Global Ethics


戦場に引っ張られるのは自衛隊員だけではない by limitlesslife
おはようございます.豊島です.
戦争法案が国会を通ってしまえば,自衛隊員が海外での戦争に本格的に参加することになりますが,それだけではなく,民間人も動員されます.2004年に国会を通過した「有事法制」によって国民総動員態勢はすでに出来上がっています.このことにあまり注意喚起がされていないように思います.一般病院の看護師が戦場に引っ張られるという4コママンガをツイッターで見て,実は私もびっくりしたのです.平和委員会のマンガがオリジナルはこちらです.看護師の4コマです.
http://j-peace.org/2011/pdf/1403-2chirashi.pdf
http://j-peace.org/2011/pdf/1505chirashi-1.pdf後者が今回の法案に関するもので,その根拠はこれが掲載されている「平和新聞」4/25日号のマンガのキャプションにあるのですが,まだ法案確定前の段階でした.そこで実際の法案をチェックして確認しました.詳しくはブログに書いています.

「戦場に引っ張られるのは自衛隊員だけではない」
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2015-06-04

記事で,関連する自衛隊法103条2項を解析しています.

豊島耕一
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/
http://twitter.com/yamamoto2007
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http://ad9.org/pegasus/Default.html
phone/fax: 0942-43-6184

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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コメント:戦争は異常事何でもありで権力・暴力の異常が起きる。国民の生命・財産を守るは真っ赤な嘘で守るのは権力・暴力!!!



「9条壊すな・戦争させない!」と埼玉で万余の人集う by limitlesslife
知人友人の皆さんへ
      杉浦公昭
平和こそ我が命

2015年06月03日

9条壊すな・戦争させない!と埼玉で万余の人集う 杉浦公昭

 埼玉、東京、朝日、毎日、赤旗などの新聞が採りあげましたが、読売、産経は1行も書きませんでした。ここでは写真と内容が良かった赤旗の記事を紹介させて頂きます。

戦争法案阻止 全国で埼玉 1万人集う

 戦争法案が審議入りして初の日曜日の31日、反対を訴える多彩な取り組みが全国各地で行われました。さいたま市北浦和公園の「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動」には1万400人を超える市民(実行委員会発表)が集まり、集会やデモ行進を行いました。

(写真)9条こわすな・戦争させない!とコールするオール埼玉総行動参加者=31日、さいたま市浦和区

  同行動は、「憲法9条壊すな、戦争させない」の一致点で、弁護士や生協、労働組合、平和、教育、女性、青年の各団体など幅広い立場の人たちが参加。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知ったという人や飛び入り参加の人も相次ぎました。実行委員会によると、同会場での1万人規模の集会は初めてです。

 まぶしい日差しのなか、参加者は真剣な表情で発言に耳を傾けました。小出重義実行委員長は「安倍内閣による憲法破壊を打ち破るのは国民による総行動しかありません」と呼びかけ、後援した埼玉弁護士会の石河秀夫会長は「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起きないようにすることを改めて決意したい」と訴えました。

 ゲストの元自衛隊員の泥憲和さんは「安倍首相のゴールは憲法改正と国防軍創設。ペテンにだまされず、集団的自衛権反対の声をあげよう」と呼びかけました。体調不良で欠席したジャーナリストの鳥越俊太郎さんがメッセージを寄せました。

 リレートークでは高校生も発言。自由の森学園高校3年生は、学校で集団的自衛権反対の署名を集めたと述べ、「友達と議論して自分たちの未来を考えていきたい」と語りました。

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員、民主党、社民党の代表があいさつしました。



韓国反発、国民感情くむ 「明治日本の産業遺産」の世界遺産勧告 by limitlesslife

2015年5月9日05時00分

 「明治日本の産業革命遺産」が、日韓の新たな問題になっている。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)が世界文化遺産への「登録」を勧告したが、韓国側は朝鮮半島出身者が強制労働させられた場所が含まれているとして反発。正式決定を前に、外交で巻き返す構えを見せている。

■外交孤立化も要因

強制労働が行われた歴史的事実を無視したまま、産業革命施設だけを美化し、世界遺産に登録することに反対する」。韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外相は4日の国会審議でこう明言した。韓国外交省は8日、日本政府と22日に東京で世界遺産への登録をめぐって協議すると明らかにした。

韓国外交省によると、日本側が登録を申請している23資産のうち、長崎市の高島炭坑や端島(はしま)炭坑(軍艦島)など7資産は日本の植民地時代に朝鮮半島出身者の強制労働があった。その数は5万7900人で、日本企業を相手取って韓国の裁判所で損害賠償請求訴訟を起こした人もいる。韓国政府関係者は「自分の親たちが強制的に働かされた場所を世界遺産にすると言われたらどう思うか。政府としては国民感情をくみ取らざるを得ない」と言う。韓国政府は世界遺産委員会委員国の政府や駐韓大使に働きかけを強めているという。

一方、韓国政府が懸命になるのは別の事情もある。日米同盟の強化と日中関係の改善で韓国が孤立しているとして、与野党やメディアから激しく攻め立てられている時期に、イコモスの勧告は出た。さらなる批判を避けるためにも、登録阻止に向けた姿勢を強く打ち出す考えとみられる。韓国外交省報道官は7日の記者会見で「ユネスコを政治化した責任は日本にある」と強調した。

とはいえ、過去の例から見て登録を阻止するのが難しいことは、韓国側も理解している。韓国政府内では「双方のメンツが立つような解決策を見いだせれば」との声も漏れる。

日本側は、冷ややかな視線を送っている。

菅義偉官房長官は8日の記者会見で「専門機関世界文化遺産にふさわしいと認めたもので、政治的主張を持ち込むべきではない」と突き放した。日本政府は韓国側との協議で遺産群の価値を説明し、正式登録に理解を求める考えだ。官邸幹部は「23資産のいずれかを推薦から外すことは考えてはいない」と話す。岸田文雄外相は8日の会見で、遺産の対象期間は1850年代から1910年代だと説明し「韓国が主張している徴用工問題とは対象とする年代、歴史的な位置づけ、背景が異なる」と反論した。

東岡徹=ソウル、星野典久)

■正式登録、可否判断へ

明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録するかどうかを正式に判断する世界遺産委員会は、6月28日~7月8日にドイツ・ボンで開かれる。

委員会の審議は21カ国の委員国が行い、現在は日本も韓国も委員国のメンバー。審議は、委員国間で議論を重ね、共通認識を広げて結論を出すことが多い。これまで日本から登録された文化遺産14件、自然遺産4件は、すべて投票にはならずに登録が決まった。

話し合いで結論が出ず、投票に持ち込まれることもある。世界遺産条約の規定では、委員会に出席し、投票した国の3分の2以上を占めた判断が結論になる。近年では、2012年に登録されたパレスチナの「イエス生誕の地 ベツレヘム聖誕教会と巡礼路」などが投票になった。

委員会は諮問機関の勧告にもとづき、遺産の価値の証明ができているか、遺産を守る体制が整っているかなどを基準に判断する。しかし、政治状況が判断に影響した例もある。イスラエルの「ダンの三連アーチ門」はイコモスが10年などに複数回「登録」を勧告したが、国境問題を理由に、委員会で「審議延期」となった。

(藤井裕介)

世界遺産委員会の委員国

アルジェリアコロンビア、クロアチア、フィンランドドイツ、インド、ジャマイカ、日本、カザフスタン、レバノン、マレーシア、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガルカタール、韓国、セネガル、セルビア、トルコ、ベトナム



安倍政権と憲法―上からの改憲をはね返す by limitlesslife
May 3, 2015, 2:08 pm
Filed under: アベノミス, アメリカ合衆国(米国), テロリズム, ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, 福島原発事故, 秘密保護法, 籾井勝人, 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 金(力、金融、資本、財閥、死の商人、・・・), 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 靖国神社(戦国神社?), 首相不信任, 農業・食料・環境, 辺野古, I am not Abe (アベノミスに組しない、I am Kenji, NHK(日本放送協会), TPP, 医療保険(国民健康保険、・・・), 原爆, 原発, 原発ムラ(利権マフィア), 基地, 太平洋戦争(第二次世界大戦、・・・), 安倍晋三, 帝国支配(米国支配), 強制(連行、労働、売春、・・・), 後藤健二(ジャーナリスト、イスラーム国人質、・・・), 従軍慰安婦, 憲法, 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 教科書問題, 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 日韓, 日中, 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮), 朝日新聞, 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 歴史(歪曲、修正、無視、・・・), 死の商人, 沖縄, 人工金字塔文明か自然帝釈網文化

社説

2015年5月3日(日)付

 その日は、夜来の雨に風が加わる寒い日だった。

それでも1947年5月3日、皇居前広場には1万人が集い、新憲法の施行を祝った。

朝日新聞はこう伝えた。「おのおのの人がきょうの感慨に包まれながら来る中に、わけて嬉(うれ)しげに見えるのはその権利を封建の圧制から解き放たれた女性の輝かしい顔である」

■またも「裏口」から

それから68年。安倍政権は再来年の通常国会までには憲法改正案を国会で発議し、国民投票に持ち込む構えだ。

自民、公明の与党は衆院で発議に必要な3分の2の勢力を持つが、参院では届かない。このため自民党が描いているのが「2段階戦略」だ。

自民党の最大の狙いは9条改正だ。だが、国会にも世論にも根強い反対があり、改正は難しい。そこで、まずは野党の賛同も得て、大災害などに備える緊急事態条項や環境権といった国民の抵抗が少なそうな項目を加える改正を実現させる。9条に取り組むのは、その次だ。

「憲法改正を国民に1回味わってもらう」という、いわゆる「お試し改憲」論である。

安倍氏は首相に返り咲くと、過半数の賛成で改憲案を発議できるようにする96条改正を唱えた。ところが、内容より先に改正手続きを緩めるのは「裏口入学」との批判が強まった。

9条改正を背後に隠した「お試し改憲」もまた、形を変えた裏口入学ではないか。

このところ国会で、首相はこんな答弁を繰り返している。

「これは占領軍がつくった憲法であったことは間違いない」「(GHQの)25人の委員が、全くの素人が選ばれて、たったの8日間でつくられたのが事実であります」

「押しつけ憲法論」である。GHQのやり方は時に強引だったし、首相のいうような場面もあったろう。ただ、それは新憲法制定をめぐる様々な事実のひとつの側面でしかない。

■だれへの「押しつけ」か

GHQが憲法草案づくりに直々に乗り出したのは、当初の日本側の案が、天皇主権の明治憲法とあまり変わらぬ代物だったからだ。

GHQ案には西欧の人権思想だけでなく、明治の自由民権運動での様々な民間草案や、その思想を昭和に受け継いだ在野の「憲法研究会」の案など国内における下地もあった。

古関彰一独協大名誉教授によると、敗戦による主権制限としての戦争放棄という当初の9条案に、帝国議会の議論によって平和を世界に広める積極的な意味合いが加えられていった。

GHQ案にはなかった「生存権」が盛り込まれたのも、議員の発案からだ。

憲法が一から十まで米国製というわけではないし、首相も誇る戦後の平和国家としての歩みを支えてきたのは、9条とともに国民に根をはった平和主義であることは間違いない。

一方で天皇主権の下、権力をふるってきた旧指導層にとっては、国民主権の新憲法は「押しつけ」だったのだろう。

この感情をいまに引きずるかどうかは、新憲法をはじめ敗戦後の民主化政策を「輝かしい顔」で歓迎した国民の側に立つか、「仏頂面」で受け入れた旧指導層の側に立つかによって分かれるのではないか。

■棄権でなく拒否権を

自民党が2012年にまとめた改正草案の9条は、集団的自衛権を認め、自衛隊を「国防軍」に改めている。

また、「生命、自由及び幸福追求」や「表現の自由」などの国民の権利には、「公益及び公の秩序」に反しない限りという留保がつけられている。これでは天皇によって法律の範囲内で恩恵的に認められた明治憲法下の人権保障と変わらない。

自民党幹部は草案がそのまま実現するとは思っていないというが、同党が理想とする憲法像を映しているのは間違いない。

安倍政権はすでに集団的自衛権の行使を認める閣議決定をし、自衛隊の活動を地球規模に広げる安保関連法案を用意している。報道や学問の自由などお構いなしに放送局に介入し、国立大学に国旗・国歌に関する「要請」をしようとしている。

党の草案がめざすところを、改憲を待つまでもなく実行に移そうというのだろうか。

昨年の9条の解釈変更から明文改憲へと向かう自民党の試みは、権力への縛りを国民への縛りに変えてしまう立憲主義の逆転にほかならない。名実ともに選挙に勝てば何でもできる体制づくりとも言える。

憲法を一言一句直してはならないというわけではない。だがこんな「上からの改憲運動」は受け入れられない。政治に背を向け選挙に棄権しているばかりでは、この動きはいつの間にか既成事実となってしまう。

戦後70年。いま必要なのは、時代に逆行する動きに、明確に拒否の意思を示すことだ。

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コメント:「剣によって立つ者は剣によって滅ぶ」の真理は米国にあてはまる。ベトナム戦争・イラク戦争など不法戦争で道徳・倫理・経済・政治・社会・文化に汚点・不正・凋落・不調・混乱・劣化をばら撒く米国(如何なる国家)は内部から崩壊しつつある。それに隷従・真似をしようというアベコベ・アベノミスは餓鬼・畜生・地獄の沙汰である。



社説:侵略という言葉 「枝葉の議論」ではない by limitlesslife

毎日新聞 2015年04月22日 02時40分

 この夏に出す戦後70年の首相談話に「侵略」や「植民地支配」といった言葉が含まれるかどうかは、果たして枝葉末節の議論だろうか。安倍晋三首相は20日のBSフジの番組で、過去の言葉をそのまま使うことに否定的な考えを改めて示したが、これはむしろ本質にかかわる問題であり、盛り込むことはやはり必要だと重ねて主張したい。

 首相談話は「先の大戦への反省」を踏まえた未来志向のものにしたいと首相は言う。あの戦争は国内にあっては310万人の死者を出し、外に向かっては侵略によっておびただしい数の人命を犠牲にした。したがって「先の大戦の反省」とは、国際的には侵略の事実を認めることと同義だと言ってもいい。

過去において日本が中国を侵略したことは、首相談話を検討する有識者懇談会(21世紀構想懇談会)の座長代理である北岡伸一国際大学長らの発言にもある通り、歴史的に明らかである。侵略という言葉は戦後50年の村山談話と戦後60年の小泉談話に盛り込まれ、国際的にも確立された日本の公的な認識となっている。これをゆるがせにしない姿勢を明確にしてこそ、戦争の反省と未来への歩みは意味を持つ。「過去の談話を全体として引き継ぐ」だけでは、伝わらないものがある。

過去の談話にあるのだから繰り返す必要はない、というのが安倍首相の考えだ。だが、首相は第2次政権になってから、侵略の定義は「学界的にも国際的にも定まっていない」「(国の)どちらから見るかにおいて違う」と語り、侵略をはっきり認める姿勢を見せていない。それが首相の本心なら、70年談話に入れる入れないは枝葉末節どころか、日本の国際社会での立ち位置を左右する問題ということになる。

影響は、国際関係だけにはとどまらない。首相が談話で侵略の事実を曖昧にしたと受け取られれば、過去の日本の行為が侵略ではなかったかのような議論が国内で蒸し返される懸念がある。それは日本にとっても不幸なことであろう。

首相は「(過去の談話と)同じことを言うなら名前を書き換えればいいだけの話になる」と語っているが、歴史認識の中核をなす言葉を盛り込んだ上で未来カラーを打ち出すことがなぜ不可能なのか、理解に苦しむ。侵略などの言葉を入れてしまえば安倍談話が成り立たない、ということならば、首相自身が、これらの言葉の有無が談話の本質だと考えている何よりの表れではないか。

戦後70年の節目は日本国民が過去の歴史と誠実に向き合い、平和な世界を望む真摯(しんし)な思いを内外に静かに発信する年にしたい。

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コメント:戦後50年目に出された村山首相談話、その10年後に出された小泉首相談話に引き継がれた反省の核心を、その10年後に打される安倍首相談話に引き継がれないと言うことは根本転換をすると言うことであり、それを認めたくない発言や平和憲法根本転換と呼応しており、国内外・過去未来への大変更・超偏向であることが誰の目にも明らかである。日本・アジア・欧米から批判・非難が噴出・続出する。



労務動員で一家の大黒柱を奪われ、困窮した人々も朝鮮農村には多かったんです by limitlesslife
April 18, 2015, 5:07 am
Filed under: 強制(連行、労働、売春、・・・)

(インタビュー)強制連行、史実から考える 歴史学者・外村大さん
朝日新聞 2015年4月17日

写真・図版「労務動員で一家の大黒柱を奪われ、
困窮した人々も朝鮮農村には多かったんです」=西田裕樹撮影

戦時中、日本に動員された朝鮮人犠牲者の追悼碑を、撤去するよう求める動きが最近
、各地に広がっている。「強制的」という文字をテープで隠したり、副教材から説明を
削除したりした自治体も現れた。史実に揺らぎが生じているのか。朝鮮人強制連行の歴
史を追いかけて20年以上になる外村大・東京大学教授に聞いた。

――強制連行の歴史に長くこだわってきたのは、なぜですか。

「どうせ韓国の味方でしょうとか、どうも『反日』らしいとか、色眼鏡で見られがち
ですが、私は日本近現代史の、実証を重んじる研究者です。戦前の日本帝国の実像は、
裏側からのほうがよく見える。今後、日本がどんな社会をつくっていくかを考えるうえ
でも大切な歴史です。韓国・朝鮮人のためというより日本人自身のため、未来のために
記憶し、伝えていくべきだと思っているのです」

――強制連行は「なかった」と主張する人がいますが。

「とんでもない。朝鮮半島で、日本内地への暴力的な労務動員が広く存在していたこ
とは、史料や証言からも否定しようがありません。政府は1939年から毎年、日本人
も含めた労務動員計画を立て、閣議決定をした。朝鮮からの動員数も決め、日本の行政
機構が役割を担った。手法は年代により『募集』『官あっせん』『徴用』と変わりまし
たが、すべての時期でおおむね暴力を伴う動員が見られ、約70万人の朝鮮人が主に内
地に送り出されました」

「こんな当たり前の史実が近ごろ、なぜか曲解される。誤解や間違いも目立つ。歴史
家の常識と、世間の一部の感覚とが、ずれてきたように感じています」

――なぜ、こんなことに?

「特に90年代半ばからですね、史料の発掘が進み、いろんな話が出てきました。朝
鮮人の待遇が日本人よりよかったとか、自ら望んで来た人がいたとか。いずれも事実の
断片ではあるんですよ。じゃあ暴力的な連行や虐待は例外的だったかというと、それは
違う」

「事実というものは無限にあるものです。都合のいい事実だけをつなぎあわせれば別
の歴史も生まれる。でも、それは『こうあってほしい』というゆがんだ願望や妄想に近
い。慰安婦問題で国が直接、連行を命じた文書が出ていないことに乗じ、強制連行まで
も『なかった』ことにしたい人がいるのでしょう」

■     ■

――事実の断片と歴史の本筋。どうすれば見分けられますか。

「何が一般的で、何が例外的な出来事だったかを見分けるには、幅広い史料にあたり
、ミクロとマクロの両方から押さえる必要があります。日本の統治機関である朝鮮総督
府の調べでは、太平洋戦争開戦前年の40年に朝鮮農村で『転業』を希望していた男性
は24万人程度しかいなかった。朝鮮内部の動員や満州への移民もありましたから、そ
の年だけでも底をつく人数です。翌年から人集めが大変になったのは疑いようがない」

「実際、内務省が調査のため44年に朝鮮に派遣した職員は、動員の実情について『
拉致同様な状態』と文書で報告しています。厚生省から出張した職員も45年1月、村
の労務係の言葉として、住民から『袋だたきにされたり刃物を突きつけられたり命がけ
』だと報告している。それほど抵抗が広がっていたのに、日本帝国は無理に無理を重ね
、逆に動員数を増やしていったのです」

――そこまでして動員したのは、なぜですか。

「政府が目指していたのは、あくまでも戦争勝利でした。そのために労働力を総動員
し、石炭や食料を増産しようとした。朝鮮人の多くが投入されたのも炭鉱です」

「炭鉱は重要産業なのに人手不足で困っていた。待遇が悪く、監獄部屋に象徴される
ように労務管理も劣悪だったからです。本来なら機械化と意識改革を進めるべきでした
。しかし業界は朝鮮農村の困窮や無知につけ込み、安い労働者を確保しようとした」

「ただ、朝鮮に行政機構は整っていませんでした。識字率が低く、ラジオはおろか電
気すら通っていない村々で、日本内地に渡る労働者を集めるのは非常に困難な作業だっ
た。とにかく若い男を呼び出し、最後はトラックに押し込むような事態になったのです

■     ■

――「募集」段階では強制とは言えないという人もいます。

「初期の段階から当局は深く関わっていました。たとえば会社の募集係に同行し、日
本人の警官が家の前に立つ。役人から呼び出しがかかる。それだけで多くの朝鮮人が恐
れをなし、おとなしく応じたのです。断って大変な目に遭った、というような話が出回
っていましたから。それが植民地というものです。その後、戦局が悪化するにつれ、暴
力性は誰の目にも明らかになっていきました」

――最後は徴用までした、と。

「そこが誤解されがちですが、『徴用』は国民徴用令に基づき、国が責任をもって配
置するもので国の栄誉を担う労働者だったんです。弔慰金や別居手当など援護もついて
きた。だから日本人は戦争初期から徴用されました。ところが、朝鮮人にこの制度が適
用されたのは戦争末期の44年です。徴用令を適用しないまま、多くを動員したのが特
徴でした」

――なぜでしょう。

「日本人と違って、ちゃんとした権利を持つ主体ではなく、法に基づく行政命令がな
くても動かせる、と見なされたからでしょう。安くても、厳しい職場でも、つべこべ言
わずに働いてくれるだろうと。差別意識があったのです」

――最近の外国人労働者問題の議論に似ていますね。

「そうなんです。人手不足が深刻な分野で、賃金アップや労働環境の改善によって日
本人を定着させるのではなく、低賃金でも働いてくれそうな外国人を期間を限って連れ
てくる、という発想は同じです。省庁をまたいで人員確保に関わる部局が多数あり、利
害や思惑の違いを抱えていて、きちんとした方針を打ち出せなかった点も似ている。結
果として、なし崩し的に動員が広がっていきました」

■     ■

――裏側から、日本帝国のどんな姿が見えてきましたか。

「戦争に勝つための国家運営や構想、政策とはほど遠かった現実です。総力戦では、
まさにその国の素の姿が現れます。英国のように労働運動が盛んな国では、労働者の意
見を取り入れたほうが生産性も上がると考えた。日本では民主主義も労働運動も弱かっ
たので『ともかく働け』となった」

「朝鮮に長く住んだ役人の中には、創氏改名に反対した人もいたんですよ。ところが
、そういう声は上に届かず、現地の事情に疎い役人が無理な計画を立てた。動員数を達
成するため老人や病人まで送り出し、すぐに送り返すようなことまで起きていたのです

「民主主義を欠いた社会が、十分な準備も態勢もないまま無謀な目標に突き進めば、
結局はその社会でもっとも弱い人々が犠牲になる。社会全体も人間らしさを失っていく
。そういう歴史として記憶すべきだと思っています」

――戦後70年で出す首相談話が議論になっています。

「朝鮮半島で起きた歴史を踏まえれば、村山談話にも小泉談話にもあった『植民地支
配』への『おわび』は盛り込んで当たり前です。ただ、特定の言葉が入るかどうかだけ
が注目されることには違和感もある。村山談話には『若い世代に語り伝えて』いくとあ
りますが、では歴代政府はその後、何をしたのか。もっと具体的な行動を積み重ね、信
頼関係を築くことこそが大切なはずです」

「日本には朝鮮をルーツに持つ人も、中国をルーツに持つ人もいます。戦後は一緒に
手を携えて、民主的で平和な日本を築いてきました……ということが言えるようになれ
ばいいのですが」

――歴史を見る目も、外交関係に引きずられがちですね。

「その時期を生きた私たちの祖先を尊重したい、という思いは私も同じです。ただ、
足尾鉱毒事件を闘った田中正造は、日韓併合で浮かれているような民族は滅びると批判
していた。朝鮮の植民地官僚の家庭で育った作家の梶山季之も、日本人の責任を問う作
品をいくつも残しています。植民地支配に何の矛盾も感じずに職務を遂行した人だけを
、私たちが継承すべき日本人の姿だ、歴史だと言うのは、とても不自然です」

「怖いのは、学校教育の現場で、強制連行の問題は厄介だから触れずにおこう、とい
う雰囲気が広がることです。その気配はすでに現れている。生徒にしてみれば授業では
教わらず、書店に行けば嫌韓本が山積みなんです。なかった論を信じ込みはしないまで
も、語られてきた歴史は少し違うのではないか、という疑いを持つ人が増えてもおかし
くない」

「追悼碑の問題も、自治体は明らかに腰が引けている。地元の人々が強制連行の歴史
を掘り起こした地域も少なくないんです。そんな歴史があったということを自治体トッ
プがきちんと認め、発信する。歴史の真贋(しんがん)を見抜く力が、いま私たちに求
められています」

(聞き手・萩一晶)

とのむらまさる 66年生まれ。早稲田大学社会科学研究所助手をへて07年から
東京大学大学院総合文化研究科准教授、今春から教授。著書に「朝鮮人強制連行」。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



(声)安倍首相へ、道は一つではない by limitlesslife
April 12, 2015, 12:47 pm
Filed under: 99.9999% 対 0.0001% (金字塔文明:墓場、・・・), アベノミス, イスラーム国(ISIS, オスプレイ, ガイドライン(日米防衛協力の指針、改定・・・), サンゴ礁(破壊、白化、・・・), ジュゴン, テロ, ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, マスゴミ(真実無し、良心無し、恥じも外聞も無し、倫理無し、共に飲み食い、金に屈し、力に屈し、大政翼賛、・・・), 福島原発事故, 秘密保護法, 税金(金字塔資金), 籾井勝人, 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 金(力、金融、資本、財閥、死の商人、・・・), 金権、, 錯誤・束縛・差別・搾取・殺戮(金字塔の五禍), 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 農業・食料・環境, NHK(日本放送協会), nuclear disaster, TPP, 原爆, 原発, 原発ムラ(利権マフィア), 原発輸出, 国旗・国歌・国粋・国衰, 地球温暖化(異常気象、海面上昇、海没島嶼・都市、環境破壊、種絶滅、・・・)、, 大政翼賛(独裁、権利放棄、権力隷従、・・・), 安倍晋三, 安全保障(安保)条約, 安保法制懇, 小選挙区制度の問題, 差別(人種、民族、宗教、。。。), 帝国支配(米国支配), 年金(基金・流用、目減り、・・・), 強制(連行、労働、売春、・・・), 後藤健二(ジャーナリスト、イスラーム国人質、・・・), 従軍慰安婦, 情報(アクセス、秘匿、統制、操作、、、、), 情報(収集、スパイ、漏洩、暴露、・・・), 憲法, 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 教科書(国定・国家主義・裁判・・・), 教科書問題, 教育(学習、独立、真理、・・・), 日の丸・君が代(強制、処分、・・・), 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 日韓, 日本(自主:平和・人権・主権在民:自治), 日本(投売り、評価低下、資産低下、・・・), 日中, 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮), 朝日新聞, 東京電力(東電:TEPCO), 核廃物(死の灰、無期限放射能、・・・), 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 歴史(歪曲、修正、無視、・・・), 沖縄, 一極集中(金字塔、・・・), 人工金字塔文明か自然帝釈網文化, 信>食>兵

2015年4月12日05時00分

 医師 森弘行(北海道 53)

経済政策は「この道しかない」。沖縄の基地問題は「唯一の解決策だ」。安倍政権の決めぜりふだ。本当にそうだろうか。

さまざまな政策課題を解決することを登山に例えれば、同じ頂に到達するための道はいくつもあるはずだ。近くても険しい道もあれば、時間はかかっても安全な道もあるだろう。場合によっては、新しい道を切り開いた方がよいかもしれない。

国家の安全と平和を求め続けるということは、政治課題の中で最も高く困難な山のひとつだろう。安倍晋三首相も山頂を目指している。ただ、私は別の道もあるのではないかと思う。

国の安全保障は、最終的には国民に選ばれたリーダーが決める。だが、先の戦争では間違った道に迷いこみ、あまりにたくさんの犠牲者が出てしまった。

リーダーは柔軟さも併せ持つべきである。唯一の道と訴えるだけでなく、他の道にも目を向けたうえで、なぜこの道を選ぶのか丁寧に説明してほしい。

高い山ほど天気の急変は付き物だ。リーダーには引き返す決断力と勇気も求められる。

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コメント:「平和への道は無い。平和が道である。」はガンジーの言葉であるが、「真理把握」と「不傷害」を表裏一体とした彼はその後の平和運動の指針となっている。それは「無上正覚」と「涅槃寂静」を表裏一体とした釈尊の道であり以後の精神革命(特に宗教)の指針となっている。平和の為に戦争をするのは愚の骨頂である。その為に平和憲法を遵守せず、違法に解釈壊憲するのは悪の最低である。基地を無くすのが唯一の解決策である。原発を止めるのが唯一の道である。金権・バブル・国債・増税・増軍・減福祉・悪教育・歪曲史・秘密法によらない政策・生活・精神が唯一の道である。アベコベ・アベノクー・アベノミスは頂上への道ではなく地獄への穴である。