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永田町の裏を読む/高野孟 自民党議員も頭を抱える 首相の時代錯誤、無知無教養、幼児性… by limitlesslife
March 6, 2015, 1:47 pm
Filed under: 99.9999% 対 0.0001% (金字塔文明:墓場、・・・), アベノミス, バブル(通貨膨張・インフレ・投機・崩壊), ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, ブッシュ(チェー二ー、・・・), マスコミ(第四権力), マスゴミ(真実無し、良心無し、恥じも外聞も無し、倫理無し、共に飲み食い、金に屈し、力に屈し、大政翼賛、・・・), CIA:Corruption In America (from comment), 福島原発事故, 秘密保護法, 籾井勝人, 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 金(力、金融、資本、財閥、死の商人、・・・), 自民党, 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 首相不信任, 軍事(優先), 農業・食料・環境, I am not Abe (アベノミスに組しない、I am Kenji, NHK(日本放送協会), nuclear disaster, TPP, 労働(労働者、労働差別、労働被災、労働搾取、、、), 原爆, 原発, 原発(ゼロ、稼動、・・・), 吉田調書(フクシマ原発事故調書:政府秘匿:朝日スクープ、・・・), 命(対金), 嘘・虚偽・偽装・隠蔽・背信・・・, 在特会(在日特権を許さない市民の会:ザイトク、・・・), 基地, 大政翼賛(独裁、権利放棄、権力隷従、・・・), 太平洋戦争(第二次世界大戦、・・・), 安倍晋三, 差別(人種、民族、宗教、。。。), 強制(連行、労働、売春、・・・), 後藤健二(ジャーナリスト、イスラーム国人質、・・・), 従軍慰安婦, 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 文民統制(軍部独走、金権支配、、、), 日米, 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 日露, 日韓, 日中, 朝日新聞, 村山談話(意義、継承し発展させる会、・・・), 東電(東京電力:TEPCO), 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 三毒(貪欲・怒り・無智:貪瞋痴), 人質, 人工金字塔文明か自然帝釈網文化, 人権

 旧知の自民党ベテラン県議から連絡があって、東京に来ているのでちょっと会おうとお誘いがあった。何かと思えば、「安倍晋三首相が国会で『日教組はどうした』などとやじを飛ばしているのを見て、こりゃあもうダメだ、こんなヤツをいつまでも総理に置いていたら日本はおしまいだと思いつめて上京し、何人かの大物幹部と会って意見交換した」のだと言う。

「だって、あれは品格とかいう以前の問題で、総理が予算委員会の閣僚席からヘイトスピーチを吐いているようなものでしょう。『日教組』という御札を突き付ければ野党議員は黙るだろうと考える、その時代錯誤。しかも、日教組が国から補助金をもらっていると思い込んでいた無知、無教養。カッとなると自分を抑えられない幼児性。今どき、うちの県議会にだって、こんな馬鹿な政治家はいないよ」と、まあボロクソなのだ。

彼はもともと宏池会系のハト派だということもあるが、春の統一地方選を控えて余計に危機感を募らせたのだろう。

彼の怒りの言葉を浴びながら、一昨年6月の本欄で、安倍に「自己愛性人格障害」の疑いがあると書いたことを思い出した。「ささいなことでも自分のやり方に注文をつけられると、相手かまわず激しく反撃に出る」「気まぐれで、気分がよいとペラペラと長広舌をふるうが、機嫌が悪いとささいなことで怒鳴り声をあげ、耳を疑うような言葉でののしったり、見当外れな説教をしたりする」「明らかに過ちを犯しても、謝罪は口だけで、心の中では自分が正しいと思っている」等々。

さて、それで自民党の大物幹部たちと会ってどうだったのか。

「みなさん、あのやじで『なんとか我慢して安倍政権を支えていこうという気持ちがすっかりなえた』と言っている。二階俊博総務会長や福田康夫元首相など親中派は本気で動き出すでしょう。河野洋平元議長も最近の講演で『いまは保守政治でなく右翼政治だ』とハッキリ言ったようだし、古賀誠元幹事長も何やら生々しい動きを始めていて、引退した大物OBも含めて『保守政治を取り戻そう』という流れが出てきた。ひょっとすると『9月政変』はありですよ」と彼は言った。

 確かに二階はこのところ存在感を増している。2月に安倍の朴槿恵宛ての親書を携えて訪韓した際には全国の観光協会を通じて募集した1400人の観光団を連れて行った。5月には3000人の大訪問団を編成して北京に乗り込む。米国から「中国、韓国との関係を何とかしろ」と再三言われている安倍外交がいよいよ行き詰まった時には「俺の出番だ」というデモンストレーションなのかもしれない。

▽〈たかの・はじめ〉1944年生まれ。「インサイダー」「THE JOURNAL」などを主宰。「沖縄に海兵隊はいらない!」ほか著書多数。

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日教組ヤジは氷山の一角…安倍首相こそ「息吐く様に嘘つく」 by limitlesslife
February 24, 2015, 11:12 pm
Filed under: アベノミス, アメリカ合衆国(米国), イスラエル, イスラーム国(ISIS, テロリズム, ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, 真理=因縁生起=倫理, 福島原発事故, 秘密保護法, 籾井勝人, 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 選挙(制度問題・改正、不正、・・・), 金(力、金融、資本、財閥、死の商人、・・・), 錯誤・束縛・差別・搾取・殺戮(金字塔の五禍), 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 首相不信任, 農業・食料・環境, 辺野古, I am not Abe (アベノミスに組しない、I am Kenji, CIA(中央情報局・・・), NHK(日本放送協会), TPP, 労働(労働者、労働差別、労働被災、労働搾取、、、), 医療保険(国民健康保険、・・・), 原爆, 原発, 原発輸出, 原発(ゼロ、稼動、・・・), 吉田調書(フクシマ原発事故調書:政府秘匿:朝日スクープ、・・・), 嘘・虚偽・偽装・隠蔽・背信・・・, 在特会(在日特権を許さない市民の会:ザイトク、・・・), 基地, 安倍内閣, 安倍晋三, 安保法制懇, 小選挙区制度の問題, 差別(人種、民族、宗教、。。。), 帝国支配(米国支配), 後藤健二(ジャーナリスト、イスラーム国人質、・・・), 従軍慰安婦, 情報(収集、スパイ、漏洩、暴露、・・・), 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 教科書問題, 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 日韓, 日本(投売り、評価低下、資産低下、・・・), 日中, 朝日新聞, 村山談話(意義、継承し発展させる会、・・・), 枠組転換(金字塔から命帝網へ、・・・), 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 権利(侵害), 権力, 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 歴史(歪曲、修正、無視、・・・), 死の商人, 沖縄, 河野談話, 中東, 人質, 人工金字塔文明か自然帝釈網文化, 信>食>兵

<民主党は息を吐く様に嘘をつく>――。かつて自身のフェイスブックにそう書き込んだ安倍首相。この過激な言葉がそっくり我が身にハネ返っている。先週の衆院予算委員会で飛ばした「ヤジ」の説明について、「正確性に欠く発言だった」と事実誤認を認め、訂正に追い込まれた。

安倍首相は19日の予算委で民主党議員が西川前農相の脱法献金を追及中、突然「日教組はどうするの」とヤジった。翌20日も「日教組は補助金をもらっていて、教育会館から献金をもらっている議員が民主党にいる」と答弁したが、日教組は国から補助金を受け取っていなければ、教育会館から献金をもらっていた民主党議員もゼロ。安倍首相は国会でデマをまき散らしたようなものである。

安倍首相にとって今回の騒動は氷山の一角。論理の飛躍や根拠の乏しい情報に基づく誹謗中傷で「政敵」を陥れるのが常套手段だから、タチが悪い。

■デマに基づく悪口雑言の数々

昨年秋の国会質疑中には民主党の枝野幹事長を面罵した。何の脈絡もなく「JR総連」や「JR東労組」から枝野氏が献金をもらっていると指摘。両労組に革マル派の活動家が浸透していることを背景に、両労組と過激派を一緒くたにして論理を飛躍させ、枝野氏が「殺人を行っている団体」から「献金を受け取った」と一方的に断罪した。

朝日新聞についても、常に根拠を示さず「安倍政権打倒が社是」と繰り返し答弁。拉致交渉にあたった元外務省審議官の田中均氏が13年に毎日新聞紙上で「外国での国際会議などで、日本が極端な右傾化をしているという声が聞こえる」と指摘すると、安倍首相は<田中均局長を通し伝えられた北朝鮮の主張の多くがデタラメ><彼に外交を語る資格はない>とフェイスブックで切り捨てた。

野党時代の11年5月には自身のメルマガで、福島原発事故の対応をめぐり<海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです>と断言。後にデマだと判明しても、今なお問題のメルマガを削除せず、菅元首相から名誉毀損で訴えられている。

「安倍首相は『総理の言葉の重み』を理解していないのでしょう。政敵にはどんな誹謗中傷も許されるという姿勢なら、ネット右翼の書き込みと変わらない。ヘイトスピーチすら想起させ、不愉快になります」(政治評論家の山口朝雄氏)

安倍首相は昨年2月に国会で「ある夕刊紙は私を毎日“人間のくず”と報道している」と答弁。恐らく日刊ゲンダイ本紙を指したのだろうが、これもデマだ。本紙は安倍首相を「ボンクラ」「嘘つき」と評したことはあっても、創刊以来「人間のくず」と報じたことは一度もない。

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コメント:積極的平和主義が積極的戦争主義、俯瞰的外交が偏狭的外交、集団的自衛が集団的他衛、憲法改正が憲法改悪など名実正反対、原発安全に最高責任者として責任を取る、人質問題の責任取ると言って取らず、任命責任者として責任あると言って無いなど言行不一致、金権主義・権力主義・帝国主義・戦争主義・国粋主義・親族主義・友達主義・差別主義・棄民主義など時代錯誤体系無視、・・・


NHKは世論操作するな!首相はイスラム国と戦う支援と言った! by limitlesslife

知人友人の皆さんへ
       杉浦公昭
 現情勢を私なりに理解し、以下のような一文を書きました。
 何か間違いがあるかもしれません。ご指摘くだされば幸いです。
 なお、この情勢下では各人が思い・考えていることを世の中に発信しなければ、
 昔大本営、今日NHKによって国民がどんどん洗脳されて行きつつあります。
 皆さん自らの考えをそれぞれ勇気をもって発信して下さい。
 よろしくお願い致します。
                  敬具。
平和こそ我が命

2015年01月27日

NHKは世論操作するな!首相はイスラム国と戦う支援と言った!

杉浦公昭

流言飛語が飛び交う今回の人質事件をどう見るかを考えることは、マスコミが政府の広報部に堕している今、日本の政治を理解する上で大いに役立ちそうです。

まず安倍政権は2014年11月の時点で後藤さんの拘束を把握し、イスラム国から身代金要求の連絡が来ていても具体的な交渉はせず放置し、今回わざわざ中東を訪問して「イスラム国と戦う周辺各国に総額2億ドル程度支援を約束します」という発言をし、イスラム国に「宣戦布告」の引き金を引きました。

帰途には日本の武器製造会社を数十社引き連れイスラエルに立ち寄り、米国や米国の支持を盾にアラブと戦争を繰り返しているイスラエルに武器を売って支援することでも、中東戦争に介入する立場を明確にしました。

こうした事実をNHKは(国谷さんの出ない)クローズアップ現代で「首相は人道支援を言ったのにイスラム国は攻撃と見なしていて事実とは異なる」と、繰り返し真実を曲げて報道し世論操作をしました。

安倍首相の狙いは、対外的には中東紛争の有志連合に加わり、世界列強に認めてもらうことであり、対内的には集団的自衛権容認に基づく「戦争する国造り」の国会審議に有利な世論をつくることと考えられます。

アフガンで人々の命を救っているペシャワール会の中村医師も、イラクでストリートチルドレンを助けていた高頭さんも、「イラクへの自衛隊派兵で、永年平和憲法下の『戦争しない日本』という素晴らしい国際信頼の財産を放棄したため、中東で日本人が危険に晒される事に成った」と言っています。

今や安倍氏の外交は憲法違反の行動であり、「戦争する国造り」の「積極的平和主義」を辞めさせない限り国民の命と暮らしが危険に晒されます。

安倍内閣を打倒しましょう!



ハナ・アーレントの教訓-記憶を「忘却の穴」に陥れ、嘘の連呼によって事実自体を歪める安倍首相: 田中利幸 by limitlesslife

Peace Philosophy Centre

 

Posted: 25 Jan 2015 07:43 PM PST

広島市立大学平和研究所教授、田中利幸氏による寄稿です。田中氏は今年3月退職予定で、2月21日には広島市内で「さよなら講演」を行います(右は講演のチラシ)。この講演において、この論考で提起している「記憶の操作」問題と「広島の継承」問題と関連づけ、もっと詳しく論じる予定であるとのこと。広島近辺の人はぜひ行ってください。

 

「忘却の穴」と安倍晋三

 

   — 安倍の中東訪問と人質事件に関する私見 —

 

田中利幸
実際には「積極的軍事力使用政策」であることを、厚顔無恥にも「積極的平和主義」という言葉でごまかすことは、安倍晋三が頻繁に使う欺瞞的レトリックの典型的な一例である。あらためて説明するまでもないことであろうが、「積極的平和主義」とは、ヨハン・ガルトゥングが定義したように、貧困、抑圧、差別などの構造的暴力がない社会状況を作り出すことが平和構築につながることを意味する。首相のこうした欺瞞言動によって遅かれ早かれ起こるであろうと多くの日本市民が心配していたことが、現実となってしまった「イスラム国(正式にはイラク・レヴァント・イスラム国)ISIL (Islamic State in Iraq and the Levant)に捕われた二人の日本人のうち、すでに一人の生命が失われ、もう一人の命も奪われる危険が刻一刻と迫りつつある(2015年1月26日現在)。

今回、安倍が中東訪問中に誇らしげに幾度も言及した「ISIL対策」のために拠出する2億ドル(約236億円)については、2人の人質問題が起きるや、この2億ドルは「人道支援」のものであると正当化する主張を安倍と日本政府は繰り返すと同時に、「卑劣なテロには決して屈しない」とも言い続けている。しかし、外務省のホームページに記されている情報によれば、「日本のISIL対策」には、エジプトに対する「国境管理能力強化のための50万ドル」も含んでいるとのこと。「国境管理能力強化」とは具体的にはいったいどのようなことを指すのか分からないが、「人道支援」でないことは明らかであろう。この2億ドルには確かに「人道支援」も含まれているであろうが、「ISIL(イスラム国)と戦う周辺国に総額2億ドル程度支援を約束します」(強調:引用者)とエジプト・カイロで安倍が公言したように、基本的には「イスラム国」の勢力拡大を抑える目的のためのシリア反体制派支援という米国の政策に沿うものであることは明らかである。したがって、「イスラム国」の側から見れば日本の行動は「戦争加担」であり、よって今回の人質事件は、起こるべきして起きた事件なのである。(しかし、誤解のないように明言しておくが、私は「イスラム国」の行動をはっきりと「テロ行為」であると見なしており、決して容認してなどいない。)

あらためて言うまでもないが、「卑劣なテロ行為」を頻繁に行っているのは「イスラム国」だけではない。パレスチナ住民への激しい無差別爆撃を含むテロ行為を長年にわたり繰返し、市民殺戮を行っているのはイスラエルである。安倍は、2013年3月にF-35戦闘機の日米共同開発を武器輸出三原則の例外とすることで、イスラエルにこのF-35戦闘機が渡ることを事実上可能にした。さらに2014年4月、安倍は武器輸出三原則自体を国会で議論することなく閣議決定のみで撤廃してしまい、「防衛装備移転三原則」などと、これまた欺瞞的名称の「原則」に置き換えて、武器の国際共同開発を推進している。2014年5月にイスラエルのネタニヤフ首相が訪日した折には、諜報・軍事分野での日本・イスラエルの関係強化でも合意している。今回の安倍のイスラエル訪問中に、ネタニヤフは「現下のテロの動きは世界に広がり、日本も巻き込まれる可能性がある。グローバルなテロを止めなければならない」(強調:引用者)と述べたが、まさにその予測が的中した形となった。実は、巻き込んだ要因の中にネタニヤフ自身によるテロ行為と安倍の欺瞞政策が含まれているという自覚は、この2人には全くないようだが。

この人質事件が起きる前日の1月19日、安倍はイスラエルの国立ホロコースト記念館「ヤド・バシェム」を訪れ、短い演説を行っている。この演説の中で安倍は、「特定の民族を差別し、憎悪の対象とすることが、人間をどれほど残酷にするのか、そのことを学ぶことができました」と述べた。このことを日本人として本当に学びたいならば、安倍は中国の「南京大虐殺記念館」や韓国ソウルの「西大門刑務所歴史館」に行くべきであろう。しかも、日本軍性奴隷制の犠牲者となった女性たちを「嘘つき」と呼び、南京大虐殺に代表されるような様々な蛮行をアジア太平洋各地で犯した日本軍の行動を「侵略戦争ではない」などと主張して、「特定の民族を差別し、憎悪の対象と」しているその張本人が、ホロコースト記念館でいったい何を学んだと言うのであろうか。戦時中にユダヤ難民を助けた杉原千畝領事の美談をここでも紹介することで、都合の良い「記憶」だけを政治的に利用し、都合の悪い「記憶」は抹消するという、「記憶の操作」を安倍がやっていることを我々は決して見逃してはならない。

この「記憶の操作」がいかに恐ろしいものであるかを、本来は、ホロコースト記念館でこそ安倍が学ぶべきことなのである。少し長くなるが、「記憶の操作」をめぐってハナ・アーレントがその大著『全体主義の起源』第3巻の第3章で展開した鋭い指摘の中から幾つかを引用してみよう。(ハナ・アーレントの生涯については、最近、映画にもなっており、知っている人も少なくないと思うので、詳しい紹介は省く。)なお、赤字の強調は引用した私がつけたものである。

ナチスやスターリン政権という全体主義下での牢獄や収容所での殺戮に関して、彼女は次のように述べる。

「牢獄や収容所は単に不法と犯罪のおこなわれる場所ではなかった。それらは、誰もがいつなんどき落ち込むかもしれず、落ち込んだら嘗てこの世に存在したことがなかったかのように消滅してしまう忘却の穴に仕立てられていたのである。殺害がおこなわれた、もしくは誰かが死んだことを教える屍体も墓もなかった。……. 屍体を後に残し、ただ自分が誰かを知らせる手がかりを消すことだけに気をくばっている殺人者などは、犯行の痕を残さず、犠牲者を生きている人間たちの記憶のなかから抹消するに足る大きな組織された権力を持っている現代の大量逆虐殺者の足もとにも寄れない。」

「殺害者は屍体を後に残して行くし、自分の犠牲者が存在しなかったなどとは主張しない。殺害者は手がかりを消すが、それは自分が誰かを示す手がかりであって、人々の記憶に残る痕跡や犠牲者を愛した人々の悲しみを消しはしない。彼は一個の生命を消滅させるが、一人の人間が生きていたという事実を消滅させるのではない。

ナチは彼らの一流の几帳面さをもって強制収容所計画を<夜と霧>Nacht und Nebel という項目のもとに記録することにしていた。あたかもその人間がかつて存在しなかったかのように人間を扱うこと、文字どおり人間を消えさせること、こういうやりかたの徹底性は往々にしてちょっと見ただけではわからないこともある。」

「望ましからぬ者や生きる資格のない者は、あたかもそんなものは嘗て存在しなかったかのように地表から抹殺してしまうのである。彼らを見せしめに仕立て上げることなどは決してない。彼らが後に残す唯一の形見は、彼らを知り、彼らを愛し、彼らと同じ世界に生きていた人々の記憶だけだ。だから、死者と同時にその形見をも消し去ることが全体主義の警察の最も重要な、最も困難な任務の一つなのである。」

つまり、ホロコーストの真に恐ろしい本質は、その犠牲者が殺害されるということだけではなく、その人が生きていたという存在そのものの記録のみならずその人に関する「記憶」自体が、「忘却の穴」に落とされて抹消されてしまうことであると、アーレントは述べているのである。

ホロコーストの本質を実に鋭く抉り出した分析だと私は考える。しかし、このホロコースト犠牲者の「記憶」をめぐる分析は、他の戦争被害者の「記憶」にも当てはまると私は考える。例えば、今も存命中の日本軍性奴隷、いわゆる「元慰安婦」の女性たちに対して、「性奴隷」など存在しなかったと「嘘つき」呼ばわりすることは、彼女たちに関する「記憶」を「忘却の穴」に落とし込み、「あたかもそんなものは嘗て存在しなかったかのように地表から抹殺してしまう」ことなのである。それは、「人々の記憶に残る痕跡や犠牲者を愛した人々の悲しみ」をも消し去ってしまうことなのである。これは、まさに由々しい犯罪行為であると言える。その意味では、安倍晋三や彼を支える政治家や右翼知識人、活動家は、まさに「忘却の穴」を掘り続けている「記憶の殺人者」という名札をつけた「墓堀人」なのである。この事の本質を我々は深く且つ明確に認識しておかなくてはならない。

日本軍性奴隷問題に限らず、安倍晋三が様々なことで虚偽や欺瞞の発言を繰返していることは周知のところである。この「嘘」についても、アーレントがひじょうに的確な分析をしているので、引用しておこう。

「ヒットラーは嘘というものは法外なものである場合にのみ効果を挙げ得ると数百万部の刷られた本の中で宣伝した。法外というのは、事実の連関全体はそのままにしておいて個々の事実を否定する — その場合には否定しておかなかった事実のおかげで嘘がばれてしまう — ような小細工をせず、事実全体を歪めてしまって、その結果、個々の虚偽の事実が矛盾を含まぬ一つの関連をなし、現実の世界のかわりに一つの仮構の世界を作り出すようにするということなのである。周知のようにこれは何の支障もなくおこなわれ、人々はそれを信じた。たとえば、ユダヤ人は絶滅しなければならない寄生者であるという何百回もくりかえされた言明の結果、人々は組織的な絶滅のプログラムを信じるようになった。」

例えば、安倍の日本軍性奴隷に関するこれまでのたび重なる言及 — 「河野談話を継承」しながら「慰安婦の強制連行はなかった」— は、まさに「事実の連関全体」はそのままにしておきながら、同時にある「特定の事実は否定」し「他の事実は否定しない」という態度をとる典型的な例である。ところが、特定の事実の否定を繰返すことで作り上げられた「虚偽の事実」があたかも事実であるかのように信じ込ませてしまう。そうしたプロセスを繰返すことで、「事実の連関全体」を歪めてしまうという点で、ヒットラーがとった「嘘」の手法と同じなのである。したがって、アーレントが解説するように、まもなく「個々の虚偽の事実が矛盾を含まぬ一つの関連をなし、現実の世界のかわりに一つの仮構の世界を作り出す」という結果に多くの人がだまされてしまい、容易にそのことに気がつかないという現象を産み出している。安倍は、憲法問題をはじめ他の様々な政治問題についても同じような「法外な嘘」の手法を駆使し、その結果、「現実の世界のかわりに一つの仮構の世界を作り出」し、その「虚構の政治世界」の中で我々を振り回すということを平気でやっている。にもかかわらず、なんら矛盾を感じない「裸の王様」なのである。この事態を放置しておけば、我々はみな安倍の「忘却の穴」に落とされて、文字通り殺されてしまうであろう。

ホロコースト記念館での安倍の今回の演説に、安倍は、「終戦70周年記念安倍談話」のイントロ的な意味をもたせたのではないかと私は深く懸念している。安倍が再び「安倍談話」で「法外な嘘」をついて、さらに日本を「破滅の穴」へと引きずりこんでいくことを、我々はなんとしても阻止しなければならない。

 

2015年1月26日

田中氏の紹介は、この投稿冒頭にある田中氏講演のチラシでご覧ください。

このブログの田中氏関連の過去の投稿はここをクリック



朝日放送おはようコール 二木啓考が薬のネット販売を語る by limitlesslife

 永岡です、朝日放送のおはようコールABCのナットク!ニュース塾、今朝はジャーナリストの二木啓考さんのお話でした。
  アベノミクスの目玉、薬のネット販売に待ったがかかり、楽天の三木谷氏が反発しています。薬のネット販売は規制を最高裁もOKとしているのにおかしいと三木谷氏言い訴訟にすると言うのですが、これは23種の販売で、二木さん、三木谷氏はイーグルスもゼロから出て優勝した、こんなところに付き合っていられないといい、規制改革の一丁目一番地、アベノミクスは金融緩和、財政出動、規制緩和が3本柱、薬のネット販売は重要なのに、薬剤師、薬局などの既得権を守りたいからということもあり、しかし二木さんはネット解禁はストップ、今まで4年かかったのを3年にする程度で、アベノミクスの進路はこれでストップし、安倍氏も行き詰ると言われました。
 食の偽装(誤表示)、三越伊勢丹もやっており、17年間もやっていたのです。二木さん、大手はほとんどやっており、裏談合しているのではない、業界の常識で、こういう表示を信じており、ブランドを傷つけた、もともと違うベクトルを進んでいたと言われました。また、奈良の近鉄も偽装を認めたこと、こちらは2回客をなめた、この程度の説明で逃げられる、偽装であり、客をなめてごめんでは済まない、経営者として失格、偽装していたところは全員失格、しかし全部やっているので不買運動のやりようがないと言われました。
 また、給食の中にカッターの刃が入る事件があり、同様の事件も他にもあり(大阪地下鉄にカッターの刃)、入れられたら防ぎようがなく、二木さん、どちらもいたずらであるが、地下鉄では子供が手を切り、大阪の地下鉄では119件、しかし民間は公表せずもっとある。こういうことを出来ると奨励するケースもあり、偽計業務妨害で捜査も入り、犯人を検挙してこういうことをしたら逮捕されると一罰百戒しないとダメと言われました。