Global Ethics


米欧支援のネオナチによるオデッサ大虐殺 by limitlesslife
May 5, 2014, 7:15 am
Filed under: ウクライナ, ナチズム, 米国, 欧州
みなさまへ    (BCCにて)松元

ウクライナ情勢をリサーチしているバルセロナの童子丸開さんから、直近のオデッサ虐殺にかんするビデオ紹介を含めた情報整理が送られてきました。 「米欧支援のネオナ チによるオデッサ大虐殺」です。

*   *   *   * 以下、全文転載  *   *   *   *   *   *   *   *   *
http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction/Ukraine_devastated_by_Neo-Nazi_supported_by_US-EU.html

ファ シズムを育てるアメリカ : かつてはドイツ、いまウクライナ!
米欧支援のネオナチによるオデッサ大虐殺

私は拙訳文「ウクライナのファシズム革命(イズラエル・シャミール著)」の中で次のように書いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  今後はウクライナ西部の米欧ファシスト支配地域と東部・南部のロシア語地域に分かれて事実上の内乱状態となり、ウクライナ各地で、かつてのナ チ協力者たち の末裔であるファシストどもによって、ロシア系住民・ロシア語圏住民に対する壮絶な弾圧と破壊・リンチが打ち続くことが予想される。そして南 部に海軍基地 を持つ以上、ロシアは様々な形で積極的な関与をせざるをえなくなるはずだ。プーチンが(そしてNATOが)すでにその準備を進めていることは 明らかであ る。クリミアではすでに前哨戦が始まっている。こうやって世界は加速をつけて「きな臭い時代」に突入していくのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  この悪夢のような予想が次第に現実味を帯びてきているようだ。ウクライナ南部にあるオデッサ市で、反キエフ政府派のデモ隊がキエフに雇われた ネオナチの暴 力団と「サッカーファン」ゴロツキどもの襲撃を受け、逃げ込んで立てこもった労働組合会館が暴漢どもに焼き討ちされて、39人が無残に殺され た。この日、 オデッサ市内で殺害された反キエフ政府派市民は、街頭でファシストどもの銃弾を受けて死亡した者を含め、48人(あるいはもっと多く)にのぼ る。

私はこの事件をスペインのラジオニュースで知って新聞の速報とTVニュースを見たのだが、もちろんネオコン・アメリカにたっぷりと資金を投入 されたネオナ チとそれに扇動されるならず者どもが中心の「親キエフ政府派デモ隊」について語られることはない。そのうえで「ロシアvsウクライナ」という 民族対立の図 式で描こうとする意図が見え透いている。シリアで「宗派対立」の印象操作が行われているのと同様である。実際には、今年2月のファシズム(ネオナチ)革命にアメリカから大量の資金が投入され、4月半ばにCIA長官のジョン・ブレナンが直接にキエフに赴き、現在キエフ政府内で何十人ものCIAとFBIの要員が働いている 以上、この紛争が何なのか、火を見るよりも明らかだろう。「アメリカが背後にいる」のではない。アメリカが前面に出ているのだ!

さすがにカタルーニャの新聞ラ・バンガルディアは、オデッサの悲劇の責任はキエフ政府にあるというプーチンの言葉をいち早く報道してい るのだが、他の新聞、特にエル・パイスやエル・ムンドなどのマドリッド系大新聞は、この事件を極力矮小化しインターネット版では3日の夜にな るとその記事 はほとんど目立たない隅に追いやられている。それも、単に「親ロシア派とウクライナ政府支持派との衝突の中で起こった悲劇」という扱いで、そ の背景などの 分析は行われず、結局はそのような騒動と悲劇の責任はプーチンにある、というように印象付けようとしているのだろう。

さらに夜の国営 TVEニュースでは、例のユリア・ティモシェンコがけが人を見舞いに病院に行った映像(どっち側のけが人かは明らかだが)、および副大統領で ネオナチ政党 スヴォボダ党首のヴィタリ・ヤレマを登場させ、この事件はロシアによる挑発だという彼らの声を伝えている。もちろんロシア側(「親ロシア」 側)の声は流さ ない。こうやって客観的な報道のふりをして親ファシズムの論調を作っているのだ。これが西側主流メディアのお手本である。

何語の情報を見ようが(日本のメディアは最初から見る気も無いが)どうせ西側報道機関はそんなものだろうから、こちらとしては、詳しい情報 を得たければどうしてもロシア系のRTThe Voice of Russiaな どに頼らざるを得ない。5月3日付のRT記事からいくつかをご紹介する。もちろんこれらにしても「プロパガンダ」の一種には違いない。しか し、実況の映像 を含めた情報は、皮相な言葉だけで取り繕って誤魔化す西側主流メディアの戦争プロパガンダよりも、圧倒的に信憑性を持ちうる。

まず 「39 people die after radicals set Trade Unions House on fire in Ukraine’s Odessa 」。これは全文を訳しておこう。ビデオや写真は新しいタブ(また はウインドウ)で原文を開いてご覧になった方が分かりやすいかもしれない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(RTのニュースビデオ:)
39人の反政府活動家がオデッサの労働組合会館で死亡した。ウクライナ内務省の発表では、一部は焼死したが他に窒息死した者や 窓から飛び降りた者たちもいる。 建物は親キエフ過激派の手によって炎上させられた。
金曜日のオデッサでの暴力沙汰で合計48人が死亡し200人近くが負傷したと、オデッサ地域の検察官イゴール・ボルシュリアク が土曜日に語った。
ウクライナの緊急事態当局によると、オデッサ労働組合会館の火災で39人が命を落とした。
「31人の死者が建物の内部で発見され、他の8人は外で警察官によって発見された」と、当局の声明は述べる。
金曜日の血に塗られた衝突の後で、警察は130人以上を逮捕し、計画的犯行と警察官に対する暴力行為を含む10件の犯罪捜査 を開始した。
内務省によると、オデッサで対立したのは、一方に「反マイダン」活動家たち、他方には「ユーロ・マイダン」活動家たちとともに オデッサとカルコフの「サッカー・ファン」がいた。この大規模な騒乱の罪を問う捜査が開始されている。
(写真画像:http://rt.com/files/news/26/30/80/00/odessa_dead_activists2.jpg
労働組合会館は、親キエフの過激派たちが会館正面にあるオデッサのクリコヴォ・フィールド広場に作られた反政府活動家たちのテン ト村を取り囲んで破壊した 後で、火を付けたものである。会館は、広場にいた一部の反マイダン活動家のデモ参加者たちがビルの中に立てこもった後に、襲撃行 為の中で焼かれたのだ。
犠牲者の大部分は労働組合会館の床の上で発見され、明らかに焼死あるいは煙によって窒息死していた。警察官によると、他の者た ちはビルの窓から飛び降りた。
オデッサでの衝突に関する前の報道は、双方が火炎瓶を、そしておそらくは銃を使用したと述べた。報道によると、親マイダン活動 家の一部は過激な右派セクター・グループの印を身に着けていた。
(炎上する労働組合 会館のビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=h1b05Xkgudg
(写真画像:
https://pbs.twimg.com/media/BmpXVSAIYAAiQvi.jpg
 ビル内部か らのUSTREAMの実況ビデオ映像には、濃い煙に包まれ床に血の染みが付 いた部屋の周辺に横たわる死体と思われるものの不穏なシーンが映されていた。
撮影された死体の大部分は衣服にセント・ジョージのリボンを付けており、その犠牲者たちが親ロシアまたは反マイダン活動家であ ることは明らかである。
撮影した人物は、上層の階だけで25の死体を数えたと語った。
この会館が炎に呑み込まれたときに、ツイッターに送られた写真は、人々が窓からぶら下がったり多くの階の窓の桟に座ったりして、 おそらく飛び降りる準備を していた様子を写している。報道によれば、飛び降りた者たちはサッカー・ウルトラたちと右派セクターの者たちによって取り囲まれ 殴られた。
(写真画像:https://pbs.twimg.com/media/BmpbBbVCMAEId6H.jpg
(写真画像:
https://pbs.twimg.com/media/BmpXpVfIUAAC6jh.jpg

 ビルのそばに立っていた武装警官の列がその暴 力を止めるような何もしなかったことを、複数の写真が明らかに示している。警察官たちは自分たちが「武装していない」 ので何もできなかったと語ったことが伝えられている。
立てこもっていた労働組合会館の屋上にとどめられていた活動家たちは救出されて警察署に連れて行かれたと、自称オデッサ共和党 党首がRossyia 24に語った。
屋上にいた活動家の一人が先刻の電話でRTに、女性を含む50人にのぼる人々が一緒にいたと述べた。
(写真画像:https://pbs.twimg.com/media/BmpZlwKIMAALwWf.jpg
人々が燃えるビルの中で死につつあるときに、親キエフ活動家の一部がツイッターで、「ジャガイモの害虫ども (colorado beetles)がオデッサで火あぶりになっている」と嘲笑った。これはセント・ジョージの リボンを付けた親ロシア活動家に対する蔑称である。何千何万もの人々が実況のUSTREAMで展開していく事件を見ていたのだ が、メディア機関のなかでその移り変わる状況を追うものはほとんど無かったのだ。
ところが、最初の公式の死者数が公表されるや否や、一部の西側メディアと指導者たちは、大急ぎで、親キエフ活動家たちがその事 件で果たした役割を明らかに小さく扱い、逆に彼らと対する反キエフ派を非難し始めたのだ。
(ビデオ映像:https://www.youtube.com/watch?v=VdSexaH-ggw
 ロイターは こう書いた。「40人を超える人々が金曜日にオデッサで死亡した。その多くは、親ロシア活動家とウクライナ統一支持者た ちが市の南側の港一帯で衝突を続けた後に火を放たれたビルの中で見つかった。
スウェーデンの外相カール・ビルトはツイッターにこう書いた。「オデッサでの少なくとも38人の死に恐れを抱く。それ は親ロシア派がビルを占拠しようとしたときに始まったと思える。」その以前にビルトはCarl Bildt オデッサの街頭での暴力事件で「親ロシア派暴徒」を非難していたのだ。
(画像:ビルトのツイッター:https://pbs.twimg.com/media/BmqCLxfCUAECi6-.jpg
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この記事の 中で、武装警官が「おれたちは武装していない」として暴徒の跳梁をほったらかしにしたことが書かれているが、ということは、武装 警官隊以上にファシストの部隊が武装していたということになるだろう。

 次はThe Voice of Russiaの 記事。これは概略を述べて、一部だけを和訳する。
Ukraine: Odessa declares three day mourning for 46 people burned alive by Right Sector fighters 
「ウクライナ:オデッサは3日間、右派セクター戦闘員に生きながら焼かれた46人のために喪に 服することを宣言」
  この見出しで「生きながら焼かれた46人」というのは誇張、というか不正確だ。「生きながら焼かれた者を含む」とすべきだろ う。記事の中では事件について の記述の前に、オデッサ市当局が「3日間の喪」を発表したこと、ロシア政府が正式にこのオデッサでの事件でキエフを非難した こと、元オデッサ市長が緊急の 閣僚会議を要求したことが書かれている。
事件についての記述の一部を和訳しておこう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 地域委員会のメ ンバーでありオデッサ市長候補のアレクセイ・アルブもまた襲われた。
「我々がビルから外に出たとき、民族主義者たちの群が我々を襲った。約100人の人々が傷つけられたと私は言うことができ る。人々は窓から飛び降りたの だ。煙だらけだった。地面に横たわった人々は足で蹴られた。私と、そして活動家の一人ヴァルドもまた、頭にひどい怪我を負っ た。我々は病院に向かった。そ の日の朝、我々の活動家イワンが銃弾を受けて負傷した。労働組合会館を襲った右派セクターの連中は十分に装備を持ち武装しあ らかじめ準備ができていた。」 アルブはこのように語った。彼は病院に運ばれて応急手当てを受けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ここには、燃えるビルから命からがら逃げ出した者に対するリンチ(少なくとも8名が惨殺された)、そしてファシストどもが銃 による武装をしていることが証言されている。またこちらの最新記事では、明らかに右翼セクター側の者が 燃えるビル内の反政府派に向かってピストルを発射する映像を見ることができる。
​Radicals shooting at people in Odessa’s burning building caught on tape
「過激派がオデッサの燃えるビル内の人々を撃っている姿をとらえたテープ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして次の記事にはより詳しい多くの事実を伝える映像と画像が載せられている。訳さないので訪問してビデオと写真をご覧い ただきたい。
Odessa slaughter: How vicious mob burnt Ukraine anti-govt activists alive (GRAPHIC IMAGES) 
「オデッサの惨殺:極悪の暴徒どもはどのようにウクライナの反政府活動家たちを焼き殺したのか(映像イ メージ)」

  ところで、オデッサというと、かつては「ユダヤ人の都市」と言われるほど大勢のユダヤ人が住んでいた。ナチス・ドイツがソ連に侵攻し た際に、現在のウクラ イナ「右翼セクター」の前身であるウクライナのファシスト集団がそれに積極的に協力し、ロシア人と共にユダヤ人に対する大虐殺を繰り 広げた(拙訳「ウクライナのファシズム革命」を参照のこと)。特に1941年のオデッサ大虐殺は有名だ。しかし後にイスラエルに移住する者が増えたため、 現在ではおよそ100万人の人口の中で3%を占めるにすぎないと言われる。

ウクライナのナチス協力者たちの蛮行についてはイズラエル・シャミールが次のように述べる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  そのある参加者の恐るべき告白は ヴォリンでの活動を次のように告げる。「ある夜、我々は84人を絞め殺した。我々は大人たちを絞め殺し、そして幼い子供たちはそ の脚をつかんで振り回し門 柱にその頭をぶつけて潰した。・・・二人のかわいい子供、ステパとオリヤはそれぞれ12歳と14歳だったのだが・・・我々はその 幼い方の体を二つに引き裂 いて、そしてその母親のジュリアを絞め殺す必要はなかった。彼女はショックで心臓が止まって死んだのだ」、など、など。彼らは何 十万ものポーランド人やユ ダヤ人を殺し、恐ろしいバビ・ヤールの大虐殺すらドイツ人の黙認のもとで彼らの手で行われたのだ。それはある意味で、イスラエル の黙認のもとで為された ファランヘのレバノン人ファシストによるサブラーとシャティーラのパレスチナ人大虐殺に似ている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  そして、当然だが、ウクライナのネオナチ勢力は、一方でアメリカのネオコン・ユダヤ人や地元のユダヤ人富豪の膨大な支援を受けつつ、 他方では、ロシア人や アラブ人と共に一般のユダヤ人に対する攻撃と排斥を強めつつある。このファシズム革命が準備段階を迎えた2013年11月にはすで に、y-net誌が「オデッサのイスラエル人は語る:我々はネオナチに攻撃されている」と報道する。もちろんこのイスラエルの情報誌はそのネオナ チが誰によって支えられているのかは明らかにしない。さらにユダヤ人コミュニティーの情報誌jns.orgは今年の1月21日に「抵抗運動のさ中、反ユダヤ主義の暴力がウクライナのユダヤ人たちを脅かす」と報道している。また同様に2月25日には ALJAZEERA-AMERICA誌も「ウルトラ・ナショナリストのネオナチ諸党がウクライナで行軍する」と伝え、ユダヤ人とアラブ人がその攻撃の標的になっている と警告した。他のユダヤ系情報誌でも多くの人種排斥の動きが伝えられている。

ところが、2月にクーデター政権が成立した後になると、y-netは「ウクライナのユダヤ人はロシアの言う『ネオナチ』という主張を退ける」という記事で、あたかもキエフ政府がネオナチ勢力に何の影 響も受けていないかのように報道している。まあこれは、アメリカ・ネオコンと共通の下半身を持つ国の報道機関である以上は致し方の無 いことかもしれないが。シャミールは次のように言う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  本来のバンデーラの暴徒たちが邪魔になるあらゆるユダヤ人(およびポーランド人)を殺したのに対して、彼らの今日の後継者たちはユダヤ人からある有効な支 援を得ている。ユダヤ起源の大富豪たち(コロモイスキ、ピンチュク、そしてポロシェンコ)は彼らに資金を与え、その一方で有力なユダ ヤ人リーダーでウクラ イナ・ユダヤ人組織と共同体協会(the Association of Jewish Organizations and Communities of the Ukraine)の議長であるジョセフ・ジッセルズは 彼らを支持し正当化した。イスラエルには大勢のバンデーラ支持者がいる。彼らはいつもバンデーラが反ユダヤ主義者ではなかったと主張 するのだ。彼の主治医 が(ヒトラーと同様に)ユダヤ人だったからである。ユダヤ人たちは自分たちを標的にしないナチスなら気にもかけないのだ。ロシアのネ オナチはタジクの出稼 ぎ労働者たちを標的にし、そしてウクライナのネオナチはロシア語を話す人々を標的にしているのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ただし、彼らが標的にしないユダヤ人とは大富豪で自分たち のスポンサーとなるユダヤ人であり、有力なラビたちもまた大富豪たちの手の内にあるのだ。一般の貧乏タレは立派に彼らの標的となる。 私が拙訳『ウクライナ・ネオナチ司令部の下で働くイスラエルの特殊部隊(ミシェル・ チョスドフスキー著)』 の解説の中で書いたようにである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  99%のウクライナ人の不幸、99%の米国人の不幸、99%のスペイン人の不幸、99%のベネズエラ人の不幸、99%の日本人の不 幸、99%のユダヤ人の 不幸、…等々はすべて連動しているのだ。「○○人vs非○○人」という対立構造ではなく、あらゆる人種や民族や国民を上下方向に分け て、政治・経済・情報 の3方面にわたる支配・被支配の構造を、世界規模で劇的に強化しようとする動きの危険性の方が、もっと本質的なのではないかという感 想を持つ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 一方では オデッサのユダヤ人たちの中には積極的にこのネオナチ政権と戦おうとするグループもある。こちらの記事とそこにあるビデオをご覧いた だきたい。これは2月23日の日付になっている。
Anti-Maidan 23.02. Odessa against takeover by Neo-Nazi in Kiev ? Video 
 またこちらには、おそらくユダヤ系の人士によって書かれたと思われる記事がある。
What Makes Odessa Rise in Protest?
 この記事はこの4月29日、 オデッサ虐殺の直前に書かれたものだが、マスコミに載らない海外記事様による以下の和訳をぜひお読みいただきたい。
オデッサは何故抗議行動に立ち上がっているのか?

 情報紹介の最後に、WSWS(World Socialist Web Site)誌の5月3日付の記事を部分訳してお目にかけたい。
Washington responsible for fascist massacre in Odessa
(ワシン トンがオデッサでのファシストによる虐殺の責任を負う)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  オデッサでの非道な行為が起こったとき、合衆国大統領バラク・オバマはホワイトハウスでドイツ首相のアンゲラ・メルケルとの共同記者会見の席 で、選挙で選 ばれたのではないキエフ政権によるウクライナ東部の庁舎ビルを占拠する抵抗者たちに対する軍事攻撃を、はっきりと奨励した。
西側メディアがオデッサで起こったことを ― 「事態の正確な推移はまだ明らかではない」と述べる多くの記事を使ってだが ― 覆い隠そうとしているにもかかわらず、この南部の港町で起こった殺害が右翼セクターの目印を持つ暴徒によって引き起こされたことに疑いの余地はない。それ は同志であるスヴォボダ党とともにキエフ政権の立場を掲げるものである。
【中略】
部分的にアメリカの作戦は、反キエフ派によって5月11日の実施が計画されている自治権の住民投票を妨げる狙いを持つと思われる。それに加え て西側勢力 は、5月25日に予定されている大統領選挙を、キエフのクーデター政権に合法性を与える手段と見なしている。最も幅広く推奨されている大統領 候補は大富豪 の寡頭支配者、ペトロ・ポロシェンコだが、彼はウクライナのNATO加入と、この国を欧州連合とIMFの支配下に置くことを提唱している。
しか しキエフ政権が反対派の抑圧に失敗するにつれ、ワシントンは、衝突を挑発しておいて次に大統領選実施を妨げたとしてロシアを非難する意図をむ き出しにして いる。その一方でいま、軍事演習を口実に、アメリカ軍が、ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト海諸国およびポーランドで、ロシア国境に 向けて NATO勢力を動員しながら展開しているのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 アメリカが19世紀末以来、世界各地で独裁とファシズム、マスコミによるプロパガンダを駆使してその支配権を広げ大規模 な戦争策謀を行ってきたことは動かしようの無い歴史的な事実である。アメリカの支配者どもはかつてヒトラーとナチスを育て上げ、いままたウクライナでのネオナチ政権をでっちあげることで、ユーラシア大陸を戦乱の巷に陥れようとしている。

ファシズムにとって最も欠かすことのできないものは、ヒトラーやゲッペルスに言われるまでもなく、
平然と嘘をつく こと、信念を持って嘘をつきとおすこと
である。
歴史上最大の嘘は、おそらく世界中の学校の歴史教科書に書かれていることではないか。第2次世界大戦はファシズムと民主主義との戦いでありア メリカを中心 とする民主主義勢力が勝利した、という、アレだ。そんな大嘘を「正当な歴史観」とし、それに対する疑いを(悪意を込めて)「歴史修正主義」と 呼ぶのなら、 私は喜んで「修正主義者」と言われよう。何よりも現在の事実が歴史観の修正を求めているからである。

2014年5月4日 バルセロナにて 童子丸開

Advertisements


ホルムズ海峡封鎖?、EU危機 by limitlesslife

[uniting-peace][18803] 伊藤洋一がホルムズ海峡封鎖を語る

 永岡です、朝日放送のおはようコールABCのナットク!ニュース塾、今朝はエコノミストの伊藤洋一さんのお話でした。
イランがホルムズ海峡を封鎖すると言っており、そうされたらアメリカは軍事行動に出ると言っています。ホルムズ海峡は短いところで33km、機雷を数個沈めたら封鎖できるものであり、世界の原油の3割、日本の8割がここを通り、日本の備蓄は民間70日、国が90日で、半年は持ちこたえられるものの、それでも封鎖されたら日本の生命線が破綻です。さらに原油価格も上がり、日本は大変なことになります。もちろん、これをやられたらサウジアラビア他が黙っていないのですが、イランは核兵器を持ちたい、インドやパキスタンが持っているのに、イランも核兵器を持って大国になりたい(原油の出ているうちに)という意図があり、しかしアメリカにとっては、イランはイスラエルの隣にあり、イランが核武装したらえらいことになると懸念しています。アメリカはインドやパキスタンの核は黙認しても、イランは認められない(サウジにも攻撃できるので)のです。で、伊藤さん、イランから原油を買っている関係上、日本がこの仲裁役を買って出るべきとの指摘がありました。

そして、ユーロ安、メルケル氏とサルコジ氏が会談したものの、それを報じられて危機が表面化していると言うのです。そして、日本は円高対策で、アメリカには工場を作っていたのに、ヨーロッパには作っていなかった(この前まで1ユーロ170円が今100円を切っている)、この危機、ヨーロッパのおごりの終わりであり、ギリシャだと、靴磨きの人まで世界の文明は自分が作ったと自負しており、そういう驕りが今まであり、それが崩壊するとの指摘がありました。なかなか、面白いお話でした。



銀行家どもに食いつぶされる欧州 by limitlesslife

[uniting-peace][18451] シリーズ:515スペイン大衆反乱15-M 資料:銀行家どもに食いつぶされる欧州


みなさまへ    (BCCにて)松元

バルセロナの童子丸さんが、8回続いた「シリーズ:515スペイン大衆反乱」の「資料」としてポール・クレイグ・ロバーツの「銀行家は欧州を手にした:ゴールドマンサックスが支配権を継承」を訳出しましたので、紹介いたします。
配信が遅くなりまして、ごめんなさい。

・・・・・・・・・以下、全文転載・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://doujibar.ganriki.net/webspain/Bankers_have_seized_Europe.html

【シリーズ:515スペイン大衆反乱 15-M 資料】

銀行家どもに食いつぶされる欧州
ポール・クレイグ・ロバーツ論文(Global Research)和訳

2011年11月27日にGlobal Research誌に掲載された論文を仮訳してご紹介したい。ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)著「Bankers have seized Europe: Goldman Sachs Has Taken Over」である。

【原文 http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=27872

レーガン政権で財務次官補を務めたポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)については
http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Craig_Roberts を参照のこと。またその著述一覧は
http://www.vdare.com/users/paul-craig-roberts で見ることができる。

米国と欧州の巨大銀行はいま、EU諸国とユーロ圏を「金縛り」にして我が物にすると同時に、軍産複合体および支配的なメディア・言論界と一体となり、政治をその道具として使いながら世界を新たな戦争に導こうとしている。それを許すなら、欧州各国はもちろん、世界中で、もちろん日本でも、国民は「上下」に2分され主権国家の機能は実質的に解体されるだろう。その後に続くのは、世界共通の、「1%」のための永遠の天国と「99%」のための永遠の地獄ということになる。

私は『シリーズ:515スペイン大衆反乱15-M(キンセ・デ・エメ)』の中で、巨大銀行がスペインと欧州の覇権を握り、国を解体し破壊し貧窮地獄におとしいれつつあることをお話した。(特に次の2編参照:「バンケーロ」は「銀行家」の意味)
第1話:バンケーロ、バンケーロ、バンケーロ(http://doujibar.ganriki.net/webspain/Spanish_5-15_movements-01.html

第8話:旅人に道はない。歩いて道が作られる。(http://doujibar.ganriki.net/webspain/Spanish_5-15_movements-08.html

このポール・クレイグ・ロバーツによる論文は、上記のシリーズで私が述べた内容について最新のニュースを踏まえながらより具体的に説明したものであり、私はこのシリーズを補完する目的でこの文章に和訳を施した。
以下に掲げる和訳は童子丸開による仮訳であり、原文(英語)は訳文の後ろに貼り付けておく。
(2011年12月1日 バルセロナにて 童子丸開)

*****************************

■銀行家は欧州を手にした:ゴールドマンサックスが支配権を継承
ポール・クレイグ・ロバーツ著 2011年11月26日

11月25日、ドイツが10年物の国債の35%を売ることができなかったオークションの2日後に、ドイツの財務大臣ヴォルフガング・ショイブレは、問題の多いギリシャ、イタリア、スペインのソブリン債を抱えた私営銀行がその一部を帳消しにして財政支援のコストを受け入れなければならないとする要求を取り下げるかもしれないと語った。

私営銀行は、極端な耐乏生活を国民に押し付けて国債の価値を高めることをギリシャとイタリアとスペインの政府に強いることで起こる損失も、欧州中央銀行に私営銀行からソブリン債を買い上げるためにユーロを印刷させることで起こる損失も、どちらの損失をも避けたいと願っている。国債の価値を上げるために紙幣を印刷することは欧州中央銀行の憲章に反しており、特にドイツ人を恐怖させる。ワイマール時代の超インフレの経験があるからだ。

明らかなことだが、ドイツ政府は組織的になされた国債オークションの失敗からそのメッセージを受けている。私がそのときに書いたように、困難を抱える国々に比べると債務の対GDP比の低いドイツにとって、その国債を売ることができないはずが無いのだ。
もしドイツの貸付信用性が疑わしいのなら、どうやってドイツが他の国々を救済すると期待されることができるだろうか。ドイツ国債の販売の失敗が組織的に行われたという証拠は、その2日後に困難を抱えるイタリアが国債を販売できたことで明らかにされる。

奇妙な話だ。イタリアこそ借金の棒引きを求めるEU最大の国なのにまだその国債を売ることができ、それを求めずにイタリアとギリシャとスペインの救済する不釣合いなコストに耐えると期待されているドイツが国債を売ることができなかったというのだから。

私の意見はこうだ。ドイツの国債売却失敗は、米国財務相、欧州中央銀行、そして欧州の権力者たちによって、また焦げ付いたソブリン債を所有する私営銀行によって、組織的に図られたものだった。

この私の意見は次の諸事実に基づいている。ゴールドマンサックスと他の米国の銀行は、おそらく1兆ドルかそれ以上の欧州のソブリン債を、自分が蓄えを持たないスワップつまり保険を売却することによって保証したのだ。欧州のソブリン債の価値を保証することによって米国の銀行が受け取る手数料は、単に利潤となり重役たちのボーナスに消えたのみである。もちろんだがこのことは、米国の巨大保険会社AIGを突き崩し、米国の納税者の支払いに基づく不良資産買取プログラムの財政援助、およびゴールドマンサックスへの巨額の利益を導いた。

もし欧州のソブリン債のどれかが焦げついたなら、負債に対してスワップつまり資金の無い保証を発行してきた米国の金融機関は、持っているはずもない莫大な金額を負債として背負うことになる。米国の金融システムに対する評価は、自身が発行したスワップによる債務不履行におそらく耐えることができないだろう。だからこそ、欧州のソブリン債の失敗は米国での金融危機を再燃させてしまうのだろう。それは新たな救済措置および/あるいは連邦準備制度による新たな「量的金融緩和」、つまり無責任な金融機関に利益をもたらすための紙幣の増刷を要求することになる。一握りの重役たちを豊かにしたような事柄をである。

間違いなく、オバマ大統領はこういった米国の金融危機の高まりの予測に直面しながら選挙の年を迎えたくはない。だから、疑いの余地も無く、米国財務省はドイツが欧州の救済措置の道から外れることを望んでいるのだ。

フランスとドイツとオランダの私営銀行は、最も面倒なソブリン債を抱えていると思えるが、いかなる損失も望んでいない。それらのバランスシートにしても、すでにウォールストリートの詐欺的なデリバティブによって突き崩されているのだが、これ以上の損失には耐えることができない。つまり彼らは不良ソブリン債の評価切り下げによる収入の低下から来る株価の大暴落を恐れているのだ。言い換えるとこれらの銀行にとっては膨大な金がかかっているわけであり、ドイツ政府を彼らの利益の計算書から引き離すために大量の奨励金を提供している。

欧州中央銀行(ECB)は米国連邦準備制度と英国イングランド銀行よりも劣った銀行にはなりたくない。ECBは自分自身で「量的規制緩和」政策の可能な力を欲している。ECBはその権力に架せられた拘束のためにいらついているのだが、それはかつて、ドイツが自らの通貨とドイツ全土への資金提供に対するドイツ中銀の支配を放棄する見返りとして要求した条件に基づくものだ。EUの幹部たちはより一層の「統一性」を求めている。それはEU構成国の主権をさらに弱めることを意味する。ドイツはEUの中で最もパワフルなメンバーだが、その力はEUの幹部たちが振りかざしたいと願っているような種類のものである。こうして、ドイツ国債のオークションでの失敗は、ドイツを罰するために、またドイツ政府に「統一性」つまり個々の国の主権喪失に対して反対するなと警告するために、組織的に行われた出来事だったのである。

ドイツは、第2次世界大戦に敗北して以来ずっと脅迫され続けてきたのだが、憲法によって強力な主導権を持つことができなくされている。ドイツが主導権をとろうとするいかなる兆候も、第3帝国の記憶がほじくりかえされることですぐさま押さえつけられる。結果としてドイツは、アブラハム・リンカーンが米国各州の主権を破壊したと同様に、構成メンバー政府の政治的主権を破壊しようとする欧州連合の方に押しやられてきた。
いったい誰が「新たな欧州」を支配するのだろうか? 明々白々に、欧州の私営銀行とゴールドマンサックスだ。

欧州中央銀行の新しい総裁はマリオ・ドラギである。この人物はかつてゴールドマンサックス・インターナショナルの副会長でありマネジング・ディレクターであり、そしてゴールドマンサックスのマネジメント委員会のメンバーだった。ドラギはまた、世界銀行のエグゼキュティブ・ディレクター、イタリア銀行総裁、欧州中央銀行の運営審議会委員、国際決済銀行とアジア開発銀行の取締役会委員、金融安定理事会会長でもあった。
言うまでもなく、ドラギは銀行家たちの権力を保護しようとしている。

イタリアの新しい首相は、選ばれたのではなく指名を受けたのだが、ゴールドマンサックスの国際アドバイザーの一人だった。マリオ・モンティはEUの統治機構の一つ、欧州委員会にも推薦された。モンティは、世界に対する米国のヘゲモニーを推し進める米国の組織、三極委員会の欧州委員長であった。モンティはビルダーバーグ・グループのメンバーであり、EU内の統合を促進させるスピネリ・グループの創立メンバーとなった。

選挙で選ばれたわけでもない銀行家がイタリアの首相として据えられたと同様に、選挙で選ばれたわけでもない銀行家がギリシャの首相として据えられた。明らかに、彼らはソブリン債危機の銀行家としての解決を行おうとしている。

新しく指名されたギリシャの首相ルーカス・パパデモスは、ギリシャ銀行総裁だった。2002年から2010年まで、彼は欧州中央銀行の副総裁だった。彼もまた米国の三極委員会のメンバーである。
欧州連合の創立者ジャック・ドロールは、1988年に英国労働組合会議に対して、欧州委員会は各国政府に対して労働者に有利な法律を作るように求めると約束した。ところが実際には逆に、銀行にコントロールされた欧州委員会は、賃金引下げ、公的サービスの減少、そして年金支給開始年齢の引き上げによって私営銀行を救済せよと、欧州の労働者に求めている。

欧州連合は、その他諸々の事柄と同じく、単に欧州各国民の犠牲で少人数の者の手に富を集中させるもう一つの枠組みに過ぎないのだ。欧州人は、米国民と同様に、21世紀の農奴となる運命なのだ。

【訳出ここまで】

***************************

【英語原文、省略】

【特別のお願い:岩上安身さんのIWJにご支援ください】

皆様ご存知の通り、フリージャーナリストの岩上安身さんはこの数年間、大手メディアが決して伝えようとしない貴重な情報を、Ustreamでリアルタイムに世界に向けて発信してこられました。特に2011年3月11日以後の日本の現状についての情報発信に関しましては、岩上さんとIWJ(インディペンデント・ウエッブ・ジャーナル)スタッフの方々のご尽力抜きで語ることは不可能です。
(IWJオフィシャルサイトは http://iwakamiyasumi.com/

また、福島事故による放射能問題や原発問題以外にも、TPPや築地市場移転問題、その他の政治的課題を正確に知るために、そして日本人が大手マスコミに誤魔化されない健全で正確な知識と見識を手に入れるために、IWJのような独立系メディア、ジャーナリズムがしっかりと日本の社会に根付いていかなければならないと私は信じます。

しかし現在、同メルマガによりますと、IWJは膨らむ一方の赤字のために深刻な苦境に立たされているようです。同ジャーナルは特定の企業や団体から特別な支援を受けているわけではなく、真に役に立つ情報を手に入れたい一般の人々のカンパによってのみ成り立っているものです。経済的な問題はIWJだけではなく、真に国民のために動く新たなメディアを創設しようとする人々、およびその必要性を感じる人々にとっての、乗り越えるべき大きな壁だと思います。

どうか次のサイトにお進みいただき、IWJへの経済的なご支援をお願いいたします。
http://iwakamiyasumi.com/archives/3338
(2011年12月 童子丸開)

————————————
パレスチナ連帯・札幌 代表 松元保昭
〒004-0841  札幌市清田区清田1-3-3-19
TEL/FAX : 011-882-0705
E-Mail : y_matsu29@ybb.ne.jp
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538
————————————