■ニューヨーク大院留学中・向井薫(むかいかおる)さん

戦後70年の今夏、米国のネット上では広島・長崎への原爆投下の是非を問う議論が活発化した。

ニューヨーク大学大学院留学中のスポーツライター向井薫さんは「アメリカで迎える終戦70周年―米メディアの反応は?」(12日)で(1)正解はないという中立的な立場(2)誤りを認める(3)原爆投下は正しかった――という三つの主張を紹介。ただし、「やはり『原爆は必要だった』と考えるアメリカ人が多い」と分析した。

日本人として「原爆投下は絶対にあってはならなかった」と明言する一方で、真珠湾攻撃日中戦争日本軍による虐殺を挙げて「史実を学ばずして原爆だけを責めるのは、なんだか少し反則のような罪悪感も覚えます」と疑問を呈する。

戦後日本の安全保障政策を転換することになる安全保障関連法案が、参院で審議中だ。向井さんは「偏った情報や一方的な意見にとらわれず、あらゆる角度から過去と現在を見つめ、一人一人が自分なりに意見を持ち行動することが大切ではないか」と訴える。

(中野渉)

______________________

コメント:広島・長崎原爆爆撃は戦争法規違反(非戦闘員・威力後遺症等爆弾)であり「人(衆生・環境一切)に対する罪」である。今や核兵器は地球破壊になるので廃絶すべきである。真珠湾攻撃は宣戦布告遅れ・暗号解読で米側承知もあり原爆投下の理由にはならない(日本は既に敗戦で軍上層は戦略上も道徳的にも反対したが、ソ連参戦の対抗の為にトルーマンが投下決定)。残虐行為も原爆投下の理由にならない。しかしこれら全ては倫理・道徳・法規上許されない。戦争そのものが倫理・道徳上許されない。因果・縁起の法則では一切が因縁生起・相依相対相関であるから「国家主権(絶対権力=sovereignty)」は仮構であり、「国家」そのものも仮構である。従って40億年の宇宙生成の成果である人類・生類・生態・環境一切の為に「国家」・「戦争」を不法・廃止とするべきである。日本の平和憲法は普遍法による最先端の法であり、それを守り、広げ、実現することが真理・倫理・正道・聖(全体健全)道である。