Global Ethics


東条内閣は、それまで日本軍が中国で起こした、、、を含めて「大東亜戦争」とすると閣議決定 by limitlesslife
June 26, 2017, 10:09 pm
Filed under: 日中

実は日本が正式に中国に宣戦布告したのは、1941年12月8日のパールハーバー(真珠湾
攻撃)の時でした。時の東条内閣は、それまで日本軍が中国で起こした上海事変や満州
事変、それらを含めて「大東亜戦争」とすると閣議決定します。それ以降、アメリカと
日本が戦争をし、日本はアメリカに負けたという認識になっていってしまったのです。
しかし、中国側にとっては、それ以前から延々と続いている抗日戦争という認識でした
。現在の日中間の一番の問題はそこに淵源があると考えています。

周恩来総理の指示で来日

1954年の春、中国は積極的に対外関係構築に向け動き出そうと中国対外友好協会を設立
します。そのような中、周恩来総理の同意のもとで、新中国が送りだした初めての訪日
団が李徳全女史一行でした。

その時に、日本側には一つの問題がありました。それは、日本の一部の政治家が時折北
京に行っていたことでした。日本政府はこれらの人達が共産党と結託して日本に社会主
義革命を起こすのではないかとものすごく警戒していました。そこで、戦犯の帰国運動
が起こったときに、代議士達が周恩来総理に会いに行き、このことを確認します。

その時に周総理は「革命は輸出できません」と明言します。中国の社会主義革命は中国
の民衆が起こしたもので、革命は輸出できるものではない。中国で抑留されていた日本
の軍人に対して、そうした社会主義教育、共産主義革命をやれという指示は一切してい
ないと、笑いながら話したという有名なエピソードがあります。

「草の根」レベルで日中の新時代を!

李徳全先生は新中国建国後、初の女性大臣として衛生部長(日本の厚労相に相当)の要
職に就きます。戦争で一番傷つくのは女性ですから、中国を代表する教育者・人格者の
女性として厚生労働関係の大臣として最適任者だったわけです。その李徳全先生が戦犯
名簿を携え来日したことの意味をくみ取る必要があると思います。

訪日した一行の副団長は日本生まれ、早稲田大学で学んだ廖承志さん(後の中日友好協
会初代会長)でした。彼は日本滞在中に多くの経済人と会って議論を行いました。とり
わけ高碕達之助氏との話し合いは、後のLT貿易へとつながっていきます。

これらの事から銘記すべきことは、日中関係は民間レベルで交流が始まったということ
です。国家間同士ではどうしようもない時こそ、民間交流が大切なのです。

http://jp.jnocnews.jp/news/show.aspx?id=54257

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「中国人の誤解 日本人の誤解」 by limitlesslife
April 8, 2017, 11:08 am
Filed under: 日中

≪連載≫日中間の不理解に挑む(5)
「中国人の誤解 日本人の誤解」
棚田 由紀子

フランスの極右政党「国民戦線」が、EUのヨーロッパ議会選挙で3分の1近くの議席
を獲得し、最大勢力になる見通しだと報道された。EUが抱える問題の根深さを思うと
共に、民族差別や自国優位主義が広がらないことを願うばかりだ。

東アジアは東アジアで、落ち着かない雰囲気が漂う。東シナ海、南シナ海、あっちで
もこっちでも海の上での攻防が続く。何か変化があると報道され、相手国に対して猜疑
心や警戒心を抱き、それが不信感や嫌悪感につながるのは、ここ何年間で何度も目にし
耳にしている。

アイツラハ シンヨウデキナイ。ヤラレルマエニ ヤッツケロ。

すべての諍いは、相手への不信感や嫌悪感から生まれる。

為政者同士の駆け引きが外交においては必須であることは、よく分かる。強気に出な
いといけない場合があることも、よく分かる。だからといって、一般市民までが強気に
出て、他国を嫌悪する必要はないだろう。今こそ、異なる国の市民同士が、お互いの真
の姿を見せ合い理解し合うことが本当に大切だ。

しかし、私のような日本に住む日本人が、中国や中国人について、その本質を知るこ
とはなかなか難しい。日本で報道される中国のニュースといえば、反日デモやPM2.5
、コピー商品や詐欺まがいの商売といった、あまり好ましくないものが多い。わざとそ
ういうニュースしか流さないのかな、と勘ぐってしまう程だ。

そんな中で出会ったのが、『中国人の誤解 日本人の誤解』(中島恵/著、日経プレ
ミアムシリーズ)。ニュースや新聞では伝えられない、中国人の日本に対する理解や誤
解、それに対する著者なりの考えが述べられており、気付かされることが多かった。
プロローグに、こんな一節がある。

「多くの中国人は強い被害者意識を持っていると思います。それはかつて日中戦争で
日本にひどく痛めつけられたという被害者意識であり、そうした意識は戦後70年近く経
っても、まだ中国人の心の奥底から抜けていません。そう思い続けるのは教育のせいも
あるかもしれない」

中国人がそんな風に感じているとは、大多数の日本人は露ほども思っていないだろう
。攻めた側と攻められた側の認識は大きく隔たっており、攻められた側はそう簡単には
水に流せないという当たり前のことを忘れてはいないだろうか。

さらに著者は、中国人の中には「もう1回日本と戦争して、今度は勝ちたい」と思っ
ている人がいる、とも書いている。教育の影響もあるのかもしれないが、びっくり仰天
だ。

そこまで中国が日本を意識するのは「中国人が唯一、引け目を感じている国が日本で
あるから」だという。小さな国・日本が、戦争で中国に大打撃を与えたばかりか、文革
で大混乱に陥った中国のすぐ隣で、コツコツと働いて驚異的なスピードで経済発展を遂
げたからだそうだ。

中国は、今や日本を追い抜いて世界第2位のGDPを誇る大国。投資に走り、日本で
買い物しまくる富裕層の姿も報道されている。元気のない日本と比べて、勢いのある中
国。そのうちに負かされてしまうんじゃないか・・・と、引け目を感じているのは日本
の方だと思っていたら、中国もそう感じているという。

似た者同士なのに、お互いに相手を異星人くらいに思っている両国。

どうすれば、中国の一般市民にリアル日本を伝えられるのか。どうすれば、日本の一
般市民にリアルな中国の「老百姓」の姿を伝えられるのか。これからもずっと考え、行
動していきたい。

(筆者はCSネット事務局スタッフ)

http://www.alter-magazine.jp/index.php?「中国人の誤解%E3%80%80日本人の誤解」

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中国で日本語学ぶ若者に聞く 中国人の日本語作文コンクール by limitlesslife
December 22, 2016, 11:04 pm
Filed under: 日中
「爆買い」超える交流を 中国で日本語学ぶ若者に聞く

中国人の日本語作文コンクール 朝日新聞 2016年12月14日

今年で12回目を迎えた「中国人の日本語作文コンクール」のテーマの一つは「訪日
中国人、『爆買い』以外にできること」。急激に増える中国人観光客とその豪快な買い
物ぶりを印象づけた「爆買い」だが、中国の若者はどのように受け止めているのだろう
か。12日に北京で開かれた同コンクールの表彰式で、中国で日本語を学ぶ受賞者たち
の率直な思いを聞いた。

横井裕・中国大使(中央)から表彰を受けた最優秀賞と1等賞の受賞者たち=12日、
北京の日本大使館、延与光貞撮影

■「日本の製品、良くて安い」

「もし私が日本に行くなら、100%間違いなく、爆買いするな。1回じゃ持って帰
れないくらい」

山東政法学院の劉安さん(21)は、爆買いについて聞くと笑顔で言った。「日本製
品の質は良くて安いから。それに、多くの中国人が自分の目で日本を見て感じることは
いいことだと思う」

今年、日本を訪れた中国人は9月時点で500万人以上。年内には過去最多の700
万人に迫る勢いだ。

中国人民大の金昭延さん(20)は「私自身は爆買いに興味はないけど、その気持ち
は分かる。質と価格、あとはブームってことじゃないかな」と話した。

■「高い購買力、中国の誇り」

「爆買い」にはマナーの悪さという意味合いが込められることもあるが、「中国の若
者のマナーは大きく改善されている。一部の変な行為は年配者のものでは」と湖北省に
ある中南財経政法大の大学院出身の張君恵さん(25)。

多くの学生はむしろ、爆買いの行為が示す中国人の購買力の高まりを誇りに感じてい
るようだ。

演歌好きで、安徽省の外国語訓練学校に通う張凡さん(27)は、「中国人がみんな
お金持ちになったと思って、日本人は複雑な感情なのかもしれない。でも、同じ商品が
中国では2倍とかの値段。日本でできるだけ多く買いたいという思いは分かるでしょ」

一方で、ギクシャクした日中関係が続くなか、中国で日本語を学ぶことへの微妙な感
情も浮かぶ。

南京の大学に通う女性(21)は「ネット上に爆買いは売国奴だと書かれているのを
見て、そうだなと思った。民族感情があるから。日本旅行は『敵に塩を送る』ことにな
らないかな、と」。日中戦争を知る祖母からは日本語を学ぶことに反対されたという。

ただ「爆買い」は最近、沈静化してきているとされる。学生たちも、訪日経験者たち
の関心は別のものに移ってきているようだ。

■「次回の訪日、伝統に興味」

中南財経政法大の大学院出身の王亜瓊さん(26)は今年1月の日本旅行の際、友人
らから魔法瓶3本や化粧品などを買ってくるように頼まれた。自分の服やお菓子も買っ
た。

でも、近く行く予定の2度目の訪日で興味があるのは「日本のふろしきや着物」。中
国で伝統服は気軽に町中を歩く服ではないのに、京都で着物を着た人を見て新鮮に感じ
た。「おすしを食べるのも楽しみ」と日本語で語った。

「爆買いだけでは物足りない」というのは、中国人民大の郭可純さん(21)。今年
2月まで約半年間、神戸に短期留学していた。両親が遊びに来たときは、もっと多くの
日本を紹介したいと思った。

「日本人が中国人に対して爆買いのイメージしか持たないとしたら、悲しい。中国も
お客さんへのおもてなしなら負けない。礼儀正しくないところもあるかもしれないけど
、中国人の親切さも知ってほしい」(北京=古谷浩一、延与光貞)

■大好きな日本語で日中つなぐ職が夢 最優秀賞の白宇さん(22)

最優秀賞(日本大使賞)を受賞した蘭州理工大学の白宇さん(22)は中国内陸部・
安徽省の農村出身。実家も農家だ。保守的な土地柄で、日本へのイメージは良くないと
いう。

尖閣諸島をめぐって日中関係が悪化した2012年の9月に入学。会計などを勉強し
たかったが、希望していなかった日本語学科を学校にあてがわれた。「専門を変えるこ
とだけを考えていた」と白さん。母親は将来を悲観して泣いた。

作文では、そんな白さんが授業で出会った「江里佳先生」夫妻に支えられ、4年間勉
強を続けるうちに日本語が大好きになったことをつづっている。

今秋、南京大学の大学院に進学し、日本語を学ぶ。教師や外交官、通訳など日本と中
国をつなぐ仕事に就くのが夢だ。12日の表彰式では、「機会があれば、留学して日本
を肌で感じたい」と話した。

昨年7月に訪日した際には、家族や友人らへのプレゼントの「爆買い」を楽しんだ。
「買い物を通じて日本や日本人の良さを知るきっかけになる。次は日本人に中国の良さ
を知ってもらいたい」

◆キーワード

<中国人の日本語作文コンクール> 日中間の相互理解促進を目的に2005年に始
まった。日本僑報社が主催し、朝日新聞がメディアパートナー。12回目の今年は過去
最多となる5190本の応募があった。今年のテーマは中国人訪日観光客による「爆買
い」や「日本語教師の教え」など。日本僑報社の段躍中・編集長は「応募数も質も年々
上がっている。日本語ができる人材は日中両国の宝物。これからも応援していきたい」
と話す。同社は最優秀賞から3等賞までの受賞作計81本を作文集「訪日中国人 『爆
買い』以外にできること」として出版。詳細は同社サイト
http://duan.jp/jp/index.htm
別ウインドウで開きます)で。

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TBSラジオ 荒川強啓デイ・キャッチ 小西克哉 中国と日本、アメリカの関係を語る by limitlesslife
September 6, 2016, 11:14 pm
Filed under: 日中

 永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ、火曜日のレギュラーは国際ジャーナリストの小西克哉さんでした。

 

デイキャッチャーズボイス、小西さんがG20サミット、中国と日本、アメリカのことで、日本とアメリカは中国を甘やかしすぎたか、というものであり、昨日までのG20、安倍氏とオバマ氏が習近平氏と会談して、これは挑戦的なタイトルですが、中国ウォッチャーの分析も出て、スタイルと目的・中身が外交のものであり、見せ方、中国はメンツの国であり、習近平氏の国内での威信がかかり、中国国内への見せ方が問題で、安倍・習会談に旗もなく、事務所でやっているようなものであり、こう見せないと、日本に甘いと国民に習氏は見られて、しかし8月に王大使が、主人は客をもてなし、客も主人に従うべきと言うのに、これでは国旗、旗なしではもてなしにならず、自分には甘く他人に厳しいのは外交なのか?

そして、オバマ氏の到着にレッドカーペットはなく、意図したものか真相は分からずとも、中国もアメリカの職員も、自分は折れないとして、あの結果で、アメリカのメディアは報道して、アメリカの大統領は鷲のもので来るものなのに、中国はこれを土壇場で拒否して、中国人の運転手が英語を理解せず、などの中でオバマ氏を迎えてしまい、こういうことの細かさは中国なら徹底的にやるのに、中国は非常用のタラップでオバマ氏を出迎えて、これは中国国民にどう見せるか、オバマ政権発足から、中国と敵対せず、グローバルプレーヤー、責任ある存在として、じゃじゃ馬をならす方向でやっていたのに、習氏は軍に甘く、中国の内情を理解して物分かりが世界は良くなり、グローバルな存在として、中国は相手を建てることが必要だと中国に誰かが言うべきであり、しかし今のオバマ氏にいう力はなく、次に言うべきなのはクリントン氏かトランプ氏が不明だが、こんなことをやっていたら中国は増長し、一対一では中国を批判しても、サミットではせず融和政策であり、ナチスも融和政策で増長して、中国の南シナ海進出は、中国の国内事情で許している面もあり、強啓さん、礼節を日本は中国から学んだとも言われて、小西さん、主人、中国に客をもてなす必要があり、これを国際社会は教えるべきであると言われました、以上、小西さんのお話でした。

 



日本会議以上に危険な「台湾ロビー」の正体 by limitlesslife
August 25, 2016, 1:52 pm
Filed under: 日中
日中戦争の仕掛け人
日本会議以上に危険な「台湾ロビー」の正体
=高島康司

http://www.mag2.com/p/money/20764

IROHIRA
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朝日放送おはようコール 中川譲が日中関係とアメリカ大統領選を語る by limitlesslife
August 12, 2016, 6:42 am
Filed under: 日米, 日中

 永岡です、朝日放送のおはようコールABCの朝イチ!NEWS、今朝は帝塚山学院大学客員教授の中川譲さん(元朝日新聞編集委員)のお話でした。

今朝の朝刊一面トップは、すべて内村の個人総合2連覇です。

 

中国が領有権を主張する尖閣海域で、中国船とギリシャ線が衝突し、中国の漁船が沈没、乗組員6人が日本の海保に救出されて、8人行方不明、オランダ船は大型で、この海域に中国船300隻が来て日本の領海に入り、政府関係者はこれだけの中国船が来たのは異例で、中国のネットでは、中国の領海なのに中国の当局は何をしていると書き込まれて、日中で適切に処理すると言い、日中の緊張状態の中で、岸田外相は中国に20回以上抗議し、これについて中川さん、この問題は従来からあり、漁船は来ていたが、中国の政治的な意図があり、そこで今回の事故で、日本の海保が救出しても、中川さん事態は変わらず、日中の対立は深く、それでも日中関係を改善するきっかけにすべきであり、中国の高官が来て日中首脳会談のめどが立たず、しかし昨日の事故で、中国当局は日本に謝意を示して、日中関係も和らぎ、中国も日本に接近し中国の世論も変わり、こういう時期だからこそ話し合いのパイプもできたと言われて、来月のG20で空気の変わる可能性もあり、日本の外務省も日中関係を改善する方向でやるべきと言われました。

 

アメリカのトランプタワーに、バージニア州に住む20歳の男性がよじ登り、警察が確保しようとして、3時間後21階で拘束されて、そしてアメリカ大統領選、世論調査ではクリントン氏48%、トランプ氏40%、7月下旬からトランプ氏の支持率が急落し、クリントン氏暗殺の示唆があり、しかしイラク戦争で子供を亡くした両親への暴言がきっかけであり、他方クリントン氏もスキャンダルが出て、これについて中川さん、トランプ氏は暴言を吐きまくり、いまは支持率が下がっても、クリントン氏はアメリカの支配層の支持を受けており、そうなるとトランプ氏は現状に不満を持つ人から、暴言で支持されて、アメリカのメインストリーム層がクリントン氏を支持するのが、本選でどうなるか、このままクリントン氏が勝つとは思われないと言われました。

 

読売の記事で、熊本大地震で不明の大学生が遺体で発見されて収容されて、中川さん、両親の執念で発見されて、消防や警察の近づけないところまで行かれて、胸が詰まる思いと言われて、朝日の記事で、寝屋川での中学生二人が殺害された事件から1年、容疑者の供述調書が黙秘で作られておらず、中川さん、黙秘権は憲法上認められても黙秘したら被告に有利とは限らないと言われて、産経の記事で、イランでポケモンGOを国内で全面禁止、多数のモンスターが出て、ギャンブル性があり異教徒のものだとして、中川さん、イスラムの教義ではそうなり、イランでも自由化が進み、イランの国民がこれを受け入れるかは不明と言われました。

 

 



ヒラリーと中国の「黒い関係」に日本は警戒が必要だ by limitlesslife
August 8, 2016, 7:08 am
Filed under: 日米, 日中
ロシアから見た「正義」 “反逆者”プーチンの挑戦
【第26回】 2016年8月8日 北野幸伯 [国際関係アナリスト]

ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの対決となった米大統領選。過激な発言のトランプよりは、ヒラリーに当選してもらいたいと考える日本人は多いが、実はヒラリーは長年、中国から金銭支援を受け、「黒い関係」を続けてきた人物だったことが明かされている。

尖閣どころか鹿児島近辺まで侵入!
エスカレートする中国軍艦の挑発行動

ヒラリー・クリントン前国務長官(68)は7月28日、民主党大統領候補としての指名を受諾した。これで米大統領選挙は、共和党ドナルド・トランプ、民主党ヒラリー・クリントンの一騎打ちとなり、11月の本選で決着がつく。どっちが勝つかは、誰も正確には予想できない。では、「日本にとって都合が良い方は?」という質問ならどうだろうか?

よく知られているように、トランプは「日本がもっと金を払わなければ、在日米軍を撤退させる!」と恫喝した男だ。そればかりか、「日本の核兵器保有を容認する」「朝鮮半島で戦争が起こっても米国は関わらない。日本と韓国は、『グッドラック』だ!」など、衝撃発言をいくつもしている。

爆弾発言だらけのトランプよりはヒラリーの方がマシ。そう考える日本人は多いだろうが、実はヒラリーも日本人にとって、決して「望ましい米大統領」というわけではない Photo:Reuters/AFLO

普通に考えれば、「やはりヒラリーがいい」となるだろう。

しかし、事はそう単純ではない。ヒラリーは、過去に「中国と黒い関係にあった」ことが明らかになっているのだ。

まず、「日本にとって都合が良い米国大統領」の条件について考えてみよう。

「日本最大の問題は?」との問いには、人によってさまざまな答えがあるだろう。筆者が考える「日本最大の問題」は「中国」である。なぜなら、中国は、「日本には尖閣だけでなく、沖縄の領有権もない!」と宣言しているからだ。(証拠記事はこちら

そして中国は、口でいうだけではなく、実際の挑発活動も繰り返している。たとえば、以下3つの事実、皆さんはご存知だっただろうか?

まず、中国の軍艦は、尖閣どころか鹿児島県付近まで侵入している。(太線筆者、以下同じ)

中国軍艦が一時領海侵入 口永良部島周辺海域 海警行動は発令せず
産経新聞 6月15日(水)11時7分配信
防衛省は15日、中国海軍の艦艇が鹿児島県の口永良部島周辺の領海に入ったと発表した。
同海域の領海に中国艦が入るのは初めて。
中国艦はすでに領海を出ている。
自衛隊に対して海上警備行動は発令されていない。>

中国は、海だけでなく空の挑発も激化させ、そのせいで航空自衛隊は、今や毎日平均2回も緊急発進しなければならない。

対中緊急発進200回 4~6 昨年同期比1.7倍、最多
産経新聞 7月1日(金)7時55分配信
自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は30日の記者会見で、今年4~6月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が、昨年の同時期に比べ80回以上増えたことを明らかにした。
自衛隊は四半期ごとの緊急発進回数を定期的に公表しているが、統幕長が会見で発表するのは異例といえる。
昨年4~6月の中国機に対するスクランブルは114回で過去最多だった。今年はその1・7倍以上の約200回となる。>

日本にとって都合が良い米大統領とは
中国の脅威を共有してくれる人物

中国の挑発により、「戦闘一歩手前」までいくケースも出てきた。

中国軍機と追尾合戦か=空自機が一時、東シナ海で
時事通信 6月29日(水)17時9分配信
萩生田光一官房副長官は29日の記者会見で、中国軍機が17日に日本に向けて南下し、航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)していたことを明らかにした。
その際、「近距離のやりとりがあった」と説明。
複数の政府関係者によると、両機は互いの背後に回ろうと追尾し合う「ドッグファイト」のような状態に一時、陥っていた。>

つまり中国は、まず「日本には尖閣ばかりか、沖縄の領有権もない!」と宣言し、次に尖閣を奪うための具体的行動を起こしているのだ。これらすべての動きを無視する人は、よほどの「平和ボケ」か、中国との「親密な関係」を疑われても仕方ないだろう。

ここまでで、「中国問題」は「とても切迫している」ことを、ご理解いただけたと思う。そして、日本一国で中国の脅威に立ち向かうことは、非常に困難だ。よって、日本にとって「良い米国大統領」とは、「中国は、大きな脅威であるという認識を日本と共有している人物」ということになる。

トランプは「反中」といわれているが、発言は「経済問題」に限定されており、中国を「安全保障上の脅威」と認識しているようには見えない。彼は、「日本、韓国、NATO加盟国に『もっと金を払わせろ!』」という話ばかりで、そもそも安全保障政策自体に興味があるかすら疑問だ。

では、「やはり国務長官だったヒラリーか!?」という話になるのだが…。

日米関係、米中関係の本質を知りたい人にとって、米国在住政治アナリスト伊藤貫氏の著書「中国の『核』が世界を制す」は必読である。(伊藤氏は「核武装論者」だが、「核反対論者」が読んでも十分興味深いはずだ。それほど驚愕の内容が多い)

伊藤氏によると、クリントン夫妻は、中国から金を受け取っていたしかも、1980年代から。

<クリントン夫妻とリッポ財閥の腐敗した癒着関係は、少なくとも一九八三年から始まっている。>(「中国の『核』が世界を制す」261p)

引用部分に出てくる「リッポ財閥」とは何だろうか?

<中国共産党と人民解放軍は、クリントン夫妻に対して多額の贈賄をするパイプとして、インドネシア・香港・中国に拠点を持つリッポ・グループ(力宝集団)を使用した。リッポ・グループはインドネシアの華僑財閥・リアディ家が所有する企業集団であり、銀行業・不動産業・流通業・観光業等を経営している。>(同上260p)

「多額の贈賄をするパイプ」として利用される企業。なんとも「中国らしい」話だ。

<ヒラリー夫人が上級パートナーを務めるアーカンソーの法律事務所は、この時期から、リッポグループの「顧問」として高額の報酬を得ている。FBIは、「クリントン夫妻と人民解放軍スパイ機関との協力関係が始まったのは、たぶんこの頃だろう」と推定している。>(261p)

幾度も中国から金をもらいながら
なぜか罪に問われなかったクリントン夫妻

この部分は、かなり衝撃的だ。なんとFBIは、「クリントン夫妻と人民解放軍スパイ機関が協力関係にあることを知っている」という。では、なぜヒラリーは、オバマ政権で国務長官を務め、民主党の大統領候補になれたのか?この答えは後述する。ここではさらに同書で描かれているヒラリーと中国の関係を押さえておこう。

ヒラリーの夫ビルは1992年、「中国の金も」使って大統領選で勝利する。さらに1996年、またもや「中国の金も」使って再選を果たした。

<クリントン夫妻は一九九二年の大統領選に出馬したとき、リアディから少なくとも(後に判明しただけでも)一二五万ドルの賄賂(違法な政治資金)を受け取っている。
一九九六年の大統領選挙では、リアディ(リッポ・グループ)からクリントン夫妻へ、はるかに巨額な賄賂が動いた。>(261p)

そして驚くべきことに、「クリントン夫妻が中国から金ももらっていたこと」が「公」にされた。しかし…。

<一九九七年にこの事実が明るみに出たとき、クリントン夫妻は、「われわれはカネを受け取ったかもしれないが、何も憶えていない。誰がカネを出したのか、われわれは何も知らない」と言い張って、逃げてしまった。>(261p)

ここで、再度疑問がわく。なぜクリントン夫妻は、中国から違法な金をもらい、しかもFBIがそれを知りながら、罪に問われないどころか、出世し続けることができたのか?

<一九九二~九六年のFBIとNSAの盗聴活動により、中国政府の首脳部が米国政界に対して大規模な贈賄工作を実行していることは明らかであったが、国務省・ペンタゴン・司法省・CIAは、この大規模な贈賄工作を止めることはできなかった。たぶんこれらの組織は、政治的な理由から動けなかったのだろう。>(278p)

「FBI」「NSA」は知っていたが、「国務省」「ペンタゴン」「司法省」「CIA」は、「政治的な理由」から動けなかった。(!)

伊藤氏は、さらに解説をつづける。

<米民主党の政治家たちが中国から収賄しているというニュースがアメリカのマスコミに載るようになったのは、一九九六年後半である。(中略)この大規模な贈賄工作が、中国政府のスパイ組織による深刻な外交問題であるという解説記事が米マスコミに載るようになったのは、一九九七年の春以降のことである。>(279p)

これを受けて、FBIは事実関係の調査に乗り出した。ところが…。

<しかしFBIと連邦政府検察官による贈賄事件の捜査は、数か月しか続かなかった。
一九九七年初頭、ホワイトハウスの命令を受けた司法省が、この件に関する捜査を打ち切る決定を下したからである。>(279p)

しかも、「露骨な圧力」があった。

<この事件の捜査を続行するために独立検察官を任命することを主張したキャリア検察官、チャールス・ラベラは、即刻、解雇された。他の検察官たちはラベラが即座にクビになったのを見て、「この事件には、深入りしないほうがよい」と理解した。>(279p)

ここで分かるのは、「米国は三権分立の確立された理想的な民主主義国家」というのが「幻想だ」ということだろう。米国においても、中国やロシアと同様、「政治」が「司法」より強いのだ。

私用メール事件でもおとがめなし!
またもやヒラリーはFBIの追求を逃れた

あまりにも想像を絶する話だ。「本当だろうか?」「トンデモではないのか?」と疑われる読者もいるだろう。それは、筆者が字数の関係で「一部を抜粋せざるを得ない」からだ。興味のある方は、ぜひ伊藤氏の著書を実際に熟読して欲しい。決して、「陰謀論」や「トンデモ系」ではないことを、ご理解いただけるだろう。

さて、ここまでで分かったことはなんだろうか?

・ヒラリーは、中国から金をもらっていた。
・FBIもそのことを知っていた。
・しかし、誰もクリントン夫妻には手を出せなかった。

そういえば、ヒラリーは、つい最近もFBIの追求を逃れている。そう、国務長官だった時代に「国家機密を私用メールで送っていた」件だ。

<「クリントン氏、訴追相当せず」 FBI長官が会見
朝日新聞デジタル 7月6日(水)1時54分配信
米大統領選で民主党の候補者指名を確実にしたクリントン前国務長官(68)の私用メール問題で、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は5日に会見し、「捜査の結果、訴追には相当しないと判断した」と発表した。メールには機密情報が含まれており、「非常に不用心だった」としつつも、過去の機密情報をめぐる事件と比較し、「常識的な検察官ならば訴追しない」と述べた。>

「メールに機密情報が含まれている」ことを認めながらも、「常識的な検察官ならば訴追しない」そうだ。「常識的」に考えて「おかしい」と思うのは、筆者だけではないだろう。このようにヒラリーは、中国と長く、深く、黒い関係にあった。現在はどうなっているのかわからないが、十分警戒する必要があるだろう。

それでは日本は、具体的にはどうすべきなのか?

もっとも大切なことは、中国を米国以上に挑発しないことである。

米国は、「梯子を外す」ことが、しばしばある。たとえば、米国の傀儡政権だったジョージア(グルジア)は08年8月、ロシアと無謀な戦争をし、その結果、南オセチアとアプハジアを失った。(二共和国は、ジョージアからの独立を宣言し、ロシアは国家承認した)。この時、米国はジョージアを助けなかった。

さらに14年2月、ウクライナでクーデターが起こり、親ロシアのヤヌコビッチ政権が倒れた。誕生した親欧米政権は、クリミアを失った。さらに、ロシアが支援するドネツク州、ルガンスク州も事実上失っている。この時も、米国がウクライナを十分助けたとはいえない。

米国抜きで中国と対立することは
日本にとって自殺行為に

「中国が尖閣を侵略した時、米国は日本を助けるのか?」−−。この質問には、「助ける派」「助けない派」で、さまざまな意見があるが、筆者は「時と場合による」と考える。たとえば、その時の首相が「米軍は沖縄から出ていけ!」と主張する、鳩山氏のような人物だったらどうだろうか?米国が日本を助ける筋合いはないだろう。

あるいは、ヒラリー・クリントンのように、長年中国と「黒い関係」にあった人物が米大統領であれば?「アテにならない」と考えるべきだろう。

日本は、先走って中国を挑発し、米国抜きの「日中戦争」になるような事態を回避しなければならない。ジョージアやウクライナのように、米国から「梯子を外される」危険性があることも、決して忘れるべきではない。日本が目指すのは、あくまで「米国を中心とする中国包囲網」であり、「主人公は米国」であるべきなのだ。

では、ヒラリー大統領が、「米国は中国と競わない」「米国は、アジアにおける覇権を望まない」と心から宣言したら、日本はどうするべきだろうか?その時は、日本も中国との和解に動くしかないだろう。そうでなければ、「米国なしの日中戦争」が起こり、おそらく日本は敗北する。