Global Ethics


by limitlesslife

With 夜はラジオと決めてますニュース内容&ネットワーク1・17、阪神・淡路大震災から生まれた防災カードゲーム、矢守克也さんのお話(2013/1/15)

 永岡です、夜ラジ、火曜日のネットワーク1・17、阪神・淡路大震災18年企画で、千葉猛さん+毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さん、ニュースは上田崇順さん+平野幸夫さんで放送されました。メインパーソナリティの元大リーガーの田口壮さんも加わりました。

 まず、第851回、阪神・淡路大震災の生んだ防災カードゲームについて、京大防災研の矢守克也(やもり・かつや)さんのお話がありました。今週の夜ラジは毎日1・17の特集です。田口さん、震災の年にオリックスで活躍されて優勝したのです。野球で勝ってくれたら俺たちも元気になるという意味もあり、楽しみはあれしかないという状況であったと言われました。

 地震で生まれたもの、ボランティアの意識も阪神・淡路から広がり、クロスロードという防災カードゲームで、矢守さん、東日本の被災者との付き合いも多いが、その方より、阪神は18年で、阪神の2年後はどうだったかとよく聞かれて、18年でどれだけ回復したかと良く聞かれる、阪神も18年前を思い出すいい機会であるのです。

 そのゲーム、矢守さんが生みの親で、災害に直面して、どんな道を選ぶかのものであり、それをシミュレーションするのです。クロスロードは「分かれ道」、道が二つに分かれ、イエスとノーに分かれて、悩みどころ、決断の意味なのです。

 で、千葉さんはじめスタジオの皆さんがクロスロードを体験されます。千葉さんが質問を読み上げ、防災の究極の選択であるのです。

まず、避難所には3000人が避難していて、確保できた食料は2000しかなく、以降の見通しなし、あなたは、役所の緊急援助係りで、この2000食を配るかどうか、イエスかノーかであり、田口さんノー、アシスタントの豊永さんイエス、平野さんイエス(発生からの時間が未定とコメント)、千葉さんノーであり、田口さん、2000しかないと言うと喧嘩になり、余分が出るまで努力して、ダメなら2000を半分、1/4にすると言うのが理由です(我慢できることを条件)。豊永さん、ちょっとでも口にするとほっとする、2000を分けて配る(弁当を分ける)といい、平野さん、発生からの時間にもよるが、子供がなき叫ぶと大変になり、困ったらくじ引き、次の配達に努力して、とりあえず食べてもらうというものです。千葉さんはおなかがすくとイライラするが、足りないと喧嘩になると困るとしてこの結論であり、矢守さん、このクロスロードは神戸の職員から聞いたもので、特徴は2つ、全部実話であり、第一線の人のインタビューによるもので、さらに今のように2対2になり、しかし正解は出ない。防災ツールには正解はなく、実際18年前にこの問題に直面した避難所も複数あり、配ったところ、待ったところもあり、切迫感があると配る、急いでいないなら混乱を避けて配らない、「ケースバイケース」、こういう問題が起こることを想定して、食べ物を置いても腐らないなら置く、という条件もあり、問題提起をやっているのです。行政一人で決めても不満が残り、なら決め方が大事で、避難所の中で話し合うきっかけにしてほしいと言われました。

 第2問、大きな地震で小学校の体育館に避難しないといけない、家族同然の飼い犬もいる、犬を避難所に連れて行くかについて、田口さんイエス、豊永さんノー、平野さんイエス、千葉さんノー、田口さん家に4匹犬がいて、中にはいれられないが、近くに置いておきたい。豊永さん、犬を飼ったことはなく、みなさん切羽詰っているので人間関係に問題と言われました。平野さん、連れて行きたい、東日本、福島ではペットは家族と同じ、離れ離れになった人が戻りたくて精神的な動揺もあったので、心の支えと言われました。避難所の近くに連れて行きたいと言われました。千葉さん、犬が怖い(笑)から。この問題も真っ二つに分かれて、矢守さん、正解はない、どの問題もジレンマ(こちら立てればあちら立たず)があり、ゲームの方針で、少しでもジレンマを小さく出来るかを考えるべきであり、人間も食べるものがないのに犬が、と怒る人もいる。しかし、ペット用の非常用の持ち出し袋もあり、食べ物、リード、噛み付かないものもセットになり、迷惑かけずに連れて行くことも出来る。避難所も屋根のある廊下にペットを置く指定もあり、受け入れの準備はある。正解はなくても、納得して準備をすべきと言うのです。千葉さん、勉強になったと言われました。

 クロスロードは2004年に生まれて、その後の災害でまた変わっており、阪神・淡路10年を経て、教訓も忘れられていると作られ、その後もたくさんの災害を起こり、神戸で作ったものを他のところで使っているのです。

 第3問、地震による津波が10分で来る場所にいて、今地震発生、近所の一人暮らしのおばあさんが気になり、それを見に行くかどうかについて、田口さんイエス、豊永さんノー、平野さんイエス、千葉さんノー、田口さん両となりおばあちゃんで、体力に自信もあり、おばあさん一人は運べるから。豊永さん、津波を見たら、あの怖さを考えると一目散に逃げて行きそうと言われました。平野さん、10分は意外と長く、避難する距離を掴んでいるか、切羽詰って行動したら何とかなる、上に上がる距離が一直線を前提として。千葉さん、体力がない(笑)、とにかく逃げるほうが迷惑をかけないと、また真っ二つであり、矢守さんもこうなるとは思わなかった。それほど難しい問題で、東日本でこの判断を突きつけられて大変な思いであった、出来たら助けに行きたい、津波の破壊力を見たら、以前よりノーを出す人が増えている問題と矢守さん言われ、それぞれの意味を考えるべきで、逃げる時に、千葉さんの逃げるのを見る人もいて、それで気がついて逃げる人もいる=人を助けているのであり、ノーの判断も人助けになっている可能性もあるのです。いろいろなケースもあり、普段からどういう条件なら見に行くか考えるべきなのです。平野さん、中央区で阪神・淡路で被災し、18日に水なし、自衛隊の給水車が来るのに並ぶかどうか考え、3時間待ってひしゃく1杯で、助けられた思いであり、このシミュレーション、もっと普及して、いざという時にどういう選択をするかのヒントになればいいと言われました。田口さん、前もってこれをやっていると、何の問題提起なしより意見があり、それは凄いことと言われました。

 このクロスロード、京大生協のHPで買えるそうです(以下のURLです)。

http://www.s-coop.net/rune/bousai/crossroad.html

私も、神戸で被災し、貴重なお話でした。

 なお、夜ラジ、17日は18時、19時台に田口さんも出られて、がんばろう神戸としてオリックスで活躍された頃のお話をされるそうです。あの時、その後の暮らしを、リスナーから募っています。yoru@mbs1179.comまでどうぞ(私も応募します)。

 そして、上田さんと平野さんのニュースです。大島渚監督が肺炎で亡くなられました、80歳です。

 体罰のニュース、桜ノ宮高校、バスケ部とバレー部の無期限活動停止です。大阪市の教育委に文科省の義家氏が来て、1時間を対応です。平野さん、政務次官が体罰でなく暴力というのは政治的な発言、文科省に体罰を容認する風潮があり、「有形力」(ゆうけいりょく、法律用語)がOKと、前の安倍内閣のときに暴力OKとなり、その後体罰を否定しない風潮になったのです。文科省、ちょつとなら体罰OKとして、義家氏は体罰に線引きというが、そんなものは出来ない。部の指導でもグランド10周も問題、教育に強制力は良くないのにそれを残すものであり、一方的に国が加担するのはおかしい、体罰は絶対に良くないとしないといけないのです。大阪では維新も有形力を許容、全体に体罰を是認する素地があったと平野さん言われました。

 部員で、体罰を止めてくれと手紙を出しても改善されず、保護者が教育委に持ち込んでバレー部の顧問が停職になり、この顧問が戻りまた体罰。上田さん、しっかりとした調査の終わるまで中止だと言われました。田口さん、手を出すのに愛情があるのか、当事者の問題ではない、周りが関心を持たないといけないと言われました。平野さん、学校の対応はとんでもない、発表も10日経っていた、それを許す学校も教育委も問題で、事前に察知して、それを隠そうとする意図があると言われました。

 原発でニュースが二つです。本木大臣、安全な原発を輸出するというのです(原子力の平和利用にしたい)。輸出のため、原発の安全が大事と言うのです。自民は輸出であり、平野さん、ドイツ、ヨーロッパは反原発なのに日本は異常、民主は30年代脱原発であったのに、経産省のスタッフが、辣腕なキャリア官僚が安倍内閣に来て、この二人が原発推進で、この二人が本木氏に圧力をかけている、これはドイツは2022年ゼロなのに、海外は呆れている、国内で止めているものを輸出など有り得ない、「原子力の平和利用は可能なのか、根本的に考えるべき」なのです。田口さん、日本の国際的な立場はどうなる、他の問題もある(日本が信用を失う)と言うのです。

 福島市の瀬戸市長、大阪の橋下市長を表敬訪問して、毎日放射能に追われ、頭が一杯であったとして、除染の廃棄物、持っていくところなし、自宅に置き、セシウムは安全に保管できる、遮蔽したらセシウムは飛んで来ないと言うのです…平野さん、福島市は線量が高く、母親は心配で、健康診断も不十分、外へ出て、本音を言うのはならない。むしろ窮状を国にぶつけて現状を変えるべきなのに、住んでいる人に背信的と言われました。

 政府、補正予算を決定し、しかし財源は国債に依存し、財政再建を後回し、52兆円を発行です。緊急経済対策の10兆円が主であり、建設国債を増発、消費税増税でまかなう予算も出すというのです。安倍総理、エール大の浜田氏と会い、日銀総裁人事を麻生氏らと対応です。平野さん、今日の安倍総理の動き、日銀を政治力で押さえつけ、日銀が世の中にお金を回すミニバブルを意図しているが、ハイパーインフレになる(通貨危機)の危険性もあり、日銀の独立性が要るのに、財務省の人が総裁になると歯止めが効かなくなる可能性ありと警告されました。

 日銀は、経済の問題を指摘し、為替の動向を注意と言うのです。地域ごとの経済動向を報告し、景気判断を引き下げ、海外経済の低迷が原因で、東北も回復の動きが一服と言うのです。雇用情勢も7つの地域で引き下げです。

 田村厚労相、薬のネット販売のための検討を開始です。薬害の被害者は安易な流通を懸念しています。

 学校週6日制、自民は土曜授業の実現と公約し、これを文科省で具体的なスケジュールを検討するのです。しかし、学力向上だけでなく、なのです。

 今日も夜ラジをお送りいたしました。

Advertisements


by limitlesslife
みなさま

ご無沙汰しています。
小林さん、千葉さんのご意見にまったく賛成です。
地球平和公共ネットワークの再活性化が必要です、ほんとうに。

ところで、東日本大震災後の問題について、昨年、7月20日に、京都大学こころの未
来研究センター主催で、第1回目のシンポジウムを行った「震災関連プロジェクト~
こころの再生に向けて」の第3回目のシンポジウム・研究会を開催しますのでご案内
します。
その第3回「震災関連プロジェクト~こころの再生に向けて」シンポジウム・研究会
の案内とチラシをJPGでお送りします。
周りの方々にご案内くだされば幸いです。

今回は昨年の第1回目同様、一般公開します。
そして、来年1月開催予定の第4回目を、昨年同様、非公開+αの少人数研究会でや
りたいと思います。
第1回目、第2回目の議論の内容は、こころの未来研究センターのHP上で公開していま
すので、ご一読いただければ幸いです。
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/index.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第3回「震災関連プロジェクト~こころの再生に向けて」シンポジウム・研究会
日時:2012年7月11日(水)13時~17時
場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/jp/about/access.html#center
定員:150名 (先着順)
参加資格:特になし
参加費:無料

スケジュール
第1部:13:00 ~ 14:30
「趣旨説明」鎌田東二(こころの未来研究センター教授・宗教哲学・民俗学)
基調報告1:玄侑宗久(福島県三春町福聚寺住職・作家)
「福島の現在と宗教の役割と課題」
基調報告2:島薗進(東京大学教授・宗教学、宗教者災害支援連絡会代表)
「宗教者災害支援連絡会の活動15ケ月を振り返って」
コメンテーター:稲場圭信(大阪大学准教授・宗教社会学)

第2部:14;45 ~ 17:00
報告1:黒崎浩行(國學院大學准教授・宗教学)
「被災地の神社と復興の過程」
報告2:一条真也(本名:佐久間庸和:株式会社サンレー社長・北陸大学客員教授)
「東日本大震災とグリーフケアについて」
コメンテーター:鈴木岩弓(東北大学教授・宗教民俗学、こころの相談室事務局長)

井上ウィマラ(高野山大学准教授・スピリチュアルケア学)
ディスカッション:司会・鎌田東二

主催:京都大学こころの未来研究センター
「東日本大震災関連プロジェクト~こころの再生に向けて~」

ご参加をお待ちしています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なお、玄侑宗久さんとは対談集を今年の3月に出しました。
鎌田東二・玄侑宗久『原子力と宗教ーー日本人への問い』(角川oneテーマ新書、角
川学芸出版、2012年3月)

また、東北被災地の聖地のことなどを含め、以下の著作で論じました。
鎌田東二『現代神道論ーー霊性と生態智の探究』春秋社、2011年11月
鎌田東二編『日本の聖地文化ーー寒川神社と相模国の古社』創元社、2012年3月

6・12 鎌田東二拝



世論調査:消費増税反対56%、7割が復興評価せず by limitlesslife

[uniting-peace][19726] 国会一院制に賛成が反対を上回る

改憲ルートはいくらでもあります。

太田光征

消費増税反対56%=7割が復興評価せず―時事世論調査

時事通信 3月16日(金)16時11分配信
時事通信社が9~12日実施した世論調査によると、消費税率を2015年10月にかけて段階的に10%に引き上げる政府方針について、賛成は前月比2.8ポイント減の37.1%、反対は同2.3ポイント増の56.1%だった。
消費増税の賛否を支持政党別に見ると、民主党支持者は賛成51.3%、反対43.6%。自民党支持者は賛成47.7%、反対48.3%。全体の7割を占める無党派層は賛成35.3%、反対57.3%だった。
一方、東日本大震災から1年を迎えた政府の復旧・復興の取り組みについて、「評価しない」が70.5%に上り、「評価する」は21.7%。国会を一院制にすることに関しては、賛成42.6%、反対32.6%だった。



津波避難所は機能したか 毎日放送亘佐和子記者の取材 by limitlesslife

[uniting-peace][19661] たね蒔きジャーナル2012/3/12 津波避難所は機能したか 毎日放送亘佐和子記者の取材

 永岡です、たね蒔きジャーナル、続いて、昨年の津波被害で、宮城県気仙沼市の避難ビルに避難した方々のお話を、毎日放送の亘佐和子さんの取材でお送りいたします。

その前に瓦礫の受け入れのお話があり、平野さん、みんな不安であり、全国一律の受け入れはおかしい、基準もないのに野田総理の方針はおかしいとコメントがありました。

で、亘さんのお話、気仙沼、死者不明者が千数百名あり、しかし津波指定ビルを30年以上前から作っており、3階建て以上、逃げる高台のない時にここに避難するもので、こういう指定が増えており、大阪も800か所指定しているのです。気仙沼、15か所の避難ビルに3000人避難して助かったのです。

どこに避難するかが生死を分けるもので、気仙沼、障害児施設の方、この施設で午後3時から子供を預かり、地震発生時にはまだ預かっていないものの、隣の保育所に子供がいて、この方はこの子供たちを連れて津波避難ビル(公民館)に行き、毎月避難訓練をしていて、子供たちは昼寝の時間なものの、施設の人が子供たちを連れて、3階に逃げて、満員電車並みの混雑でしたが、津波が黒い波で来て、家を崩して、白い煙を巻く津波であったのです。

障害児施設、保育所ともに2階への避難を想定していたが、2階では足りず、この3階にどうやって450人避難できたか、という結果であり、津波避難ビルは国が3階建て以上と指定されており、第1波は強く、建材用の垂直梯子を使って屋上に逃げて、そこは立ち入り禁止で、子供たちをおんぶひもで抱えてあげたのです。3階でも危なく、屋上へ行くが、防犯のため鍵がかかっており、津波避難なら、屋上避難の想定も必要なのです。

気仙沼、大規模火災も発生し、みんな孤立して、屋上は当時氷点下で、夜には3階に戻り、子供たちは翌日ヘリで救助。津波避難ビルは一時的な避難場所と思われていたのですが、何百人何日か過ごすことを想定しないといけないのです。「避難所には水、毛布が要る」のです。保育所では避難グッズを公民館に置いていたものの、1階なので津波でダメになり、これも課題です(上の階に置いておくべき)。

また、連絡方法も要り、消防署などに連絡したい。津波避難ビルに海上保安部のビルもあり、発電機、非常食、水、着替えもあり、津波避難ビルに多くの人が来ることを想定しないといけないのです。平野さん、運営する人の想像力(使える水か)だと言われました。水野さん、行政のお金、予算も要ると言われました。

他にも課題があり、気仙沼の指定した高台に逃げた人のことで、小高い丘もあり、津波避難ビルに逃げた3000人はみな助かったが、高台に逃げて津波にのまれた人もいて、半島のところの集落、3方向が海に面したところで、90人亡くなられ、市の指定した高台に避難して助かった方、昼間に地震があり、その後避難を高台に誘導し、普段からここへ逃げる訓練をしていたのです。この高台なら大丈夫と言うことで、そこに家がありそこなら大丈夫と思い、高台に避難する訓練をしており、津波の時もその通りに逃げたのですが、反対側からも波が来て、建物の中に流されて、しかし何とか屋根の上に上り助かったのです。波にのまれて、高台の建物に吸い込まれるようなもので、しかし今回は屋根に上り、それが流されたものの何とか助かったものの、この建物の中で3人の方が亡くなったのです。高台に80~90人避難したものに、20人しか助からず、30人は今も行方不明、津波は17mあり、高台でも足りなかったのです。

気仙沼の市役所、高台避難はここなら安全だと決めていたのに,明治三陸津波でも大丈夫なところを指定したのに、それを越す津波であり、それを想定しないといけなかったのです。これまでの経験からここなら大丈夫と思っていたのに、それを超えるものになり、二段階避難が要る。高台のみが盛り上がり、そこからさらに山に逃げられず、つまり、さらに山に逃げられる場所が要るのです。高台に逃げる道を整備する、学校からさらに山に逃げる経路も要るのです。想定を超えることを考えて、さらにもう一段上に避難しないといけないのです。

平野さん、二段階避難は難しく、時間との勝負で、国は5分で逃げろと言っているものの、若い人は良いものの、お年寄りはアウトとの指摘もありました。決めても、訓練を繰り返さないといけないとコメントされました。水野さん、こういうことに国はお金を出してほしいと言われ、平野さん、防災都市づくりが必要と言われました。

近畿でも津波指定が進んでいるものの、それで終わりではない。何を準備するのか、冬、雪の中どう逃げるのか、想像力がいるということを亘さん言われました。

リスナーより、避難ビルを始めて知り、しかしどこにあるか知らないとの指摘があり、また夜中に避難ビルに行っても入れないのでは、という指摘もありました。訓練の成果、釜石の奇跡があると平野さん言われました。弱い人、子供の対策も必要と言うことでした。

今日は、気仙沼を取材した亘さんのお話をお届けいたしました。



津波被害と子供たち 東北からの報告 by limitlesslife
March 9, 2012, 1:32 am
Filed under: 天災・人災 | Tags:

[uniting-peace][19594] たね蒔きジャーナル2012/3/8 津波被害と子供たち 東北からの報告

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の池田昭さんの案内で放送されました。津波被害、全校生徒が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校、逆に全校生徒が助かった岩手県釜石市、ここを今週と来週、毎日放送の記者、伊佐治整(せい)さんが報告します。

原発のニュース、福島事故を受けて安全規制の見直し、規制庁は4月1日の発足が困難になり、保安院、安全委の再編であるのですが、野党から反対されており、再稼働のことは保安院が審査するものの不十分とのことで、規制庁の遅れで再稼働が遅れる可能性もあります。しかし、池田さん、経産省が政治判断でやるので、基本的に日本政府は原発を増やす方針であり、代替エネルギーの開発までいつまで原発を使うかを政府が示さないといけない。事故も収束しておらず、最終処分場もなく、再稼働を急ぐ疑念あり、何も分からないうちに(事故調査委の結果も出ていない)再稼働と、経済の論理だけで進むのはおかしいと指摘がありました。

そして、伊佐治さんの報告。津波を生き抜く力を子供たちに、であり、震災で未成年の死者は1046人、未来のある子供が失われるのは大きいことで、宮城の石巻大川小、津波到来までに50分あったのに被害が大きく、大川小、合併前は河北町。湾まで5km、海は直接見えないのです。捜索を見つめている家族もあり、行方不明のわが子を探そうと、重機の免許を取ったお母さんもいるのです。

敷地内で伊佐治さんの取材、お子さんを亡くした方、震災の2日前に大きな地震もあり、地震の時はみんなと一緒に学校にいた方がいいと思い、もし家に戻れたら助かったのです。学校だと友達もいて安心と思い、犠牲になりました。学校は子供に安心できる場所なのです。

大川小で、全校生徒が校庭に集まり、山に逃げたらと思ったものの、山崩れが怖いとなり、先生たちが話し合っているうちに津波が来て、45分後に避難を始めて、走るのではなく列を作り、さらに津波が遡ってきた川に行ってしまい、被害に会ったのです。50分後、避難する子供たちの列を津波が襲い、遺体の見つかっていない子供が4人います。

大川小、地震、津波の対策マニュアルはあったものの、具体的な避難場所もなく、避難訓練も年1回、それも校庭に集まっておしまいであったのです。

対照的なのが岩手の釜石、市内の小中学校の生徒が助かり(生存率98.4%)、釜石の奇跡と言われて、これは防災教育のためで、釜石は明治の津波で人口の1/3が流されて、防災教育、津波対策を行い、伊佐治さん2月に釜石を取材し、釜石東中学、ほとんどの建物は津波で失われましたが、風の強い土地で、伊佐治さんの行ったときも砂煙であったのです。鉄筋3階建て、窓ガラスは3階まで壊れており、子供たちがいた気配のない模様で、スクールバスも壊れて、3階に軽自動車が突っ込んだままです。

池田さん、釜石の奇跡と大川の悲劇、避難三原則(阪神・淡路で見直し)を防災で持っていた、防災教育が大切と言われました。伊佐治さん、釜石では一斉に避難し、避難ルートは地震発生直後に避難を始めて、地震後パニック状態であり、各自走って高いところに逃げて、泣いて走れない人もいて、しかしひたすら必死に走るだけなのです。となりに小学校もあり、3階に逃げるのではなく、中学生の避難を見て、もっと高いところに逃げたのです。3階に残っていたらアウトであり、大きな行為であったのです。中学、小学校で合同訓練も何度も行い、その成果もあったのです。足の不自由な子供をおんぶして逃げた人もいるのです。手押しの乳母車に乗った保育園の子供もいたのです。高台の福祉施設に逃げて、その後津波を目撃、さらに逃げて、石材店に逃げて、急斜面を上った子供もいるのです。上靴のまま逃げた(直線距離で1700m、大人でも30分かかる)。最初の避難場所の福祉施設は水没し、次の石材店で助かったのです。

子供たちの話で、考えずに逃げており、津波避難の三原則に乗り、率先避難、想定にとらわれない、最善を尽くす、危険だと判断したらさらに山を登って避難して助かったのです。学校にいる生徒以外も避難し、釜石小学校、短縮授業で、子供たちは家にいて、しかし子供たちは避難マップを作り、どこに避難するかを手作りのマップを作り、大丈夫と言う祖母を連れて高台に逃げていたのです。避難地図は覚えており、避難場所も分かっている、地震で避難場所が頭の中にあり、自分で地図を書くと違うと言うことです。伊佐治さん、子供たちの対応の素晴らしさに感嘆し、校長は訓練の成果と言っています。

しかし、釜石で子供たちは成果を出しているのに、行政は取材に冷たく、取材拒否、大人たちの消極的姿勢はある建物にあり、それは防災センター、100人の人が逃げたのに津波にやられたのです。震災の前の年に出来たもので、外見はきれいで、しかし中は津波で破壊され、正面に祭壇、小さな仏様が立っています。時計は、3時44分で止まったままです。ここで分かっているだけで68人が亡くなり、誰が逃げ込んだか分からず、ここで子供二人が亡くなったのです。池田さんは、この大川と釜石、両方から学ばないといけないと言われました。井上ひさしさんが、校歌を作詞され、過去を見て未来を見ると言われていると言うのです。

来週も伊佐治さんの、津波のお話があります。これをお知らせいたしました。

___________________________
コメント:井上ひさしさんの校歌「過去を見、未来を見る」は大切で原発事故、原爆戦争、現代文明、環境破壊、生物種滅など皆それを怠った為の災厄:過去を遠くまで見るほど未来も遠くまで見通せる。お釈迦様のように目覚めた生き方が必要です。