医師 森弘行(北海道 53)

経済政策は「この道しかない」。沖縄の基地問題は「唯一の解決策だ」。安倍政権の決めぜりふだ。本当にそうだろうか。

さまざまな政策課題を解決することを登山に例えれば、同じ頂に到達するための道はいくつもあるはずだ。近くても険しい道もあれば、時間はかかっても安全な道もあるだろう。場合によっては、新しい道を切り開いた方がよいかもしれない。

国家の安全と平和を求め続けるということは、政治課題の中で最も高く困難な山のひとつだろう。安倍晋三首相も山頂を目指している。ただ、私は別の道もあるのではないかと思う。

国の安全保障は、最終的には国民に選ばれたリーダーが決める。だが、先の戦争では間違った道に迷いこみ、あまりにたくさんの犠牲者が出てしまった。

リーダーは柔軟さも併せ持つべきである。唯一の道と訴えるだけでなく、他の道にも目を向けたうえで、なぜこの道を選ぶのか丁寧に説明してほしい。

高い山ほど天気の急変は付き物だ。リーダーには引き返す決断力と勇気も求められる。

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コメント:「平和への道は無い。平和が道である。」はガンジーの言葉であるが、「真理把握」と「不傷害」を表裏一体とした彼はその後の平和運動の指針となっている。それは「無上正覚」と「涅槃寂静」を表裏一体とした釈尊の道であり以後の精神革命(特に宗教)の指針となっている。平和の為に戦争をするのは愚の骨頂である。その為に平和憲法を遵守せず、違法に解釈壊憲するのは悪の最低である。基地を無くすのが唯一の解決策である。原発を止めるのが唯一の道である。金権・バブル・国債・増税・増軍・減福祉・悪教育・歪曲史・秘密法によらない政策・生活・精神が唯一の道である。アベコベ・アベノクー・アベノミスは頂上への道ではなく地獄への穴である。