Global Ethics


中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ― by limitlesslife
October 5, 2016, 2:05 am
Filed under: アベノミス, イスラーム, イスラーム国(ISIS
邦人人質事件を読み解く 東大名誉教授 板垣雄三

中東の対日観に根本的変化 ―東西アジアで一体化の恐れ―

今回の事件は、日本と世界が大きな曲がり角に直面している現実を突きつけた。
広い視野で事件を捉え直す必要がある。

日本国内では、先月の安倍晋三首相の中東歴訪は、
戦後70年の節目に際し、日本が中東の安定に貢献し、
グローバルな役割を果たすという文脈で説明されてきた。

しかし今回、中東の安定とは違う展開をむしろ招いた。
つまり、シリア内戦で欧米が作り出した「お化け」であるイスラム国が、
国際政治の一つのアクター(行為者)として機能する
既成事実づくりを日本は促進した。
「国ではない」と日本政府が強調するイスラム国が、
今やリアルな存在になってしまったのだ。

こう指摘する根底には、日本政府のメッセージの中身と
発信の仕方に関する重大な問題がある。

イスラエルのパレスチナ占領を警告した1973年の
二階堂進官房長官談話以来、歴代政府は中東の市民の間に
「日本は欧米とは違う」との印象を確保し続けてきた。

2001年からは当時の河野洋平外相の提唱で、
日本とイスラム諸国の知識人が「イスラム世界との文明間対話」を行い、
日本は欧米とは違うとの認識を分かち合ってきた。
だが、このプロセスは民主党政権下の12年末に打ち切られた。

さらに第2次安倍政権の発足後、イスラエルとの関係強化が
世界的に見て際立ち、その象徴が先月の首相中東歴訪だった。
首相はイスラエルに多くの時間をあて、ホロコースト記念館で
「特定民族を差別し憎悪の対象とすることが人間をどれだけ残酷にすることか」
と語ったが、パレスチナ人の民族浄化や追放である
「ナクバ」には触れなかった。
イスラム世界は日本の立ち位置が大きく変化したと観察したに違いない。

首相はその上、人質事件の表面化を受け「テロに屈しない」
との態度表明をイスラエルの国旗を脇に行った。
もちろんこれは政府だけの問題ではない。
日本のメディアや識者の多くもなぜか、イスラエルのことには触れない。
ここに大きな落とし穴がある。

これでは首相がいくら「国際社会とともに」と繰り返しても、
日本が言う国際社会とは
「欧米であり、イスラエルであり、有志国連合に加わる穏健イスラム諸国
の政府である」とイスラムの市民は認識することになる。

逆にイスラム国は今回、日本を新たな「敵」と位置づけることで
国際政治における存在感をつくりだし、世界のムスリム市民に、
従来とは違った対日観を植え付けることに成功した。

さらに問題なのは、対日観をめぐって、
東アジアと西アジアの「一体化」が促されてしまったことだ。

東アジアの近隣諸国とは歴史認識問題を抱え、
真の意味での戦後70年の総括をできない日本。
そんな日本だが、西アジアないし中東では、ムスリム市民はこれまで、
被爆国で平和国家の日本に敬愛の念を抱いてきた。
それが今回の事態を受けて根本的に変化し、
東西アジアの日本に対する認識が負の方向で合体する恐れがあるのだ。

拘束された日本人2人がいることが分かっていたにもかかわらず、
それをなおざりに、中東を訪問したとの印象がぬぐえない。
しかも発信されたメッセージが不用意に組み立てられたことに
最大の問題がある。
戦後70年を迎える日本のありようがアジアの東西から
緊張感をもって問われている。

×   ×

いたがき・ゆうぞう 31年東京生まれ。
専門は中東・イスラム研究。著書に「イスラーム誤認―衝突から対話へ―」など。

(信濃毎日新聞 2015年2月3日掲載)

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



「壊れゆく世界のなかで、イスラームの未来を考える」  by limitlesslife
August 24, 2016, 7:50 am
Filed under: イスラーム
信州イスラーム世界勉強会 板垣雄三先生
(東京大学名誉教授・東京経済大学教授、文化功労者)
の講演会が開催されます。
混迷する世界情勢を読み解くカギであるイスラーム世界に興味のある方、必聴です!

板垣雄三先生 講演会
「壊れゆく世界のなかで、イスラームの未来を考える」

講師:板垣 雄三 (東京大学名誉教授・東京経済大学教授)
演題:壊れゆく世界の中で、イスラームの未来を考える
日時:平成28年9月25日(日) 開場13時30分 開演 14時
場所:上田市中央公民館(文化センター) 3階大会議室
長野県上田市材木町一丁目2番3号 ? 0268-22-0760

http://muslimworld.naganoblog.jp/

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



コーランは家族の中でさえ様々な宗教があっても良いとする by limitlesslife
December 7, 2015, 12:56 pm
Filed under: イスラーム
今日個人主義、合理主義、普遍主義はヨーロッパから始まったように思われているが、
実際はヨーロッパがイスラームから学んだものである。コーランは家族の中でさえ様々
な宗教があっても良いとする考え方に始まり、宗教は個人のものであるから強制があっ
てはならないと言っている。また、偶像崇拝禁止、迷信の排撃、中道中庸、人類主義、
地球単位で考えるグローバリズムをイスラームは7世紀から教えてきた。個人が自分の
アイデンティティーの多様性を自分の責任で管理しながらその状況の中で生きていくこ
と、これが商業や都市や政治を生きることである。「タウヒード」「多即一」の考えは
、あらゆる点が中心であると同時に端である結びつき、即ちネットワークを成立させる
。近年突然ネットワーク社会になったわけではなく、イスラームにはもともとあった考
え方である。そもそも「コーランか剣か」を掲げて周辺を侵略するイスラームの姿は、
ヨーロッパ人が勝手に作ったイメージにすぎない。世界の中心がヨーロッパで、近代的
なことは全てヨーロッパから広まったとする考え方は間違っている。こういう点からも
、イスラームを遠い世界、知らない世界と捉えることは人間として悲しい。宇宙の中で
万物は神の前に対等で、互いにネットワークを形作りながら動いている。ありとあらゆ
るものが神の徴(しるし)であり、この多様性(やおよろず性)が最終的には神即ち一
に繋がっている。イスラームは無神論の顔を持つ一方で多神教の顔を持つと言える。エ
コロジーとか地球環境問題もイスラームの考え方から出てきた面があることを考えなけ
ればならない。

http://www.geocities.jp/viva_keyaki/KeyakiArchive/Itagaki0801.htm

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朝日放送キャスト 西谷文和さんの中東報告、パリ同時テロを語る、暴力の連鎖を止められるか by limitlesslife
November 24, 2015, 1:28 am
Filed under: イスラーム, イスラーム国(ISIS

 永岡です、朝日放送のニュース「キャスト」に、ジャーナリストの西谷文和さんが出られました。

そして、昨日のことはあまり書きたくありませんが、大阪で、維新の支持率は46%!と、自民(24%)の倍、無党派が17%というのをキャストで見て腰を抜かしました。ジャーナリストの小西克哉さんは、これは先進国ではあり得ない数字だ!と言われました。

それで、パリ同時テロ、13日に発生し、関西の方もパリ市民に花が捧げられ、テロの根源は何か、西谷さん、空爆がえげつなく、それへの対抗だと言われて、しかし、暴力の連鎖が、世界に蔓延しつつあります。

テロへの怒りは、フランスに留まらず、イギリス、ニューヨーク、ベルリン、シドニーでも捧げられ、日本では、京都のフランス総領事館に犠牲者への花束が届けられています。パリ市民に何かしたいという日本の市民の声があります。

フランス総領事は、日本からの連帯への感謝を述べました。

そして、西谷さんイラクに旅立たれて、中東取材のスペシャリスト、イスラム国のことを取材されて、西谷さん、パリ市民も、シリア市民も戦争が早く終わってほしいと思っていると言われます。

イスラム国の犯行が、欧米でイスラム教徒への弾圧にもあり、キャストでは大阪のイスラム教徒の方を取材し、事件により、周りの人の目が厳しくなり、睨まられこともあるというのです。

イスラム=平安の意味があり、自殺も禁じられているのに、もちろんイスラム国はイスラムそのものとは違うと、この方も、日本の方に、イスラムの本当のことを伝えたいと言われて、しかし、日本でもイスラムに興味を持つ人も出て、イスラム教のことを知る人が増えることを願っています。

 

それで、西谷さん、空爆が続けば巻き添えで市民が殺されて、イスラム国は嫌だが欧米もいやとシリアやイラクの方は思うと言われて、西谷さん、空爆の恐怖におびえる市民を取材され、パリで130人殺されても、中東ではもっと殺されても報じられないのは不公平と思い、イラクは忘れられていると感じられていると、西谷さん報告されました。

西谷さんは今も中東で取材されて、パリではABCの記者さんが報告され、現場を訪れる人は増えて、劇場に市民の花束などが寄せられて、犠牲者を悼むのがパリの風景になり、そしてベルギーは警戒レベルが最高になって地下鉄も止まり、ベルギーは実行犯がいる可能性もあり、ベルギー、フランスも大変で、パリ市民はテロに怯えていて、市民は表面上落ち着きを取り戻しても、観光客が減り(ひどいと半分)、また標的が一般市民であり、次に誰がやられるか、パリでは小学生に外で遊ぶなとなり、そして事件の全貌も分かり、シャルリ・エブド事件以降警察は何をやっているのかという批判もあるというのです。

ヨーロッパはどうなるか、オランド大統領はフランスが戦争状態といい、イスラム国には空爆だと生ぬるい、地上戦にしろと、国民が戦争を煽っている!のと、難民問題もあり、難民に偽装したテロリストがいた=国民に難民拒否の空気が出て、難民受け入れに大変なことになり、この事件はヨーロッパが大きく変わるきっかけになるというのです。

それで、空爆したら、また難民が出て、負の連鎖になり、戦争=一般市民が犠牲になり、憎しみが憎しみを生み、小西さん、空爆に効果なしで、銃を規制すべきで、またイスラムとテロリストを混同してはいけない、アメリカではキリスト教徒が犯罪をしてもキリスト教を批判しないのに、イスラムだと偏見であり、そしてパリがやられたら連帯するというのに、レバノンでたくさん殺されても連帯しないのは、テロリストの術中にはまっていると言われました。

パリへの連帯だけでは、何も解決せず、戦争を止めない限り、何も解決しないのです、以上、キャストの内容でした。

 

 



長野イスラム世界勉強会キックオフミーティング開催!! by limitlesslife
November 15, 2015, 1:51 am
Filed under: イスラーム
長野イスラム世界勉強会キックオフミーティング開催!!

http://muslimworld.naganoblog.jp

と き    2015年12月4日(金)・5日(土) 両日とも10:30~16:00

ところ    松本商工会館 松本市中央1-23-1 https://www.mcci.jp/

参加費    1日1,500円(ハラール食事代込) 学生・生徒は半額

プログラム 第1日 12月4日(金)
10:30 開会
10:40 お話① 鈴木紘司(イスラム研究家)「イスラム世界で
暮らし働く」
12:00 昼食(ハラールの和食を食べてみる)食後10分ほどコメ
ント(鈴木紘司)
13:00 勉強会の共同設計のための討論
皮切り発言(板垣雄三)・全体討論[~14:30]
14:40 お話② 小林寧子(南山大学教授)
「女と男:インドネシアからイスラム世界を
見る」
16:00 第1日終了

第2日 12月5日(土)
10:30 お話③ 板垣雄三(東京大学名誉教授)「イスラム世界
に未来はあるか」
12:00 昼食(ハラールのエスニック食を食べてみる)
13:00 勉強会の共同設計のための討論
皮切り発言(板垣雄三)・全体討論「~14:20]
14:30 お話④ 床呂郁哉(東京外国語大学 AA 言語文化研究所
教授)
「マレーシア・フィリピンから世界を見る」
15:50 閉会[16:00終了]

※お話 : レクチャー 50分、質疑 30分、あわせて80分間

自分たちで、勉強会をつくりだそう!大集合

世界中が、いま、イスラム問題で大揺れ。シリア難民、イスラム国、パレスチナ争乱、
イエメン戦争
・・・。
後藤さん・湯川さん殺害をとっても、安保法制の議論ですぐホルムズ海峡の話題になっ
たのをとって
も、日本は中東・イスラム世界と直結。世界人口でイスラム教徒が大膨張、日本で隣人
がイスラム教
徒という日もじきに来る。イスラム圏/への企業進出や/からの観光誘致、イスラム金
融/イスラム
教にかなった(ハラール)食品/アラビア書道/ヘンナ(指甲花)染色/などへの関心
も高まっている。

好きなら好き、嫌いなら嫌いで、どちらにしても、イスラムについてよく知っておくこ
とが必要だ。
誰もかれもよく知らない、分からない、と言うから、自分たち自身で、イスラムを知る
ことにしよう。
知れば百選危うからず。それどころか、日本の未来を、世界の活路を、切り拓く知恵を
得られるかも。

長野県は、30~40年前、日本中がオイルショックで大騒ぎしたのち、自前の「長野アラ
ブ友好協会」
が生まれ国際交流を進めようとした先進国だ。しかし、いまは、アラブ圏もイスラム世
界もバラバラ
で対立しあっている。世界中も日本のなかも、バラバラ。だから、まず世界をそして日
本を考えなお
すためにも、イスラム世界を、そしてその姿の実相を、表も裏もしっかり掴むことにし
よう。そこか
ら難民支援に立ち上がる人が出てもよし、留学生との交流や来訪客へのおもてなしに精
出す人がいて
もよし、テロ根絶の方策を練る人が現れてよし、地域の文明共生に尽くす人が出てもよ
い。

長野イスラム世界勉強会(仮称)には、正式名も、会則も、会費も、活動計画も、まだ
何もありませ
ん。
参加者の自由と尊厳をまもり、互いに尊敬しあい刺激しあい学びあうことで、各自の社
会的働きの可
能性を開いていくような新しいスタイルの勉強会を一緒に設計設立して、わくわくする
ような多様多
彩なプログラムを展開し拡げていく斬新な集まりの最初のコアメンバーになりませんか

積極的に何かをやろうという意気込みで、この立ち上げにご参加くださるあなたをお待
ちします。

連絡・問い合わせ先

長野イスラム勉強会事務局
(時事通信社長野支局内)
〒380-0836
長野市南県町657 信濃毎日新聞社7階
Tel 026-232-5013
Fax 026-232-3551
※お問い合わせは平日9:00~17:00の間にお願いします。

長野イスラム世界勉強会のお申込みはこちらから

メール申込フォーム
http://www.alps-shirt.co.jp/n-muslim-s/contact.html
チラシ&FAX送信用申込書
http://www.mfnp.jpn.com/nagano-muslim-s.pdf

講師紹介

板垣雄三(いたがき・ゆうぞう)
=東京大学名誉教授、東京経済大学名誉教授
1931年東京生まれ。専門は歴史学、国際政治、イスラーム思想、文明戦略。東
京大学文学部西洋史学科卒、東京都高校教員(世界史)勤務の後、東
京大学助手
(東洋文化研究所)、カイロ大学で在外研究後、東京外語大アジア・
アフリカ言
語文化研究所助教授、ついで東京大学で教養学部ついで東洋文化研教
授、大学院
では国際関係論、イスラム学、地域文化研究コース担当。その間、エ
ジプトのア
インシャムス大学や大阪の国立民族学博物館の客員教授。東大定年退
官後は、東
京経済大学コミュニケーション学部教授。1960年代以降、信州大学を
含む全国30
を超える大学にて非常勤講師として比較政治、中東・イスラム研究、
地域研究な
どを教えた。また、イスラム化と近代化、中東の社会変化とイスラム
、イスラー
ムの都市性など大型の国際共同研究を組織した。
日本学術会議会員、国際歴史学会議日本委員会委員長、日本中東学会
会長、日
本イスラム協会理事長、アジア中東学会会長、中東調査会常任理事、
日本オリエ
ント学会・中東経済研究所・中近東文化センター理事、など歴任。国
際エネル
ギーフォーラムやアジア経済研究所にも協力。イスラム世界との文明
間対話世話
人、日韓歴史家会議日本側組織委員長なども務めた。

鈴木紘司(すずき・ひろし)
東京生まれ。エジプト、アズハル大学(イスラム高等学部)卒業。サウジアラビア日

大使館勤務、1974年~97年まで、住友商事 (海外業務勤務、中近東事務所等)、
その後、ミンダナオ自治州経済顧問、NHK衛星放送部アラビア語同時通訳者、東
洋大学法学部非常勤講師、地域文化学会理事など。現在、マニラ在住。
著書:「フィリピンのことがマンガで3時間でわかる本」「中東の激変のなぜがわか

本」明日香出版社、「真実のイスラーム」学研、「預言者ムハマド」
PHP新書、
「中東とイスラムが本当によくわかる本」KKベストセラーズ、他

小林寧子(こばやし・やすこ)
津田塾大大学院国際関係学研究科修士。名古屋短期大学、愛知学泉大
学を経て、現在南山
大学外国語学部教授。専門はインドネシア近現代史。
主著:インドネシア展開するイスラーム」名古屋大学出版会、2008年

床呂郁哉(ところ・いくや)
=東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)教授
東京大学大学院総合文化研究科中退。学術博士。東京大学助手、ライデン大学客員
研究員などを経て現職。専攻・研究テーマは東南アジア地域研究、文化人類学。
1990年代以降インドネシア、マレーシア、フィリピンなど主に東南ア
ジアの島々
のムスリム(イスラーム教徒)社会について調査研究を実施してきた

近年は真珠などを含む世界各地の「もの」の研究等にも従事している

主な著作等に『越境―スールー海域世界から』(岩波書店)、『東南
アジアのイス
ラーム』(西井凉子・福島康博と共編、東京外国語大学出版会)、『
グローバリゼ
ーションズ-人類学、歴史学、地域研究の視点から』(三尾裕子と共
編、弘文堂)、
『人はなぜフィールドに行くのか―フィールドワークへの誘い』(編
著、東京外国語
大学出版会)など。

すでに将来の協力を約束してくださっている方々の例(敬称略、50音順)

石合 力(朝日新聞外報部長)、伊東力司(元共同通信論説委員)、臼杵 陽(日本女子
大教授、
パレスチナ問題)、川村光郎(駱駝社主人)、小松久男(東京外国語大学特任教授、中
央アジア研究)、
清水学(ユーラシア・コンサルタント)長沢栄治(東京大学教授、アラブ社会論)、長
沢美抄子(翻訳
家)、永田雄三(東京外国語大学名誉教授、オスマン帝国史・トルコ研究)、林佳世子
(東京外国語大学
教授、トルコ研究)、堀内正樹(成蹊大学教授、文化人類学・モロッコ研究)、松尾晴
紀(大東文化大学
講師、アラビア語)、山田 稔(ペルシア語、現代イラン文学研究)、ほか・・・

長野イスラム世界勉強会(仮称)呼びかけ人(50音順)

板垣雄三(代表)、今井宏平、色平哲郎、金子直史、鎌倉貴久、川辺和将、黒岩浩一、
黒田武夫、
小林佐好子、小松祐司、島田榮子、清水光朗、杉浦真理子、杉山文彦、滝澤忠義、角田
道夫、
友成輝夫、梨本博、平田博治、深谷和彦、増田正昭、村松正孝、盛岡正博、森若菜、山
村弘、
古岡麻美、渡辺聡、渡辺重久

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



中東研究者105人が安保法案に反対「私たちも憲法学者に続く」 by limitlesslife

 ついに中東研究者らも安保法案に「NO」を突きつけた。長沢栄治東大教授(エジプト社会経済史)ら10人が10日、都内で会見。105人が連名で、「米国主導の中東地域での戦争に追随する政策は誤りだ」との声明を発表した。

呼びかけ人で千葉大教授の栗田禎子氏はこう話した。

「安保法案に関して、憲法学者がまず『違憲』の判断を下しました。しかし、安倍政権は彼らの声を無視している。日米双方の安全保障にとって中東情勢が重要なカギを握っています。そのため、憲法学者に続き、私たち中東研究者が声を上げるべきと感じました」

安倍首相は「輸入する原油の約8割がホルムズ海峡を通っている」と繰り返し、同海峡での機雷の除去を集団的自衛権の根拠にしている。今でこそ「特定の国が機雷を敷設することを想定していない」と話しているが、衆院段階ではイランを名指ししていた。

 ところが、先月中旬には米国主導でイランの核開発問題が決着。同23日には駐日イラン大使も、機雷敷設について「根拠のないこと」と否定した。既に根拠が薄らいでいる“ホルムズ海峡論”を「現代イスラム研究センター」理事長の宮田律氏は会見で、こう批判した。

「いまだにホルムズ海峡うんぬんの議論を行うのは、イランに対する外交的儀礼を失していると言わざるを得ません。イラン核合意は、フランスやドイツなども支援している。安倍政権は国際的な“空気”を全く読めていません」

会見終了後、宮田律氏は改めて日刊ゲンダイ本紙にこう語った。

「安保法案を通してしまうと、中東の過激派組織まで刺激する可能性がある。中東社会は日本の平和主義を信頼しています。それをかなぐり捨て、米国に追随すれば、いずれ日本も泥沼の対テロ戦争にハマっていくことになるのではないか」

呼びかけ人には、駐イラク大使や駐リビア大使などを経験した元外交官も名を連ねた。安倍政権の「中東政策」に警鐘が乱打されている。



読売テレビニュースTEN&朝日放送キャスト 高浜再稼動問題&毎日放送VOICE 東北・仮設診療所の悲鳴 by limitlesslife

 永岡です、今日は東日本大震災4年、各局とも震災、原発問題を取り上げて、そして読売テレビのニュースTENと、朝日放送のキャストで、高浜(福井県)の再稼動問題が取り上げられました。

まず、TENの内容、高浜原発は福井県の西の端で、それだと、京都府の舞鶴市は、原発から4kmのところもあり、杉本地区は、酒造りで町おこしをしていますが、ここは、高浜の4km圏内になります。原発立地県内でないのに、原発から4kmの地点は、高浜しかありません。
しかし、舞鶴は福井県でないので、原発再稼動の蚊帳の外で、さらに、高浜町には原発交付金が20億出ますが、舞鶴には2億のみです。
そして、舞鶴には、原発事故時に、安定ヨウ素剤が配布され、これは原発を持たない県としては初のことです。
京都府の山田知事は、高浜の再稼動に、京都府として意見を言わせてくれとしましたが、しかし、関電に対して、再稼動への地元としての決定権はありません。
この舞鶴、杉本地区は、山があり水がきれいで、それでいいお酒が出来ます、しかし、今後、どうなるか、です。

続いて、キャストでは、高浜再稼動に関して、高浜町議会で反対はたった一人、そして、高浜町民への、説明会はありません。
これは、川内再稼動で、反対の人が意見を打ち切られて問題になったためと、高浜町長はいい、その代わりに、地元のケーブルテレビで、再稼動の説明の番組を流したのですが、しかし、これを見ている町民はほとんどなく、さらに、この番組が説明会の代わりと知っている町民は皆無です。
反対している渡辺町議は、高浜町長のやり方に異議を唱えています。要するに、説明会をしたら、町民の反対が多いことが分かるため、高浜町も、関電もやりたくない模様です。
これに関して、朝日放送のキャストでは、コメンテイターの森永卓郎さん、関西は首都圏や東北と異なり、原発事故の衝撃が少なく、それでここから再稼動を、反対の少ないのをいいことにしてしまえということではないかと指摘されました。

ちなみに、脱原発訴訟をしている河合弁護士の作られた、日本人と原発という映画のことが、日刊ゲンダイにありました。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/157915

なお、原発とは関係ありませんが、大阪府の中原教育長、「お迎え」であり、夕方の関西のニュースで次々報じられました。これは、毎日放送のVOICEを見たら、今日午前中の段階で、中原氏、辞めることは言わず、しかし大阪府下の自治体から辞めろと突きつけられ、さらに大阪府にも辞めろという意見が殺到しての辞任です。
直前に、蔭山委員長に辞表を出し、パワハラで辞めるのは納得しないが、府内41の市町村の教育委から、中原氏の責任を追及され、それで辞めたわけで、任命したのは松井氏、昨夜中原氏、松井氏に辞職をいい、松井氏は中原氏の意向にゆだねるというのです。
橋下氏、松井氏は続投を支持していたのに、この始末で、暗黒時代の在阪某球団の人事も真っ青です(笑)。

そして、毎日放送のVOICEでは、東北最大の仮設団地での、仮診療所の苦境が報じられました。
宮城県石巻市、震災で病院も壊滅、病院が再開するのは来年の夏で、東北最大の仮設、4000戸が集まり、そこには仮設の診療所が作られました。
しかし、長い仮設暮らしで、被災者は疲弊し、64歳の女性、震災のPTSDと欝を併発し、震災で息子の妻が亡くなり、孫の世話で大変、追い込まれて診療所に行き、診てもらっています。
さらに、このところ、アルコール依存症の患者が増えて、ある男性は1日1升も飲んでいて、こういう被災者の苦境を救うため、仮設の診療所があります。
さらに、仮設におられる高齢の被災者を訪問して、看護婦さんとお話するのも、高齢の被災者には大きなメリットです。話すことで、健康状態のチェックもできます。
診療所の隣では、コミュニティが崩壊しないように、体操やゲームを行っているところもあります。参加者の一人(76歳)は、水産業の夫を2年前に亡くし、何も手につかず、寝てばかりであり、夫がなくなり1年は眠れず、その際に診療所の体操などに救われたのです。
夫の霊前に、1日のことを報告するのが日課です。
復興住宅の建設は遅れ、宮城では仮設の撤去は実質ゼロ、これから、大変です。
仮設の中の診療所、毎日新聞の由良正男さん、子供たちの支援団体はあるが、高齢者も多く、住宅が変わりコミュニティの維持できない問題もあり、新たな段階にしている、福島は原発でもっと大変であると指摘されました。
仮設は2万2千戸作られたのに、撤去できたのは実質ゼロ、復興住宅はたった20%も作られず、被災者は追い詰められています。
阪神・淡路での仮設経験のある方、今40歳の女性、母と二人で仮設に5年、復興住宅に出る人がある中、みじめであったとの声があり、また仕事もなく大変との声、六甲アイランドの仮設、蟻が入り込み大変との声もありました。
寄付も減り、由良さん、アメリカで寄付をもらったとの声がありました。
私も阪神・淡路で、医者通いであり、ただ市街地の病院にはやられたところもあったものの、比較的被害の少ない病院で代わりに診てもらったこともありましたが、東北は4年経っても仮設であり、大変です。
これ、安倍総理、中東でお金をばら撒く前に、東北の被災地を救うべきです。
石巻には、石ノ森章太郎先生の記念館もあり、2012年の秋に再開しましたが、その石巻は苦しんでいます。この記念館、石ノ森先生のキャラクターのほとんどが流された中、唯一仮面ライダー1号(テレビだと藤岡弘、さんの演じた最初の仮面ライダー)が満身創痍ながら、生き残ったのです。
安倍総理、今日も口では言ったものの、東北見殺し+原発再稼動で、我々は驕る安倍総理に、ライダーキックを浴びせないといけません、以上、今日のニュース内容でした。