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世界医師会(WMA)会長就任演説サー・マイケル・マーモット by limitlesslife

世界医師会(WMA)会長就任演説 サー・マイケル・マーモット

私はこの場において、世界医師会(WMA)の会長に就任するにあたり謙虚な思いでおり ま
す。矛盾はないでしょうか。WMA は、医学の実践において最も高い倫理基準を掲げてい
ます。 医師の崇高な使命を遂行する権利が脅かされる時、WMA ははっきりと発言しま
す。会長として、 私が WMA に望むことは、不健康の原因に対して、そして私が原因の
原因と称するもの、健康の社 会的決定要因に対しても、同等の道徳的明瞭性をもって
積極的であることです。

私の最近の著作、『Health Gap: The Challenge of an Unequal World(健康格差:不平
等な世界の課題)』 の冒頭の一文はこうです。「せっかく治療した人々を、そもそも病
気にした状況になぜ送り返すの か」。医療やその他医療専門職で、我々ほど健康や疾
病について憂慮する者はおりません。人々を 病にする状況について我々の関心を促す
ことが、これまでも、そしてこれからも私の使命です。

http://dl.med.or.jp/dl-med/wma/Sir-Michael-Marmot-Inaugural-Speech.pdf

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コメント:不健康・死の社会的要因の最悪のもの=戦争・軍備・武器・兵器など排除を!

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協同組合と医療  日経メディカル 色平哲郎 08年3月10日 by limitlesslife
May 6, 2017, 1:47 am
Filed under: 医療

13 協同組合と医療  日経メディカル 色平哲郎 08年3月10日

私は農協職員である。

十数年来、長野県厚生農業協同組合連合会(厚生連)傘下の
佐久総合病院(長野県佐久市、夏川周介院長)に勤務している。

わが厚生連病院の存在が、一般にあまり知られていない現状は残念なことである。
冗談でなく、「厚生連」なんだから「厚生省の病院」なんでしょうね、
との言葉が返ってきたことがあった。

農村と医療の結び付きは、農協の前身「産業組合」の設立にまでさかのぼる。
産業組合が法的に認められたのは明治33年(1900年)。
信用事業、購買事業、販売事業など、互助つまり「おたがいさま」の精神で、
生産支援と農村の生活向上をめざすべく設立された。

産業組合は、当初、地主や官吏を中心に上から組織されていたが、
いわゆる大正デモクラシーの下、農民自身が担い手となっていく。
そして事業の中に、利用事業、つまり医療(後の厚生事業)をとりこむ。

その草分けとなったのが大正8年(1919年)に
島根県鹿足郡青原村で組織された組合だった。

「協同組合を中心とする 日本農民医療運動史」(全国厚生連刊)に
設立動機が記されている。

「青原村は交通上の要駅なるも医師を欠くこと多年なり、
元村内添谷部落に開業医ありしも十数年前に病没せり。
(略)村内有志のあっせんにより医師を招きて定住せしめしも経営意のごとくならず。
(略)医事事業を組合において経営するは本村の現状に鑑みて適切なるのみならず、
組合精神を喚起する上にも効果あるべきを信じ…」

無医村、医師不足への切々たる思いがつづられている。

昭和に入り、大商社・鈴木商店の倒産に端を発した金融恐慌が農村を直撃する。
娘の身売り、欠食児童、一家離散といった惨劇がくり広げられた。

人々の暮らしが窮するほどに、互いに支え合う協同組合方式の医療は全国に広がる。
そして単営の医療利用組合、いわゆる「組合病院」が都市部でも創設された。

その一つがキリスト教社会運動家の賀川豊彦が主唱し、
昭和6年(1931年)に設立された「東京医療利用組合」である。
組合長には、農学者、教育学者で国際連盟事務次長を務めた新渡戸稲造博士が就任し

感激的な挨拶を行っている。

同組合の設立趣意書はいう。

「疾病に対する治療は、人間の最も尊貴なる生命の保護として、
貧富、高下、都鄙の別なく享受されなければならぬことで
あることは言うまでもありません。
然るに今日の社会においてはあらゆるものが然るがごとく、
医術もまた営利制度の下に運営されている結果、
経済的に治療の負担に堪えない者は
医療の保護を受けることの出来難い実情に置かれています。

(略)ここに計画せる協同組合病院は、かかる医療制度に代わるに、
医は仁術なりの本来の精神に新しき経済組織を支え、
もって組合員の協同の福祉のために運営せんとするものであります。
すなわち組合員協同による医療並びに保健の設備をなし、
信頼するに足る医師、看護婦、産婆等を置いて
懇切なる治療、保健の指導援助をなさんとするものであります。
ゆえにこの制度は多数の人々の協同の力によって、
団体的に総合各科を備えた「抱え医」を設くるもの…」
(前掲「医療運動史」より、現代カナに改め)。

組合員の協同の力で、疾病予防活動にも積極的に
乗り出す姿勢を鮮明にした組合病院。

これに対して、日本醫師會や東京府醫師會は、
「…一般開業医は官公私立の大病院に上層階級の患者を吸収され、
中産階級ともいうべき勤労大衆を組合病院に吸収さるるとせば、
その存在を全く失う」(「日本醫事新聞」昭和6年5月1日)と
猛烈な反対運動を巻き起こした。

八王子では組合勤務医を相手取り、
医師会薬価規定違反を理由に訴訟を起こす(八王子事件)。
秋田では県医師会が、胃潰瘍で組合病院に入院した患者が
手術後死亡したことを「誤診」と決めつけ、
地方紙上でキャンペーンを張った。

秋田県衛生課は、組合病院の医師らを取り調べ、検事局に送検。
帝大の鑑定医たちを巻き込む裁判が展開された。
八王子では医師会が敗訴。
秋田の組合病院医師は無罪となったが、
医師会の反医療組合運動は猛烈かつ執拗だった。

こうした歴史の上に公的健康保険制度が導入され、
さらに戦後、国民皆保険が実現したのである。

協同組合による医療機関設立運動から1世紀近くがたとうとしている今、
はたして医療界をとりまく意識は、どれほど進んだのだろうか。

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資本に食われる医療 by limitlesslife
October 25, 2016, 4:42 am
Filed under: 医療
第5章 資本に食われる医療

・在宅医療はいくらかかるのか?
・高額療養費制度という下支え
・新薬が高いにもほどがある!
・アメリカの製薬会社のやり口
・ジェネリック薬でもボロ儲け
・超高額の医薬品は「がん」治療をも侵食
・現場で使わせないよう制度で締め付ける
・新薬を使う合法的な抜け道
・オバマケアの現実
・TPPによるジェネリックのゆくえ
・日本のシステムを熟知するアメリカ
・アメリカの儲けがヤバい!
・市場開放の圧力
・余波は保険へも
・机上だけのICT化
・医療費のバランスをとるために

以上中見出しより
「長生きしても報われない社会」ー在宅医療・介護の真実
山岡淳一郎 ちくま新書 2016年9月刊行

北海道新聞書評 2016年10月16日
「長生きしても報われない社会」山岡淳一郎著
評 沖藤典子(ノンフィクション作家)

厳しい現実と未来の姿提示
長生きは人類の夢であり、幸せの象徴だった。その長生きがなぜ喜べずに、報われな
いものになったのか、誰もが長生きを喜べる社会のありようを模索した。
現代社会の背景には、広がる経済格差、医療や介護への不安や不信、家族の変化など
がある。直近の未来にあるのは、団塊の世代が一斉に75歳以上になる「2025年問
題」。政府は危機感のもと、地域包括ケアシステム、地域創生や高齢者の移住などの政
策を出している。財源難を理由に介護保険のサービスを後退させ、利用者の負担増も行
った。果たしてこれらは、国民に納得のいくものなのか。
本書は5章だて。第1章の冒頭、述べられる無理心中事件や介護殺人などの人権侵害
には胸が詰まる。在宅医療には献身する医師がいる一方、家族の負担も大きい。第2章
では、多死社会の到来を目前にして終末期の看取(みと)りと場所の問題、第3章は「
超高齢社会は認知症の人との共存が試される社会」として、認知症ケアの実践を、第4
章では、話題の地域包括ケアシステムにメスをいれた。第5章では、医療費に切り込む
。日本人の命は「金の切れ目」で終わるのか。高騰する薬剤価格、社会保障費の医療費
割合、認知症の人への高度医療の拒否など、合意点はどこか、衝撃的な課題が展開する

この閉塞(へいそく)状況を切り開く光はあるのか。先駆的な活動をする医師、看護
師、医療グループ、診療所、介護関係者、ボランティアなど、多くの活動を取材してそ
の実践を分析し、詳細なデータをもとに、未来の姿を提示してくれた。そこに希望を見
出(みいだ)すが、我々(われわれ)もまた自分の命の終わりについて向き合わなくて
はならない。関係者の努力、支える政策、個人の意志、そこに長生きして良かったとい
う姿が見えてくる。
本書は厳しい現実を描きながら、どこか詩情のようなものを感じる。著者の、人間の
生に対する熱、そこから発する光に、救いを感じるからだと思う。
(ちくま新書 886円)
<略歴>
やまおか・じゅんいちろう 1959年生まれ。ノンフィクション作家。著書に「原発
と権力」「インフラの呪縛」など

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旧年中は、大変お世話になりました。   by limitlesslife
October 23, 2016, 12:13 pm
Filed under: 医療

旧年中は、大変お世話になりました。
石巻に来て4年目となりますが、未だ被災者の半分以上に当たる1万2千人が仮設住宅
で暮らされており、この一年は復興公営住宅への移動が本格化してきたところです。
これから「被災者・地」という特別扱いがされなくなっていくときこそ、多くの課題が
あると当初より考えており、それを少しでも防ぐべく、地域包括ケア推進という形で復
興の政策に関わっています。
厚労省の在宅医療連携拠点からはじまり、現在は復興庁の「新しい東北」・内閣府の地
域活性化・地方創成の地域再生といった複数のモデル事業を「地域包括ケア」で受け、
市の看板政策となりましたが、実際は被災に伴う課題が巨大で、なかなか思うようにい
かないところが少なくない状況です。

そういった中、本年夏には、市立病院が多くの方の尽力で再建されます。
被災地の厳しい状況の中で、社会性を持ち、総合診療・地域医療を担う医療者育成の拠
点を目指すという呼びかけに、全国から特に指導能力が高い医師と若い医師が合計6人
集まり、私を含め4人の指導医と3人の家庭医後期研修医で、元々の市立病院にいらし
た医師らとともに新病院開設を迎える予定です。
まだまだ医師体制は充実させる必要がありますが、間違いなく石巻のみならず、宮城あ
るいは東北の地域医療を担う医師育成の教育拠点になると確信するとともに、そればご
支援頂いた方々への恩返しと考えております。
今後とも御指導御鞭撻をお願いいたします。

2016年元旦 石巻市立病院開成仮診療所 長 純一

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人間には何がいちばん大事なのか、、、医療ではなくケアなのだ by limitlesslife
December 2, 2015, 8:56 am
Filed under: 医療, 友愛(愛、慈悲、仁など)
ダライ・ラマが若き日に中国から追われるかたちでインドへ出られたときにお訪ねにな
ったのがマハテロ師だともお聞きしています。そのご縁としては、十世紀にインドの仏
教が衰えたころ、アティーシャというベンガルのお坊様がチベット高原に上がってチベ
ット仏教の最初の基礎を築いたわけですが、このアティーシャのお骨をチベット仏教は
とても大事にしていたので、周恩来の時代に中国からインドへお返しすべきだというこ
とになって、そのときにお出迎えになったのが、黄色い衣を身に着けたテーラヴァーダ
(上座部)仏教の最高峰として代表をお務めになったヴィシュダナンダ・マハテロ師だ
という歴史があるからです。

すでに亡くなりましたけれども、京都の町のお医者さんで松田道雄という方がおい
でになりました。その松田先生が晩年、人間には何がいちばん大事なのかということ
について、それは、医療ではなくケアなのだとおっしゃっています。松田先生は、
「親しい人の心のこもったお世話」とおっしゃっています。しかし、それは、とても
簡単なものではありません。「患者さんや障害を持った方と親しくなることがチャレ
ンジで、そして心を持ってお世話し続けるということは、さらにチャレンジだ」とい
うふうに松田先生は日本人として、医者として言葉を残されました。

http://irohira.web.fc2.com/b07Dialog.htm



成田の医学部新設事業者 国際医療福祉大 ほぼ内定 by limitlesslife
November 22, 2015, 6:53 am
Filed under: 医療
成田の医学部新設事業者 国際医療福祉大 ほぼ内定

朝日新聞 千葉県版 2015年11月21日

内閣府と文部科学省、厚生労働省は20日、成田市への医学部新設に関する
東京圏国家戦略特区会議の分科会を開き、応募のあった国際医療福祉大
(本部・栃木県大田原市)を事業者の候補に選んだ。
同日から25日までの追加募集に他に応募がなければ、正式に決定する見込み。
同大は来年3月に入学定員140人で医学部の設置認可を文科相に申請、
2017年春の開学を目指すという。

同大は医学部設置構想を同市と共同提案。
来春には、看護学部などを市内に新設し、医学部はそこに隣接する計画だ。

この日の分科会で大学側が示した事業概要は、入学定員が140人
(収容定員840人)、教員は200人以上。
教員や医師らの確保で地域医療に支障がないように、
同大の付属病院や関連病院の配置転換などで賄うとした。

また、3府省が示した「設置に必要な条件」への対応状況の確認が
有識者らにより行われ、ほぼ認められた。
「世界最高水準の国際医療拠点」との条件には、
留学生が20人で外国人教員の割合を少なくとも5%にするとした。
6年時に全学生が海外臨床実習を履修する。
その他、優秀な学生の確保に向け、
学費を私立大医学部で一番低い水準にするとした。

小泉一成成田市長は「同大との共同提案であり喜ばしい。
開学に向け同大と協力して迅速に事業を進めたい」とコメントした。
(大津正一)

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明日 6.27(土) 第22回被ばく学習会「医療被ばく」のお知らせです。 by limitlesslife
June 27, 2015, 1:17 pm
Filed under: 医療, 放射線汚染・被曝

みなさま前日のお知らせです。

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6.27 第22回被ばく学習会「医療被ばく」

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チラシダウンロード http://goo.gl/IEXqFV
御案内ページ:http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/229.html

放射線被ばくを気にしている人が、いざ病院に行くと、
気軽にCT検査を受けて大量の放射線を浴びてしまう
・・・これってちょっとヘンじゃありませんか?

原発由来(ゆらい)の放射線でも、病院で受ける検査や治療の放射線でも、
人間の体が受ける影響は同じです。

日本は世界でもいちばんの医療被ばく天国だそうです。
「 医療被ばくはお医者さんにオマカセ!」 で、
果たして良いものなのでしょうか?

311福島原発事故以前から『医療被曝問題』に取り組んでこられた、
高木学校の崎山比早子先生(医博)と瀬川嘉之さんをお招きして、
お話を伺います。

「医療被曝のリスク」高木学校編
http://goo.gl/Oh31kK

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第22回 学習会「医療被ばく」
文京区アカデミー茗台・学習室A
6月27日(土) 開場18:00 18:15~21:15

◆崎山比早子さん(医博・高木学校)
◆瀬川嘉之さん(高木学校)

地図:http://goo.gl/pQouoL
文京区春日2-9-5 Tel 03(3817)8306
地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車、改札を出て右折
「春日通り」右折歩8分、茗台中学校と同じビル、
隣りの入口、エレベーターで7階へ

資料代など:700円
申込み:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
主催:「放射線被ばくを学習する会」
http://www57.atwiki.jp/20030810/
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◆モニタリングポストの異常ではなかった「異常値」
◆福島県の甲状腺良性結節の現状と医療費補助
◆「子ども脱被ばく裁判」はじまる
についてもご報告します。

ni0615田島直樹
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でんわ 080-6642-2864
めーる hamasa7491あっとhotmail.com
放射線被ばくを学習する会 共同代表
ほーむ http://www57.atwiki.jp/20030810
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