田首相の対応を問う質問で、『十分だとは思わない』との回答が約八割に上りました」(前出・記者)
 岸田首相の動揺を誘う支持率下落。国民との距離が最も近付く地方遊説でも、逆風が吹き付けていた。
 六月十八日。岸田首相は参院選の立候補予定者の応援で山形県へ向かった。照りつける日差しの下、山形駅前でマイクを握った岸田首相は、こう胸を張った。
「日本の物価高騰、二%程度に、四月の段階で、抑えられています」
 ガソリンへの補助金などで、物価高が抑制されていることを強調した岸田首相。そんな最中のことだ。
「財務省の犬!」
 聴衆の中年男性から突然、ヤジが飛んだ。
「財政健全化が持論の岸田首相が、財務省と足並みを揃えているのは確か。岸田首相が選挙応援でヤジを受けたという話はあまり聞いたことがなく、これまでとは潮目が変わりつつあります」(政治部デスク)
 さらに――。岸田政権は参院選を前にして、新たな“火種”を抱え込むことになった。冒頭の場面での、安倍元首相の激怒である。
「きっかけは、防衛省の島田和久次官の退任人事でした。防衛省内では今年末に、外交安全保障の柱である国家安全保障戦略など三文書の改訂を控えていることから、島田氏の続投が有力視されていた。しかし六月十七日、島田氏の退任が閣議決定されたのです」(同前)
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島田防衛事務次官
 なぜ安倍氏は、この人事に激しく反応したのか。じつは島田氏は、安倍氏の“側近中の側近”なのだ。
「島田氏は安倍政権時代、約六年半にわたり首相秘書官を務めました。安倍氏は、彼の緻密な仕事ぶりを高く評価していたのです。安倍氏はいま、防衛費を国内総生産(GDP)比二%まで増やす政策を主張していますが、これに同調して旗振り役を担っていたのも島田氏でした」(同前)
 その島田氏を代えるという決断をした岸田首相。この人事をめぐり、岸田官邸と安倍氏側との間では、水面下で激しい攻防が繰り広げられていた。
 事の発端は五月末ごろ。岸防衛相のもとに、官邸から島田氏の交代人事が伝えられた。これに対し、岸氏は続投を要請。しかし、岸田首相の判断は「交代」だった。その意を受けた、霞が関人事を司る栗生俊一官房副長官は、六月上旬、島田氏にこう告げた。
「岸田総理に島田次官留任を三度お願いしたが、翻意していただけなかった」
「なんか、決まっちゃった」
 この人事を伝え聞いた安倍氏は「なぜ代えるのか」と周囲に怒りをぶちまけた。折しも、国会閉会後の六月十六日には、岸田首相からの要請で面会の予定が入っている。安倍氏はそこでの“直訴”を決意した。
 当日の午後一時半ごろ。岸田首相は約束どおり、安倍氏の議員会館の事務所に足を運んだ。安倍氏は、
「次官交代は国防のためにならない」
 などと、滔々と持論を述べた。それに対し、岸田首相は一言、こう告げた。
「なんか、決まっちゃったんですよね」
 約三十二分間の面談で、安倍氏の直訴は、いとも簡単に退けられたのだった。
 直後――。栗生氏から島田氏に電話があった。
「引き続きこの界隈で仕事をしたいなら、余計なことをしないほうがいい」
 安倍氏周辺が憤る。
「栗生氏は、安倍氏の直訴について“島田氏が安倍氏の力を使って留任を画策している”と勘ぐったみたいです。どうやら官邸は『安倍派パージ』を企図しているようなのです」
 かつて「首相になったらやりたいこと」を問われて「人事」と答えた岸田首相。“安倍派パージ”には動機があった。
「六月七日に『骨太の方針』が閣議決定されましたが、安倍氏はここでも様々な注文をつけてきたのです。たとえば防衛費について、必要額まで増額させる期限を『五年以内』と明記させたのも安倍氏。岸田氏は財政再建派なので、防衛費を青天井で増やすのには反対の立場。『五年以内』にも慎重でしたが、安倍氏は『明記しないのは認めない』と半ば通告のように伝えてきた」(官邸関係者)
 こうした元首相の態度に岸田首相は、
「なんでそこまで言われなきゃいけないんだ」
 と漏らし、不満を募らせてきたという。
「目前の参院選で勝てば、向こう三年は国政選挙を行う必要がない『黄金の三年』を迎えます。岸田首相は、この機に本格的に安倍氏の影響力を削ごうとしているのでしょう。次の標的は昨年警視総監に就任した大石吉彦氏だと囁かれています。前総監も前々任も約一年半、務めていますが、大石氏はこの夏、一年で終わりでは、と。彼も安倍氏の元首相秘書官です」(前出・官邸関係者)
 その結果、党内最大派閥の領袖である安倍氏との間で“開戦”状態となってしまった岸田首相。だが、自身の足元では、別の“火種”が燻ったままだ。岸田派所属だった“パパ活議員”の吉川赳氏である。
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雲がくれ中の吉川議員
「吉川氏は十八歳女性との飲酒とホテル滞在が週刊ポストで報じられ、六月十日に離党届を提出しました。比例復活組ですから議員辞職を求める声も多く、岸田首相自身が『説明責任を果たせないなら、進退に直結する』と述べている。そのくせ岸田派では、面倒見が悪く『宏池会の根本(こんぽん)問題』と呼ばれる根本匠事務総長をはじめ、誰も自派閥の若手のクビに鈴もつけられないのです」(前出・デスク)
 吉川氏の岸田派入りの際に橋渡し役となったのは、吉川氏の父・雄二氏。地元・静岡で県議を七期務め、県議会議長の経験もある人物だ。現在は老人ホームやホテル経営、給食事業を手がけるなど、手広くビジネスを展開している。
「一二年、吉川氏が静岡五区の支部長になった際の県連会長が、岸田首相の盟友だった故・望月義夫元環境相でした。その縁もあって、雄二氏が息子の出馬にあたり、岸田派を頼ってきた」(岸田派関係者)
 息子を岸田派に押し込んだ張本人の雄二氏。驚くことに彼もまた“不倫疑惑”を抱えていた。
 一七年八月、四本の動画がユーチューブにアップされた。うち一本は〈吉川雄二 愛人と旅行〉。極短のショートパンツ姿の女性が雄二氏と空港を歩く様子が映し出されている。沖縄旅行からの帰路だという。他にも、ベトナムへの視察旅行に、同じ女性を同伴したとされる動画が確認できる。雄二氏の知人が言う。
「動画の相手は地元のパン屋勤務だった五十代女性。雄二氏とは十年ほど交際関係にある。雄二氏には妻がいますが、彼は『母ちゃん公認だから』と、平気で連れ歩いている。雄二氏の事務所スタッフからも“パンさん”と親しまれています」
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吉川氏の父の“不倫動画”
 吉川家の関係者によれば、雄二氏は議員になった息子に厳しく接し、吉川氏自身も父親の言葉以外には耳を傾けなかったという。女性関係も、父親に倣ってしまったのか。雄二氏に話を聞くべく再三携帯を鳴らし、質問状も送付したが返事はなかった。
 支持率低下に党内対立、自派閥の不祥事……。盤石に見えた岸田政権は、今足元から揺らいでいる。
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岸田側近の木原官房副長官
立憲 内部崩壊 馬淵国対委員長が泉代表にキレた
「参院選で立憲は苦戦必至で、泉氏は既に『僕が代表になる前から支持率は落ちていたから』と予防線を張っている。代表を筆頭に、選挙後を見据えてみんな自分勝手に動いていて、党内は崩壊しています」(立憲関係者)
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泉氏
 昨秋の衆院選での敗北を受けて立憲の代表に就任した泉健太氏(47)だが、
「蓮舫さんや小川淳也さんらと比べて応援弁士としての人気がまったくない。泉さんが来るなら、枝野幸男前代表の方がまだまし。枝野さんにはアレルギーを持つ向きもあったが一部からは高い人気があった。泉さんは無味無臭で、嫌われないけど人気もない。うちの陣営も今のところ応援を要請する予定はありません」(立憲議員)
 不人気ぶりは、選挙用の二連ポスターにも現れている。
「ウチの候補者は地区ごとに地元衆院議員を二連の相手に選んでいる。泉さんのは必要ない」(別の立憲議員)
 当の泉氏は応援演説の場で自身の“知名度アップ”に励んでいるという。
「応援に行くと、合間を見つけては聴衆に分け入って、自分の名刺を配り歩いているんです。候補者そっちのけで、これが野党第一党党首のすることかと呆れました」(政治部記者)
 前回と前々回の参院選では野党共闘が進み、三十二ある一人区の全てで候補者を一本化したが、今回は十一に留まる。これも泉氏のグループ・新政権研究会のメンバーは「泉氏の優柔不断さが原因だ」と指摘する。
「泉氏は二月頃まで、自身が本部長を務める総合選対本部の本部長代行を小沢一郎氏にすることで小沢氏側と一度は握っていた。ところが西村智奈美幹事長ら執行部の反対に押し切られ、岡田克也氏と玄葉光一郎氏、水岡俊一氏を据えることになりました。最も大事な選挙の態勢をめぐっても確固たる信念が見えません」
 選挙直前にも、幹部間に不協和音が生じていた。今国会では、「政権追及型」ではなく「政策提案型」を掲げた泉氏だが、結果として二十六年ぶりに政府提出法案の成立を全て許すなど「与党のやりたい放題」(前出・記者)。閉会後、泉氏は陰でこう漏らしたという。
「国対が全然ダメだった」
 これを聞きつけた馬淵澄夫国対委員長は激怒した。
「泉が『批判ばかりではダメだ。提案型でいこう』と言うからだろう!」
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馬淵氏
 小誌がセクハラや違法買収の疑惑を報じた細田博之衆院議長への不信任案を巡っても馬淵氏は不満を募らせていたという。
「馬淵氏ら国対は『やりたい』と積極的だったものの、泉氏は会見などでもほとんど批判せず、温度差は著しかった」(野党担当記者)
 止まらない立憲の“内部崩壊”。選挙後には「泉おろし」が焦点となる。
「改選二十三議席から五以上減らすと、責任論が噴出して、泉氏続投に反発する重鎮たちが勢いづく。岡田氏や玄葉氏の間では次期代表に長妻昭氏を据えようという案が浮上。岡田氏は長妻氏の支持が広がらなければ、自らの出馬まで考えている。一方で、昨年の代表選で敗れた逢坂誠二氏や小川淳也氏に加え、馬淵氏も虎視眈々と次を狙っている」(前出・立憲関係者)
“同党異夢”では戦えまい。
公明 本当にクリーン? ハレンチ議員リストが凄い
(雑誌上で)どのような扱いになるのか、頭が痛いですね……」
 先週小誌が報じた公明党衆院選候補者の無修正性交動画の違法公開問題。事態をいち早く知った山口那津男代表は周囲にこう懸念を漏らしたというが、いやはや近年の体たらくといったら……。
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山口代表
 公明党といえば「クリーンな政治」を標榜してきた。
「公明党では結党三年目の一九六六年、当時の佐藤栄作内閣を解散総選挙に追い込んだ黒い霧事件での追及が今も語りつがれています。昨年作成された政策パンフレットにも『政界浄化』のスローガンが記されている通り、『清潔な政治』が重要な理念です」(政治部記者)
 当然女性問題にも厳しい。
「公明党の選挙は支持母体である創価学会が実働部隊で、特に女性部はその中核。彼女たちが知人や友人へ投票を依頼するF票獲りを展開します。女性部はカネの問題や女性スキャンダルへの嫌悪感が強い」(同前)
 だが、その女性部が嫌うハレンチな騒動が近年続いている。例えば前々回の衆院選直前の二〇一七年九月、当時復興副大臣だった長沢広明参院議員が、クラブホステスに議員宿舎のカードキーを貸与した上、宿泊させていた不倫疑惑を小誌がスクープ。長沢氏は小誌発売前に離党届を提出し、議員辞職した。その直後に、今度は比例近畿ブロックから出馬予定だった樋口尚也元衆院議員が、同様に女性との不倫疑惑で離党し、出馬を辞退した女性醜聞二連発があった。ハレンチ議員の極北は、「公明党のホープ」と呼ばれた遠山清彦元財務副大臣だ。
「昨年一月に緊急事態宣言下で銀座の高級クラブに出没していたことが発覚。直後に、政治資金からキャバクラ代を支出していたことも判明し議員辞職しました」(社会部記者)
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遠山元議員
 それだけではなかった。昨冬には日本政策金融公庫の新型コロナウイルス対策特別融資を無登録で仲介した貸金業法違反の罪で東京地検特捜部に起訴され、四月に有罪判決が確定した。
「遠山氏は違法仲介を計百十一回も繰り返し、融資総額は約三十七億円に上った。遠山氏は不正な仲介の手数料として一千万円以上を受け取っていました」(同前)
 そして先週、昨年の衆院選に出馬していた党幹部職員の大沼伸貴氏が、ツイッター上で違法な無修正性交動画を大量にアップしていた問題が明らかになった。
「党内で事前に文春の取材を把握していたのは山口代表と石井啓一幹事長らごく一部。山口氏は記事の扱いを非常に気にしていました。文春の発売前日、参議院内で早刷りを確認し、大見出しが公明党ではなく『岸田ハレンチ政権』だったので胸をなでおろしていました」(前出・政治部記者)
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次の代表が確実視される石井幹事長
 こうしたスキャンダルに対し、公明党は当事者を即刻クビにすることで火消しを図ってきた。
「パパ活疑惑の吉川赳衆院議員やセクハラ疑惑の細田博之衆院議長に対し、山口氏は説明責任を果たせと求めています。でも一方で、身内から続出する不祥事に対しては、なんら改善策を見いだせていません。約二十三年におよぶ自公政権の驕りの現れではないか」(政治部デスク)
 臭いものに蓋をするだけではクリーンにはならない。
維新 新たな問題候補 姉夫婦が告白する2億トラブル
「改選六議席の倍増」を掲げる日本維新の会。前回参院選で河井克行&案里夫妻による買収の舞台となった広島で擁立したのは元京都市議の森川央(ひさし)(46)だ。
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森川氏(維新HPより)
 二〇一一年に京都市議に初当選した森川氏は一九年に維新に入党。三期務めた市議時代には政務活動費の不正が問題になった。
「二〇年に事務所の工事費を二重計上していたことが発覚。党員資格停止処分を受けて離党した。市議会では維新も含む全会一致で辞職勧告決議案が可決されたものの、その後も二年近く、居座った」(京都市政関係者)
 ところが今般「彼は改革マインドが強く広島でも人脈がある」と白羽の矢を立てたのは、辞職を勧めたはずの維新の馬場伸幸共同代表だ。その森川氏を巡り新たなトラブルが浮上した。
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馬場共同代表
「森川氏は実姉が相続するはずだった養母の遺産を独り占めしたのです」
 こう語るのは森川氏の実姉・A子さんの夫・杉原昌一氏(54)だ。十年以上前から脳梗塞とその後遺症に苦しむA子さん同意のもと、杉原氏が経緯を代弁する。
「森川氏とA子の姉弟は実の叔母と養子縁組をしていた。一六年に養母が死去した際、約二億円の遺産がありました。すると森川氏は、脳梗塞の影響で判断力が低下しているA子に対して、一方的に『遺産を一切取得しない』とする『遺産分割協議書』を示し、署名させたのです」
 元々、京都で野良猫の保護活動をしていたA子さんだが病もあって生活が困窮。二〇年に知人を頼り引っ越した神奈川で杉原氏と出会った。
「出会った当初は所持金もほぼなく、生活保護の申請を勧めたほどでした。その後、再度脳梗塞を発症し、左半身不随で二十四時間介護が必要な状態に。ところが森川氏は何の支援もせず、見舞いの連絡もない。私は一昨年にブログを始め、この経緯を書いた。森川氏の振舞いが政治家として相応しいのか、世に問いかけようと思ったのです」
 一方の森川氏はどう答えるのか。本人に聞いた。
「私なりに姉のことを支援してきたつもりです。脳梗塞の入院費に加え、姉がアパートの一室で飼育していた百三十匹もの猫の餌代も立て替えてきた。これまで何百万円も使ってきたのです。今も、姉の居住地の市役所に『姉から福祉的な相談があれば配慮してください』と伝えています」
 二億円の遺産トラブルについてはこう反論する。
「私は〇八年に政治活動を応援したいという叔母の要望もあり養子縁組した。でも姉の養子縁組は私文書偽造かな。養母が亡くなる一カ月ほど前、集中治療室に入っている時に突然勝手に届け出た。遺産分割協議書は司法書士に入ってもらって作りましたし、当時は姉の受け答えも明瞭でした」
 杉原氏については、
「彼のブログの内容は妄想が入っている。名誉毀損で訴えたところ、この六月頭に私の全面勝訴になりました。名誉毀損や人格権侵害、侮辱罪でも杉原氏を刑事告訴し受理されています」
 杉原氏はこう反論する。
「私は神奈川で二十四時間、A子の介護をしています。京都地裁に呼ばれても出廷できず、結果、森川氏の言い分通りの判決になった」
 選挙戦の傍らで、骨肉の争いも益々激化している。
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松井代表
反ワクチン政党に震える取材記者、マークする公安
 広場を埋め尽くす聴衆が熱狂する中、記者は震えた。
「私の周りのコミュニティの数千人の人たちは誰もワクチンを打っていません」
 六月二十日、JR中野駅前で、こう力説したのは政治団体「参政党」の神谷宗幣事務局長(44)だ。
 参政党の設立は二〇二〇年。ユーチューブなどネットでの発信で、支持を広げている。政治部記者の解説。
「参院選では全四十五選挙区に候補者を擁立。反ワクチンを掲げ、既存政党とマスコミへの批判が目立つ。五万人以上の党員と四億円以上の資金が集まったと公表し、有料のタウンミーティングの券も売れている」
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参政党共同代表の赤尾由美氏(参政党HPより)
 元吹田市議で、一二年の衆院選には自民党から出馬した神谷氏を中心とした五人のボードメンバーにより運営。だが、現体制になるまでには紆余曲折があったという。参政党関係者の話。
「当初は保守系ユーチューバーのKAZUYA氏や、菅義偉前首相と親しい政治アナリストの渡瀬裕哉氏らも参加。だがやがて、『陰謀論についていけない』と脱退していった。たとえば、共同代表で現役歯科医の吉野敏明氏は『新型コロナは波動で打ち消して無力化できる』などと主張。元幹部の一人は『参政党について公安から話を聞かれた。日本版のQアノン(米国の陰謀論勢力)と捉えているようだ』と話していた」
(続きは「週刊文春」でお読みください。)
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