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関西テレビニュースアンカー 須田慎一郎 知られざる父子家庭の問題を語る by limitlesslife

 永岡です、関西テレビのニュースアンカー、月曜のレギュラー、経済ジャーナリストの須田慎一郎さんと、今週は元週刊ジャンプ編集長で出版社社長の堀江信彦さんのお話でした。トップはワールドカップのメンバー発表でした(他のニュースも同じです)。

漫画の美味しんぼの描写で問題があり、大阪での震災がれき問題で、大阪市・大阪府が抗議しています。ビッグコミックスピリッツに今日載ったもので、小学館は訂正しないとしていますが、来週で特集記事も載せます。
これについて、堀江さん、漫画誌の編集長をした経験から、小学館はポストやサピオなど雑誌もあり、漫画でこういうことを載せるのに議論をしてやっていて、風評被害、情報が国・東電からしか出ず、放射能の問題が風化することに警鐘をしたと指摘され、反響は予想され、さらに漫画雑誌はこれで売れたりしない(スキャンダル報道で週刊誌が売れるのとは異なる)と言われました。
そして須田さんもこの雑誌を読まれて、この漫画は批評と論評で、過去にも問題提起をしており、かなりの取材によりやっており、法的なリスクも考えてやっているので自信がある。そして国・東電の批判を続けており、全体のトーンが国など気に食わないのではないか?と言われ、大阪市のことも、焼却場の調査に関して、大阪市に健康被害はないと言うが、それは調査しているのかと言われて、議論としてすれ違っており、そういう問題を大阪市は調査すべきと言われました。
今回、橋下氏は医学的なことを言ってくれというのですが、須田さん、この連載では実名で発言しているのが大きいと言われました。

今日の特集、須田さんの裏話(ウラバナ)は、父子家庭、結婚した家庭の3組に1組が離婚し、シングルマザーは良く取り上げられるが、シングルファーザーはあまり取り上げられず、ここに大きな誤解と厳しい現実があり、離婚大国日本のシングルファーザーについて取材、紹介されました。
父子家庭は認知度が低く、どこに相談していいのか、男親の悩みがあるのです。離婚して、子供を父親が引き取ると、これも貧困になるのです。
今、離婚しても驚かれないものですが、シングルファーザーはあまり聞かれず、過去にクレーマークレーマーという映画があったが、須田さんの友人にシングルファーザーがいて、子供の行事で大変というのです。
父子家庭は推定で22万世帯(母子家庭は110万)、父子家庭は10年で28%増加(母子家庭は1%)なのです。須田さん、父子家庭の背景には、家族のあり方が多様化し、昔は親権は母親であったが、今は母親が親権を手放す+未婚の父の可能性もあるのです。
父子家庭、経済的には収入は大丈夫との感もあるのですがそうではなく、年収300万未満が40%、ワーキングプアではないが、リーマンショック以降、終身雇用が崩れ、雇用が変わったのも大きいのです。
そして、母子家庭には貸付制度があるのですが、父子家庭はそれに30年以上遅れ、今やっと母子家庭と同じになった。しかし、支援は不十分であるのです。
父子家庭の深刻な問題、坂本さん(39歳)、4年前に離婚して子供(5歳)を引き取り、理容師も退職して、保育所に通う子供の送迎をしています。子育てで仕事と両立しないのです。父子家庭の相談窓口は少なく、制度の利用法も知られず、なのです。
大阪の堺市でしんぐるふれんず(http://www.c-sqr.net/c/cs28444/ )、母子家庭、父子家庭を支援して、代表の猪俣さん、父子家庭の認知度が低く、企業でも肩身が狭く、子育てのために休日出勤、残業が出来ない。子どもは母親が育てるものから、女性も働くようになり、父子家庭の社会の支援が不十分なのです。
父子家庭、誰も助けてくれないと言うのです。
行政の制度は、一人親の家庭について、神戸学院大の神原さん、行政のPR不足、当時者も役所に相談するのに仕事を休まないとダメで、父子家庭は半分くらいが孤立し、相談できない+父子家庭の行政の調査が不足し、父子家庭は貧困でないと思われていたのですが、しかし11%は生活に困り、25%が転職、仕事と子育てを両立できず、そのために収入も減っていると言われました。
前出の猪俣さん、父子家庭への、精神的な面の補佐がいると言われました。
これについて、堀江さん、出版界は少子化で困っており、子供を育てやすい環境が要り、子供を育てながら父子家庭は大変と言われました。岡安キャスターも、こういう実態の認知がいると言われました。
須田さんの、本日の裏話の肝、「棄民」という言葉、これを用意され、91年のバブル崩壊後の日本が不況で、社会構造が変わる中、見捨てられる人が出てきて、父子家庭も棄民の一つであり、問題があるのに、社会が見て見ぬふりをして、社会の認識、職場の認識も、父子家庭は困っていないとして、認識不足。そういうステレオタイプの認識から脱して、父子家庭を支援すべきで、父子家庭だけの問題と言われました。堀江さん、子供は国の宝で、子供を育てやすい環境こそ国の基礎と言われました。

以上、今週の須田さんのお話でした。