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危惧は今回、改憲でなく、壊憲になりかねないという点 by limitlesslife

危惧は今回、改憲でなく、壊憲になりかねないという点

つまり今回の論点は、「護憲 VS 改憲」というより、
(与党の草案によるのですが)「立憲 VS 壊憲(非立憲)」

与党が「憲法でないもの」を「新憲法草案」としてだしてくるのではないか、
との危惧であり、これは故加藤周一さんと語りあった内容でもあります

Article 16 – Toute soci/t/ dans laquelle la garantie des droits n’est pas
assur/e ni la s/paration des pouvoirs d/termin/e, n’a point de Constitution.

仏人権宣言第十六条:
権利の保障がなされておらず、明確な権力の分立もされていないすべての社会は、
憲法を持たない。

irohira
MLホームページ: https://www.freeml.com/uniting-peace

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コメント:国際的調査査定機関が世界第五位から七位の軍隊とする自衛隊を憲法九条に加えることは勿論壊憲です。まして自公も含めて集団的自衛権を認めなかった従来の憲法解釈を逆転して海外での戦争参加を認めるように強行採決した戦争法成立の後では(自衛の為でさえ認めなかった憲法の原意を無視して)憲法の心臓・生命である戦争放棄を変えて戦争できるようになれば戦時非常事態の下に(政権担当権力によって)主権在民も人権尊重も否定されて憲法の三原則は破壊されることになります。それは即ち国家体制を否定することであり、クーデター・国家反逆罪に当たります。ましてや公僕の長である首相が「公務員の憲法尊重擁護の義務」を守らず国民とその代表である国会を無視して、壊憲を何時までにやるなどということは決して許されることではありません。
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公明幹部が明言 「9条改憲なら連立離脱」どこまで本気か by limitlesslife

決断のときが迫っている(C)日刊ゲンダイ
決断のときが迫っている(C)日刊ゲンダイ
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 どこまで公明党は本気なのか――。自民党の「憲法改正推進本部」は、20日、憲法9条の改定を盛り込んだ論点整理案を了承した。自民党は、来年の通常国会の会期末(6月)までに改憲案を発議するつもりだ。

ところが、フジテレビによると、連立を組む公明党の幹部は「9条を持ち出すなら連立を離脱する」と明言しているという。斉藤鉄夫幹事長代行も、改憲についてラジオ番組で「そこまで盛り上がっていない」とクギを刺している。

もし、公明党が連立から離脱したら、安倍政権は参院で3分の2を失い、改憲は不可能になる。それどころか、安倍首相の“総裁3選”も吹っ飛ぶのは確実だ。これまで“下駄の雪”となり、自民党の言いなりになってきた公明党は、本当に連立から離脱するのか。

「公明党は憲法9条の改定だけは、本気で止めるつもりです。やはり、10月の衆院選で大敗したことが大きかった。5議席も減らしただけではなく、初めて比例票が700万票を割ってしまった。敗因は、公明党の党是は平和なのに“安保法”や“共謀罪”に賛成したことでしょう。支持母体である創価学会の会員が離反してしまった。創価学会の婦人部は、反戦や平和に対する思いが強いですからね。もし、公明党が9条の改定に賛成したら、支持離れが決定的になってしまう。ただ、9条改定に反対しても、連立離脱はせず、与党内野党に徹するはずです。いずれにしろ、公明党の賛成を得られず、安倍首相が9条改定を強行するのは難しいでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 公約した9条改憲の発議を実施できなければ、保守派を中心に批判が強まり、安倍首相の求心力が急降下するのは確実。

■“安倍降ろし”加速の可能性も

ただでさえ、安倍首相に対する“飽き”が国民と自民党に広がっているだけに、来年秋の総裁選は出馬断念に追い込まれてもおかしくない。実際、改憲を断念したら、もう安倍首相にはやることがない。

「安倍首相に“飽き”がきているのは、公明党も同じです。総裁に3選されたら、あと3年も続くことになる。もちろん、表立って“安倍降ろし”はやれないし、やらないでしょうが、自分たちと考え方が近い首相を誕生させたいのがホンネです。自民党議員の大半は公明票がないと当選できないだけに、公明党が動いたら一気に“安倍降ろし”が強まる可能性があります」(政界関係者)

公明党は本当に“下駄の雪”をやめられるのか。



季刊『アジェンダ』59号(特集 平和憲法は変えさせないⅡ)のご紹介 by limitlesslife

アジェンダ・プロジェクトの谷野です。
今月、『アジェンダ』59号を発行しました。
前号に引き続き、平和憲法と現在の情勢について特集しました。
一人でも多くの人に読んでいただきたいと思っています。
(以下、転送・転載歓迎)
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『アジェンダ』59号(2017年冬号 12月15日発行)
特集 平和憲法は変えさせないⅡ
A5判 96ページ 定価500円+税

※全国主要書店、ネット書店で発売中(一部25日から)です。
アジェンダ・プロジェクトのホームページ等からも購入できます。
直接のご注文の場合、送料(1冊100円~)をご負担いただいています。
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今号の特集は「平和憲法は変えさせないⅡ」で、
前号に引き続いて現在焦点化している改憲をめぐる情勢を再度特集しました。
特に前号では取り上げられなかった日本国憲法と沖縄(琉球)の問題や、
報じられることの少ない宇宙軍拡と自衛隊の問題なども取り上げています。
巻頭のカラーグラビアでは
自衛隊配備が進む「日本最西端の島」・与那国島の様子を紹介しています。

朝鮮半島―東アジア情勢や、「戦時動員体制づくり」の問題など、
安倍9条改憲を阻止して、この国を戦争への道に進ませないために
多くの人に知っておいてほしいと思うことをまとめました。
ぜひご購読ください。

<内容>

●グラビア 自衛隊配備で揺れる日本最西端の島・与那国島 (写真と文 山田和幸)
●〔呼びかけ〕 安倍9条改憲NO! 3000万人署名で改憲発議をとめよう

<特集>
●湯浅 一郎(ピースデポ副代表)
北東アジアの平和の枠組み作りは可能だ
―朝鮮戦争の早期終結と北東アジア非核兵器地帯を―

●前田佐和子(元京都女子大学教授)
加速する宇宙の軍事化と拡大する宇宙ビジネス
―デュアルユースに惑わされるな―

●松島 泰勝(龍谷大学教授) 琉球独立の分岐点としての改憲

●纐纈 厚(山口大学名誉教授)
戦時動員体制の現段階―戦時の平時化と平時の戦時化のなかで―

●インタビュー 大八木賢治さん(子どもと教科書京都ネット21事務局長)
「道徳の教科化」に抗して教育を現場に取り戻す取り組みを

●書評 「教育現場への自衛隊の浸透」に警鐘を鳴らす本の紹介
『高校生をリクルートする自衛隊・自衛隊の手法を取り入れる教育行政』
『教育に浸透する自衛隊』

●レポート アジェンダ東京主催講演会 (講師 清水雅彦さん)
「安倍首相の『9条加憲』案とは? その内容と狙いについて考える」

●書評 『核を葬れ! 森瀧市郎・春子父娘の非核活動記録』 広岩近広 著

<特集外>
・〔寄稿) 青柳純一(翻訳家) 日韓市民交流がつくる平和 ―キャンドル革命は現代版三・一運動
・レポート   いま、「協同」が創る2017全国集会
・レポート   ウトロ、公的(住宅完成へ  (京都府宇治市)
・レポート   PNOフィールドワーク・ツアー2017 《岡山篇》
・映画評   「エルネスト」 阪本 順治 監督 2017年 日本・キューバ合作

<連載>
・康玲子   時代の曲がり角で 第47回 「憲法」を何度も読みたい
・舘明子   食をゆたかに ピンチはチャンス! (35) 酢豚風野菜あんかけ
・大橋さゆり   弁護士Oの何かと忙しい日々 第38回 個人史・世代史―その無数の重なり

・石橋正   変わるラテンアメリカ (41)キューバ 進行する社会的不平等の拡大
・歌壇    西村恭子 選

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編集・発行 アジェンダ・プロジェクト
601-8022
京都市南区東九条北松ノ木町37-7
℡&Fax 075-822-5035
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TBSラジオ 荒川強啓デイ・キャッチ!(2017/12/20) 近藤勝重 新幹線の安全神話は崩壊した、戦争放棄でなぜ戦争に巻き込まれるのを心配しないといけないのか!企業の倫理破綻がドアホノミクスで加速した!&朝日放送キャスト 二木啓考 憲法改悪と安倍政権を語る by limitlesslife

 

永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ! 水曜日のコメンテイターは毎日新聞特任編集委員の近藤勝重さんでした。

パンダ人気について、近藤さん、嘘のようにかわいい、嘘のように平和、しかし世の中は平和ではない、北の脅威とか言われて、パンダに北の脅威をどう織り込むか、パンダ見てかわいいというのをどうとらえるかと言われて、思わず笑って見て、嘘のようにかわいい、しかしパンダは上野だけでなく、和歌山の白浜にもたくさんいて、一極集中、東京にパンダのいることが、ニュースの発信場所は東京、北、パンダ、貴乃花、半世紀前は巨人大鵬玉子焼きなのです。

ニュースランキング、3位は憲法9条の自衛隊明記、2位は新幹線トラブル、1位は相撲界のゴタゴタ(ヤッパリ…)、近藤さん、一つ一つのニュースに重要な意味というので、相撲界のゴタゴタについて近藤さん、今横綱審議会の、普通の組織体制ではあり得ないというもの、貴乃花は体現、相撲界が縦型で閉鎖型、暗さがあったらダメ、横綱の品格と何かと言われるが、鍛えて身に着けるのは人格、品格を20代の横綱に求めるのか、礼儀礼節、これにともなう上下関係と暗さ、これを貴乃花がどうしようとしているのか、貴乃花の肉声を聞きたいと言われて、本来持っている貴乃花の人柄があるのに、と言われました。

新幹線のぞみの大震災亀裂問題、博多→東京ののぞみ、保守担当が岡山で止めた方がいいと言ったのに、東京の指令が止めず、破断寸前であり、のぞみは小倉駅を出て焦げたようなにおい、岡山駅で異常音、広島で乗客から車内にもやと指摘があり、近藤さん、一歩間違えると大惨事「新幹線の安全神話は危うくなった」、キャリア、積み重ねた経験が、その場にいてわかっていたのか、架線事故も多く、保守点検のキャリアがどうか、そしてヒビがなぜ入ったか、この車両だけでなく、全車両を点検すべき、安全神話は崩壊して、点検するベテランの、団塊の世代が一斉退職、ベテランがいなくなり、安全の問題があり、そして老朽化、金属疲労と言っても、新幹線は通常のものと異なり、高速道路と新幹線は64年の東京オリンピックに間に合わせて作り、今後の保守点検の必要性を問われました。

自民党が憲法改悪の論点をまとめて、9条に自衛隊など4項目、緊急事態条項(緊急時に内閣にどこまで権限を与えるか)と教育無償化(26条に努力義務)、参院の合区(都道府県から一人以上選ぶ)自衛隊を明記する安倍総理の案と、2012年の自民党草案を併記、近藤さん、実態は改憲論議より進んでおり、憲法は戦争放棄、しかし戦争放棄した国がなぜ戦争に巻き込まれるのか、イージス・アショアなど、集団的自衛権の行使のためのものが、アメリカと一体化して何事も進み、トランプ大統領は力による平和、アメリカイムズ、しかし日本もそれに巻き込まれて、9条の議論は虚しい、一番虚しいのは、戦争放棄した国がなぜ戦争に巻き込まれるのか、それでも戦争しないと国民は抱いても、それで日常生活がありパンダ、相撲と騒いでも、しかし物事は、近藤さん脅すのではないが、戦争が 廊下の奥に 立っていたという川柳が戦前にあり、戦争は気が付いた時は遅い、そういうことで虚しさがあり、太平洋戦争時も戦火がこんな近くにあるとは知らず、古賀メロディーは流れて昭和歌謡曲があったのに、気が付いたら戦争、今の実態は恐ろしく、そして北海道に巨大地震が来ると言うのに、イージス艦には金を出しても、地震対策はどうなっているのかと言われました。

これについて、朝日放送のキャストで二木啓考さんの解説、民進党のゴタゴタ、民進党の支持率は2%、枝野氏の立憲民主党は12%、蓮舫氏や有田議員が民進党→立憲民主党に入り、他方憲法改悪は、安倍総理の案と石破氏の案がまとまらず、安倍氏は1,2項を残して自衛隊を持つのは論理破綻、論理矛盾になり、石破氏は2項を削除し、1項は自衛権の行使をする自衛隊として、こちらがまともだが、石破氏は自民党の中で嫌われて、この案は支持されず、圧倒的に安倍氏の案が論理矛盾で支持されて、解釈で成り立つ、武力行使しないというものの、戦争準備法案で反故になり、解釈で成り立つなら憲法改悪の必要はなく、安倍総理は時期にこだわらないというものの、安倍総理は自信満々、希望、維新を加えて国会の2/3は公明党を除いても楽々取れて、しかし2020年の憲法改悪は国民投票を来年か再来年、2019年にやる、来年発議、天皇退位→再来年の参院選と合わせて国民投票、自公に入れる人は憲法改悪に賛成して、単独で国民投票をしたら、自衛隊明記は否決されて、国民投票が正念場であると二木さん指摘されました。

近藤さんの気になる、リニア新幹線の談合、ゼネラル4社担当者がどこが受注するか一覧表を作り、特捜部はこの一覧表を押収して、リニア新幹線は22件の工事を発注、ゼネコン4社が振り割りして、得意なところを受注、名古屋駅は大成建設ではなく大林組が受注について、国や地方自治体のやることは談合、JR東海でも談合、価格を釣り上げて、誰かの情報から始まり、これだけ巨大なリニア新幹線は国家事業、JR東海と安倍政権の合作、今気になるのは土建国家、鉄道、東日本大震災復旧工事に大手ゼネコンが乗り出して、これがドアホノミクスを裏支えし、政治と土建のつながりがあり、東京地検特捜部も奥行きがないと捜査せず、新幹線の事故もそうで、効率を追及して、企業が謙虚さ、正直さを失い、正直さ=信用の破綻がヤベェノミクスの本質で(神戸製鋼のデタラメが一番!)、儲かったら倫理は二の次、東京オリンピック、儲けるためには仕事を選び、儲からないものは排除、各企業にサムライがいて、どれだけ受注するか、勝敗表があり、8勝7敗で行く、談合は大手ゼネコンにあり、これは大きな事件だと言われました。

時事川柳、持ちあがる リニアじゃないよ 談合さ、両国も 見習えゼネコン 仲の良さ(笑)、これに強啓さん10点、除夜の鐘 モリカケ払えず 百六つ、トンネルに 巣くってたのか ダンゴムシ(笑)、強啓さん他10点で4つ目がチャンピオンでした、近藤さん談合4兄弟と以上、近藤さんのお話でした。

 

 

 



マツシロから見えるもの(上) 本土決戦の中枢として by limitlesslife

マツシロから見えるもの(上) 本土決戦の中枢として
犠牲を生んだ「国体護持」 信濃毎日新聞 2017年12月4日

長野市の松代大本営地下壕(ごう)跡には、
国内外から年間約8万人の見学者が訪れる。
太平洋戦争末期に造られた巨大なトンネル網は、
陸軍が本土決戦の拠点として計画したとされ、
工事には朝鮮半島からも多くの労働者が動員された。
第一級の戦争遺跡と言え、明治以降の日本の近現代を考える上でも、
重要な意味を持っている。
8日の「開戦の日」を前に、
「マツシロ」から見えてくる歴史と現在を改めてたどってみたい。

「堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ、、、」。
ラジオから昭和天皇本人の声で「終戦の詔勅」が流れた。
1945(昭和20)年8月15日正午。
国民が敗戦を知らされたこの日の早朝、陸軍大臣阿南惟幾
(あなみこれちか)は官邸で割腹自殺を遂げた。

阿南の最期に立ち会った一人に、井田正孝中佐がいる。
敗戦を伝える「玉音放送」を阻止しようと青年将校が決起した
「宮城事件」に関わった人物だ。
松代大本営の発案者は、この井田であり、
工事期間中、阿南も2度、現地を視察している。

戦後、井田が残した証言が興味深い。
「松代大本営は本土決戦のための中枢として準備されたものです。
本土決戦は、結局国体護持という大目的を達成するために
敵に最後の一撃を与えるということです」
(日本放送協会編「歴史への招待」32巻)

大本営とは、戦争指揮の最高機関のことで、
天皇は頂点に立つ大元帥だった。
東京にある大本営を内陸部の信州に移すー。
これが陸軍主導で進められた松代大本営計画である。

関係者の証言を収めた「昭和史の天皇2」(読売新聞社編)
によると、陸軍省軍事課予算班に所属していた井田が
陸軍次官の富永恭次中将に移転を進言したのは、
44(昭和19)年の初めころ。
戦況の悪化に伴い空襲を避ける狙いがあったと語っている。

候補地は八王子だったが、後日、富永から「信州あたり」
で探すように命じられ、専門家2人と共に県内を調査し、
松代に落ち着いた。
地質、地理的条件に加え、天皇を迎え入れる品格や風格、
信州は”神州”に通じるーといったことも考慮されたようだ。

設計段階になると、計画は松代の象山・舞鶴山・皆神山に
地下壕を掘り、天皇皇后の御座所や大本営だけでなく、
政府省庁なども入れる大規模なものとなった。
東条英機首相の指示とされる。
掘削工事は11月から敗戦まで続けられ、9カ月間で8割が
完成したというから、すさまじい突貫工事だった。

陸軍はなぜ、この計画に踏み切ったのか。

松代大本営研究の基礎を築いた青木孝寿(たかじゅ)・
県短大教授(故人)は、当初は空襲を回避する目的だったが、
本土決戦にかじを切るにつれ「本土決戦の作戦指揮の中枢」、
さらには「国体護持のための拠点」へと変わっていったー
との見方を示している(「松代大本営 歴史の証言」)。

明治以降、日本の近代が抱えた「国体」概念は単純ではない。
ここでは「万世一系の天皇が統治する国家体制」と押さえておきたい。

本土決戦の方針は、沖縄戦が配色濃厚となった45年6月8日の
御前会議でも確認されている。

軍事史に詳しい山田朗(あきら)・明治大学教授(61)は
「本土決戦に持ち込めば米軍に大きな出血を強いることができる。
米軍は勝利を確信していても出血は避けたいから、
国体護持の条件を引き出せるー。
陸軍はそう考えたのです」と解説する。
これが冒頭の井田証言の意味だ。

連合国が無条件降伏を突きつけたポツダム宣言は7月26日。
受諾か否かを巡って日本の首脳部が最も腐心したのは、
国体護持の保証だった。
鈴木貫太郎首相、阿南陸相らの間で激しい議論が交わされ、
正式に受諾したのは8月14日になってからだった。
この間、米軍は広島・長崎に原爆を投下、ソ連軍は満州(現中国東北部)
や樺太(現サハリン)南部に侵攻し、多くの国民が犠牲を強いられた。

「国体護持」とは何だったのか。
松本市の高校教師・染野雄太郎さん(25)は大学時代、
国体護持と本土決戦の視点から松代大本営の歴史を考える卒論に取り組んだ。
戦争末期に叫ばれた「国体護持」が、陸軍や皇族、政治家の間で
どう受け取られていたかに迫った意欲作だ。

「国体とは、戦争で死にゆく者の精神を安定させるものだったのではないか。
日本人全体が洗脳されていたとも言える。
だからこそ、初めから結論ありきではなく、事実を学び、
自分の頭で考える人を育てる教育が求められているのだと思います」

染野さんは今年から長野市で始まった「『松代大本営』研究会」
(原昭己・事務局代表)に参加し、新たな探求に取り組んでいる。
(編集委員・増田正昭)

天皇の真意、見えぬまま

宮内省の担当者が松代を視察したのは、
1945(昭和20)年6月になってからだ。
報告を受けた天皇側近の政治家木戸幸一は、
「松代のことはちょいちょい聞いていたが、そこまで行っては
もうおしまいで、結局洞窟の中で自殺する以外になくなってしまう」
「御動座についての話には、ほとんど関心を持たなかった」
と述べている(「昭和史の天皇2」)

7月31日の木戸の日記には、昭和天皇が三種の神器を
「度々御移するのも如何かと思ふ故、
信州の方へ御移することの心組で考へてはどうかと思ふ」
「万一の場合には自分が御守りして運命を共にする外ないと思ふ」
と語ったとある(「木戸幸一日記」)

だが、「昭和天皇実録」には松代大本営の記述がなく、
天皇の真意は不明だ。

日本政治思想史や天皇制に詳しい原武史・放送大教授は
「天皇が松代大本営に行くつもりがあったかは疑問だ」
と指摘する。
理由として皇居内に造られた鉄筋コンクリート製の
「御文庫(おぶんこ)」を挙げる。
頑強な防空施設を備えた天皇の住まいのことで、
45年にはさらに強力な御文庫地下壕(付属室)を造った。
「あくまで東京にとどまると考えたからではないか」

山田朗・明治大教授は
「天皇は大元帥だった。
総司令部が信州に立てこもったのでは士気低下は免れがたい。
天皇は最後の最後まで東京に踏みとどまりたかったと思う」
と推察する。

戦後の47年10月の天皇巡行の際、
長野市内の展望台で林虎雄知事に
「この辺に戦争中無駄な穴を掘ったところがあるというがどの辺か」
と尋ね、林知事が
「正面に見える松代町の山陰に大本営を掘った跡があります」
と答えている(10月14日付信濃毎日新聞)。

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「敵基地攻撃兵器を導入するな」の声を小野寺大臣と防衛省に! by limitlesslife



法律家6団体が集会 3000万署名に尽力 by limitlesslife

改憲の本質知らせよう

 

写真

(写真)「安倍改憲は許さん!」院内集会で開会あいさつする社会文化法律センターの宮里弁護士=11月29日、参院議員会館

「改憲問題対策法律家6団体連絡会」は11月29日、集団的自衛権の行使を容認し、海外での無限定な武力行使に道を開く「憲法改悪」に反対する緊急の院内集会を開きました。

集会では、「9条改憲NO!3000万署名」の運動を全国に広めるため尽力するというアピールを採択しました。

社会文化法律センター共同代表の宮里邦雄弁護士は「国民に安倍改憲の本質を分かりやすく説明し、改憲反対の立場にたってもらうことが重要です」とあいさつ。

東京慈恵会医科大学の小沢隆一教授、東海大学の永山茂樹教授、自由法曹団の田中隆弁護士が講演しました。

永山氏は、安倍改憲の柱として▽9条改憲▽教育費無償化の標ぼう▽参院の都道府県代表化▽緊急事態条項があると解説。高等教育の無償化は現行憲法で実現できると指摘し、「自民党政権は、高等教育無償化が規定される国際人権規約を批准した1979年から今まで、一度たりとも授業料を下げてこなかった」と批判しました。緊急事態条項について自民党は同党の憲法草案から、首相と内閣による立法権の簒奪(さんだつ)や人権の停止などを削除し、「選挙の停止」だけにして通そうとしていると説明。「国民が政治参加できず議員が選挙なしで居座ることになる」と警告しました。

安倍9条改憲NO!全国市民アクションの藤本康成さん、日本共産党の仁比聡平参院議員があいさつ。立憲民主、社民、民進の国会議員もあいさつをしました。