Global Ethics


アンソロジー:アメリカがつくった「イスラム国(ISIS)」全8篇 by limitlesslife
October 26, 2016, 3:01 am
Filed under: イスラーム国(ISIS

みなさまへ      松元@パレスチナ連帯・札幌

 

このメールは、以前パレスチナ連帯・札幌をとおして公私ともにお世話になった諸先生にメールを復元して送っています。家庭の事情で6年近くスペインに在住し今年の正月に帰国しました。ながらくご無沙汰して活動を中断したことをお詫び申し上げます。日本での居心地の悪さを感じながらも、ようやく自分の時間もとれるようになりました。これまで学ばさせていただいたことを糧に、歳相応の「活動」ができるよう精進するつもりでいます。来年には新たな「反植民地主義フォーラム」も再開したいと願っております。ご協力をお願いいたします。今後も月一度くらいの情報提供をしたいと思いますが、もしご迷惑ならDMでご返信くださるようお願いします。まずは帰国一回目の情報提供です。ご笑覧いただければ幸いです。

 

「イスラム国(ISIS)」樹立宣言から難民が急増し3年以上たちました。日本でも、その名の通りイスラーム世界から生まれたように考える人が多いと思いますが、その実体と役割が政府広報やメディア報道で語られることはありません。ここに紹介するものはまだ重要なものが抜け落ちているかもしれませんが、各論考のさまざまな角度からの論証は「アメリカがつくったイスラム国」に収斂しています。拙い訳ですが下記リンク先のどこからでも読んでいただき、全編読み終えると現代世界を襲う台風の中心が見えると思います。利用してくださると幸いです。

 

■アンソロジー:アメリカがつくった「イスラム国(ISIS)」全8篇

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliQllNTXh4OV9INWM/view?usp=sharing

 

  • 米大統領選から

「ISISが米国に創設されたことを知る方法」ロジャー・ストーン(2016年8月20日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliMV9TVjdPZnF1eUk/view?usp=sharing

 

  • 2015年後半の電子版各誌、各紙各局報道から

「ISISが「メイドインUSA」であったことを知る方法」ジェームズ・H・フェッツァー(2016年1月20日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliS0hFLU9qaHBfUk0/view?usp=sharing

 

  • ISIS問題が広がった比較的初期のわかりやすい概括

「アメリカがつくったテロ組織:アルカイダとISIS」ガリカイ・チェング(2014年9月19日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliOTNweXRmQW03eUE/view?usp=sharing

 

  • パリ襲撃直後に書かれたもので、リビアからシリアの局面

『「アルカイダは我々だ」:ISISはシリアにおけるジョン・マケインの「穏健反逆者」』パトリック・ヘニンセン(初出2015年1月、2016年2月21日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliQjdMNGhVbmN5czg/view?usp=sharing

 

  • アメリカが関与したテロリスト養成の歴史―アフガニスタンのムジャヒディーンからイラクのアルカイダ、シリアのISIS、そしてパリ襲撃まで

『CIAに育てられたテロリスト、あるいは「自由戦士」?』改訳、ジョン・ライアン教授(2015年2月7日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliU2tEUXFIVzJkRW8/view?usp=sharing

 

  • イスラモフォビア産業をめぐるメディアの機能と真の利権集団

『ISISは米外交政策に仕える:海外で戦争を養い自国で警察国家を育てる「イスラモフォビア」産業』トニー・カルタルッチ(2016年3月26日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliWS1qU0prUk5CQ00/view?usp=sharing

 

  • 「イスラム国」の宣言(2014年6月29日)直後に書かれたチョスドフスキーの見事な概括2篇

『カリフ制イスラム国家プロジェクトと「対テロ世界戦争」』ミシェル・チョスドフスキー教授(初出2014年7月2日、著者改定版2015年10月25日)

『「テロリストは我々だ」イスラム国の「大きな嘘」』ミシェル・チョスドフスキー教授(初出2014年9月25日、著者改定版2016年7月16日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGlidUxxemRfbWw3RUk/view?usp=sharing

 

  • 終わりなき戦争の真の目的―中東再編の近未来図

『中東のバルカン化:アメリカとイスラエルの真の目標:シリアとイラクを「多くの断片」に粉砕せよ』ワシントンズ・ブログ(2016年2月24日)

https://drive.google.com/file/d/0BwD9pIZONGliU2tVQ3FIM3Ewc3c/view?usp=sharing

 

なお、全編をとおしてアル=カーイダ、ビン・ラーディンなどの長音は読み易さを考慮してアルカイダ、ビンラディンと適宜省略した。また原文の( )はすべて[ ]に、訳者挿入は( )とした。

 

 

《訳者後記》

沖縄高江で「土人」発言があり、障がい者施設での大量殺人がある。日本社会の歴史的伝統である差別と隔離は一向に変わっていないようだ。これほど日々の殺人や自殺の多い国もないと思うが、日本は世界一安全で平和な国であると思い込んでいる現実。個人責任はきびしく問われながら、企業・行政などシステムの責任はいつも棚上げされる。TVコマーシャルの委細を尽くした老化への脅しから中国、北朝鮮の「脅威」まで、いたるところで「脅威」を刷り込む一方、原発・核廃棄物の危険性や、福祉セーフティー・ネットという社会的共有資産の崩壊や、米韓日の北朝鮮への脅迫などは、つねに覆い隠す。しかもこの差別社会の、どこから入っても同化を強制される特異な国。

 

とくに、アメリカの目からしか世界を観ようとしない「日米同盟への盲信・錯視」には目に余るものがある。政権与党の国体復古と軍事的野望が、対米従属を梃子とした地域帝国への野望と写らないで、国力増大と軍事力による近隣諸国への制圧が「平和」であるかのような倒錯が国民の「良識」に浸透しつつある。とくに、あらゆる国際法を蹂躙してきた核装備テロ国家イスラエルとの軍産共同を企むこの国が、中国に対しては「国際法の遵守」を叫ぶ。近隣諸国への戦争・戦後責任も反故にし、従軍「慰安婦」問題も札束で「解決」するような国。これらの不正や野望を覆い隠すように、オリンピックに向けた大合唱がすでに始まっている。維新以来の自画自賛ナショナリズムは、骨の髄まで犯しているようだ(沖縄を除いて)。

 

一方で、欧米の難民報道も最も大事なことが意図的に抜け落ちている。アフガニスタンから、イラクから、リビアから、シリアから、ヨーロッパへ向かう何百万人という難民たちが、そもそも誰が仕掛けた戦争で故国を追いやられたか、欧米の政府と主流メディアはいっさい触れようとしない。ゲーテやシェイクスピアやホイットマンに育まれた欧米のインテリジェンスはどこで朽ち果ててしまったのか。あるいは、別動隊プロパガンダ組織の「シリア人権監視団」や「ホワイトヘルメット」を摘発もせずに、そうした報道に加担するような、トルコ経由の「自由シリア軍」に同行して戦場ジャーナリストを自称する日本人もいる。「保護責任」とか「人道的介入」とかの口実で、打ち出の小槌のようにいとも簡単に一国の文化文明を破壊するが、いとも簡単に侵略し破壊したその結果も無かったことになる情報世界。

 

過去を忘れ去り現在の核心を隠蔽し、「敵」と「脅威」をつくっては監視と管理を強化する。それゆえ民心は他者と手をつなぐよりは内向きとなり、差別と隔離を再生産する人間となりいびつな儲け本位の社会システムをつくる。謀られた「敵」と「脅威」でみんなが嘘の共犯者にしたてられる一方、どれほどの犠牲者を踏み台にしているのか中心部国民は知らない、知ろうとしない、未曾有の閉ざされた時代に逆行しているというべきだろう。日本と欧米は、ひとつの世界の相似的な現実のように見える。

 

諜報機関や軍が何をやっても免責される世界に冠たる例外国家、アメリカとイスラエル。NATO‐EUとともに国連を無力化して、その野望をほしいままにしている。それが安倍政権の唱える「国際社会」だ。ロシアの喉元ウクライナのネオナチ化につづいて、北朝鮮の国家破壊が目論まれていないともかぎらない。日本にとっても第二の「朝鮮特需」が期待されるかもしれない。バルカン半島をばらばらに解体したおこぼれがドイツとEUを潤したように。どこの地域でも民衆を敵にした軍隊は自国の民衆にも銃を向ける。すでに沖縄は日本の情報統制(プロパガンダ)装置と謀略・鎮圧装置に晒されている。このアンソロジーで「囮テロリスト傭兵軍」が何をやっているかが分かるだろう。グローバルな植民地主義の現在がうごめいている世界だ。(2016年10月24日記)

 

 

9 Attachments

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中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ― by limitlesslife
October 5, 2016, 2:05 am
Filed under: アベノミス, イスラーム, イスラーム国(ISIS
邦人人質事件を読み解く 東大名誉教授 板垣雄三

中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ―

今回の事件は、日本と世界が大きな曲がり角に直面している現実を突きつけた。
広い視野で事件を捉え直す必要がある。

日本国内では、先月の安倍晋三首相の中東歴訪は、
戦後70年の節目に際し、日本が中東の安定に貢献し、
グローバルな役割を果たすという文脈で説明されてきた。

しかし今回、中東の安定とは違う展開をむしろ招いた。
つまり、シリア内戦で欧米が作り出した「お化け」であるイスラム国が、
国際政治の一つのアクター(行為者)として機能する
既成事実づくりを日本は促進した。
「国ではない」と日本政府が強調するイスラム国が、
今やリアルな存在になってしまったのだ。

こう指摘する根底には、日本政府のメッセージの中身と
発信の仕方に関する重大な問題がある。

イスラエルのパレスチナ占領を警告した1973年の
二階堂進官房長官談話以来、歴代政府は中東の市民の間に
「日本は欧米とは違う」との印象を確保し続けてきた。

2001年からは当時の河野洋平外相の提唱で、
日本とイスラム諸国の知識人が「イスラム世界との文明間対話」を行い、
日本は欧米とは違うとの認識を分かち合ってきた。
だが、このプロセスは民主党政権下の12年末に打ち切られた。

さらに第2次安倍政権の発足後、イスラエルとの関係強化が
世界的に見て際立ち、その象徴が先月の首相中東歴訪だった。
首相はイスラエルに多くの時間をあて、ホロコースト記念館で
「特定民族を差別し憎悪の対象とすることが人間をどれだけ残酷にすることか」
と語ったが、パレスチナ人の民族浄化や追放である
「ナクバ」には触れなかった。
イスラム世界は日本の立ち位置が大きく変化したと観察したに違いない。

首相はその上、人質事件の表面化を受け「テロに屈しない」
との態度表明をイスラエルの国旗を脇に行った。
もちろんこれは政府だけの問題ではない。
日本のメディアや識者の多くもなぜか、イスラエルのことには触れない。
ここに大きな落とし穴がある。

これでは首相がいくら「国際社会とともに」と繰り返しても、
日本が言う国際社会とは
「欧米であり、イスラエルであり、有志国連合に加わる穏健イスラム諸国
の政府である」とイスラムの市民は認識することになる。

逆にイスラム国は今回、日本を新たな「敵」と位置づけることで
国際政治における存在感をつくりだし、世界のムスリム市民に、
従来とは違った対日観を植え付けることに成功した。

さらに問題なのは、対日観をめぐって、
東アジアと西アジアの「一体化」が促されてしまったことだ。

東アジアの近隣諸国とは歴史認識問題を抱え、
真の意味での戦後70年の総括をできない日本。
そんな日本だが、西アジアないし中東では、ムスリム市民はこれまで、
被爆国で平和国家の日本に敬愛の念を抱いてきた。
それが今回の事態を受けて根本的に変化し、
東西アジアの日本に対する認識が負の方向で合体する恐れがあるのだ。

拘束された日本人2人がいることが分かっていたにもかかわらず、
それをなおざりに、中東を訪問したとの印象がぬぐえない。
しかも発信されたメッセージが不用意に組み立てられたことに
最大の問題がある。
戦後70年を迎える日本のありようがアジアの東西から
緊張感をもって問われている。

×   ×

いたがき・ゆうぞう 31年東京生まれ。
専門は中東・イスラム研究。著書に「イスラーム誤認―衝突から対話へ―」など。

(信濃毎日新聞 2015年2月3日掲載)

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



朝日放送ラジオ おはようパーソナリティ道上洋三です 西谷文和 トルコのクーデターを語る、東京・大阪会議で中東の和平を日本はリードすべき! by limitlesslife

 永岡です、朝日放送ラジオの、おはようパーソナリティ道上洋三です、にジャーナリストの西谷文和さんが出られて、トルコの取材のことを語られました。

クーデター未遂、シリアの内戦、イスラム国との対立、シリア難民もトルコに来ており、道上さんは楽しい話も聞きたいが、トルコは安定して、日本との交流も深く、和歌山で助けていると指摘されて、しかしつらい話になり、西谷さんは8/1422まで9日間行かれて、西谷さんは体を鍛えないと逃げられず、数kg痩せられて、この2年やって今回効果があり、トレーニングしてトルコに行かれて、トルコに8月、リオ五輪の期間に行き、入国は出来ても、イスタンブールに日本人なし、空港は乗り継ぎで、町は土産物屋さんで日本人か、助けてと言われるほど、多かった日本の観光客、エジプトに行かずトルコに来ていた人が来なくなり、イスタンブールも大変で、7月のクーデター未遂、290人死亡、起こしたのはギュレン氏、イスラム指導者、大規模なクーデター、トルコの国会が空爆されて破壊されて、クーデターは深夜に起こり、国民は理解できず、エルドアン大統領はバカンスでエーゲ海にいて、クーデターで間一髪逃げて、スマホで、トルコの国営放送で国民に戦車を止めろと指示して、国民が戦車を止めて、クーデター軍が発砲して死者も出ても、クーデター軍は投降して、危機一髪、テレビ局が支配されて、夜中10時に80人の兵士が入り占拠して、通常の放送がなくなり、祖国解放戦線として、前日にフランスのニースでのテロの取材をテレビ局でしており、これはイスラム国のテロから軍が守ってくれると思ったら、エルドアン大統領の放送でクーデターと知り、国民のデモでクーデター軍は投降したものの、テレビ局の人に犠牲も出ていた可能性があり、これは、勝算がないとクーデター、国会を空爆するようなものはできず、アメリカかロシアが背後にいて、今回取材して、やはり黒幕はアメリカ、エルドアン大統領はロシアに接近して、シリア難民解決のためにロシアと接触し、アメリカは気に食わず、ギュレン氏の勢力が警察、裁判所を把握して、アメリカの後ろ盾がありやって、エジプトは5年まえ独裁政権を倒してムルシ政権ができたものの、アメリカもイスラエルも気に入らず、これを倒して親米政権に変えており、アメリカにはクーデターの成功体験があり、サウジやエジプトはアメリカべったり、トルコはアメリカの言うことを聞かず、それでアメリカはギュレン氏の行動を黙認したものであり、今は数万人逮捕されて、その半分は釈放されても非常事態宣言、挙国一致体制になり、エルドアンに批判的な人は黙らされて、クーデターも許せないが、エルドアン政権も問題で、トルコはイスラム国、クルド人とも戦い、クルド人は独立を目指し、クルド人の独立にはイスラム国は関係なく、これらは対立し、ガシアンテップで。イスラム国とクルド人が対立、空爆ではイスラム国を倒せず、地上戦をアメリカはできず、クルド人にイスラム国を攻撃させるややこしい状態。

シリア難民は悲惨どころか地獄であり、ロシアの空爆、アサドの空爆、イスラム国の攻撃で、大やけどしての子供の姿も悲惨であり、ヨーロッパも難民受け入れの限界を超えて、トルコは国境に壁を作り、負傷した人しか入国できず、大けがしたらトルコに入れても、ちゃんと治療してもらえず送り返されて、トルコは最近まで安定しており、そのためにトルコを西谷さんは拠点にして、しかしクーデターが成功していたら内戦になり、シリア内戦で難民がたくさん来てトルコも家賃が上がり職がなく、トルコ人もシリア難民に冷たくなり、空港でのテロに日本人も巻き込まれる危険性もあったもので、空港で幸い日本人がいなかっただけ、あのゲートはみんな通るものであり、アメリカとロシアが戦争に絡み、貧困、格差が広がり、武器の取引で儲かることになり、アメリカは大統領選であり、それが済むまで和平会議はできず、トルコ、シリア、イスラム国の状態、どうしたら中東が安定するか、アメリカとロシアが話し合いをして、ボスニア~ヘルツェゴビナもそうで、国連の停戦監視団が入る入る必要があり、もう一つの国にまとまるのは無理であり、国連PKOも役に立たず、国同士の戦いではなく、テロとの闘いで国連も狙われて、しかし監視者がいないと、家族を殺された人の恨みもあり、そのためにちゃんとした和平合意と、批判されたない選挙が必要で、これをしないと内戦は終わらず、国際社会が入らないと、今も1100人殺されて、何とか止めないとならず、しかしアメリカの大統領選が終わるまで殺し合いは続き、互いに疲れており、周辺国が武器の援助を止めるべきで、空爆を止めないと、殺された家族がニューイスラム国を作ることになり、アメリカやロシアが空爆=西谷さんはテロと思われる、1100人殺されるものと言われて、道上さん、イタリアが次にテロと言われているとして、西谷さんは、次はイタリアか、モスクワか、イスラム国を空爆している国は恨まれており、このまま戦争を続けるとテロは止まらず、そして日本のなすべきことは、安倍総理が、中東はアラブともイスラエルとも仲良くしていたのをイスラエル寄りになり、しかし日本は人を殺しておらず、日本で和平会議、東京和平会議をすべきで、憲法改悪や集団的自衛権ではなく、日本は誰も殺していないのでみんな来る、ロンドン、パリなどは戦争に参加しているので拒否される、東京会議ならみんな来て、これはタリバンとやったこともあり、ベルリンやローマの会議は無理で、大阪での会議でもOK、道上さん大阪から平和宣言をすべきで、西谷さんも大阪から発信すべきと言われて、これから西谷さん、講演会、写真展もされるのです、中東のどうにもならない現状について、以上、西谷さんのお話でした。

 



市民のための自由なラジオ(2016/7/15) これからどうなる 日本経済、二宮厚美さんのお話&今中先生 東電は楽観に基づいてその場しのぎの対策を続けて破綻した by limitlesslife

 永岡です、市民のための自由なラジオLIGHT UP16回、今週はジャーナリストの西谷文和さんの司会で放送されました。西谷文和のニュースの歩き方であり、西谷さんフランスのテロ、イラクのテロも取材されて、バングラデシュでのテロの犠牲者の冥福を祈るとともに、テロの背景に貧困、格差問題があり、ベルギーの若者の失業率は50%、アラブ系の仕事がなく、バングラデシュは繊維産業で低賃金の国で、高学齢の人にも就職先がなく、一部の富める人間と、圧倒的な貧困者に二分化されて、その中で不満がテロになり(今日もフランスでテロがありました)、日本も他人ごとではなく、新自由主義、競争に勝ったもののみ富める社会は問題であり、経済は大問題のなのです。

 

今週のゲストは神戸大学名誉教授の二宮厚美さん、日本経済について語られました。二宮さんはアベノミクスではなくアベコベミクスが正解だと言われて、3つの矢、量的金融緩和=黒田日銀が国債を買って銀行に金を回す通貨の増発が、発想があべこべ、通貨の量は経済が決めるものであり、景気が良くなれば、賃金が上がれば、物価は決まるのに、黒田日銀は銀行に金を渡して庶民には行かず、一部は株への投機資金になり、国債を日銀が買ったら何十兆円が銀行に入り、これは世間に回らず、であり、一部の投機筋は儲かっても、庶民は無縁なのです。

その二宮さんのお話、全体は日本経済の行方でも、まずアベコベミクスのエンジンをふかすと言うもの、2本目は財政出動、もう終わり、安倍政権で10兆円公共事業ばらまき、これはどの国の政府も不況時にやるもので、ドアホノミクス本質でない、角栄氏のやり方と同じで、これは誰がやっても一定の結果になり、そのために2013年にかけて景気が持ち直したのはこのため、第1の矢は、的に届かず、銀行に行っても庶民に届かず、2本目は庶民をかすめても、真ん中には当たらず、真ん中に当てるには、内需拡大が必要、GDPの6割は家計消費によるのに、アウト、3本目の成長戦略は、二宮さんまったく的外れどころか、ブーメランになり国民を傷つけるものであり、格差・貧困問題を日本経済に起こしてしまい、安倍政権は日本が企業の成長、活動しやすい国にする=派遣野放し=雇用破壊=賃金が下がる=格差が拡大になり、何の経済成長にもならず国民を傷つけてしまい、デタラメな矢であり、狙いがアベコベで、借金で公共事業のてこ入れが必要になり、あるいは金融緩和は破綻しマイナス金利=世の中にお金が余り、国債が下がり、余った金を使おうにも、借金したら金をやるというムチャクチャな政策。

つまり、カラノミクスはトリクルダウンを庶民にと言ってももちろん起こらず、バングラデシュの繊維産業、ユニクロの柳井氏はフォーブスの長者で2兆円資産があるのに、バングラデシュの労働者は貧困で、これはグローバルの格差を象徴して、それが日本経済の破綻を示しており、企業は安倍政権の3年で10兆/年の内部留保をためて、企業はウハウハでも、実質賃金は5年連続低下、消費も4年低下で、賃金と消費は伸びず、これが不況の要因だとほとんどの経済学者が言っているのに、一部のアベノミクスをヨイショする変わり者がいて暴走した。

イギリスのEU離脱の影響は、当面円高でやってきて、2年後の離脱に向けて交渉すると言うものの、国際的な異変が為替相場に影響を与えて、現在の世界経済に打撃で、日本の内需依存型の経済に打撃であり、アベコベミクスから離脱しないとエライことになるのです。

 

LIGHT UPジャーナル、今週は今中先生のお話でした。福島原発の凍土壁についてお話されます。

トラブル続きの凍土壁の汚染水対策についてのお話で、なぜここまで地下水が福島原発に流入するのか、今中先生も地下水がたくさん出るのに驚かれて、もともと福島原発は高台を削り作ったので、建設当時から地下水はあふれ問題になっており、事故の前からも原発に地下水が入るものが問題になり、元衆院の吉井さん、福島原発は海水で冷やすので高いところにあったらポンプの電気代がかさむというセコさと指摘されたことを西谷さん紹介されて、高いと電気を食うために事故になり、女川原発は、福島より地震の震源に近かったものの、高いままで津波の被害をまぬかれて、福島は高台にあったら事故にはならず、容易に防げた事故であり、非常用電源も地下にあり水没した。

そして、東電は地下水を知って、なぜ鉄板で防がなかったか、今中先生は東電が楽観に基づいてやって破綻、原子力工学は最悪を想定して対応すべきなのに、これで何とかなるかとやり続けて破綻の連続で、それで福島の皆さんが大変な目にあったのです。

凍土壁は予定通り凍らず、凍らないことは最初から分かっており、2年前に凍ると言っていたが、ちゃんと考えたら破綻するとわかるのにそのまま放置し、税金345億&凍らせる電気代10数億/年、西谷さんはうがってみたら作っているゼネコンが儲かると指摘されて、今中先生除染と同じと言われて、西谷さんは小出先生の水で冷やすのを止めることについて聞かれて、今中先生、それは国も東電も可能ならやりたいと考えているが、まだ崩壊熱100200kw、冷却方法は熔けたデブリの形によるものであり、チェルノブイリは冷えて固まり、空冷で地下の風により冷やせたが、福島は水を入れないと温度が上がり放射性物質が出てしまい、しかし冷やす水がクローズドの形態になっていたらいいが、地下水と一緒にタービン建屋に入り、地震で壊れて建物も割れて、水を入れれば入れるほど漏れて、今中先生は地震の前から建物は割れていたと推察されて、事故の前から問題があり、その対策をしていても、事故で決定的なダメージであったが、タービン建屋は最初から問題があり、東電は後手後手の対策で、破綻したのです、以上、今中先生のお話でした。

 

ここで音楽、リッチアンドポデリの歌ったケサラ、西谷さんは安倍政権のパロディの動画に使われた音楽であり、ケサラはメロディーも素晴らしく、勇気が出て、戦争準備法案反対、沖縄の基地反対、保育士の問題を取り上げる人たちのことに西谷さんは使われたと言われました(この歌の動画はネットにありませんでした)。

 

後半のお話、どうしたら日本経済は再生するのか、その前に、日本経済の不安は年金で、年金を株に投入して、安倍政権&日銀で株高を演出したものの、日銀のばらまきだけでは足らず、国民の資産の年金を使ってミニバブル、これは崩壊して、1年で5兆円の損失であり、株のバブルが弾けて、そのたびに年金は破綻し、もちろん安倍政権の責任で、民間企業なら背任が問われるのに、です。

そして、日本経済の再生は、税金を儲かっているものから取るべきで、消費税は、月々30万所得を稼ぐ人が、3万貯金、27万消費としたら、27万に税金がかかり、所得にかける税金で、貯蓄には税金はかからず、貯蓄をたくさんする人に有利で、貧乏人は困り、高額所得者には有利で、これもあべこべ、むしろ使わず貯める資産に課税するのが憲法の生存権にかかわるものであり、そして消費税を上げたら法人税は下げられて、企業、株主は豊か、内部留保には税金はかからず、金融所得にはやっと20%であり、しかし金融所得にはかかるものの、所得税は累進課税で、金融所得の多い人=貯蓄の多い人は税制優遇で、税を取られず、勤労所得に課税されて、あべこべ、財政赤字では、98年に大減税であり、しかし98年の法人税なら消費税を上げる必要はなく、98年のものは夢物語ではなく、実際にやっていたものであり、それで日本経済は今より良く、つまり超大金持ちから税収を取る&株の取り引きに課税すべきであり、取引は頻繁に行われて、ヨーロッパでは1回の投機ごとに課税しており、1秒に何度も行われて、しかし社会には何の貢献もなく、これは取り締まるべき、これに課税すべきであり、国内、国際的にやるべき。

昔は物品税で贅沢品は課税されており、これもあべこべ、日常の生活必需品に課税するのもおかしく、不労所得には高く課税し、勤労者にはあまり取らないのが本来であり、不労所得を税金で巻き上げて、不労所得の税収を福祉、低所得者に回して、分配したら国内の消費が高まり、外需に依存せずともOKであり、今の日本経済、内需300兆は、安倍政権で家計消費が7兆/年減り、これを元に戻すには、内部留保を税金で吸い上げて、低所得者に回すのが本来の分配であり、外需依存型の成長戦略は不要、日本の中小企業は内需に依存しており、しかし今はアベコベミクスで逆であり、好循環に転換するのはドアホノミクスを止めて、悪循環を変えることであり、イギリスはEU離脱を後悔している。

さらに、安倍政権で軍事費のみ増えており、アメリカの政権は誰になるかは未定でも、もっと軍事を出せとなり、トランプ氏がそういえばクリントン氏も言うもので、日本は集団的自衛権OK、思いやり予算をぼったくりにされて、日本の自衛隊を戦争に出させられて、軍事費は戦争準備法案で暴走して、安倍政権は戦争準備法案、ドアホノミクスでも、将来の日本を危うくするものであり、小泉改革は510年後に失敗と言われたが、安倍政権の失敗は、小泉構造改革よりひどいのです、以上、二宮さんのお話でした。

 

ニュースの歩き方、西谷さんが、世界でなぜテロが起きるのかについて語られます。

イスラム国は、アメリカがイラク戦争をしなければ決して生まれることはなく、ブッシュ政権の侵略でフセインは倒れて、フセインを支えていた官僚、軍人が首になり、日本は戦争に負けて占領されて、しかし天皇制の廃止やA級戦犯の追及をせず戦前の体制を戻し、ソ連、中国への反共の防波堤にするために、戦争の責任を問わず自民が生まれて、しかしイラクは逆で、フセイン政権を倒して軍や官僚をうまく使うべきであったのに、イラクには石油があり、75%が欧米の石油資本に行ってしまい、アラブの国だと国内に行っていた石油のお金を欧米が奪い、スンニ派の村をアメリカが弾圧して、バース党の人間が反米感情でアルカイダに走り、そしてイスラム国になり、アメリカがイラクを無政府状態にしなければ、イスラム国はできず、イラクの国会や評議会の、行政のプロがイスラム国に入りここまで拡大し、後藤さんや湯川さんの事件の際のテレビ報道は不十分であり、イスラム国は残酷で恐ろしいとして、二人は殺されて、ならテロとの闘いでやっつけろと言ったが、しかしなぜイスラム国は生まれたかをテレビは解説せず、本当のこと=一番悪いのはアメリカに国民が気づかれたら困り、安倍政権にはアメリカは正義で、戦争準備法案強行採決であったが、ベトナム戦争以来アメリカは正義ではなく、イスラム国の脅威を煽り、その結果軍事費が増えて、本当は貧困をなくし、難民を救い、武器をなくすのが本当のテロとの闘いなのに、日本もアメリカも逆、空爆でイスラム国を追い詰めても、また攻撃されて、喜ぶのは軍事産業、軍産複合体がテロを喜んでいると、西谷さん締めくくられました。

 

今週の自由なラジオ、今週は大阪から西谷さんの司会であり、自由なラジオは企業スポンサーなしでやっており、リスナーがスポンサーとして、寄付を重ねてお願いします。

これからの日本経済、アベコベミクスの矢は国民を傷つける毒矢と西谷さん言われて、格差は広がるばかりで、富裕層から税金を払わせて、富の分配をすべきと、西谷さん締めくくられました。以上、今週の自由なラジオでした。



ラジオ関西 ばんばひろふみラジオDEショー 西谷文和、安田純平さん拘束を語る by limitlesslife
January 6, 2016, 3:17 am
Filed under: イスラーム国(ISIS

 永岡です、先週(2015年ですが)、ラジオ関西のばんばひろふみのラジオDEショーに、ジャーナリストの西谷文和さんが出られて、ジャーナリスト、安田純平さん拘束に関してお話をされました。ラジオ関西のポッドキャストで今日公開されています。

http://jocr.jp/podcast/banban/banban151230.mp3

52分頃からです。

西谷さん、2015年の最後に、安田さん拘束であり、フリーの方で、拘束は7月に判明し、これを知り、西谷さんの通訳に頼んで調べると、ヌスラ戦線、イスラム国より話は通じる=救出は可能で、しかし膠着していて、救出が遅れたら危なく、国が何をやっているのか、西谷さんも知らず、通訳の方も日本の外務省に話し、しかしロシアが空爆で、イスラム国ではなくヌスラ戦線を攻撃し、これはロシアがアサド政権を守りたいからであり、ヌスラ戦線に安田さんがいたら、ロシアのミサイル(核に近い破壊力)でやられる可能性はあり、今ハーラムという地下壕にいるのは分かっているものの、拘束場所は転々として、トルコに近いところに、スペインの方と一緒に捕まり、遅れたら、人質転売で、イスラム国はお金を持ち転売されるの可能性あり、しかし、交渉は水面下でやるべきで、国境なき記者団やCNNの報道はまずく、水面下でやらないといけないのです。

もちろん、西谷さんも捕まる可能性はあり、安田さんは、国境を通過させるコーディネーターの近くに悪いのがいて、国境を越えてすぐに捕まり、これは要注意であり、しかし拘束は確実で、救出すべきであり、トルコとシリアの国境の一番西であり、オリーブ畑にフェンスがあり、難民が逃げるところで、そこからトルコ→シリアに入れて、西谷さんも入るものの、密入国、シリアは国がなく、国境はないに等しく、自由シリアの管理も難しく、入ろうとしたら入れて、またトルコとシリアに川があり、たらい船で渡れて、伏せて行けば、トルコとシリアを行き来できる、そういう方法でやるものであり、慎重に入るべきで、戦争状態で、相手の兵士と連絡すべきなのに、安田さんは騙されたのです。 

2015年はテロだらけ、シャルリ・エブド事件からパリのテロ、テロに始まりテロに終わり、しかしイラク軍がラマーディのイスラム国支配地域を奪還し、シーア派のイスラム国が殺して、ラマーディはイスラム国が漁夫の利で取り、地元がイスラム国を受け入れたものの、モスルも、スンニ派の力での奪還は可能で、2016年に着手する可能性もあり、奪還出来たら、難民も帰れるのです。

アメリカは大統領選で、ヒラリー氏が有利で、西谷さんトランプ氏はアカンと言われて、ヒラリー氏は前の選挙時も本命だったのに、オバマ氏がイラク戦争を辞めると言って勝ち、今回ヒラリー氏が大統領になったら、空爆が強化される危険性もあり、中東の一般市民は悲惨で、冬は凍りつき(日本は暖かいが今、中東は極寒)、毛布なしでは肺炎で亡くなり、早くイスラム国から町を奪還して、市民を助けるべきであり、平和にすべきと、西谷さん言われました。

西谷さん、パリに行かれてテロの背景を取材され、アフガンも取材し、タリバンの模様を取材し、イラク、シリア(シリアは危険で入りづらい)も行きたい、モスルには友達もいて、奪還出来たら、ぜひ行きたいと締めくくられました、以上、昨年最後の西谷さんのお話でした。



朝日放送キャスト 西谷文和さんのイラク、イスラム国報告 by limitlesslife
December 15, 2015, 11:02 pm
Filed under: イスラーム国(ISIS

 永岡です、朝日放送のニュース「キャスト」に、ジャーナリストの西谷文和さんが出られて、先月行かれたイラクのことを報告されました。

130人犠牲になったパリのテロから1か月、アメリカでも銃乱射、イギリスでもテロで、世界はイスラム国空爆を続け、その銃弾の飛び交うイラクに西谷さん行かれて、避難民は過酷であり、現地の報告で、西谷さん、スタジオでの出演です。世界が大変なことになり、その中でイラク北部のスレイマニアに行かれて、そこは空爆で戦闘機+ロシアがカスピ海からミサイルを撃つので、帰り飛行機が止まり足止めで、フランスのテロ以来エライことになっているというのです。

イスラム国支配域、クルドの方(世界最大の少数民族、国を持たない)がイスラム国と戦い、11/21に西谷さんイラクの油田キルクークの付近に行かれて、そこはイスラム国との戦いの最前線で、イラク北部を収めるクルド人の方々、イスラム国と対立して、欧米は空爆するものの、地上軍は派兵せず、代わりにクルドの治安部隊に、イスラム国と闘わせようとしており、クルド人の治安部隊とイスラム国、戦闘は一進一退で、激しい戦闘になることもあり、たくさんの方が亡くなられて、西谷さん、クルド人の兵士の持つ武器に注目されて、ドイツ製のライフルなど、欧米からたくさんの武器が支給されています。

また、オーストラリアから来た戦闘指導員もいて、戦闘部隊の育成のためで、地雷撤去~人質救出まで指導して、米ロの空爆があり、ラッカを空爆して、イスラム国包囲網は狭まっているのに、イスラム国は滅びません。キルクークの油田をイスラム国が狙い、西谷さんも身の危険を感じられて、油田は鉄柵で囲まれて、123億を狙い、イスラム国と石油の取り合いになり、イスラム国とクルドの方が戦争になるのです。

そして、戦いで家を追われた方がキャンプを作られて、2万人、不自由なテントを狭いところにつくり、イスラム国に家も土地も家族も破壊され、やっとの思いで逃げてきたのであり、今は寒さと飢えとの闘いもあります。

西谷さんはイラクの子供を救う会も主催されて、子供が殺されたと、クルドの方は言われて、アラブの春から5年、平和はなく、現地は今は極寒であり、ゲストの古賀茂明さん、世界の注目は地上軍を欧米が入れずに、空爆するものの、欧米はそれだけで、空爆は一過性で、賽の河原の繰り返し、クルドの方は必死に抵抗されて、テロ組織と対決する中で統制も取れているので、欧米も利用していると指摘されました。

そして、本格的な戦争で、油田の取り合いでイスラム国とクルドの方が戦い、空爆ではイスラム国は殲滅できない+無縁な方を殺す→ニューイスラム国が出来る+空爆は11億で、ペンダゴンが儲かり、西谷さんは空爆ではなく、現地の方と協力し、部族長もインテリジェンスでまとまり、この方々と連携すべきで、クルドの方が戦うしかないというのです。

被害は、寒い中、食べるものもなく、難民問題は、トルコやドイツに行ける人はマシで、難民(国境を超える人たち、40万)は悲惨ながらトラック代、英語が喋れるなどで、ドイツに行けば何とかなる方であり、しかし避難民(国内、700万!)はもっと悲惨で、国連が支援しても、シリアには国連も危なくて入れず、この5年放置されてきたのです。

クルドの方々は日本が好きで、トヨタの車やパナソニックのテレビが好き、しかしもちろん日本が戦争をせず、日本はイラクともイスラエルとも仲良く出来て、西谷さんは日本人が好きと現地で言われており、古賀さん、西谷さんが現地の情報を伝えられるのは大切で、しかし戦争準備法案があり、安倍総理は選挙が終わると軍国化し、そうしたら中東の方の日本観は変わると言われて、西谷さん、アメリカのやる北風政策(空爆)ではなく、太陽政策(食料、雇用)が必要と締めくくられました、以上、西谷さんのお話でした。

 

 



「テロとの戦い」に加わるな!日本には別の役割がある by limitlesslife
December 10, 2015, 1:28 pm
Filed under: イスラーム国(ISIS
山田厚史の「世界かわら版」
【第98回】 2015年12月10日 山田厚史 [デモクラTV代表・元朝日新聞編集委員]

オバマ大統領は、テロとの戦いが「新たな段階に入った」と国民に呼びかけた。戦いの場はアメリカ本土まで広がった、ということである。世界各地で「ホームグロウン・テロリスト」が動き出した。一匹狼のような攻撃。シリア空爆への報復だという。

イラクとシリアでは、米軍主導でISに対する空爆が行われている
Photo:AP/AFLO

無防備な市民を無差別に襲うテロは、許されるものではない。だが空爆もまた無防備な人々を殺傷する。テロは武力で無くなるのか。ハイテク兵器を駆使して殲滅を図っても、更に手強い敵が現れるだけだろう。威勢いい掛け声に釣られ、憎悪と報復が連鎖する戦いに日本が首を突っ込むのはバカげている。この国が問われているのは「中東で手を汚していない大国」という貴重な立ち位置を活かす知恵ではないだろうか。

ISは「イラクの混乱が父、
シリアの内戦が母」

テロの犠牲者を悼むとき、なぜテロが起きたのか、考えたい。「IS(通称イスラム国)」が背後にある。どうしてこんなに過激な武装組織が生まれたのか。中東を研究する高橋和夫さんは「イラクの混乱が父親で、シリアの内戦が母親」という。混乱と内戦の中で支持を広げた。他に選択肢は無かったのかもしれないが、絶望的な境遇がISの背後に広がっているのだろう。

シリアでアサド政権と戦う武装組織はたくさんある。米国が支援する自由シリア軍やアルカイダ系とされるヌスラ戦線ではなく、ISが領土を持つに至ったのは、それなりの理由があるのだろう。800万人が暮らし、徴税も行われている、という。

かつて内戦の中国に生まれた毛沢東の人民解放軍が、先進国が支援する蒋介石の国民党軍を打ち破った。共産主義思想を掲げ、国際的な孤立をはねのけ今や大国になっている。アメリカもそうだ。武器を取って英国の植民地から独立した。初代大統領ジョージ・ワシントンの掲げた理念は、宗主国からみれば危険思想だった。ISと敵対するイランも、アラブの産油国を震え上がらせたイスラム原理主義革命で誕生した。

国家という枠組みが解体した混沌から、新たな秩序を生み出すには、過激で分かりやすい思想や血なまぐさい闘争が伴う。ISが歴史の審判に耐えるかは分からないが、中東の現実が生み出した産物であることは確かだ。

パリの惨劇は「シリアに目を向けろ」という強烈なメッセージだった。「テロリストの論理に乗るな」という声が聞こえそうだが、シリアで日常化している悲劇は「今世紀最大の人道危機」という使い古した言葉で済ますわけにはいかない。パリのように、凄惨な現場がメディアによって報じられることはない。遺族の悲しみもの伝えらえない。死んだ人の数さえ数えてもらえない。その空爆にフランスは加担している。爆弾が落とされた下でどのような悲劇が起きているか。パリ市民に限らず、平和に暮らす先進国の人々は関心の外に置いてきた。テロは許されないが、テロリストにも一分の理はある。

未来の展望なき攻撃と破壊が
イラクに混乱をもたらした

中東研究者の酒井啓子氏は、空爆を繰り返する先進国には「テロとの戦い」という錦の御旗はあっても「攻撃と破壊だけ。攻撃のあとにどういう未来を、平和を約束するのかへの言及は、ない」と指摘する。

イラク侵攻もそうだった。アメリカ率いる有志連合がバクダッドを攻めサダム・フセインの政権を崩壊させた。「大量破壊兵器を隠している」という口実は事実ではなかった。独裁を打倒してイラクをどうするか、というビジョンがないままの「攻撃と破壊」だった。

米軍制圧下で民主的な選挙が行われ、多数派であるシーア派政権が誕生する。旧政権は少数派のスンニ派支配。抑圧されてきたシーア派が政権に就くと報復が始まった。宗派対立からクルド族問題まで、フセイン政権が抑え込んできた紛争の種が一気にはじけた。凄惨な内戦の中で、旧政権の残党である軍人や官僚を吸収したスンニ派過激組織が台頭する。イラク破壊の行き着いた先がISだった。

処刑されたサダム・フセインはかつてはアメリカの協力者。イスラム革命のイランを牽制するためアメリカはフセインと手を組んだ。1980年から始まったイラン・イラク戦争は先進国やアラブの産油国がフセインのイラクを応援した。対イラン包囲網の先端にイラクを置いたのである。米軍の支援を受けイラクは軍事国家として増長し、クウェートの石油利権を狙い、湾岸戦争の口火を切った。

アメリカはイラクを叩いたが、サダム・フセインを追い落すことはしなかった。より大きな脅威であるイランを無視できなかったからである。父ブッシュが大統領だったころのアメリカは、中東情勢に注意深かった。息子ブッシュの時代になって、西部劇のようなイラン攻撃が開まる。騎兵隊がインディアンを攻める映画のように、イラクは混沌へと突き落とされた。アメリカ原住民にとって騎兵隊は侵略の尖兵だった。イラクから見れば米軍は「組織されたテロ集団」だろう。

9・11に始まる「テロとの戦い」が
ホームグロウン・テロリストを生むまで

発端は9・11。ニューヨークの金融街を攻撃した同時多発テロがアメリカを動転させた。第二次世界大戦でも無傷だった本国がイスラム過激派にやられた衝撃は深刻だった。

アルカイダを率いるオサマ・ビン・ラディンにも米国と手を組んだ過去がある。アフガニスタンでソ連と戦った時だ。サウジアラビアで富豪の息子として育ったビンラディンはイスラムの大義に立ち、応援に駆け付けたといわれる。米国はイスラム戦士に武器を渡しソ連追い出しにかかった。過酷な戦闘を通じてビンラディンは先進国の狡さを身をもって知ったのだろう。

ビンラディンはパキスタンに潜伏中、米軍の特種部隊に急襲された。映像はホワイトハウスに送られ、映画のような戦闘シーンをオバマ大統領らが見守った。

アルカイダが米国高官を襲ったら、テロと非難されるだろう。裁判にもかけず容疑者を殺すというやり方は、アメリカなら正当化される。アルカイダやISの要人を探りだし、遠隔操作でドローンからミサイルを発射する。それも「テロとの戦い」である。罪なき人が巻き込まれてもやむを得ない出来事となる。シリアは内戦が起きてから4年半で25万人が死んだ。3分の1が民間人だという。町が破壊され、住む場所さえなく難民となる。

戦場となったシリアには破壊と死と絶望が渦巻き、内戦に加担する先進国は平和と繁栄を享受し無関心が根を下ろす。シリアは他人事で、難民が押し寄せる事態に困惑するだけ。だが一皮剥けば、植民地時代の負の遺産が社会を分断している。

アルジェリア、マリ、シリアなどから移住した異邦人は、二級市民同然の扱いだ。学歴があっても就職は困難で、貧困は世代を超えて受け継がれる。自尊意識を持てず、鬱々とする自我に、過激思想による扇動が注ぎ込まれるとヒトが変わる。

ホームグロウン・テロリストを産む土壌はフランスばかりではない。日本でもオウム真理教に若者が走った。心の空洞は豊かな国の人々の内に潜んでいる。シリアの現実に思いをはせれば、理不尽さに身が震えるナイーブな青年は少なくないだろう。

英仏米の思惑に翻弄された
中東の悲劇の歴史

西欧が中世の闇に沈んでいた頃、イスラム文化はペルシャやトルコで花開いた。中東の苦難は西欧近代化とオスマン帝国の衰退が交差する時の流れによってもたらされた。

第一世界大戦でドイツ・オーストリア側についたオスマン帝国は敗戦で中東の領土を失う。まだ交戦中に、英仏は秘密協定を結び、シリアはフランス、イラクはイギリスが支配することを勝手に決めた。1916年のサイクス・ピコ協定だ。

戦後、イギリスはイラクで少数派だったスンニ派のハーシム家を担ぎ出し、支配権を確立。1932年にイラク王国として独立させた。目を付けたのは地下に眠る油田の権益だった。フランスはシリアで、差別的な扱いを受けていたアラウィー派(シーア派系)を取り込み、多数派であるスンニ派を支配した。宗派対立を巧みに利用する植民地統治は、アラウィー派を継承するアサド政権下で起こる凄惨な内戦の原因にもなった。

秘密協定で領土を手に入れ、内部を対立させて支配権を握る。中東は英仏の草刈り場だった。第二次大戦後はユダヤ人国家イスラエルが建国され、石油時代の訪れでアメリカが乗り出した。紛争や政変の陰にいつも先進国がいた。そんな中で怨念の塊ともいえるアルカイダ、タリバンそしてISが生まれたのである。

テロとの戦争はいずれ膠着
その時こそ日本の出番だ

兵器の在庫一掃を思わせたアフガニスタン攻撃でタリバンは散り散りになったが、また息を吹き返した。中枢を失ったアルカイダはアメーバのように地域で生息している。DNAはISにも受け継がれた。

米仏英露が近代兵器を使って攻撃すれば、ISは消滅するだろう。ロシアは潜水艦からミサイルを撃ってISを攻撃した、という。巻き添えで死ぬ人が大勢いることだろう。怒りは増幅され、テロの火種は散らばる。より強烈な原理主義や残酷なテロ組織を生むに違いない。

先進国の生んだ火花は下層に喘ぐ異邦人をテロリストに仕立てる。テロは戦って粉砕できるものではない。政治家も分かっているだろう。だがうろたえる国民に「威勢のいい姿勢」を見せなければ権力は維持できない。

「テロは世界の敵」という言葉がある。世界とはどこの誰なのか。安倍首相は、民主主義、法治、市場経済を共通の価値観として挙げる。近代の西欧で生まれた価値観に同調しない者は敵なのだろうか。

人権などなく、聖戦を高らかに主張する過激派イスラムは、厄介な存在だが武力では消せない。9・11後の世界で何が起きたか。フランスはその轍を進もうとしている。日本は尻馬に乗ることだけは避けたい。

中東で手を汚していない、という貴重な無形資産を日本は持っている。この立場を棄損しないことが国益である。日本ほどテロに脆弱な国はない。安全が当たり前の日本がテロの標的にならないよう注意深く振る舞うことを安倍首相に求めたい。

「一国平和主義」と非難されても、アメリカの子分と見られることだけは避けたい。

地域紛争に詳しい伊勢崎賢治さんは「テロとの戦争はいつか膠着する。その時に停戦・和平に持っていけるよう関係国とともに環境をつくる。長期的な視点をもって国づくりに関与する」それが日本の役割だという。うまくいくかは分からない。だが、その方向を目指すしかないだろう。日本の立ち位置は欧米と違う。突破口はそこにある。