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小出先生 ラジオフォーラム2013/11/30のお話(燃料棒損傷は40年前からあり、核廃棄物の処理はお手上げ)&日航機御巣鷹山墜落の謎に迫る、米田憲司さんのお話 by limitlesslife

 永岡です、第47回ラジオフォーラム、今週はジャーナリストの西谷文和さんの司会で放送されました。三角山放送、福島の原発で核燃料を抜き出しており、無事収束するようにとのスタッフのコメントがありました。

 西谷さん、12月にまたシリアに行かれて、トルコ経由で行かれ(イスタンブール直通便あり)、トルコは広く、車で1日2日かかる。西谷さん、年に何度もアフガン、シリアに行き、主に飛行機で行き、エコノミーでは狭い+アラブ人は大きいので窮屈だそうです。飛行機は西谷さん通路側をお勧め(トイレに行くときで)でした。

 飛行機は安全第一、今週のテーマは1985年の日航機123便の墜落事故、これの謎を追っておられる、フリージャーナリストの米田憲司さんのお話がありました。日航機事故は28年前、羽田→大阪の便で、離陸後12分でトラブル、その後迷走して群馬の御巣鷹に落ち、520名死去、単独機では最悪の事故で、真相は未だに分かっておらず、それを今回取り上げます。

 米田さん、宝島社から本を出され、米田さん当時赤旗の記者で現地に行き、群馬側に墜落したのに、墜落先は長野側との情報が出て、公式発表は警察・自衛隊の情報で、夜中、それを元にメディアが行き、対策本部を目指して行ったが、最初は長野側に行った(対策本部が出来た)のに、群馬側とわかったのは翌日で、長野県警のヘリで分かった。自衛隊はもっと早くヘリが行き、自衛隊はレーダー、戦闘機(F1)で確認し、誤差4,5km、位置を特定した。

さらに、自衛隊の前に米軍がいて、退役してから、米軍のアントヌッチ中尉が証言し(95年)、横田から来た米軍機、降りようとしたが自衛隊が来ているので引き上げた(救難せず=自衛隊に後は任せた)。しかし自衛隊は降りる装置なし、現場を確認しただけなのです。急降下には訓練も要り、装置もいる、自衛隊のヘリも種類があり、救難だけのヘリと測定のヘリもあり、現場を最初は確認しただけ。ヘリは群馬と確認したのに、長野と間違えたのは、自衛隊は位置を4回計測して3回まで間違いで、4回目も墜落場所と離れ、理由は米田さんの推測で、71年の雫石事故(岩手で自衛隊機と全日空機の衝突事故)があり、今回も自衛隊の関与の可能性があり、それを当初確認する時間稼ぎをしたのです(自衛隊が関係しているかも知れないとした)。そうとしか考えられない、自衛隊は間違えることはせず、米田さん防衛庁・自衛隊を担当し、戦争で味方を攻撃することはあり得ない、長野と測定したのはおかしい。しかし生存者もいて、災害は初動が大切で、救える命も救えず、アントヌッチ氏、米軍は自衛隊に正しい位置を教えたと証言したのに、自衛隊機翌日まで分からず、位置確認に事故から10時間もかかり、救援まで18時間かかり、こういうことがアントヌッチ氏の証言で、当初口外できず、退役してから95年に分かりました。

 小出裕章ジャーナル、小出先生のお話。河北新報が11月16日に、福島1号機の燃料プールの燃料70体が地震前から損傷していたと報じ、これについて小出先生、「燃料棒は事故なしでも損傷し」、福島の1号機は71年から動き、アメリカでも原発の運転経験のない頃にGEが作り、燃料棒にもともと欠陥があるのです(泣)。燃料棒に穴が開くと放射能が漏れて1次冷却水が汚染され、通常運転時には70年代はまた穴が開いたと、使用済みプールに移された、やったことがなかったので(原発の初期に)、様々なトラブルが起こったのです。

 GEの技術者が欠陥炉だと告発し、操作も欠陥で(ジルコニウムの棒も手探り)で燃料棒を作っても穴が開き、冷却水の管理も手探りで、福島の海は事故前から汚れていた。原発が動くと海も空気も汚染され、今の事故での汚染は桁外れであり、しかし原発は通常運転でも汚染する。今ごろ東電が公表するのが汚く、何と言う会社かと西谷さん言われて、小出先生、安全委で穴が開いたと報告したが、しかしピンホールか、大きく開いたかは不明。美浜原発1号機で、73年に燃料棒2本が70cm欠ける事故があり、関電はそれを隠していて76年に発覚。その時も関電は燃料棒を動かして壊れたとウソを言った。小出先生事故調査に関わり、1次冷却水の汚染を知り、しかしその事実を関電は隠した。他の原発でもこれは起こり、東電の言うようなピンホールは山ほど(泣)、どころか大きな破損もあったかも知れない(泣)のです。

 4号機が注目され、燃料棒取り出し、今西さんは巨大UFOキャッチャーで落としたら終わりと言われ、この作業を1~3号機もやらないといけない。難しく、時間もかかり、取り出して、燃料棒の処理はどうするかについて、それぞれの原発に使用済みプールがあったのにどれも満杯、それで六ヶ所村再処理工場に3000トンの入るプールを作り、そこに使用済み燃料を移動したが、再処理工場は動かないのでたまるばかりで満員(動かないので処理できない)、他に入れ場なし(泣)。青森の陸奥に中間貯蔵施設を5000トン分作ったが、ここに入れられるのは東電と日本原電のみ、他の会社はお手上げ(泣)、なのです。東電と原電はしのげても他の会社はアウト(泣)です。

 何から何まで、どうしたらエエのか(泣)なのです。今週の小出先生のお話は以上です。なお、やりとりの全文はラジオフォーラムHPにあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no47/

 ここで音楽、日航機墜落、犠牲者の坂本九さんの上を向いて歩こう、です。 

 米田さんの、後半のお話、この事故で自衛隊機が来て、追跡取材で目撃者もあり、長野の方で山を越えたところ、農作業をしていた人が、墜落時きのこ雲を見て、それを5人も6人も見て警察に連絡し、しかしこれは公式の報告にはならず、公式は警察・自衛隊、この目撃をなぜか葬り、間違った情報を4回も流したのです。それで、米田さん2000年にボイスレコーダーを手にいれ、機長、副操縦士らの会話を入手し、事故調の関係者(名前は言えない)が人を介して米田さんに送られ、この人は事故調査報告書に疑問を感じて、15年間持っていた人が事故を追跡していた米田さんに送った。

ボイスレコーダーを調べて、問題は二つ、トラブル時のこと、公式記録では爆発と機長が言ったが、ボイスレコーダーは何か分かったのかと副操縦士に聞いて、それに対してエンジンは大丈夫となった、それを爆発と、事故調は隔壁破壊としているが、ストーリーはおかしい。もうひとつは、爆発=穴があくから空気がなくなり酸素マスクがいるのに、その会話を7分前に事故調では改竄している、そういう音声記録がある。酸素マスクをつけたら声がこもるのにそうなっていない。つまり隔壁破壊ではない(空気は漏れていない)可能性もあるのです。もし隔壁破壊なら空気がなくなり温度も下がるから、生存者は寒かったとなるのに言っていない。つまり、隔壁破壊ではない!事故調の発表した原因ではなく、事故調はボーイング社の整備ミス(7年前の尻餅事故)を原因に隔壁が壊れたと言っているが、真相は、米田さん、航空関係者や専門家に取材して、まずは垂直尾翼が伊豆半島上空で破壊され、それからこの事故は始まり、破壊の理由は細かい振動があり、尾翼に限度を越える変形が起きねじれて、隔壁にも一部穴が開いた。

垂直尾翼は相模湾に沈み、そこを探したら分かるのに(深さ200m)、アメリカの連邦航空局、事故の4日後に隔壁もボイスレコーダーも解析どころか回収もしていないのに、隔壁破壊と発表した。理由はボーイング社の修理ミスにした=123便の固有ミスにした。アメリカの国益にも関わり、ボーイング社もアメリカの国益に従いそれに沿う報告書になった。それで日本の事故調も認め、垂直尾翼は調べられず。これは結論があり、それに会った追跡がなされているのです。日航の整備の責任、123便は国内機、国際機は隔壁も点検するが、国内機は点検しない。そのため日航の整備も法的に問題はなし(本来はやらないといけない)、しかし日航の整備士はおかしいと言っているのです。

 整備ミスで起こったなら、520人も亡くなり、群馬だから前橋の検察が捜査すべきorボーイング社の謝罪があるべきなのに、不起訴になり、アメリカの国益のため123便固有の事故にされてしまい、ボーイング、日航も不起訴、誰も責任を取らず、これは原発事故と同じなのです。事故調の見解ではなく、しかし真相は分からないと次の事故になるのにうやむやにされた。事故調査は再発防止のために行われるのに、こうしてうやむやにするのは日本の事故調の能力不足、安全は担保されず、原発事故もこの通り分からないのです。

 秘密保護法が出来たら、謎を追求できなくなり、米田さん防衛省を担当していて、都合の悪いことは今でも隠され、政府の言うことは原発でもはっきり言わない(つまり、秘密保護法が出来たら何も分からなくなる)と指摘されました。以上、闇の深い、123便事故のことでした。

 さらに、今の日本航空(JAL)の問題に関して、リストラの撤回を求める訴訟をされている元客室乗務員の神瀬(こうのせ)麻里子さんのお話がありました。神瀬さん、お電話でのお話です。

 神瀬さんを元客室乗務員と紹介したのは、165名も解雇され、もうすぐ3年。2010年の大晦日に解雇され、それもパイロット81名、客室乗務員84名、1月にJALが経営破綻し、人員を減らさないといけなくなり、希望退職に必要な人数を越えて応じたのに、さらにクビを切られて、神瀬さんは現職復帰を求めて裁判を闘い、証拠が出て、指名解雇、会社の切りたい人を切った(労組をつくり文句を言う人を切った)、年齢で切り、客室乗務員は53歳以上などの高年齢者を切り、それだけでなく会社の理由、病気欠勤をした人を切り、神瀬さん用の解雇理由をつけたのです、ムチャクチャな会社なのです。

 現在、日航は業績好調なのですが、解雇した人は戻さず、しかし客室乗務員を1580人も雇い、ベテランを雇わない。社会の常識、ILOの勧告はそうなのに、裁判中なので交渉の場も作らないのです。

 年齢でクビを切れるなら、他の企業もやりかねず、JALは史上最高益なのに、ANAよりいいのに、高齢の労働者を切るのは許せないのです。

 裁判をされて、今は控訴審、判決は来年3月、結審は12月(客室乗務員、パイロット共に)、ぜひ勝ちたい。空の安全からも、ベテランの乗務員がいるのです。神瀬さん、85年の事故では台北について夜に事故を知り、その時の衝撃は今も忘れられない。日航は安全をと反省し経営陣も一新し、経営者も労働者も沈まぬ太陽の世界になったのに、今ベテランの首を切り、これから日航が儲けるには、ものを言う労働者は邪魔なのです。京セラから来た稲盛氏はヒーローと言われているのに安全より儲けと言い、JRの福知山線事故と同じなのです。以上、神瀬さんのお話でした。

 今日は、日航機123便のことですが、この国は責任を問わない、原発も航空機もJRも、であり、秘密保護法が出来たら真相は隠されるから、秘密保護法は廃案にすべきなのです。以上、今週のラジオフォーラムでした。