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            杉浦公昭

日本環境学会(別府大会)での二三の土産話

2012年06月12日

Posted by kyutono9 at 23:58 Comments( 0 ) │TrackBack( 0 ) │
 6月8日から11日まで大分県の別府大学で開かれた日本環境学会に参加しました。そこで、二三の土産話をお知らせ致します。

私は「福島原発事故、ことも達の命と健康を守らずしてこの国に未来はない」とのテーマで講演しました。折りしも首相が大飯原発の再稼働を決断したこともあり、私は、怒りを抑えて講演しました。

特別セクションでは「シェーナウの思い-自然エネルギー社会を子どもたちにー」というドイツのドキュメンタリー映画が上映されました。

チェルノブイリの原発事故をきっかけにしておこった、ドイツ南西部の小さな町シェーナウ(人口2500人)の住民運動。始まりは「子どもたちを放射能から守りたい」という一心からでした。
その後、住民グループは色々な問題を乗り越えて電力会社を作ってしまいます。
10年もの歳月を共通の目的を持った仲間と共に一歩一歩前進し、環境にそして次の世代にやさしい電力を供給していく、という感動のストーリーです。

チェルノブイリの原発事故の映画はやむを得ず暗くなり勝ちですが、この映画はチェルノブイリの原発事故を発端にしながら将来の展望を勝ち取っていく明るい力強い映画です。
さようなら原発・川越の会で
もDVDを借りて上映したいと思っています。

11日は野外見学で、九州電力の八丁原地熱発電所、九重観光ホテルの自家発電施設、大分県の民間企業グループの湯煙発電を見学しました。

熱水をとる深さは温泉が200m程に対して地熱発電は1000m以上と違っており、競合しないばかりか温泉にお湯を回したり、地域暖房の可能性さえあるとのことでした。

さらに持続可能なエネルギー確保の見学者の訪問が増え宿泊施設が潤うことも期待されていました。
たとえば湯煙発電は投資に2000万円かかるが、ほぼ2年で回収でき、その後は利益が出るのでソーラー発電より投資効率が高いそうです。

湯煙発電は今まで捨てていたエネルギーを拾うだけであり、新に穴を掘削するコストがかからない利点があるそうです。
では、又の機会に詳しくお話しできたらと思います。



再生可能エネルギー:「オーランチオキトリウム」、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池 by limitlesslife

以下はある会合で話された新情報です:

 

私は再生可能エネルギーのトップバッターとしてあげたいのは以下の
筑波大の渡辺信教授らが発見した「オーランチオキトリウム」です。

>  これまで見つかっているものより10倍以上も高い効率で石油とほぼ同じ成分の油を作り出せる藻類を、筑波大の渡辺信教授らが発見した。大規模に育てて油をとれば、1リットルあたり50円程度で安価に石油の代替燃料を生産できる見通しという。量産法や最適な抽出法などの開発が必要なため、本格的な商業生産には10年程度かかるとみている。
>
>  新しい藻類は「オーランチオキトリウム」。沖縄地方の海で発見した。従来から研究している藻類と比べ、一定の個体数から得られる油の量は少ない。しかし繁殖速度が極めて速いため、同じ広さの空間で同期間育てた時の油の生産量は12倍に達することを確認した。
>
>  海などにすみ石油と似た成分を作り出す藻類はこれまでも知られ、トウモロコシからバイオエタノールなどを作るよりも生産効率が10倍以上高い。油の回収や処理を含む生産コストは1リットルあたり800円程度かかるのが難点だったが、今回の藻類なら10分の1以下に下げられるという。
>
>  渡辺教授は「これほど効率よく石油と似た油を作る藻類は世界でも例がない」としている。
>

第二に挙げたいのが色素増感太陽電池と有機薄膜太陽電池です。
これらを早く実用化すれば現在の太陽光発電の10分の1のコストで発電できます。

> 色素増感太陽電池

> 有機色素を用いて光起電力を得る太陽電池。代表的なものはグレッツエル型(または湿式太陽電池)と呼ばれる型式のもので、2枚の透明電極の間に微量のルテニウム錯体などの色素を吸着させた二酸化チタン層と電解質を挟み込んだ単純な構造を有している。製造が簡単で材料も安価なことから大幅な低コスト化が見込まれ、最終的には現在主流の多結晶シリコン太陽電池の1~数割程度のコストで製造できると言われている。また軽量、着色も可能、などの特長を持つ。現在の課題は効率と寿命であり、技術的改良が進められている。

> 有機薄膜太陽電池
> 導電性ポリマーやフラーレンなどを組み合わせた有機薄膜半導体を用いる太陽電池。開発が進めば、上記の色素増感太陽電池よりもさらに構造や製法が簡便になると言われており、電解液を用いないために柔軟性や寿命向上の上でも有利なのが特長である。21世紀に入ってから盛んに開発が行われるようになっている。