Global Ethics


1.20/5周年記念学習会,,山本義隆が語る原子と放射能の不思議 by limitlesslife
December 11, 2017, 11:45 pm
Filed under: 放射能

《拡散歓迎します》

みなさま

放射線被ばくを学習する会から
2018年・年明けの学習会をお知らせします。

残席がわずかになりつつあります。
お早めにお申し込みください。
0615田島拝

*********************************
1.20 第41回 5周年記念被ばく学習会

山本義隆(駿台予備校講師)が語る
原子と放射能の不思議
*********************************
印刷用PDF(地図あり)→http://twitdoc.com/upload/farmer238/5-2-6-.pdf

被ばく学習会5周年にあたり、
駿台予備校で物理を分かりやすく教えてくれると評判の山本義隆さんに、
以下のような原子と放射能の不思議についてお話しいただきます。

(1)あなたのからだも、着ている服も、世の中の物はみんな、目に見えない原子でできています。
なんで人間は、そんな信じられないような原子というものを考えだしたんでしょうか?

(2)放射性原子が核分裂や核崩壊(壊変)すると、ものすごいエネルギーの放射線が出て
分子を次々に破壊するそうです。
福島原発事故で飛散したヨウ素やセシウムのベータ線やガンマ線もそうです。
放射線のエネルギーはどうしてそんなに高いのでしょうか?

============================
被ばく学習会
2018年1月20 日(土) 午後1時開場 1時15分~4時45分
文京区男女平等センター1階 研修室A(130人)

地下鉄丸の内線、大江戸線「本郷三丁目」下車、徒歩5分
都営地下鉄「春日」駅7分
文京区本郷4-8-3 本郷真砂(まさご)アーバンハイツ1階

資料代:1,000円
要予約→:https://goo.gl/1V4o3Q
(または電話予約:090-3577-4844)
キャンセルは必ず事前連絡を→anti-hibaku@ab.auone-net.jp
============================

<山本義隆さん プロフィール>

1941年大阪生まれ
1964年東京大学物理学科卒業
同大学大学院博士課程中退
学校法人駿台予備学校勤務
科学史家

『磁力と重力の発見』全3巻(みすず書房、2003)=パピルス賞・毎日出版文化賞・大佛次郎賞受賞
『福島の原発事故をめぐって いくつか学び考えたこと』(みすず書房、2011)
『原子・原子核・原子力』(岩波書店、2015)
『古典力学の形成 ニュートンからラグランジュへ』(日本評論社、1997)
『16世紀文化革命』全2巻(みすず書房、2007)
など。

お早い申し込みを!
放射線被ばくを学習する会
http://anti-hibaku.cocolog-nifty.com/

MLホームページ: https://www.freeml.com/uniting-peace

Advertisements


『放射能』、その正しい意味 by limitlesslife
December 5, 2013, 8:18 am
Filed under: 放射能

ni0615田島です。

『放射能』、その正しい意味
https://twitter.com/sakana20001/status/408357402581278721

====================
さかなちゃん☆ウクレレ歌人?@sakana20001
低線量被曝?あるわけない。病院だと高線量で治療されるけど、何にも起こらないと言う人がいるので。治療もなかなか大変よ。→がん放射線治療の副作用
「脳の晩期障害」http://cancer.life777style.com/radiation/cat340/post_185.html
2013年12月5日 – 7:09

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  18分
@sakana20001
「脳全体または脳の一部に、 大量の放射線照射を受けると、 治療後半年以上経過してから、ま
れに晩期の副作用として脳に障害が起こることがあります。」

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  17分
@sakana20001
「脳の神経組織が侵されるもので、 照射後6か月~数年の間に発生することがあります。大脳の白質が萎縮すると(白質脳症)、
神経の情報伝達機能が障害されます。」

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  15分
@sakana20001
「放射線の影響が子どもの脳に及ぶと、 知能の発達低下につながります。 脳の壊死では、手術が必要
なこともあります」

さかなちゃん☆ウクレレ歌人 ?@sakana20001
12分
@ni0615 厳しいですね…

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  12分
@sakana20001
「■脳梗塞
脳の太めの血管が狭くなって、つまってしまう障害で、 照射後5年以上あとになって生じる
ことがあります。そのため治療後は、 定期的にMRIなどの画像検査をして早期発見に努めます。」
……『放射脳』とはこういうことをいうのですね。成程。

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  11分
放射脳とは⇒https://twitter.com/sakana20001/status/408357402581278721

田島なおき(再稼動反対) ?@ni0615  40秒
@sakana20001
「脳が壊死」するというのは、脳腫瘍とかの放射線治療で、かなり強い線量でしょうけど。

ni0615田島直樹
=========================
安禅不必須山水 http://ni0615.iza.ne.jp/
資料庫
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/
ついーと https://twitter.com/ni0615
めーる hamasa7491あっとhotmail.com
放射線被ばくを学習する会 共同代表
http://www57.atwiki.jp/20030810
=========================



by limitlesslife
February 9, 2013, 10:46 am
Filed under: 放射能 | Tags:

放射性セシウムの体内動態

[転送・転載歓迎します。重複受信の際はご容赦ください。]

放射性セシウムの体内動態
http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/319568959.html

放射性セシウムの体内動態について、放医研の石原弘氏が「化学」の2012年11月号に書いている。

セシウムの体内動態と排出促進 ●石原 弘
「化学」2012年(67巻)11月号(2012年10月17日)
http://www.fujisan.co.jp/product/366/b/853868/
http://www.kagakudojin.co.jp/kagaku/web-kagaku03/c6711/c6711-ishihara/_SWF_Window.html?pagecode=2
「セシウム摂取直後は心・肝・腎臓に多く,その後,移動して10 日ほどで臓器相互の保持率が一定化し,約80%が全身の筋肉,7%が骨に分布することが知られている(図1).これは臓器ごとにCs+の流入率や流出率が異なり,10日ほどで平衡状態に達するためである.」

石原氏はこの記述と図1の根拠として、Leggettらの下記のレビューを挙げている。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14630424
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969703003334
Sci Total Environ. 2003 Dec 30;317(1-3):235-55.
A physiologically based biokinetic model for cesium in the human body.
Leggett RW, Williams LR, Melo DR, Lipsztein JL.

このレビューに掲載されている図を見ると、セシウムの体内動態といっても、放射性セシウムを注射された場合を扱っている。単回注射なのだろう。

要旨でも、特定臓器におけるCsの流入率に関する情報をCs類似元素のKやRbに関する情報で補い、組織から血漿への流出率は平衡状態にある血漿と組織におけるCsの相対含有量から推計したとしている。

A physiologically descriptive model of the biological behavior of cesium in the human body has been constructed around a detailed blood flow model. The rate of transfer from plasma into a tissue is determined by the blood perfusion rate and the tissue-specific extraction fraction of Cs during passage from arterial to venous plasma. Information on tissue-specific extraction of Cs is supplemented with information on the Cs analogues, K and Rb, and known patterns of discrimination between these metals by tissues. The rate of return from a tissue to plasma is estimated from the relative contents of Cs in plasma and the tissue at equilibrium as estimated from environmental studies. Transfers of Cs other than exchange between plasma and tissues (e.g. secretions into the gastrointestinal tract) are based on a combination of physiological considerations and empirical data on Cs or related elements. Model predictions are consistent with the sizable database on the time-dependent dist!
ribution
and retention of radiocesium in the human body.

福島原発事故後の内部被ばくで問題となるのは、放射性物質の長期摂取による影響であって、単回摂取して臓器間で平衡状態に達した場合の影響ではない。

東北大による安楽殺牛の研究では放射性セシウムが筋肉に集まることが強調されるが、実際は臓器ごとに濃度はかなり異なっている。

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20130121_01.pdf
福島第一原子力発電所事故に伴う警戒区域内に残された牛における人工放射性物質の体内分布を明らかに(平成 25年1月21日)

マウスの研究では放射性セシウムが心臓、腎臓、唾液腺(甲状腺近辺)に蓄積することが分かっている。

生体内で心臓、腎臓、唾液腺(甲状腺近辺)に蓄積する放射性セシウム(Cs-137) (放射性セシウムを投与されたマウスのオートラジオグラム)
http://boony.at.webry.info/201111/article_17.html
原論文:
http://jdream2.jst.go.jp/jdream/action/JD71001Disp?APP=jdream&action=reflink&origin=JGLOBAL&versiono=1.0&lang-japanese&db=JMEDPlus&doc=97A0442020&fulllink=no&md5=5a3b9bfa403f19b6815d4f295747f339
和文標題:マウス胎児及び母体における137Csの臓器分布
「特に,母体の器官のなかでも唾液腺が最も高い濃度を示し,投与後1時間目および24時間目では,それぞれ25%/gおよび6.4%/gとなった。」

何より、ユーリ・バンダジェスフスキーがヒトの乳児で、<死因ないし個人>によって各臓器へのCs137分布が一様でないことを見いだしている。

内部被曝-資料http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/273231204.html
(3) セシウム137は何年後まで残るか(オーストリアの例)/セシウム137は甲状腺・副腎に蓄積しやすい
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/273175611.html

太田光征



by limitlesslife

放射線のリスク・コミュニケーションと合意形成はなぜうまくいかないのか?(8)

みなさまへ     松元

「安全神話」の学問的裏づけに邁進する被爆国日本の「研究者」たちに注目して
きた東京大学の島薗進氏が、あらたに、「放射線のリスク・コミュニケーショ
ンと合意形成はなぜうまくいかないのか?」という連載を開始しました。

放射線リスクの「「専門家」の役割と責任を明らかにしておきたい」という著者
の了解を得て、連載を紹介させていただきます。
今回その(8)は、山下俊一氏はリスコミをどう理解してきたのか?、です。

◆ブログ:島薗進・宗教学とその周辺より
http://shimazono.spinavi.net/

=====以下、その(8)全文転載(改行をしています)=====

■放射線のリスク・コミュニケーションと合意形成はなぜうまくいかないのか?
(8) ――山下俊一氏はリスコミをどう理解してきたのか?

長瀧氏の指導の下、その「手足となって」働いた(下記資料 での本人の弁)山
下俊一氏は、とにかく住民を「安心させる」ことを至上命題としてチェルノブイ
リでの検査・調査にあたった。「すぐに感謝されたのはセシウ ム137をホー
ルボディカウンターで測定して、その体内被曝を心配しないでよいと子どもたち
や親たちに知らせてからです」。笹川チェルノブイリ医 療協力事 業を振り返る
座談会(2004年12月)http://t.co/vAtjH8gn で山下氏はこう発言している
(p17-18)。「そこではじ めて現場 は安心するのです。それしか現場ではすぐ
に結果が出ないのです。ですから、まずは心配要らないと伝えられることがまず
第1ですね」(p18)。 「結果が出 ない」というがどういう結果なのか。

チェルノブイリの内部被曝は現福島よりもだいぶ高かったと主張する日本の科
学者も少なくないhttps://t.co/MRmvcxjQ 。だ が、日本 側は放射線の内部被
曝についての研究蓄積はもっていなかったはずだ。原爆の被害について放影研で
は内部被曝はありえないという前提で進んできてお り、研究 蓄積はわずかだっ
た。何を根拠に「安全」と述べたのか。根拠はなくても医師が「被害はない」と
述べることで、地域住民の「不安をなくす」ことがで き、それ こそがもっとも
重要な医師の役割だ――長瀧氏に従って山下氏もそう考えているようだ。

だが、そのような確言は反証されてしまうことがある。事実、その後、内部被
曝由来と思われる甲状腺がんが多数見つかることになった。実は、山下 氏はそ
の 一方で甲状腺が疑われる子どもの触診をしていた。「とんでもないことが現
地では起こっているのではないかと 漠然とした不安がありました」(p18)と山
下氏は述べている。山下氏は医師としての科学的知見からは「不安」をもってい
たのに、心理的な配慮から現地の 人々には「心配要らない」と伝えたらしい。
このような情報の隠蔽は限りなく虚偽に近づいていくが、「不安をなくす」「精
神的影響」に配慮するとい う理由に よって正当化されてしまう。

長崎大のグローバルCOE「放射線健康リスク制御国際戦略拠点」ではリスク
コミュニケーションを取り上げ、2009年と10年に講演会や座談会 を行いそ の記
録を冊子にした。そして2012年にはその合冊版柴田義貞編『放射線リスクコミュ
ニケーション』(長崎大、2012年)を刊行している。そこ に収録さ れた土屋智
子氏の講演の質疑応答で、山下氏はこう述べている「我々も広島・長崎から来た
というだけで住民は信頼してくれました。被災者に対する目 はお母さ ん達の心
配であり、自分達の子どもがいつがんになるか分からないのです。彼らが汚染地
に生きて安心できるためには、広島・長崎の力は大きいので す」 p145。山下氏
は「心配ない」と言って「安心させた」と述べているが、実際には科学的な所見
をそのまま述べたわけではなく、「信頼」を利用し 「安心」を 得させるために
科学に基づかずにそうしたことを半ば告白している。

山下氏が「心配ない」と述べた相手の人が、後で放射線由来が疑われる症状
(たとえば甲状腺がん)に罹患していると想像できる。彼らはどう感じて いる
のだ ろうか。なお広島・長崎の神通力が効を奏するのだろうか。少なくとも
「広島・長崎から来たから安心させられる」との山下氏の考えは福島では通用し
ていな い。
同じ『放射線リスクコミュニケーション』収載の座談会で、山下俊一氏は「リ
スクコミュニケーションのファイナルなゴールは何か」についてこう 語ってい
る p417。「原発の場合は安全説明ということも当然あるから、原子力発 電所を
増やしたいという大きなバイアスが、あるいはそういうものが見え隠れしてく
る。それをパブリックがどう理解し、やっぱり原発は必要なんだということ に
コンセンセンサスをコミュニケーションでどうとっていくのかが非常に大きいと
思います」。

この本には原発に関わるリスクコミュニケーションの困難を指摘しつつそれを
長崎大が引き受けようとの姿勢がよく出ている。――原発をめぐり両極 化する論
議をどう超えていくのか。放射線リスクの世界基準を提供してきた広島・長崎で
中立的な評価の組織を作ればよい。広島や長崎が被害者だからこそ信頼 できる
と いう事を利用した第三者機関を作ればよいのではないか――こんな案を提示し
てもいる。

「広島・長崎の被曝をした地域の声を代表して、そういうことをやる研究所を
作ることによって、それがひいては第三者的に地域住民に対して、ある いは国
民 や世界に対して公平な情報を発信できる機関になります」。原発推進だが被
害者の立場なので信頼を得られるとの構想だろう。これはかなり甘い発想 だ。
山下氏 や長崎大医学部の関係者は原発安全論の立場であると見なす人が圧倒的
に多い。3.11以後のかなり早い時期に、そのことは明白になってしまった。

山下氏は原発推進側に立つからこそこのグローバルCOEの拠点リーダーを託
されてきているわけで、原発推進側でない第三者と主張するのは相当に 無理が
あ る。もちろん日本の原発推進勢力と政府は山下氏の見方を組み込んで、長崎
大 にリスク制御の拠点としようとしてきた。東京電力がそこに寄附講座を設け
ようとしたことは、たいへん分かりやすい判断材料だ。事実、山下氏は『放射線
リス クコミュニケーション』と題されたこの本で、原子力開発を押し進めるべ
きだという考えを堂々と語っているp423-4。

「原子力の問題が出たときには、昭和20年の10月に書かれた永井隆の原爆救護
報告書の最後の一文を述べるようにしています。理由は、永井隆が 戦争で 200
名近い被曝者の救護報告書を書いた最後の纏めの結辞のところに、「祖国は敗れ
た。全てがもう壊滅状態になった」ということを述べた後に、 「これは日 本人
が犯した罪に対する一つの罰である」「日本人は科学というものを軽視したがた
めに科学の力によって原爆というものが相手国に先に開発されて日 本はこう い
うふうに敗れた」というこ とを書いています。竹やりでやっても戦争なんか勝
てんぞと、であればこそ、この亡くなった方々のためにも、原子力という科学の
光、力を利用してより良い世 界を作って行くべきだ、ということを彼はその当
時既に書いているのです」

これは永井隆が長崎医科大学学長宛に提出した「原子爆弾救護報告書」
http://abomb.med.nagasaki-u.ac.jp/abcenter/nagai/index.html の末尾を指し
ている。そこで、永井隆は以下のように述べている。「すべては終った。祖国は
敗れた。吾大学は消滅し吾教室は烏有に帰した。余等亦夫々傷き倒 れた。住む
べき家は焼け、着る物も失われ、家族は死傷した。今更何を云わんやである。唯
願う処はかかる悲劇を再び人類が演じたくない。原子爆弾の 原理を利 用し、こ
れを動力源として、文化に貢献出来る如く更に一層の研究を進めたい。転禍為
福。世界の文明形態は原子エネルギーの利用により一変するにき まってい る。
そうして新しい幸福な世界が作られるならば、多数犠牲者の霊も亦慰められるで
あろう。」

山下氏は敗戦直後の永井隆の言葉を、原発推進に都合よく解釈している。これ
から分かるのは、山下氏と他の長崎大の関係者に共有された考え方だ。 原爆被
災 地であることを背景に平和運動とは切り離して、原発推進に協力し長崎大の
発展を目指すという戦略をとるということだ。これは80年代後半以降に熾 烈化
して いく大学のサバイバル競争と関連する。背景にチェルノブイリ支援で「大
きな成果をあげた」(少なくとも原発推進の政官財学報各界の立場からは)と
いう実績 を誇示し、それを掲げて放射線リスク制御問題を看板部門として大学
発展の戦略を立てていこうとするものだ。

そもそも柴田義貞編『放射線リスクコミュニケーション』(長崎大COE刊
2012)という刊行物は、放射線リスク制御という枠組みの中で、原子 力推進の
ためのリスコミに取り組み社会に貢献するという長崎大医学系(医歯薬系)の中
心戦略を、山下氏が牽引するという方針に基づくものだ。同書の中で も、山下
氏 はそのことを意識した発言を繰り返している。まず、日本人の誤ったリスク
観を克服することを課題とし、それを「安心」を確保することと理解してい
る。「長 崎大学の中期目標中期評価という中で、「地球と人間の安全と安心を
確保する」という大きな命題に」取り組むのだという。P396

これは2010年12月に行われた座談会「放射線リスクを語る」での発言だが、山
下氏は「「地 球と人間の安全と安心を確保する」という大きな命題」に沿って
長崎大はリスコミに取り組んでいると述べている。「より大学は放射線のノウハ
ウを社会に還元 すべきだ」との「中間評価」を受けてのことだとも述べてい
る。2000年代に各大学が取り組んだCOE(21世紀COE、グローバルCOE)では
「中間評 価」が大きな力をもった。公的資金の継続獲得の重要な材料になるか
らだ。COEによって科学・学術が「社会還元」の姿勢を強めることを求められた
が、長崎 大の場合、それは産業界の意志を背負い国策としての原発推進への協
力を進めていくことを意味するものでもあった。そしてこうした長崎大の原発推
進 への協力 体制は1991年以来の長瀧教授のチェルノブイリ支援によって方向づ
けられていた。

山下氏のリスコミ取り組みの背景を述べてきたが、では、山下氏はリスコミにつ
いて何を語っているか。まず、強調されているのは日本人はリスク理解 が劣っ
て いるということだ。ではそれをどうやって克服するのか。ウルリッヒ・ベッ
クの『リスク社会Risikogesellschaft. 』(1986年)を『危険社会』(1998年)
と訳したように、「チェルノ ブイリ原発の事故が起こって、「ほーら危険が
いっぱいだ」とか、「現代社会が危険なんだ」とか騒がれ始めました。それがイ
コールリスクなんだという、そう いうふうな「リスク=危険」という日本では
「リスク=危険」という刷込みがあったと山下氏はいうp400。だからCOEでは
「算術や確率論という 概念で起 こる事象の頻度の多さ低さと事象の大きさ。つ
まり規模の大きさを積で表して、こういうのをきちんとリ スクとして認識し教
育する場の提供です」p401。

山下氏はリスク認識が劣った日本人にリスク認識を教えることが、リスクコ
ミュニケーションの主要な課題であり、長崎大のCOEの任務であるとも 考える。
またそれによって「リスク」というと「危険」と捉え、それを怖れる日本人を安
心させることに貢献できると述べる。教えるべきことの要点について は、 p401
「科学的にリスクをそれぞれ数値化する、あるいはリスク間のバーターというふ
うな概念を学生に教えるのは非常に難しいんですね。ですか ら、どのぐ らいの
確率だったら安心で、どのぐらいなら危険だということを、最近では原子力の分
野でいろいろと言ってますけども、その数値化に対するリスク評 価という のが
非常にあやふや」でマスコミも取り上げない。
「というので…我々は放射線が専門ですから、横軸に線量そして縦軸に傷害の程
度や精度という、後で述べますけども相関関係が重要となります。当 然、線量
依 存性で癌が起こる、どこかに閾値があるかないかという問題などは、極めて
数学というが 算術の問題ですね。寄与リスクとかの名称が出てきて、その辺に
なってくると「一般の人はall or nothingに考えるから、分かりづらい…。これ
は日本独特なんでしょうか。そういう科学に弱い文化が既に日本に定着している
のではないかという大前提 を持っています」。独断的な前提をいくつも並べた
上で、山下氏は日本人批判へと踏み込んでいく。

少し後のところでは、日本ではインフォームドコンセントが難しいというp406。
日本では患者側が意思表示できないのでインフォームドコンセント の際のリ ス
コミもうまく行か ないという。脳死臓器移植が進まないこともこれと関連して
いるという。これらは科学的学術的に明らかにされた知見というわけではない。
山下氏はこのような 文化論については、学術的論証がどのようになされるもの
か、理解しているのだろうか。

「リスクコミュニケー ションを医療の現場で導入するというのは、こういう文
化が熟成していない中ではむしろ危険ではないかとさえ言えます。リスクのリス
クという最大の理由、正 に柴田先生がおっしゃった受動的な国民性で、リスク
を受けることに対して、補償とか怖さの軽減とかを期待する気持ちが非常に強く
で、それを自 分が受け入れて、それに対するリスクの代わりにベネフィットを
とるんだというふうなバーターをする考えが乏しいと言えます。いわゆる「リス
ク選択」という 考えはないようです」。専門家のリスク論を理解できない日本
人は算術に弱いだけでなく、リスクを引き受けるという能動性にも欠けるのだと
いう。

座談会「放射線リスクを語る」の発言を私なりにまとめると、山下氏にとって、
リスコミとは(1)日本市民に「算術」を教え科学的リスク論を習得さ せ安心
を 得させる、また(2)リスク選択的な思考法に慣れさせることだが、これは
容易でない――となる。リスク評価の正しい知識の材料はすべて専門家の側 にあ
り、 リスク評価ができない公衆にそれを教え諭すこと――このような考え方で放
射線健康影響についてのリスク・コミュニケーションはうまく進むだろう か。

相互性を欠いたリスクコミュニケーションは失敗を免れない。代償はきわめて大
きな不信である。だが、それを招いたのは山下氏一人ではない。広島・ 長崎の
原 爆調査を踏まえて重松氏や長瀧氏らの主導したチェルノブイリ調査の中で養
われたものがあり、90年代後半から2000年代にかけてまずは原発推進 者
たちが 培い次いで諸分野のリスク論者が広めていったリスコミ観が背景にあ
る。この連載(1)~(7)で見てきたとおりだ。

そして、それは、政財官界が望む経済発展に寄与する科学技術という方向づけに
対して、1)距離をとって科学・学術の自律性を保持すること、2)科 学技術
を 方向づける倫理性や文化的ビジョンを尊ぶこと、また、3)現在と近未来の
経済利益だけでなく不可測の事態や未来世代を視野に入れることに失敗した 科
学者・ 研究者たちによってあと押しされ、固められていったのだった。

(以上、その(8)転載終わり、(9)へ続く)

===================
Palestine Solidarity in Sapporo
パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
〒004-0841  札幌市清田区清田1-3-3-19
TEL/FAX : 011-882-0705
E-Mail : y_matsu29@ybb.ne.jp
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
===================



by limitlesslife

小出先生、日本学術会議の提言「あたり前のことを、なぜ今まで黙っていたのか?」

みなさまへ    松元

久しぶりに小出先生の「たね蒔きジャーナル」を紹介させていた だきます。日本学術会議の地層処分見直し提言について、「あたり前のことを、なぜ今まで黙っていたのか?」と、きびしい感想です。 ●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。 http://hiroakikoide.wordpress.com/ ●小出裕章講演日程一覧 http://healing-goods.info/koide/ http://healing-goods.info/koide/category/%ef%bc%92%ef%bc%90%ef%bc%91%ef%bc%92%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e5%85%a8%e5%9b%bd%e4%b8%80%e8%a6%a7/

======小出先生、9月13日のお話======

永岡です、毎日放送ラジオのた ね蒔きジャーナル、今日は千葉猛さんの司会、毎日新聞大阪本社論説委員の池田昭さんの案内で放送されました。  原発のニュース、関電は値上げで、20% の値上げ、また九州電力も原発の再稼動がないと値上げです。池田さん、家庭用は経産省の許可が必要で、コストカットが要る、納得でき ない。政府が脱原発なら、関電は原発が多く、構造改革が必要+節電も必要とのことです。   政府のエネルギー核燃料戦略、使用済み核燃料を利用するというのです。再処理の最終結論は先送りで、再処理を止めたら放射性廃棄物の 保管所に六ヶ所村がさ れる、ここから廃棄物を出さないといけないからです。しかし使う当てのないプルトニウムを抱えるのです。池田さん、これは原発を増や す政策の一環であり、 しかし原発は減らすわけで、矛盾する。原発を増やす政策の一環を先送りして、最終処分地の問題は待ったなしで、先延ばしできないと言 われました。またプル トニウム維持は、日本の核兵器開発の技術維持のための、一部の議員の動きがあり、その疑念をもたれないようにしないといけないので す。2030年代ゼロを準備不足の絵に描いたもちになる、道筋が見えないので す。   新たなエネルギー戦略で、イギリスは日本に放射性廃棄物を受け入れよと、フランスも同じことを言っています。日本への返還が不透明に なるのが懸念され、前 原氏、アメリカからそんなことをしたらアメリカに影響ありと言われているのです。池田さん、外交の力が試される。イギリスとフランス は、再処理したものを 日本は使い、廃棄物は六ヶ所村とかで引き受け、原発ゼロでも廃棄物の問題が残り、イギリス、フランスの言うのは当然で、アメリカへの 道筋を示すのも必要な のです。  そして、小出先生のお話、日本学術会議、300m以 上の地下に高レベル廃棄物を埋める方法は火山のある日本では無理と言っており、これについて、「当たり前のこと」をようやく学術会議 が言った、「あまりに 遅すぎる」、日本の学問を背負ってきた人が、核廃棄物を容認しており、なぜ今まで黙っていたのか、なのです。何十年も前から分かって おり、日本の地震国に 放射能のゴミを受け入れる場所はないのに、原子力を進める人は遮二無二にやってきたのです。学術会議、悲しいが、善は急げ、言ったの はいいものの、なぜ今 か、なのです。   世界で、最終処分法は何もないのです。一時的に保管するものの、「とてつもなく難しい」、学術会議゛の言ったのは、小出先生何十年も 前から言っており、目 が届くところで保管するしかないが、何百年、何千年かかるか不明、「一時的」とは無意味。学術会議の言うのは高レベルの廃棄物で、低 レベルのものは膨大な 量、六ヶ所村に埋め捨てにされ、管理をしなくて言い日まで300年かかり、み んな死んでいる、自民党も民主党もなく、誰がどう責任を取るのか?まして高レベルは10万 年100万年隔離がいり、誰がどういう権限で生み出しているのか、なのです。  高レベル廃棄物は広島原爆120万 発分あり、使用済み燃料プールの底とか、六ヶ所村のプールにあり、一部はイギリス、フランスでガラス固化され、いずれ全て日本に戻る のです。  イギリス、フランスとは契約があり、戻るのです。  廃棄物、処分しないといけない。10万 年保管できる容器が要り、10万年持つ容器を作る技術は「ない」、最終処分地 は10万年付き合う土地であり、安全保安院、埋め捨てにする場所を20年探し、候補地を金をもって探してもアウト、モンゴルに捨てる案まで出ているので す。  学術会議、10万年保管できると か、結論の先延ばしであり、小出先生すらどうしていいか分からない。学術会議は日本のトップなのに、それを今まで何も言わず原子力の やりたい放題をさせてきたのです。  廃棄物の総量規制、今までは廃棄物は出し放題であり、原子力はトイレのないマンション で、ゴミの始末は出来ず、いつか何とかなるだろうとして、再稼動、2030年 に何%と、やるほど始末できないゴミが出るのです。  東京新聞、福島原子炉を監視するものが壊れて、2号 機の温度計が壊れてしまい、圧力容器の底に温度計があり、温度により融けた炉心の場所、再臨界の目安にしていたのに、壊れたら難しく なる。もともと、東電 はこんな事故は起きないと思っており、温度計も事故のときのために設置したものではなく、通常運転のためのものであり、事故の現在の 状況のためではない、 もともと不十分な情報しか得られず、事故の収束が難しくなる。温度計の修理は無理、圧力容器に新しいものをつけるのも無理なのです。 限られたデータから今 までも推測でやり、たまたまある測定器から推測し、その情報すら奪われていくのです。  今日も小出先生の厳しいお話をお送りいたしました。



by limitlesslife

 自衛隊誘致に揺れる与那国島 田島琴江さんのお話

 永岡です、毎日放送ラジオのたね蒔きジャーナル、今日も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。
水野さん、土曜日から福島に行かれて、3月にも行かれたのですが、水田に青々と稲があったそうです。農業県と実感され、ただし線量計は下がっておらず、郡山で取材して、商業の町、駅の近くでも0.4~0.6マイクロシーベルト/時(0.6は放射線管理区域の値)、カウンターは0.3で警報が鳴り、それがずっと鳴っています。平野さんも、半年後に行かれたときと変わっていないのですが、意識すると生活できないので無視している模様です。街路樹は一桁上がり、2~3マイクロであり、大阪では0.08、桁が2つ違うわけです。土がいかに高いか、愕然と水野さんして、しかし皆さん気にしていない模様です。外から見たら除染されている模様なのですが、膨大な面積の除染は無理と平野さん言われました。水野さんの報告は金曜日にあります。
 水野さん、政府のやっていることをどれだけ信じられるかを考えさせられ、今日の特集もそれです。
 原発のニュース、長崎で、被爆体験者が被爆者手帳を求めていた裁判、原告の請求棄却で、国の定めた被爆地域にいなかったための訴訟で、半径12km圏内のみを国は被爆者と認定していたのです。福島でも、何キロ地域のみ医療費とかが変わってくるわけです。原告は原爆投下直後の症状で内部被爆を主張したのに、放射線に特異なものではないと切り捨てたのです。長崎では他に140人が訴えているのです。
 東電、会計検査院の検査が決まりました。政府関係機関のチェックなどをしており、民営化した国営企業がチェックされた例はあるものの、もともと民間企業がチェックされるのは異例です。東電は3.4兆円国に助けてもらうためであり、国有化の7月25日以降に検査です。賠償金の支払い、10年間でのコスト削減を調べます。平野さん、値上げ幅を下げるためのガス抜きと言われました。東電の無駄削減は手付かずであり、経産省が大企業並みの給与を認めており、しかもボーナスも出す。りそな、日航はボーナスは出されず、東電は整理していない、平野さん、東電は数百年重い十字架を背負わないといけない企業なのに、その自覚なしと言われました。破綻企業を法的に破綻させなかったのが原因であり、事故の教訓はどこへ行ったかなのです。
 今日の特集、日本最西端の島、沖縄県与那国島で(台湾から100km)、町長と議会が町の活性化のために自衛隊の誘致を決めており、それに反対する、住民投票を求めている田島琴江さんのお話がありました。女性たちで闘っているのです。自衛隊の活動は違ってきており、市街地に迷彩服で行進しており、北朝鮮のミサイルでも石垣島に配備して空振り。しかし、与那国島にも配備されていたのです。与那国島、自衛隊誘致で島が二分されています。田島さん、スタジオに来られています。
 リスナーに与那国に行った人はと聞いたらゼロで、しかし7月に行く予定の人はいたのです。カップルにはいい島の模様です。ビーチもあり、夜は満天の星なのです。
 台湾に近く、晴れると台湾の山陰が見える(石垣島より近い)。と、リスナーより、与那国に行ったことのあるとのメールがいくつか来ました。台北で着物を買うなど、台湾との結びつきが深い島で、多くの人が台湾と行き来して、栄えていたのです。島は小さく、一周に車で1時間、自衛隊のことは、防衛協会が与那国にあり、ある日突然賛成署名を持ち自衛隊に来てくれとなり、田島さん突然のことで(2008年)、議会で採決され、町長と議員が防衛庁に要請してしまったのです。
 人口1600人のうち、514名の署名が賛成し、しかし賛成している人でも賛成していないといい、議会に与党:野党が4:2、与党賛成なら何でも決まるのです。町長は自衛隊のことを言ったものの、島の選挙は特別で、知人友人、親戚の関係で決まり、そのまま行く。自衛隊の賛成反対は関係なく、地縁が関係し、民意は反映されていないのです。与那国の選挙は公正さに欠けるのです。
 町長は、誘致の目的を活性化として、自衛隊の交付金が入るということで、しかし田島さんはそう思わない。今は観光客がたくさん来る(大阪から石垣島へ行き、そこから観光)。サトウキビ、漁業の島で産業もあり、海底遺跡もあり、世界遺産登録の話もあり、海外の客が増えている。イギリスの日本50選にも選ばれているのです。島に素材があるのに活かせていないのです。
 自衛隊を誘致する勢力が、2008年とは安倍-麻生政権、対中国の強硬姿勢であり、しかし自衛隊で緊張感があると、きな臭い動きに住民が心配なのです。台湾とも中国ともやってきたのに、自衛隊の基地が出来ると、中国の脅威などないのに(一部のマスコミが言っているだけ)、自衛隊が来たら、漁に行けなくなる。船,ヘリによる環境問題もあり、海底遺跡を見たい客も減るのです。
 尖閣のときの中国のことが強烈に残り、リスナーから、中国が平和を脅かすなら自衛隊はいるという意見もあり、米軍基地なら反対なら、自衛隊は要るというのですが、田島さん、話し合いで物事は解決すべき、国境の島だから、自衛隊基地で両国関係が悪化する、住民の安全は無視されているのです。平和で暮らす島民を巻き込むのはいけないのです。さらに、尖閣と離れており、尖閣は石油資源で揉めているが、与那国はそれはない。与那国は日常的に中国に行き、住民同士の交流は活発に出来ると平野さん言われました。与那国は台湾の都市と姉妹都市を結び30年、町長もそこに行っているのに、自衛隊が来たらそれもオシマイです。
 田島さん、島の素材によるケーキ、長命草によるロールケーキを作り、いろいろな人に認められて東京、大阪に出ているのです。住民運動とは無縁な方で、その田島さんが大阪に来られたのは、自分の愛する美しい島を守りたい、今立ち上がらないとなくなってしまうというのです。活性化にならない、島の予算がなくなり、与那国に移住した人は平和な島だから来たのであり、さらに観光客も基地があれば来なくなるのです。
 町長、町議会のリコールより、住民投票の実施を求めたのに、町長は民意は示されているといい、防衛省の説明もしたと(10億円の予算も付いた)、これではいけないとあるのです。
 29年前に行ったリスナーより素晴らしい島と言われて、海底遺跡を見たいという声もありました。3年前に行き、牛、馬が放牧されるいい島で、自衛隊が来たらダメという声もありました。日常生活で島民が対立して悲しいのです。島が二分され、これを何とかしたいのです。原発誘致の町と同じです。
 戦争を知るおばあさん、「備えあるところに弾はやってくる、備えのないところに弾は来ない」というものです。あの戦争を2度としてはいけないのです。わざわざ標的を、何もないところに作るようなものです。歴史が変えられるところなのです。
 リスナーより、ダイバーなら与那国のことはみな知っていて、それが二分されることを悲しむ声もありました。先島とは、防人をさす、国の楯になれという差別発想と、平野さんの指摘がありました。
田島さん、大阪までお疲れ様でした。「備えあるところに弾は来る」という教訓、大切にしたいです。


by limitlesslife

放射能汚染に触れる 画期的な埼玉県鶴ヶ島市の平和都市宣言

画期的な埼玉県鶴ヶ島市の平和都市宣言
鶴ヶ島市平和都市宣言
20123.30 平成24年3月30日 告示第62号
 市制施行20周年にあたり、「鶴ヶ島市子ども議会」が開催され
ました。子ども議会では、鶴ヶ島市の未来を担う児童代表によ
り「わたしたちの平和宣言」が採択され、次のような誓いがな
されました。
一  わたしたちは、一人ひとりの命と人権を尊重し、いじめや
 差別を絶対に許しません。
一  わたしたちは、地域の絆を深め、人を思いやり、助け合い
 ながら地域活動に積極的に参加します。
一  わたしたちは、地域の人たちと協力して、犯罪や事故のない、
 子どもからお年寄りまで安心して暮らせるまちにします。
一  わたしたちは、自然を大切にし、緑を増やし、人と自然が
 共生できるまちにします。
一  わたしたちは、目に見えない「放射能」という怖さをもっ
 ている「原子力」のあり方についてみんなで考えていきま
 す。
一  わたしたちは、戦争と核兵器のない、誰もが幸せに暮らせ
 る平和な社会をつくります。
 私たち鶴ヶ島市民は、この誓いを真摯に受け止めます。
 平成23年3月の、東日本大震災と福島第一原子力発電所の事
 故は、甚大な被害とともに、いくつもの教訓を残しました。
 人は自然を支配できません。人はもともと自然と共に暮らし
 てきたのです。自然界に存在しない放射性物質の拡散が、私た
 ちの命と暮らしをここまで脅かすということを、改めて思い知
 らされました。
 地域の絆は、今を生きる力の源です。支え合うぬくもりの中
から明日が生まれ、争いによって希望は失われます。最も悲惨
な争いである戦争と全ての核兵器が地上からなくなることは私
たちの願いです。
 私たち鶴ヶ島市民は、世界の人々と未来を生きる子どもたち
に向けて、ここ鶴ヶ島市が、安心して暮らせる平和な社会の実
現を目指す「平和都市」であることを宣言します。
新たな出発点
 ひとつしかない命を大切にし、
共に支えあうことができる平和
な社会を実現していかなければ
なりません。
 鶴ヶ島の将来を考えていくた
めの新たな出発点となるよう、
希望あるまちづくりへの想いを
「鶴ヶ島市平和都市宣言」とい
うかたちで表しました。
子どもたちの想い
 この「宣言」には、これから
の未来を担っていく子どもたち
からの願いや想いといった熱い
メッセージが込められています。

宣言の載った広報

http://www.city.tsurugashima.lg.jp/kouhou/pdf.data/0504.pdf

転載可、情報提供 さいたま市 石垣