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「北朝鮮」を悪魔のように言う日本の人たち、この歴史を知っていますか:ブルース・カミングス「朝鮮半島の血塗られた歴史」 by limitlesslife

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「北朝鮮」を悪魔のように言う日本の人たち、この歴史を知っていますか:ブルース・カミングス「朝鮮半島の血塗られた歴史」Bruce Cumings: A Murderous History of Korea: a Japanese translation

Posted: 27 May 2017 02:50 AM PDT

米国や日本のメディアはもっぱら「北朝鮮」を悪者のように扱いますが、その見方は一方的とはいえないでしょうか?日本や米国は朝鮮半島で何をしてきたのでしょうか?なぜ、誰のせいで朝鮮半島は分断されたのでしょうか?朝鮮を植民地支配した日本の歴史的責任は何なのでしょうか?朝鮮半島の「核の脅威」とはそもそも誰の脅威なのでしょうか?私たち日本人は好戦的な政府と一緒にこの国の「脅威」ばかりをあげつらうのでいいのでしょうか?

シカゴ大学のブルース・カミングス教授による「ロンドン・レビュー・オブ・ブックス」の記事

A Murderous History of Korea
https://www.lrb.co.uk/v39/n10/bruce-cumings/a-murderous-history-of-korea

の日本語訳を紹介します。
★訳はアップ後修正することがあります。このまま転載せずに、リンクを広めてください。

朝鮮半島の血塗られた歴史

ブルース・カミングス

Bruce Cumings

翻訳:酒井泰幸

40年以上前、私と同じように米国国立公文書館で朝鮮半島関係の文書を閲覧していた外交史家と、私は昼食を共にした。その時ふと彼が口にしたのは、朝鮮半島の非武装中立地帯(DMZ)が世界の終末の爆心地になるかもしれないと時々思うことだった。今年の4月、北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は「熱核戦争(水爆戦争)がいつ起きてもおかしくない危険な状況」を警告した。数日後、トランプ大統領はロイター通信に「わが国は北朝鮮と大きな、大きな紛争になるかもしれない」と語った。アメリカの大気科学者は、比較的小規模な核戦争でさえ、世界中の人々を危機にさらすほどの煤煙と粉塵を巻き上げることを示した。「たとえばインドとパキスタンの地域戦争は、オゾン層破壊と気候変動を引き起こし、ヨーロッパ、米国、その他の地域に劇的な損害を与える可能性がある。」我々はどうしてこんな状況に至ってしまったのだろうか?いったいなぜ、(トランプと金正恩[キム・ジョンウン]の両方ともそうだが)言うことの半分がたぶん嘘で、思い上がって虚栄心の強い自己陶酔者が、世界の平和だけでなく、おそらく地球の未来までも、その手に握るようになったのだろうか?我々がここに立ち至ったのは、アメリカ人の側が歴史を直視せず、北朝鮮の指導者が同じ歴史を見るレーザー光線のような鋭い眼差しを理解することを嫌う姿勢が凝り固まっているからだ。

北朝鮮は4月25日に朝鮮人民軍の創設85周年の記念日を祝った。世界的緊張が極まる中、24時間放送のテレビ番組が平壌(ピョンヤン)でのパレードを放送した。朝鮮民主主義人民共和国の建国が1948年なのに、なぜ85周年だったのかという疑問に関心を向けたジャーナリストはいなかったようだ。本当は何を祝っていたかというと、それは中国東北部で朝鮮人が抗日ゲリラ闘争を始めた日で、公式には1932年4月25日とされている。1910年に日本が朝鮮半島を併合した後、国境を越えて逃げた多くの朝鮮人の中に、金日成(キム・イルソン/きん・にっせい)の両親がいたのだが、独立運動が武力抵抗へと変わったのは、1932年3月に日本が傀儡国家の満州国を建国した後だった。金日成と同志たちは苦難の13年間となる作戦を開始し、ついに日本は1945年の降伏条件の一環として朝鮮半島の支配権を手放した。これが北朝鮮指導者の正当性を自国民に示す拠り所となっている。指導者たちは祖国への植民者に抵抗した革命的国家主義者である。朝鮮戦争のとき米空軍の猛攻で全ての都市が壊滅し、国民が地下壕に住み、そこで働き学ぶことを余儀なくされたとき、指導者たちは再び抵抗した。それ以来、指導者たちは米国への抵抗を続けている。そして指導者たちは西側の共産主義の崩壊にも抵抗した。今年の9月で、朝鮮民主主義人民共和国が存続した年月の長さはソビエト連邦と肩を並べる。だが、北朝鮮は共産主義国というよりも、これまで世界に例を見ない軍事国家だ。わずか2千5百万の人口から徴兵した北朝鮮の人民軍は、130万の兵士を擁し世界第4位の大きさだ。これをわずかに上回る第3位の軍隊は、偶然にも140万の兵士を擁するアメリカ軍だ。北朝鮮の成人のほとんどは、男女を問わず長期間をこの人民軍で過ごす。予備兵の人数に上限があるとすれば、それは北朝鮮の人口だけだ。

金日成の抗日活動の物語は、北朝鮮では伝説と誇張に包まれているが、韓国では全面的に否定されている。しかし明らかに彼は英雄だった。気温が時には零下50度にも達する、想像できる限り最も過酷な冬の環境の中、彼は10年間戦ったのだ。最近の研究で判明したのは、満州国内の抗日パルチザンは、多くは中国の幹部に統率されていたとはいえ(金日成は中国共産党員だった)、大部分が朝鮮人だったことだ。別働隊を指揮していた他の朝鮮人抗日パルチザンの中には、崔庸健(チェ・ヨンゴン)、金策(キム・チェク)、崔賢(チェ・ヒョン)がいた。彼らは1945年に平壌へ戻ると、新体制の中核となった。彼らの子孫が現在の膨大なエリート層を構成している。現政府でナンバー2の地位にある崔龍海(チェ・リョンヘ)は、崔賢(チェ・ヒョン)の息子だ。

金日成の名声を期せずして高めたのは日本だった。日本の新聞は金日成と朝鮮人売国奴の戦いを書き立てた。金日成を追い詰めて殺すために日本が雇った朝鮮人売国奴を指揮していたのは、野副昌德(のぞえ・しょうとく)少将で、帝国陸軍の「金日成特別師団」(独立守備隊)を統率していた。1940年4月に、野副の部下は金日成の最初の妻と考えられたキム・ヘソンを捕らえた。日本は彼女を使って金日成を隠れ家からおびき出そうとしたが上手く行かず、間もなく彼女を殺害した。前田タカシが率いたもうひとつの日本の特別警察部隊には、多くの朝鮮人が含まれていた。1940年3月、前田討伐隊は金日成の抗日パルチザンに襲撃され、両者とも重大な人的損害を被った。前田は金日成を2週間近く追跡した末、金日成の罠にかかった。金日成は前田隊の兵士150人に対し250人の抗日パルチザンを投入し、前田と58人の日本人の他、行動を共にしていた17人を殺害した。また13人を捕虜にし、大量の武器弾薬を奪った。

1939年9月、ヒトラーがポーランドに侵攻していた頃、日本は関東軍6大隊に加え、満州国の軍と警察あわせて2万人を動員して、研究者のス・デソクが「大討伐」と呼ぶ作戦を開始した。これは、金日成と崔賢(チェ・ヒョン)が率いる抗日パルチザンに対する、6カ月にわたる討伐作戦だった。1940年9月には、さらに大規模な兵力で中国と朝鮮の抗日パルチザンに対する鎮圧作戦に乗り出した。「討伐作戦は1941年3月末まで1年8カ月にわたって行われた。金日成が率いた者たちを除き、反逆者は完全に撃滅された。反逆者の頭目たちは銃殺されるか服従を強要された」とス・デソクは書く。この長期にわたる日本の鎮圧作戦の中心人物が、岸信介(きし・のぶすけ)だった。彼は経営する軍需工場で名をなした。米国占領期にA級戦犯容疑者となったが、戦後日本の建国の父の一人、そして長らく日本を支配する自由民主党の創設者の一人となった。岸は1957年から1960年まで2期にわたって首相を務めた。日本の現首相、安倍晋三は岸の孫で、他のどの日本の指導者にもまして岸を崇敬している。トランプが2月11日にマー・ア・ラゴで安倍と夕食を共にしていた時、食事の途中で狙ったように飛び込んできたメッセージは、平壌からのものだった。北朝鮮は新型固体燃料ミサイルを移動式発射台から打ち上げる実験に成功した。金日成と岸は互いの孫を通して再会を果たしたのだ。80年が経ち、北朝鮮と日本の間には、悪意に満ちた和解不能の敵意が、今も空中を漂っている。

西側諸国では、北朝鮮の扱いは一方的で、歴史にもとづくものではない。人名さえ正しく理解できる人は誰もいない。安倍のフロリダ訪問で、トランプは安倍を「シンゾウ総理」と呼んだ。4月29日に、CNNの有名な解説者アナ・ナヴァッロは、「ウン坊やは狂人だ」と言った。北朝鮮の悪魔化は、政党の区別を超え、意識下に大量に蓄えられた人種差別主義でオリエンタリズム(東洋を不気味で異質なものと規定する西洋の姿勢)のイメージに基づいている。北朝鮮人にはアメリカ流の現実の定義を拒絶する正当な理由があるかもしれないということを、誰も受け入れようとしない。圧倒的な米国の力を前に、北朝鮮人がアメリカの世界観を拒絶するとき、たいていは無関心、時には傲慢な振る舞いとして現れるが、このために北朝鮮は理不尽で制御不能、したがって根本的に危険な国だと映る。

だがもしアメリカの評論家や政治家が朝鮮半島の歴史を知らないとしても、少なくとも自国の歴史は知っているべきだ。米国の朝鮮半島への関与は第二次世界大戦の終盤に始まった。このとき米国国務省の計画立案者が恐れたのは、朝鮮半島北部に進入しつつあったソビエト兵が、中国東北部で日本と戦っていた3万人に上る朝鮮人抗日パルチザンを連れてくることだった。戦後朝鮮半島問題について最も強い発言力をアメリカが確保できるよう、国務省は完全な軍事占領の検討を始めた。それは短期間の占領かもしれないが、報告資料にあるように「かなりの長期間」にわたる占領になる可能性もあった。要するに、「米国の相対的な力の有効性が弱まる」ことを防ぐために、他のどの勢力も朝鮮半島に関与させるべきではないということだった。議会と米国民はこのことについて何も知らされなかった。計画立案者の何人かは親日派で、それまで日本が朝鮮半島を植民地支配することに異議を唱えたことがなく、これからは平和的で従順な国として戦後日本を復興したいと望んでいた。彼らは、ソビエトの朝鮮半島占領によってこの目標が阻まれ、太平洋地域の戦後安全保障を害することになるのを恐れた。この論法に従って、長崎が完全に破壊された翌日に、米国陸軍省のジョン・J・マクロイはディーン・ラスクと同僚を別室に呼び、朝鮮半島をどのように分割するか考えさせた。彼らは38度線を選び、3週間後には2万5千人のアメリカ戦闘部隊が朝鮮半島南部に入り、軍事政権を樹立した。

占領は3年続いた。アメリカの占領を支えるため、アメリカは旧日本関係者で金目当てに働く人を最後の一人まで探し出して全て雇い入れた。その中には朴正熙(パク・チョンヒ/ぼく・せいき)や金載圭(キム・ジェギュ/きん・さいけい)のような日本軍の元将校が含まれ、この二人はソウルのアメリカ陸軍士官学校を1946年に卒業した。(1961年の軍事クーデターの後、朴は韓国の大統領になった。朴政権は15年続いたが、大韓民国中央情報部(KCIA)の代表だった元学友の金載圭が、ある夜の会食で朴を射殺した。)1948年にアメリカが去った後、38度線を挟んだ境界線地帯は、もう一人の帝国陸軍の元将校、金錫源(キム・ソグォン/日本名:金山錫源(かねやま・しゃくげん))の指揮下に入った。韓国の度重なる北朝鮮への侵入の後、1950年6月25日に全面的な内戦が勃発したのも驚くには当たらなかった。韓国の指導者は安全保障に不安を感じ「北風」の脅威を意識しているが、韓国自体の中では、左翼や共産主義といくらかでも関係を疑われる人々に対する国家の暴力が荒れ狂っていた。通常戦争が始まってから最初の数カ月で、韓国政府の手により少なくとも30万人が拘留・処刑されるか単に失踪したことを、歴史学者のキム・フンジュンが明らかにした。1950年6月以前に10万から20万の人々が韓国政府または米占領軍の手による政治的暴力の結果として命を落としたことを、私自身の研究とジョン・メリルの研究が示している。ファン・ソギョンの新刊書「朝鮮半島の危機的な戦争(Korea’s Grievous War)」は、保管資料の調査、集団墓地の記録、死者の親族と大阪に脱出した亡命者とのインタビューで構成されているが、本書で彼女は半島南部沿岸の村々での大量虐殺を記録している。要するに、大韓民国は冷戦初期で最も血塗られた独裁国家の一つだった。大虐殺の加害者の多くは、かつて日本のために手を汚し、その後アメリカによって復権した人々だった。

アメリカは自国を戦後朝鮮半島史の単なる傍観者と見ることを好む。それは常に受け身で表現される。「朝鮮半島は1945年に分割された」というとき、戦後外交政策に最も強い影響力を持つマクロイとラスクの2人が、誰にも相談することなく線引きを行ったという事実には全く言及しない。米国が韓国陸軍の作戦指揮権を握っていた時期に、1961年と1980年の二度にわたる軍事クーデターが韓国で起きている。韓国政治へ介入したと非難されないように、アメリカは手をこまぬいていた。1988年以降の韓国の、安定した民主社会と活気ある経済のおかげで、そこに至る40年の歴史を事実だと認める必要性は握りつぶされてしまったようだ。その時代なら、北朝鮮の独裁政治はソウルの軍政に対抗するために必要だったと主張するのは、道理にかなったことだったかもしれない。北朝鮮が、よく言えば歩く時代錯誤、悪く言えば卑劣な専制政治のように見られるのは、現在の文脈においてだけである。この25年間、世界は北朝鮮の核兵器について不安を煽られ続けてきたが、1958年に朝鮮半島へ核兵器を持ち込んだのは米国だったということを指摘する人はほとんどいない。ジョージ・H・W・ブッシュ(父ブッシュ)政権下で戦術核兵器の引き揚げが世界的に起きるまで、何百発もの核兵器が韓国に保管されていた。だが、1991年以来すべての米政権は北朝鮮を挑発してきた。核兵器搭載可能な爆撃機を韓国領空で頻繁に飛行させ、いつでもオハイオ級原子力潜水艦が北朝鮮を数時間で破壊できる。現在、2万8千人の米軍が韓国に駐留し、核武装能力を持った北朝鮮との勝者なき膠着状態を長期化させている。実際に占領は「かなりの長期間」となったが、80年目に入る壮大な戦略的失敗の結果でもある。評論家の常套句では、米政府は北朝鮮を真面目に受け取ることができないが、北朝鮮は一度ならず手段を講じてきた。そしてアメリカはどう対処して良いのかを知らない。

トランプと彼の国家安全保障チームが言わせれば、現在の危機が生じたのは、北朝鮮でアメリカの中心地を攻撃できる大陸間弾道ミサイルの完成が目前に迫っているからだ。専門家の多くは、ミサイルが使用可能になるまであと4〜5年かかると考えているが、だからといって大した違いがあるのだろうか?北朝鮮は1998年に最初の長距離ロケットを実験し、朝鮮民主主義人民共和国の建国50周年記念日を祝った。最初の中距離ミサイル実験は1992年のことで、射程に沿って数百キロ飛行し目標に的中した。北朝鮮が現在保有する固体燃料を使ったさらに高度な移動式中距離ミサイルは、発見されにくく発射しやすい。朝鮮半島と日本に住む約2億人がこのミサイルの射程内に入る。言うまでもなく、中国の数億人と、米国外で唯一恒久的に駐留している沖縄の米国海兵隊師団も、この射程に入る。北朝鮮のミサイルに実際に核弾頭を装着できるかどうかは定かでないが、それが実現し、怒りにまかせて発射ボタンに手をかけたなら、即座に北朝鮮はコリン・パウエルが印象深く「豆炭」と呼んだものに成り果てるだろう。

だが、パウエル元帥が重々承知していたように、既にアメリカは北朝鮮を豆炭に変えていたのだ。映画監督のクリス・マルケルが北朝鮮を訪れたのは1957年のことで、米国の絨毯爆撃が終わってから4年が経過していた。「皆殺しがこの大地を蹂躙した。家々もろとも灰になったものを誰が数えられよう?…国が人為的な境界線で2つに引き裂かれ、両側で相容れないプロパガンダが繰り広げられるとき、この戦争の原因はどこにあるかを問うのは無邪気というものだ。境界線こそが戦争なのだ」と彼は書いた。(境界線を引いたのがアメリカだとはいえ)アメリカの言い分とは異質な、あの戦争の基本的な真実を認識した彼は、次のように述べた。「北朝鮮人がアメリカ人に対して一般的に持つ考えは奇妙なものかもしれないが、朝鮮戦争の終盤にアメリカに住んでいた身としては、当時流布されていた戦闘イメージの愚かさと残酷趣味に肩を並べるものは他にないと、私は言わざるを得ない。『アカの火あぶり、こんがりカリカリ。(The Reds burn, roast and toast.)』」

そもそも最初から、アメリカの政策は朝鮮民主主義人民共和国に苦難を与えて支配する選択肢を順繰りに実行してきた。1950年以来実施している制裁措置で、好ましい結果が得られたという証拠はない。1948年以来実施している不承認も、好ましい結果は伴っていない。1950年の終わりに米軍が北朝鮮に侵攻したとき試みた政権転覆は、中国との戦争につながっただけだった。そして、効果を上げた唯一の方法である直接対話は、北朝鮮の全てのプルトニウム関連施設を1994年から2002年まで8年にわたり凍結することに成功し、ミサイルの廃棄を実現する一歩手前まで行っていた。5月1日に、ドナルド・トランプはブルームバーグ・ニュースに次のように語った。「私が[金正恩(キム・ジョンウン)と]会談するのが適切であれば、絶対にそうします。喜んでそうします。」これが真剣なコメントだったかどうかは分からないし、トランプがまたニュースのネタになろうとして言っただけかもしれない。だがいずれにせよ、彼は疑いなく異端者だ。米国の政府中心部に借りを作っていない大統領は、1945年以来では初めてだ。彼は金正恩氏と席を並べ、地球を救うことができるかもしれない。

(以上)

★5月26日、イタリアでの日米首脳会談において北朝鮮について「対話ではなく圧力をとの認識で一致」と日本メディアは一斉に報道していますが、報道を見ていて、わざわざ「対話ではなく」なんていうかな、と思いました。そこでホワイトハウスの発表(下記1)を見てみたら、案の定、「圧力を強める」とは言っていますが「対話でなく」などと言っていません。トランプ大統領は5月1日に、金正恩とは適切な状況でなら会うことは光栄だと言ったばかりです。日本のメディアの情報源はこの外務省の発表でしょう。「両首脳は,北朝鮮問題に関して政策のすりあわせを行い,今は対話ではなく圧力をかけていくことが必要であること,中国の役割が重要であることを改めて確認した。」と言っています。「すりあわせ」という言葉は、意見の不一致を示唆します。おそらく「対話ではなく」というのは安倍首相の意見だったのでしょう。ホワイトハウスの発表をみるかぎりこの点において「一致」していたとは思えません。

1)
The White House
Office of the Press Secretary
For Immediate ReleaseMay 26, 2017

Readout of President Donald J. Trump’s Meeting with Prime Minister Shinzo Abe of Japan

President Donald J. Trump met today with Prime Minister Shinzo Abe of Japan in Taormina, Italy, before the start of the G7 Summit.  In the wake of the horrific terrorist attack at the Manchester Arena in the United Kingdom, the two leaders reaffirmed their shared resolve to cooperate to the fullest extent possible to counter terrorist threats.

The President said the United States will work with Japan and the Republic of Korea, as well as our other allies and partners around the world, to increase pressure on North Korea and demonstrate that North Korea’s current path is not sustainable.  President Trump and Prime Minister Abe agreed their teams would cooperate to enhance sanctions on North Korea, including by identifying and sanctioning entities that support North Korea’s ballistic missile and nuclear programs.  They also agreed to further strengthen the alliance between the United States and Japan, to further each country’s capability to deter and defend against threats from North Korea.



毎日放送VOICE(2017/5/4) 激動の韓国、大統領選挙、李相哲&辻憲太郎さんの報告 by limitlesslife
May 5, 2017, 2:39 am
Filed under: 朝鮮(南・北)

 

永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」、前日に続いて韓国の報告、今回は朴槿恵氏の弾劾&逮捕・起訴に伴う新大統領選挙について、解説委員の辻憲太郎さんと、龍谷大学の李相哲さんの報告、解説がありました。

北朝鮮がロケットを発射して、地下鉄を止めた某国もありましたが、辻さん、韓国からの報告で、現地は北朝鮮に某国のようにヒステリックではなく、至って冷静であり、そしてソウルでは大統領選挙で、最有力候補の文氏が来ると、若者たちが韓流アイドルのように出迎えて、若者たちの熱狂がすごいものであり、若者たちは、失業率も高く(10%)、財閥などが富を独占している、それを文氏に是正してほしいと、まさに昨年のアメリカ大統領選挙でのサンダース氏の旋風そのままです。文氏は、テレビ討論で北朝鮮も主権国家であり、対話が必要、トランプ大統領も正恩氏との対話を意図していると指摘しているのです。

そして、辻さん、北朝鮮国境の町を取材されて、さぞかし緊張している…と思いきや、現地ではサーフィンをして、北朝鮮と聞くとヒステリックになる某国とはエライ違いであり、しかし、北朝鮮との、2000年に始まった交流も2008年に停止になり、現地では、最盛期に北朝鮮との交流で月100万円売り上げがあったのが今干上がり、現地では文氏が大統領にならなかったら、他のところに移住するとの声すらあります。

そして、世論調査では、トップの支持率の文氏が40%の支持率、中道左派の安氏が一時追い上げたものの、今では保守の洪氏と拮抗しており、これは朴氏の罷免→逮捕時には大変な差が文氏と安氏、洪氏について、その後北朝鮮のこと、トランプ大統領のシリア攻撃と、アメリカの圧力、カール・ビンソンの派兵などあり、支持率を見たら安氏は一時上げていたのが落ちて、他方洪氏は一定しており、これについて、李さんは、洪氏を支持しているのは保守、朴槿恵氏を支持していた層であり、世論調査に答えない層があり、これはアメリカ大統領選で隠れトランプの勢力と同じであり、彼らの支持が10%あり、洪氏はそのかさ上げがあったら、アメリカ大統領選と同じであり、つまり文氏=サンダース氏、洪氏=トランプ氏、安氏=ヒラリー・クリントン氏の様相で、李さんは保守系の動きで逆転はないわけではない、来週の投票は大きく注目されると指摘されました。

そして、ゴールデンウィークで、関空から就航している便はソウル行きが圧倒的に多く、日本からの観光客は北朝鮮情勢はあまり意に介していない模様であり、要するに北朝鮮と聞くとヒステリックになる某国がおかしいのであり、まあ、アメリカ、北朝鮮、某国と、トップはどれも???ですが、この中では某国の某ASS氏が一番イカレている模様で(笑)…しかし、今や世界最大のエレクトロニクス産業を持つ韓国は大人ではあり、某国の日本会議のポスターに日本人で良かったというものがありますが、今や落ち目国家の日本、登り龍の韓国への嫉妬も、北朝鮮にヒステリックになる背景かな?と思いました、以上、VOICEの内容でした。



毎日放送ラジオ 上泉雄一のええなぁ(2017/5/2) 澤田克己 韓国大統領選、北朝鮮との関係を語る by limitlesslife
May 3, 2017, 12:40 pm
Filed under: 朝鮮(南・北)

 

永岡です、毎日放送ラジオの、上泉雄一のええなぁ、ちなみにNEWS、韓国の大統領選、今後の日韓関係について、毎日新聞ソウル前支局、論説委員の澤田克己さんがお話をされました。

韓国の国内は北朝鮮のことでどうか、澤田さん「基本的に気にしていない」、日本が地下鉄を止めて異常、韓国は慣れている&冷戦期は怖がったが、90年代に北朝鮮は餓死、韓国は豊か=北朝鮮がみすぼらしく、怖いとは思えず、誰も北朝鮮のことを気にしておらず、そして韓国大統領選に北朝鮮のことは影響はあっても、安全保障は議論になっても、一番違いの出しやすいのは安全保障、分断国家で、保守、右が敏感で、日本では死語のアカ攻撃をして、しかし身内を固める効果はあり、今はデータで、文氏がリードしていると上泉さん指摘されて、澤田さん「よほどのことがないと文氏リードは変わらない」、理由は、澤田さん、廬武鉉氏の側近で、廬武鉉は人気があり、廬武鉉とイメージを重ねて、文氏は強烈な個性ではなく、文氏の周りに廬武鉉氏の側近がいて、排他的な雰囲気もあり、朴槿恵氏もそうで、排他的なことは困る。

2番での安氏は、ガクンとポイントを落として、文氏は基礎の支持が3割あり、安氏はそれがせいぜい1割、共に民主党の予備選で2番手がぼろ負け、ライバルは安氏のみ、文氏が嫌いだから安氏に流れたものがあっても、テレビ討論で安氏はボロボロ→全滅、勝ち目のない候補が3人いて、彼らは切れ味が良く、文氏嫌い→でもテレビ討論で安氏ダメ、になり、安氏は文氏に勝てそうと見ていたのに、テレビ討論で安氏はボロボロ、自信なしの様子で、安氏は頭が良くても、丁々発止のやり取りができず、他の人たちは政治家、安氏は政治家でなかったのが、5年前にトランプ氏のようなにスターダムとして出て、国会議員になったのは3年前、しかしトランプ氏は丁々発止OKなのに、安氏は丁々発止ダメ。

そして、文氏が大統領になったら、対日はどうなるか?澤田さん「わからない」、日本だと文氏は反日と報じられても、文氏には2つの流れがあり、韓国だと学者に力があり、日本との関係も、慰安婦問題の再交渉と言っても、ご破算は無理で、再交渉でお茶を濁す、あるいは、政治家の中には強硬論もあり、どちらが文氏の就任後力を持つかであり、現実問題でも、ASSは河野談話の修正と言っても、結局見直せず、検証として、これと同じことになり、そうなったら澤田さんの感触だと日韓関係は変化はなく、選挙用に強いことを言っても、現実は妥協になり、トランプ氏もそうであり、そう澤田さん思いたい。

文氏の、対北朝鮮は「現実にできることほとんどなし」、対話や、もう少しマイルドに、であり、人道支援は軽くできて、しかしそれ以上のもの、アメリカに人道支援を要請するのは難しく、米韓関係は悪くなったら、日韓関係にも影響して、韓国の世論として、対北朝鮮に、強く出るのか、太陽政策のどちらかと上泉さん聞かれて、澤田さん、どちらも行き過ぎはダメ、太陽政策のやりすぎも、戦争もごめんで、韓国国内でも微妙、むしろ北朝鮮に騒いでほしくなく、北朝鮮は今回、少しは話題になっても、澤田さん韓国に行かれて、北朝鮮のことを聞いたら、北朝鮮のやることは変わらなくても、相手がトランプ氏だから何をやるかわからないと、カール・ビンソンが行ってしまい、オバマ氏なら無茶苦茶をしないが、トランプ氏なら…であり、韓国世論はそれほど騒いでほしくない。

韓国の世論は大統領選でもちきりであり、しかし何が起きるかわからず、直前に大スキャンダルが飛び出すかも知れず、安氏や、保守の候補の力でも文氏にはどこまで迫るかが注目で、澤田さん先週韓国に行かれて、結果について、また報告されます。上泉さん、韓国の国内は落ち着いていると指摘されて、スタジオでもトランプ氏が不確定要素との指摘がありました。以上、ちなみにNEWSの内容でした。

 

 

 



奇襲攻撃により北朝鮮の核が除去された場合、韓国の左派政権は米韓同盟の破棄に動く可能性がある   by limitlesslife
February 11, 2017, 12:05 am
Filed under: 朝鮮(南・北)
奇襲攻撃により北朝鮮の核が除去された場合、韓国の左派政権は米韓同盟の破棄に動く
可能性がある。主敵の脅威が減じた以上、中国との関係を悪化させる米韓同盟は邪魔に
なるからだ。

一方、米国が電撃的に北朝鮮と妥協すると予測する向きもある。北が核・ミサイル開発
を凍結すれば、見返りに平和条約を結ぶ、との構想だ。在韓米軍の撤収――さらには米
韓同盟廃棄の呼び水となる。韓国に左派政権が誕生すれば、その可能性がぐんと増す。

米韓同盟が消滅すれば日本は盾を失い、直接、大陸と向き合うことになる。日本にとっ
て「凶」だ。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/122000084/?P=1

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



「第2次朝鮮戦争」から目をそらす韓国人 「狂犬」のお達しも空振りに by limitlesslife
February 11, 2017, 12:03 am
Filed under: 朝鮮(南・北)

「第2次朝鮮戦争」から目をそらす韓国人 「狂犬」のお達しも空振りに

鈴置 高史 日経ビジネス 2017年2月10日(金)

(前回から読む)

米国が「北朝鮮の核武装」阻止に動く。だが、韓国の腰は定まらない。

マティスに反旗の左派系紙

鈴置:「狂犬」(Mad Dog)のあだ名を持つマティス(James Mattis)米国防長官が2月
上旬、韓国と日本を訪問しました。

韓国紙はマティス訪韓をどう評したのですか?

鈴置:在韓米軍へのTHAAD(=サード、地上配備型ミサイル防衛システム)配備に焦点
を当てました。韓国がそれを受け入れるかが米韓同盟の試金石となっているからです(
「『北の核』潰しの覚悟を日韓に質したマティス」参照)。

メディアにより、意見は割れました。左派系紙のハンギョレはTHAAD配備の危うさを
指摘しました。社説「新ミサイル体制のために訪韓したような米国防長官」(2月3日、
日本語版)で以下のように主張しました。

マティス長官は24時間ほどの短い訪韓中にTHAADの配備を押し切ると何度も表明した。
訪韓の最大の目的が「THAAD配備固め」のようにすら感じられる。

このような動きは中国やロシアを刺激して朝鮮半島と北東アジアの安保情勢を悪化させ
、核問題解決策の議論の障害物になりかねない。

マティス長官の今回の歴訪は北朝鮮だけでなく中国にも警告メッセージを送る意味があ
る。トランプ大統領が公言してきた対中国圧迫を本格化させるのに先立って、韓米日の
協力体制を固めようとしているのだ。

我が国は今後韓米日の軍事安保協力強化の求めによって具体化していくこのような動き
に対して、バランス感覚を持って対処する必要がある。

ハンギョレは「日米韓」の軍事協力強化に反対してきました。北朝鮮との融和も唱え
ています。こうした書きっぷりになるのも当然です。

「ずるい」中央日報

配備には賛成するけれど、さりげなく留保条件も付ける「ずるい」社説を書いたのが
中央日報です。「THAAD配備と拡大抑止の強化に漏れがあってはならぬ」(2月3日、韓
国語版)です。

見出しだけ見ると、親中色が強くTHAAD配備に慎重だった中央日報が「狂犬」の訪韓
を受け、宗旨替えしたかと思います。

本文中でも「THAADは北朝鮮の核・ミサイルから国民と財産、米軍の兵力の保護と生
存に必須の防御兵器だ」と主張しました。でも、それに続いてこんなくだりがあるので
す。

配備に反対する国民をもう一度説得し、中国とロシアにも誠意を持って説明することを
政府に望む。

韓国民はともかく、中国とロシアは韓国政府がいくら説得しても応じるはずがありま
せん。米国に対しては「私は配備に賛成しました」とゴマをすり、中ロには「御意向を
尊重するよう政府に要求しました」と弁解する、子供だましの筆法です。

相変わらず「二股」の朝鮮日報

最大手の朝鮮日報は?

鈴置:やはり米中双方にいい顔をする「二股社説」を載せました。2月4日の社説「トラ
ンプ時代にも米韓は利益ではなく『価値の同盟』でなければ」(韓国語版)から引用し
ます。

マティス長官の言葉通り「THAADはひとえに北朝鮮のミサイルの脅威に対する防衛的な
武器」であり「韓国国民と我々(米国)兵力を保護するための措置」だ。

中国がTHAADに憂慮することには留意せねばならぬが、我々を手なずけようとか、韓米
同盟を離間する機会にしようとするのは決して容認しない。

まず、マティス長官の言葉を引用することで中国の怒りを米国にそらそうとしました
。「配備は米国の意向です。文句を言うなら米国に言って下さい」というわけです。

そのうえ「中国の憂慮に留意せねばならぬ」と書いて「あなたに逆らうつもりはあり
ませんから」と、もみ手したのです。

こんな舌先三寸の社説を書いて、もし中国から「だったらお前の言う通り、俺にもち
ゃんと留意して配備を拒否しろ」と言われたら、朝鮮日報はどうするのでしょうか。

マティスもげっそり?

韓国各紙の社説をマティス長官が読んだら、さぞかしげっそりするでしょうね。

鈴置:げっそりしたと思います。韓国は北朝鮮との緊張が高まるたびに米国に「次の米
韓合同軍事演習では、B52爆撃機など戦略兵器を持ち込んで北を脅してくれ」「いっそ
のこと戦略兵器を韓国に配備してくれ」と要求する。

今回も中央日報が社説「韓米国防会談、米国の戦略資産を韓半島に常時循環配備せよ
」(2月3日、日本語版)でそれを主張しました。

でも、韓国は米国にそう要求する一方で、中国に秋波を送る。「米国と協力して北の
核を根絶しよう」と国民に戦争の覚悟を訴えるわけでもない。韓国の言うことを聞いて
戦略兵器を韓国に送ってきた米国からすれば「食い逃げ」されっぱなしです。

「覚悟」を訴えた東亜日報

1紙ぐらいは「覚悟」を呼びかけてもよさそうなものですが。

鈴置:私が見た中では唯一、高まる「第2次朝鮮戦争」の可能性を指摘し、国民に心構
えを説いた社説がありました。東亜日報の「ただならぬトランプの対北圧迫に準備はあ
るか」(2月4日、韓国語版)です。

最近、トランプ政権や米議会では対北先制打撃はもちろん、北朝鮮政権の交代や金正恩
(キム・ジョンウン)の暗殺まで議論されている。

1994年に北の寧辺(ヨンビョン)核施設への空襲の一歩手前まで行ったが、全面戦争勃
発と韓国の被る莫大な被害への憂慮のため、取り止めたことがある。今回も、タカ派一
色のトランプ政権の動きがただならない。

金正恩の予告通りに北朝鮮が大陸間弾道弾(ICBM)の試射を断行した場合、米国が要撃
などの強硬措置に出れば、朝鮮半島情勢がすぐさま、激浪に飲み込まれることもあり得
る。

国が百尺竿頭の危機にあるというのに、政界は大統領選ごっこに血道をあげる。野党に
は、THAAD配備など敏感な懸案でトランプ政権の対北政策と反対の方向に旋回する動き
も見える。一般の国民の安保意識もこれまでと変わらない。

どうせ大国が決める

なぜ、韓国人は「百尺竿頭の危機」を直視しないのでしょうか。

鈴置:「直視してもしょうがない」と思っているからでしょう。仮に「北朝鮮の核施設
を先制攻撃してほしい」と韓国人が頼んでも、米国がすんなり応じてくれるわけでもな
い。反対に「やめてくれ」と頼んでも、自分に必要なら米国は実行する。

1994年の寧辺への攻撃も韓国と相談もなく計画され、韓国の意向とは関係なく取り止
めになりました。当時の金泳三(キム・ヨンサム)大統領は後になって「自分が中止さ
せた」と言い張っていましたが、それを本気で信じる韓国人は少ない。

この問題に限らず、韓国人には「自分の運命は周辺大国が決めるものだ」との諦念の
ようなものがあります。歴史的に「常に大国に決められてきた」からです。

元寇や明治維新のように外敵を追い払った経験を持ち「団結すれば運命は切り拓ける
」と考える日本人とは完全に異なるのです。

「自らの意思で自分の運命を決められない」以上、韓国メディアが厳しい現状の分析
よりも、読者の耳に心地よい話を報じるのは当然です。

マティス訪韓に関しても多くの新聞が「日本に勝った」「やはり韓国は米国に愛され
ている」といった情緒的な分析を載せました。

日本に勝った!

なぜ「日本に勝った」のでしょうか。

鈴置:マティス長官が日本よりも先に韓国を訪問したからです。韓国を「愛する」から
というより、韓国が米中間で「揺れている」ので、米国はまずその姿勢を確かめたかっ
たのだ、と私は想像しますけれど。

国会開催中だった日本が「木・金」ではなく「金・土」の日程を希望したこともある
、と説明する関係者もいます。

今、韓国人は孤独感にさいなまれています。それも「日本に勝った」式の報道を加速
していると思います。

中国からはTHAADで苛められ、日本からは「慰安婦像」で見捨てられた。その結果、
実害も出ています。

資金流出が始まりそうというのに韓国は、大口の通貨スワップを失う可能性が大きく
なったのです(「中国が韓国を『投げ売り』する日」参照)。

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の北京の軍事パレード参観で、米国から白い目で見ら
れていることに、韓国人はようやく気づきました(「掌返しで『朴槿恵の親中』を批判
する韓国紙」参照)。

ことに米国に自国の利益を徹底的に追求するトランプ(Donald Trump)大統領が登場
しました。韓国人はどんなに苛められるかと冷や冷やしていた。

そんな中、米国の国防長官が日本よりも先に韓国を訪問してくれたのです。そこで韓
国各紙は「まだ、捨てられていなかった」「完全に孤立したわけではない」と小躍りし
たわけです。

苦笑する中国

韓国経済新聞の2月5日の社説「堅固な韓米同盟を確認したマティス訪韓」(韓国語版
)から引用します。

主要国の大統領や官僚、さらには有名な芸能人、スポーツ選手もアジアに来る時は日本
から訪問し、次に韓国を訪れるのが通例だ。しかし、マティス国防長官は異なった。ト
ランプ政権が東アジアでどれほどに韓国を重視しているかを示す象徴的な例だった。

国内政治が混乱する中、中国や日本との関係も疎遠になり東アジアで外交的な孤立に陥
った韓国に配慮し、力づけようとしているのではないかと思えるほどだ。

米国にとって「北朝鮮の核」が最も緊急の課題ではありますが、それと「韓国を重視
する」こととは異なります。もし、韓国が対北先制攻撃のお荷物になるのなら、トラン
プ大統領は韓国を見捨てると思います。

韓国人はプラス思考ですね。

鈴置:こんな韓国人を笑いながら見ている国があります。中国です。中国共産党の対外
威嚇用メディア「環球時報」が2月3日の社説「韓国は米国から重視されたというけれど
、幸せにはなれない」(中国語)で、以下のようにマティス訪韓を評しました。

韓国はマティス長官が自分たちの国に最初に来たと、興奮している。北朝鮮の核の脅威
に驚くあまり、韓国は米国を救世主だと見なし、外交の独立性を失った。韓国は独立国
として思考する能力をますますなくした。

米国に頭を撫でられたと大喜びする韓国――。中国は苦笑しています。この分ならも
う少し脅せばまた、こっちの言うことを聞くだろうと考えていると思います。

不透明な米国

では、中国は韓国イジメを強化するのでしょうか。

鈴置:それもするでしょうが、中国にとって韓国はあくまで外交ゲームの「駒」に過ぎ
ません(「米国から『ピエロ役』を押し付けられた朴槿恵」参照)。

中国は小さな「駒」を動かすことよりも、ゲームの相手である米国の出方を研究する
必要に迫られています。

トランプ大統領はいったい何をするのか分からない指導者です。突然の入国制限だけ
ではありません。中国に対しては「1つの中国」という米中の基本的な合意を破る姿勢
をちらつかせながら「北の核」の解決を迫り始めました。

環球時報の英語版「Global Times」が2月3日、マティス長官の訪韓・訪日に関する2
人の中国人学者の意見を載せました。

「Korean Peninsula tensions top the agenda of Mattis Asian tour」です。2人と
も「トランプの不透明さ」を前提に議論を進めています。

朝鮮半島問題の専門家であるCui Zhiying氏は、北朝鮮への米国の先制攻撃の可能性
に言及しました。以下です。

North Korea should stop developing its nuclear power before a possible rise in
tension in the Korean Peninsula, as well as Trump’s preemptive countermeasure
s.

China should continue to deter Pyongyang’s nuclear programs while the Trump ad
ministration should seek to carry out the US-North Korea dialogues in the near
future.

米国が先制攻撃的な手法をとって緊張が高まる前に、北朝鮮は核開発を止めよ。中国
は北朝鮮を抑え込むから、米国は北との話し合いを早急に始めてくれ、との悲鳴に近い
提案です。

判断の早いトランプ

米国は先制攻撃するのか、それとも話し合いに入るのでしょうか。

鈴置:分かりません。今、米国はまさに分岐点に立っています。言えるのは、どちらの
道を選ぶにせよ、トランプ政権は判断に時間をかけないと思われることです。

ここがオバマ(Barack Obama)前政権と完全に異なる点です。理由は2つ。トランプ
大統領の性急な性格と、北の核武装が目前に迫ったという冷厳な事実からです。

(次回に続く)

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226331/020700091/?P=1

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



TBSラジオ 荒川強啓デイ・キャッチ 姜誠&MBSラジオ 上泉雄一のええなぁ 澤田克己 朴槿恵大統領問題を語る   by limitlesslife
November 30, 2016, 10:37 pm
Filed under: 朝鮮(南・北)

 永岡です、TBSラジオの、荒川強啓デイ・キャッチ、本日のオープニングはルポライターの姜誠(カン・ソン)さん、朴槿恵大統領の退任発言に、韓国国民の大半が納得しない理由について語られました。

 朴大統領が辞任と言っても、国民の7割は納得せず、任期短縮を国会に任せるとしても、であり、なぜこのタイミングで退任と言ったのか、姜さんはやはりずるい、一見殊勝だが、朴氏の居直りを許す談話であり、これまで大統領の職を全うすると言っていたのに退陣、これは退陣ではなく、事実上の居座りであり、それで国民の7割が納得せず、今週12/2に国会で弾劾が議決される可能性があり、すると大統領の職がなくなり、そのためにこのタイミングでしか談話を発表するしかなく、途中退陣を認めても、国民は時間稼ぎ、朴氏の任期は再来年の2月で、そこまで居座ることになり、国民は納得せずなら、即刻退陣、即刻起訴が大半の国民の意図であり、朴氏、国会に任せた、国会に決めろ=憲法を変えろ、であり、憲法に大統領を辞めさせる手続きはなく、憲法を変えるのに国民投票までいり、その間に時間稼ぎ、パン・ギブン氏が、来年1/1に韓国に帰国と言っており、野党は一本にまとまれず、大統領を選ぶのに野党はまとまれず、その間にパン氏を次期大統領候補にして、すると朴氏は辞任後も訴追されない環境にもなり、これを国民は見抜き、一番の国民の意図は弾劾、野党は12/2に弾劾をする予定で、与党は12/9まで待つものであり、今週末の6回目の抗議デモに、前回より多くの人が出たら、与党も弾劾、減ったら、国民が朴氏の意図に納得したとなり、この1週間が山なのです、以上、姜さんのお話でした。

 

 このニュースは、MBSラジオの、上泉雄一のええなぁ、のちなみにニュースでも取り上げられて、毎日新聞澤田克己さんのお話もあり、澤田さんは昨日の会見を聞いてずっこけて、辞めるというのも条件付きであり、上泉さんも一筋縄ではいかないと言われて、澤田さん、辞任の環境を国会が作らないとだめであり、何の意図で出したか、これしか理由はなく、朴氏の任期は1年少しあり、その間に環境を整える、憲法を変えるのは無理で、与野党が日程を決めるなど、憲法を変える必要があり、日本同様2/3の発議と国民投票が必要で、他の憲法も変えろとなり、半年・一年はかかり、そもそも野党は憲法を変える気はなく、憲法を変えるとしても大変。

 弾劾裁判も1年かかり、上泉さん、どっちでも大変と言われて、澤田さん、朴氏はきちんと仕事できておらず、ズルズルこのまま続くものであり、そして韓国の世論は、朴氏のメッセージの評判は悪く、世論調査では7割の国民が納得せず、上泉さん、声明を出しても変わっていないと言われて、澤田さん、弾劾は与党の賛成も必要で、与党の造反が出るか、朴氏のメッセージを無視できず、野党と与党で話そうとなっており、そのため、12/2の弾劾はなくなり、12/9にもう一度やる、1週間遅くなるもので、上泉さん、与野党の協議について聞かれて、澤田さん、ダメだったと協議になると言われて、上泉さん、本人は潔く辞めないのかと言われて、澤田さん、朴氏は辞めないための理由を探っており、大統領にしがみつくのではないのに、なぜこんなに意固地なのかと言われて、辞めたら逮捕されるのか、澤田さん、刑法だと、落ち着いて考えたら大した刑罰ではなく、澤田さんもソウルで世論を聞いて、辞めても起訴はいらない、起訴しても軽い罪だとみっともない、大統領を起訴なら無期懲役くらいがいるとの声もあり、財閥に金を出してもらうのは、日本もやっていたことで、特別な話ではなく、与党のセヌリ党は次の大統領選挙を考えており、何年も前から考えており、東アジアだと、来月日中韓の会談があり、澤田さん、弾劾ナシなら朴氏は来るが、弾劾されたら大統領の権限停止で、代理も権限がなく、朴氏が来られないなら日中韓の会議は中国も拒否する可能性もあり、今、世界にいろいろな影響があり、一番大変なのは、トランプ氏にどうするか、トランプ氏は来年1月に大統領、何を考えているか探らないとならず、これが韓国で出来ておらず、そして、朴氏が任期までズルズルの可能性を問われて、澤田さん、その可能性があると言われて、韓国経済には悪影響、企業は新規投資を止めて、市民の生活への打撃より企業で、2018年は韓国でオリンピック、リオでも大統領が弾劾されて代行であり、一難去ってまた一難なのかと上泉さん言われて、すわ、朴氏がすぐ辞めるではなく、あまり変わっておらず、澤田さん、韓国を取材された第一人者でも把握できておらず、初のケースで、今週末もデモは確実にあり、韓国では大きいデモは毎週土曜(小さいものはいつもやっている)にあり、上泉さん、朴氏にもうアカンとアドバイスできないのかと聞かれて、澤田さん、最初からそういう人はいない、アドバイスできるのはチェ容疑者のみで、辞めた方がいいとアドバイスできる人はおらず、与党も早く辞めてもらった方がいいのかと、福本晋悟さん聞かれて、澤田さん、大統領を変えないと与党にもしんどく、イメージが違うと与党も変わり、与党の支持率が下がっても、野党の支持率は上がらず、朴氏に辞めてもらったら与党の支持率は変わり、韓国だと国会の解散はなく、次の選挙は3年後で、その時には風向きも変わり、国会議員はそこまで切羽詰まったのではなく、上泉さん、国、議会のあり方に言及されて、澤田さん、大統領の権限はそれほど強くなく、法的には国会が上、大統領は国会の同意が必要で、しかし元首であり、身分保障はあると言われて、澤田さんのお話は終わり、上泉さんも澤田さんがコメントに困り、韓国の専門家も困るほど大変と言われて、朴氏、早く楽になりたくないのか、国民の96%が辞めてくれであり、三権分立は意味があると言われました、以上、ちなみにニュースでした。

 



朝日放送おはようコール 伊藤惇夫が韓国朴大統領八方ふさがりとカストロ前議長死去他を語る   by limitlesslife
November 28, 2016, 12:27 pm
Filed under: キューバ, 朝鮮(南・北)

 永岡です、朝日放送のおはようコールABCの朝イチ!NEWS、今朝は政治アナリストの伊藤惇夫さんのお話でした。

 今朝の朝刊一面トップは、朝日は配偶者控除の問題、読売はオリンピック3会場明日決定、毎日は妊婦の食生活にメチル水銀の影響、産経は高齢者外来負担増、日経は在宅勤務定着へ、です。

 

 韓国の朴槿恵大統領のスキャンダル、韓国文化界の王子と呼ばれる男チャ・ウンテク被告が起訴されて(広告会社の乗っ取り関係)、韓国では朴大統領の退陣を求める抗議デモが5週連続、ソウルで150万人、全国で190万人、87年の民主化以降最大のデモであり、大統領府に抗議の声を上げて、集会に参加できない国民にもキャンドルを消して参加を呼び掛けて、朴氏の支持率は4%、週内にも弾劾手続きも起きて、これらの犯罪に朴氏の関与も検察は把握しており、チェ氏との疑惑、大統領の弾劾には国会議員の2/3が必要、与党からの造反で可決は間違いなく、12/2or9に可決、大統領の権限停止で(廬武鉉氏の際も弾劾、憲法裁判所は否決)、大統領が特別検察官を任命、これについて伊藤さん、朴氏は辞任したら即逮捕で辞められず、自分から辞めず、これまで引き延ばして鎮静化を図ったのに、任期満了でも逮捕されて、デモは逆に増えて、朴氏の計算違い、しかし弾劾でも憲法裁判所の判断が必要で、しかし弾劾されたら朴氏は来月の日中韓会議にこれず、日本にも大きな影響が出て、しかし大統領が野党側になると、北朝鮮に近く、反日で、安倍氏はTPP破綻、外交も破綻で安倍総理も八方ふさがりになると言われました。

 

 限界集落での大麻コミュニティ事件、逮捕された22人がなぜ全国から移住してきたのか、容疑者の接点は音楽イベントであり、ネットの交流サイト(FB)で広がり、厚労省は大麻コミュニティを形成して音楽イベントで使っていたとみて、逮捕者の中には6組の夫婦がいて、これについて伊藤さん、4割の移住者は、過疎化の街では成功例で、和歌山の村では特産品が口コミで広がり、若い人も移住して成功した、自然の中で暮らしたい若者は耐えていても、大麻で集まったのはとんでもないことで、過疎に悩むものにつけ込んであり、現地は麻の栽培で有名で、これは大きな問題であり、地方への移住は、アメリカのヒッピーがあり、しかし過疎につけ込むのはいいことではなく、大麻がどれだけ日本全国に広がっているか、こんなことが再発しないようにと言われました。また大麻栽培の提案をする事例もあり(もちろん違法)、過疎化につけ込む、補助金、家の斡旋としても、そこで悪いことをしたらすべての努力が無に帰すと言われました。

 

 大分・別府市のPR動画(https://www.youtube.com/watch?v=UbMmhQYoAsM )が100万回再生されて、別府市民も150人ボランティアで参加し、湯~園地計画と市長も公約して、しかし市長も実現しないと言ったら大変だと語り、伊藤さんお湯を足すなど大変だと言われました。

 

 本日の気になる新聞記事、朝日の記事で、北九州市スペースワールドで魚を氷漬けにしたスケートリンクが中止、伊藤さん、誰か止めなかったのか、話題性のためとしても、魚は食べるのが供養と言われて、毎日の記事で、カストロ前議長が死亡、追悼の声、中国では国営テレビで報じられて、トランプ氏は独裁者と猛烈に批判しており、伊藤さん、稀代の革命家で、アメリカのそばのキューバで活躍して、独裁者ではなく、キューバは疲弊し貧富の差もあり、アメリカとキューバの中が悪くなると、キューバは中国、ロシアと接近してカリブ海がまた緊張すると言われました。以上、伊藤さんのお話でした。